Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Sprint
Search
Yasunobu Kawaguchi
PRO
July 20, 2021
Technology
8
1.6k
Sprint
Yasunobu Kawaguchi
PRO
July 20, 2021
Tweet
Share
More Decks by Yasunobu Kawaguchi
See All by Yasunobu Kawaguchi
1Q86
kawaguti
PRO
2
290
Shinagile 2024
kawaguti
PRO
2
150
DevOpsDays History and my DevOps story
kawaguti
PRO
11
3.5k
Hybrid Conferences made by Small Teams
kawaguti
PRO
0
120
My journey from Fearless Change to Psychological Safety
kawaguti
PRO
13
3.6k
Agile PBL Approach: Seamlessly Onboarding New Grads to Teams
kawaguti
PRO
1
550
Agile and Iterative Development: Lessons from 20 Years of Ninja-style Testing
kawaguti
PRO
21
5.7k
User Story Mapping in CEDEC23
kawaguti
PRO
1
410
Scrum and Knowledge Creation
kawaguti
PRO
6
2.6k
Other Decks in Technology
See All in Technology
Datadog Cloud SIEMを使ってAWS環境の脅威を可視化した話/lifeistech-datadog-cloud-siem
gidajun
0
480
E2Eテスト自動化プラットフォームにおけるAIの活用
shift_evolve
0
190
DevIO2024_レガシー運用からの脱却 -クラウド活用の実践事例とベストプラクティス-
jun2882
0
210
「単なる OAuth 2.0 を認証に使うと、車が通れるほどのどでかいセキュリティー・ホールができる」のか検証してみた
terara
0
380
OSSコミットしてZennの課題を解決した話
dyoshikawa1993
0
150
[I/O Extended Android 2024] What`s new in Android 2024
kyeongwan
0
220
20240725 LLMによるDXのビジョンと、今何からやるべきか @Azure OpenAI Service Dev Day
nrryuya
3
1.2k
成長期に歩みを止めないための創業期の開発文化形成
mayah
6
420
エンジニアの生存戦略 〜クラウド潮流の経験から紐解く技術トレンドのメカニズムと乗りこなし方〜
shimy
9
1.9k
Git 研修 Advanced【MIXI 24新卒技術研修】
mixi_engineers
PRO
0
200
AWSで”最小権限の原則”を実現するための考え方 /20240722-ssmjp-aws-least-privilege
opelab
10
4.4k
楽しくGoを学び合う、LayerXの勉強会文化 / LayerX's study culture of having fun and learning Go together
ar_tama
2
350
Featured
See All Featured
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
26
1.8k
How GitHub Uses GitHub to Build GitHub
holman
471
290k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
248
12k
Designing for Performance
lara
604
67k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
93
13k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
35
6.3k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
269
39k
The Invisible Customer
myddelton
117
13k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
17
2.8k
WebSockets: Embracing the real-time Web
robhawkes
59
7.2k
Debugging Ruby Performance
tmm1
71
11k
Designing with Data
zakiwarfel
96
5k
Transcript
まずはタイミングを 合わせましょう、 というスライド
だいたいは ゴールしなければ ならない タイミングが 決まっています。
しかし、 手をつけてみなければ わからない という仕事も たくさんあります。
もちろん、 手慣れた仕事も あるでしょう。 経験もあり 自信もあるような。
必要な仕事を ゴールまでに 終わらせたい
8:2の法則 8割の仕事は 2割の努力で 終わる。 残りの2割に 8割の努力が 吸われる。
一発作業の危険 作って最後に見せたら 問題が発覚して大騒ぎ
ゴールに向けて、 内部スケジュールを 組みます。 その単位を スプリントと呼びます。
ゴール ゴール スプリントは同じ周期で繰り返します。
カレンダーに 直すと こんな感じ。 ※2週間スプリントの場合
例えば数か月先でも、 スプリントの切れ目が、 いつになるか、計画できます。
ゴール ゴール ゴールは相手のあることなので、 もしかしたらスプリントの切れ目と 合わないかもしれません。
ゴール ゴール ゴールは相手のあることなので、 もしかしたらスプリントの切れ目と 合わないかもしれません。 その場合は、 直前のスプリントまでに 完成させておきます。
クリスマスまでに7スプリント、とか。 (8スプリント目にやる分は間に合わない) 1 2 3 4 5 6 7
同じ周期なので、同じ人たち(チーム)で関わる限り、 だいたい同じぐらいのアウトプットが出せると ある程度、推測できます。
もちろんバラツキはあります
次のスプリントでどれくらい できるのでしょうか? ?
傾向をみると、 次はどのくらいの量をこなせるかは なんとなくわかりそうです。 ?
