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【アジャイルなSaaS導入】最小工数で素早く最大の成果を生む秘訣
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KTCコーポレートITグループ
August 03, 2023
Technology
0
150
【アジャイルなSaaS導入】最小工数で素早く最大の成果を生む秘訣
【第1回】KINTOテクノロジーズ MeetUp!での登壇資料です。
イベントURL:
https://kinto-technologies.connpass.com/event/289977/
KTCコーポレートITグループ
August 03, 2023
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Transcript
1 アジャイルなSaaS導⼊ 最⼩⼯数で素早く最⼤の価値を⽣む秘訣 #ktc_meetup
⽮島 卓 (Taku Yajima) / きんちゃん(@quindim) 開発⽀援部 コーポレートITグループ • 業務SaaSの導⼊・維持管理・業務改善
• ファシリテーション、コーチング • 社内アジャイルコミュニティ運営 • 趣味︓妻の笑顔を⾒ること 2 ⾃⼰紹介 2005/04 2011/08 2020/08 2023/01 KINTOテクノロジーズ 株式会社 (SW開発/コーポレートIT) Webサービス会社 (Webエンジニア) Webサービス会社 (IT全般) 製造業 (IT統括) #ktc_meetup
• ヘルプデスク • キッティング • 資産管理 ヘルプデスク • インフラ管理 ITサポート
ITチーム • ヘルプデスク等のフロント対応 Tech Service • 定形的な運⽤対応 Infra Support • 社内IT基盤の活⽤と課題解決の仕組みづくり Corporate Engineering • 関係会社⽀援 Enterprise Technology • コーポレートITグループの課題解決エンジン Boost コーポレートITグループ ⽮島はここ 3 ⾃⼰紹介 #ktc_meetup
4 • 「⾮IT部⾨」へのシステム導⼊における「アジャイル」な取り組みと価値 • 「最⼩⼯数」で「最⼤効果」を得られる • 「早く」「⼩さく」失敗できる • 「使える」「正しいものにより近い」システムを最短で構築できる 話すこと
• ツールの詳細 • 詳細な導⼊プロセス 話さないこと 話すこと #ktc_meetup
5 話すこと 1. 背景 2. アジャイルについて 3. さぁ、何から始めよう︖ 4. 探索と協調と漸進
5. 俺たちの旅はこれからだ的な終わり Story #ktc_meetup
6 背景 • Atlassian社製の「Jira(ITS)+Confluence(Wiki)+α」ベースのITSMツール • Jira/Confluence利⽤企業は低コストで利⽤が可能(導⼊/学習/運⽤) • 組織において「単⼀問い合わせ窓⼝(Single Point Of
Contact)」を作成可能 Jira Service Management https://www.atlassian.com/ja/software/jira/service-management #ktc_meetup
7 背景 「IT以外の管理部⾨全体でも同じ仕組みでシステム化しましょう」 • 社内の状況︓Jira/Confluenceを全社的に利⽤。ITヘルプデスク体制の⾒直し • ツール検討︓KINTO/KTC共通で利⽤できるITヘルプデスク製品の選定 • まずはITチームから︓MS Formsの置き換え。最⼩単位でのリリースを爆速に
直前までの話(詳細はTKG発表) 管理部⻑より #ktc_meetup
• ITチーム • 「⼈事/労務」チーム • 「経営管理/経理/財務」チーム • 「総務/法務・知財/ガバナンス」チーム 8 KINTO管理部⾨について
背景 • まったく会話した事ない部⾨ • KTCとしては、なかなかシステ ム化で踏み込めない聖域 • ⼿作業が多くて⼤変らしい • ITが得意な⽅は少ない印象 • お⾦に厳しい • でもIT活⽤して何とか改善して いきたいという話は聞いていた 当時の印象 #ktc_meetup
9 背景 • 全社で単⼀の問い合わせ窓⼝を作り上げたい → これはツールの想定内 • 安く仕上げたい(なるべく⼯数はかけたくない) → ⼯夫の余地あり
• みんなの意⾒も取り⼊れてもらいたい → ⼯夫の余地あり 管理部⻑からのリクエスト これって、アジャイルに進めると 良いんじゃなーい︕︖ #ktc_meetup
