2016/07/10 WordCamp Kansai 2016
インフラ環境に頼らないWordPressの高速化とは~運用サイト数100万件超の実績から見えてきた答え~エックスサーバー株式会社 堀江 圭介
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自己紹介2【名前】• 堀江 圭介【仕事】• エックスサーバー株式会社• 2015年1月 入社• カスタマーサポートを担当• サポート業務を通じて、WordPressに関わる
自己紹介 – WordPressとの関わり(1)• 2010年9月開設• 地域SNSサイト• マルチサイト + BuddyPress• 小学校区ごとのブログページ• 地域情報の発信が盛んに3
自己紹介 - WordPressとの関わり(2)• 2011年夏 本格稼働• 複数拠点のWebサイトを統合• マルチサイト• HTMLタグ打ち→CMSに移行• 作成講習を継続実施??4
そういえば、こんなのも作りました…5
さて、「インフラに頼らない高速化」って?6
ホスティングサービスって…• ひとつのサーバーに複数のWebサイトを収容• サーバーのリソースをシェア7
負荷がかかると…• 同じサーバーを利用する他のWebサイトにも影響8
なので…• 使えるリソースに上限を設け、影響が生じないように制御• 高い負荷が発生しているアカウントには、個別に連絡して、負荷軽減への対応を依頼• WordPressで構築されている方には、プラグインの導入も提案• もちろん、負荷軽減の一環として、サーバー増強なども実施 などなど9
プラグインで負荷軽減なんてできるの?10
インフラに頼らない高速化との関わりは?11
負荷軽減 = 高速化12
負荷軽減 = 高速化 って?• かかる負荷の対策を講じていただくよう、サポートから提案• かなり具体的に提案している• その提案内容から、WordPressサイト高速化の手法を抜粋13
どこに負荷がかかる?14
どこに負荷がかかる?15
どうやって解決する?WordPressを最適化をすることで、インフラの能力のみに頼らない高速化は可能ですよ!16• 応答を速くする• 同時に処理する件数を減らす• とにかく速く処理をさせる• 処理を分散させる など
WordPressの最適化が利くのは?ここ!17
WordPressサイトの最適化(1)• ページ表示をキャッシュするプラグインの導入• 誰かが一度アクセスしたページを一定時間静的なデータとして保存• 保存した静的データを活用することで、CPU負荷を大幅に軽減し、動作を高速化するプラグイン• 他のプラグインによる影響に注意• 正常に動作しない、キャッシュ生成が阻害される など【代表的なプラグイン】• WP Super Cache、W3 Total Cache、ZenCache18
WordPressサイトの最適化(2)• データベース処理結果をキャッシュするプラグインの導入• データベース処理の結果を一定期間キャッシュし、データベースへの接続の回数を減らすプラグイン【代表的なプラグイン】• W3 Total Cache19
WordPressサイトの最適化(3)• データベースの最適化• データの「更新」「追加」「削除」などにより発生する「冗長化部分」を削除• データ内容の変更は無い• phpMyAdminで操作が可能20
データベースの最適化 (phpMyAdmin)21
WordPressサイトの最適化(4)• プラグインの最適化• 不要なプラグイン・テーマは【削除】する• まずはプラグインの無効化、他のテーマに変更• 表示、動作を確認• 脆弱性対策も考慮し、【アンインストール】を推奨• 処理に負荷がかかるプラグインを見直す• プラグインを最新版にアップデート• プラグインにおける各設定の見直し22
まとめ• ホスティングサービスにおける負荷対策の提案内容• WordPressサイトを最適化する内容 でもある• すなわち、サイトの高速化にもつながる• インフラに頼らないWordPressを最適化をする手法• ページキャッシュ• データベースキャッシュ• データベースの最適化• プラグインの最適化23
ご静聴いただき、ありがとうございました。24