? この傾向のことをベロシティといいます。 巡航速度とか平均速度というような意味です。 傾向をみると、 次はどのくらいの量をこなせるかは なんとなくわかりそうです。
じゃあはじめての時は どうしたら? ?
じゃあはじめての時は どうしたら? ? データも経験もないので 誰にもわかりません。
チームは、スプリントを繰り返しながら、 学習を重ねていき、予測性を上げていきます。 きっと仕事も上手になっていくでしょう。
なので、最初に「繰り返す」 ということを決めてしまいます。 スプリントは同じ周期で繰り返します。
スプリントのたびに できたものを見てもらいます。 動くプロダクトを見てもらい、 フィードバックをもらうのです
耳の痛い フィードバックも あるでしょう 思ったより時間がない 思ったよりできない なんてことに気づくかも。
フィードバックの例 - ビルドできない - 性能が出ない - テスト難しい - デプロイ未整備 -
テスト用データがない - 仕様が理解できてない - 使いづらい - 意味が伝わらない - 欲しがられない - 儲かりそうにない - 複雑な人間関係の発見
Valuable Usable Feasible (会社にとって) 価値がある (開発者にとって) 現実に作れる (利用者にとって) 便利に使える ここを
目指している
スプリントは実戦の繰り返しです。 誰かが決めた全体計画にしたがうより、 チームの力が培われるでしょう。
集中して 作業します プロダクトにつながらない 作業やミーティングは 極力行わないようにします。 仕事ですから。
クロスファンクショナル (職能横断的) 必要なスキルをそろえた 少人数のチームで 仕事します。 部署間調整の ミーティング地獄 ダメ、ゼッタイ
後になって、想定外の事態が起きたとき、 チームの真価が発揮されるかもしれません
何も終わらせられない 場合は、 フィードバックも 受けられません。 計画は、 現実的に。
実績のベロシティ(完成した仕事量)を みながら、次のスプリントの予測をします。 ?
PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI
プロダクトバックログは これから作っていくものの リストです。 提供したい順番に 並べておきます。 プロダクトバックログ
PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI
PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI 各PBIのサイズは 実際に仕事をする 人々が見積もります でかいな 小さいな 同じくらいかな プロダクトバックログ
PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI
チームはスプリントで 上から順に 開発・提供していき、 プロダクトバックログ
PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI
? 実績にかわります チームはスプリントで 上から順に 開発・提供していき、 プロダクトバックログ
PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI
プロダクトバックログ ? 実績のベロシティを もとに、次はどの辺まで 行けそうかを予測します。
PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI
プロダクトバックログ スプリントで 予想したより、 早く終わったら? すばらしい。 次のPBIを おかわりします。
PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI
プロダクトバックログ スプリントで 予想したほど、 終わらなかったら? 予想か、見積もりが、 間違ってましたね。 新しい情報が手に入った!
PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI
プロダクトバックログ PBIの 大きさの 見積もりは ちょくちょく 見直します バックログ リファインメント PBI PBI
PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI
プロダクトバックログ よいバックログの条件 1. すぐに取りかかれる 2. 議論できる 3. 価値がある 4. 見積もり可能 5. サイズが適切 Ready Ready by Jeff Sutherland
PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI
プロダクトバックログ 5. サイズが適切 5人のチームで 2週間のスプリントなら 1スプリントの ベロシティ予想の範囲内に 5x2 =10以上のPBIが 入っていること の目安 PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI
プロダクトバックログ PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI
PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI バックログ リファインメント 近づいてきたら 詳細度を上げたり、 適切なサイズに 分割します。
PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI
プロダクトバックログ 直近3スプリント分は Ready Readyな よいプロダクトバックログを そろえていきます。 PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI
プロダクトバックログ PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI
PBI もっと先の分も載せておきます。 細かくする努力は、急ぎません。 PBI PBI PBI
プロダクトバックログ PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI
PBI PBI PBI PBI プロダクトバックログは 誰にとってもオープンにして 意見をもらえるようにします
PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI
? 実績にかわります チームはスプリントで 上から順に 開発・提供していき、 プロダクトバックログ
スプリントのたびに できたものを見てもらいます。 動くプロダクトを見てもらい、 フィードバックをもらうのです
プロダクトバックログ PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI
PBI PBI PBI PBI PBI PBI PBI 近づいてきたら 詳細度を上げたり、 適切なサイズに 分割します。 プロダクト バックログは 常に最新の情報 をもとに見直します
考えて、作って、評価を得ることを繰り返して 一歩一歩うまくなっていきます。
フィードバックをする人たちも、 うまく付き合う方法を学んでいきます。
タイミングを合わせて実戦を繰り返す ことを通じて、動くプロダクトと 作れるチーム、そして信頼を培います。
まずはスプリントの日程を 決めるところから 1 2 3 4 5 6 7
まずはタイミングを 合わせましょう、 というスライド