• ⽅向性やチャレンジを理解する • 現状を把握する • 次のターゲット状態を設定する • ターゲット状態に向かって実験する • プロセスやツールよりも個⼈と対話を
• 包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを • 契約交渉よりも顧客との協調を • 計画に従うことよりも変化への対応を 10 アジャイルについて アジャイルソフトウェア開発宣⾔ https://agilemanifesto.org/iso/ja/manifesto.html 改善の型(アジャイルのカタ) https://www.agilekata.org/ #ktc_meetup
11 さぁ、何から始めよう? 2023/03 2023/04 2023/05 ①説明会 ②⼈事_1 ③総括_1 ⑤⼈事_2 ④総括_2
イベント(時系列) ⑥経理_1 ⑦公開 #ktc_meetup
• 事前準備 • 可能な限りの脳内業務シミュレーション • 検証環境で「触れる」プロトタイプを作成 • 説明会当⽇ • プロトタイプを⾒ながら説明(実務想定)
• TODOとして「仕様の検討」を依頼 12 さぁ、何から始めよう? ①合同説明会(⼈事/総括)
• 事前準備 • 可能な限りの脳内業務シミュレーション • 検証環境で「触れる」プロトタイプを作成 • 説明会当⽇ • プロトタイプを⾒ながら説明(実務想定)
• TODOとして「仕様の検討」を依頼 13 さぁ、何から始めよう? ①合同説明会(⼈事/総括) 何がアジャイル…︖ • 初回打ち合わせが「レビュー」の場 • 「次回ゴール」と「成果物」を定め、 そこに必要なTODOを設定 • あらかじめ、考えうる最⼤限の 「MVP(最⼩限の価値)」を作り込み、 ⾃ら「1スプリント⽬」を回しておく
• ⼈事/総括それぞれ個別の仕様検討会を実施 • 「持ち帰り検討」の場に遠慮なく同席 • 仕様検討の場で、システムを作り込む • 皆の意⾒を引き出しながら、その場で改修 • フィードバックを元に、またその場で改修
• 2回の打ち合わせで公開Ready 14 探索と協調と漸進 ②③④⑤個別の仕様検討
• ⼈事/総括それぞれ個別の仕様検討会を実施 • 「持ち帰り検討」の場に遠慮なく同席 • 仕様検討の場で、システムを作り込む • 皆の意⾒を引き出しながら、その場で改修 • フィードバックを元に、またその場で改修
• 2回の打ち合わせで公開Ready 15 探索と協調と漸進 ②③④⑤個別の仕様検討 何がアジャイル…︖ • 協働により価値を迅速に把握する • 対話・協調を優先し信頼を獲得 • 動くソフトウェアを短い間隔で リリースする • 実はここで⼤きな仕様変更が出た が、早く⼩さく失敗できた • ムダなく作れる量を最⼤限にする
その後、爆速で「経理チーム」への導⼊(リードタイム実に2営業⽇)を終え、 「(これなら使える)管理部問い合わせポータル」は公開Readyとなった。 管理部⻑に「もう公開OKです」と報告したところ、 「え、そこまで早くなくてもいいですよ」 と⾔ってもらえるくらいには「思っていたよりも早い導⼊」が完了。 これも「アジャイルマインドで挑んだおかげかな」と思っています。 16 俺たちの旅はこれからだ
• まったく会話した事ない部⾨ • KTCとしては、なかなかシステ ム化で踏み込めない聖域 • ⼿作業が多くて⼤変らしい • ITが得意な⽅は少ない印象 •
お⾦に厳しい • でもIT活⽤して何とか改善して いきたいという話は聞いていた 17 KINTO管理部⾨について 当時の印象 俺たちの旅はこれからだ • 皆さんメッチャ個性的でアイデ アいっぱいで楽しい⼈たち︕ • この案件以降、「⼀緒にシステ ムで業務を改善」する話がいく つも⾛り出した︕ • 頼ってもらえている︕︕ 今の印象 これも「アジャイルマインドで挑んだおかげかな」と思っています。 #ktc_meetup
18 クロージング 1. 背景 2. アジャイルについて 3. さぁ、何から始めよう︖ 4. 探索と協調と漸進
5. 俺たちの旅はこれからだ的な終わり 本⽇のStory #ktc_meetup
19 • 「⾮IT部⾨」へのシステム導⼊における「アジャイル」な取り組みと価値 • 「最⼩⼯数」で「最⼤効果」を得られる • 「早く」「⼩さく」失敗できる • 「使える」「正しいものにより近い」システムを最短で構築できる 話したこと
• ツールの詳細 • 詳細な導⼊プロセス 話さなかったこと クロージング #ktc_meetup
20 最後に “できるものだという前提にたって 最初は モノをつくれ、形をつくれ、 理屈などは後で考えろ” 〜トヨタ産業技術記念館 展⽰品より〜
#ktc_meetup