Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
イテレーティブかつインクリメンタルな開発のお話 / iterative-and-increme...
Search
Kenichi Takahashi
November 21, 2014
Technology
2
1.8k
イテレーティブかつインクリメンタルな開発のお話 / iterative-and-incremental-development-overview
社内のとあるプロジェクトの意識共有のために作ったスライドから社外秘を除いたものです。
Kenichi Takahashi
November 21, 2014
Tweet
Share
More Decks by Kenichi Takahashi
See All by Kenichi Takahashi
Lv1,2の開発生産性を経営と繋ぐ
kenchan
4
1.7k
「トップ10プランナー」からはじめる目標設定
kenchan
5
3.5k
負債と言わないことが負債と向き合うこと
kenchan
5
3.6k
可用性No.1へ!「カラーミーショップ」のリ・アーキテクティング
kenchan
0
81
カラーミーショップは私たちが作っています
kenchan
0
1.4k
カラーミーショップ 2022 / COLORME SHOP 2022
kenchan
0
610
Amazon RDS移行のための 性能検証でわかった2つのこと
kenchan
3
3.8k
ポストコロナの商売を支えるカラーミーショップのアーキテクチャのこれから / The new architecture of COLORME SHOP in the Post-COVID-19 world
kenchan
2
2k
ペパボのエンジニアリングマネジメント一問一答 / engineering-management-q-and-a-in-gmo-pepabo
kenchan
7
2.5k
Other Decks in Technology
See All in Technology
KubeCon NA 2024 Recap / Running WebAssembly (Wasm) Workloads Side-by-Side with Container Workloads
z63d
1
240
10個のフィルタをAXI4-Streamでつなげてみた
marsee101
0
160
開発生産性向上! 育成を「改善」と捉えるエンジニア育成戦略
shoota
1
230
podman_update_2024-12
orimanabu
1
260
UI State設計とテスト方針
rmakiyama
2
420
Microsoft Azure全冠になってみた ~アレを使い倒した者が試験を制す!?~/Obtained all Microsoft Azure certifications Those who use "that" to the full will win the exam! ?
yuj1osm
1
110
WACATE2024冬セッション資料(ユーザビリティ)
scarletplover
0
190
マイクロサービスにおける容易なトランザクション管理に向けて
scalar
0
110
生成AIをより賢く エンジニアのための RAG入門 - Oracle AI Jam Session #20
kutsushitaneko
4
220
5分でわかるDuckDB
chanyou0311
10
3.2k
MLOps の現場から
asei
6
630
NW-JAWS #14 re:Invent 2024(予選落ち含)で 発表された推しアップデートについて
nagisa53
0
250
Featured
See All Featured
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
427
64k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
229
52k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
330
21k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
28
4.4k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
49
11k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
80
5.1k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
693
190k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
19
3k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
10
810
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
251
21k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
266
13k
Thoughts on Productivity
jonyablonski
67
4.4k
Transcript
◦◦プロジェクト ××機能開発の現状と未来
諸注意 UXとか利用者のメリットみたいなのは意図的に外 しています。 ◦◦◦◦の歴史を知らない人が書いたので、おかしな ところはつっこんでください。
アジェンダ 1. ◦◦開発の進め方の確認と提案 2. (秘密1) 3. (秘密2)
開発の進め方、考え方の確認と提案 • イテレーティブでインクリメンタルな開発プロセス を採用します プロジェクトの成果物は 「開発チーム」と「プロダクト」です
イテレーティブで(ry とは • 本当に(欲しいもの|必要とされているもの)は誰 もわからないという前提に立つ • プロダクトを少しずつ作り(インクリメンタル)、 チームが繰り返し学習することができる(イテ レーティブ)、プロセスを採用する必要がある
よくある誤解 「アジャイルなので事前に設計しません」 「スクラムなので割り込みはできません」 「アジャイルなので[ここにあなたが嫌いな作業を入 れてください]はやりません」
必要十分な設計と実装と計画 • 必要十分な設計 ◦ 1年後を考慮した複雑な設計より、必要なときに変更で きるシンプルな設計を • メンテナンス可能なコード ◦ テストしにくいかっこいいコードより、テストしやすいシン
プルなコードを • 現実的な見積りと計画 ◦ 会議室で引かれた夢のような計画より、現実に即した実 現可能な計画を
アーキテクトの重要性 イテレーティブかつ(ry に限らないけど、 アーキテクト(の帽子をかぶれる人)は超重 要 (それについて書いた社内SNSのURL)
イテレーティブ(ry とは • 設計しないのではなく設計しつづける ◦ 長期的な視点を持つ人は超重要 • 行き当たりばったりなコードを書くのではなく、い つでも変更できるシンプルなコードを書く •
計画通りに進めるのではなく、現実を踏まえた 実現可能な計画を立て続ける
以上をふまえて、 ××とどう戦っていけばいいか (この先社外秘につき10枚くらい削除されている)
具体的なアイデア • アプリケーション内でDirty Hackをしない ◦ やるならライブラリ化するまでやれ • フレームワークやライブラリのレールを外れない ◦ 外れないとできない要件はできるだけ優先度を下げる
• ××機能の仮想コードを書いてみる ◦ ATDDの真似事 • 動作する◦◦ができた頃に「××機能」の仮見積りを行い、定期的に見積り直すこと で技術的負債を可視化する ◦ 技術的負債トレンドチャート ◦ アジャイルシンガポールに行っている安井さんからの入電
必要十分な設計と実装と計画 • 必要十分な設計 ◦ 1年後の事を考慮した複雑な設計より、必要なときに変 更できるシンプルな設計を • メンテナンス可能なコード ◦ テストしにくいかっこいいコードより、テストしやすいシン
プルなコードを • 現実的な見積りと計画 ◦ 会議室で引かれた夢のような計画より、現実に即した実 現可能な計画を
まとめ • 現時点で××機能の設計をするのは現実的では ない • あとで追加できるようにとにかくシンプルな設計 と実装を心がける • なるべく早いタイミングで、そのときの設計と実 装を踏まえた計画、見積り、設計を考えてみる
おわり