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Lean conference

March 05, 2013
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Transcript

  1. リーン・TOCとのかかわり • NECで生産システム開発(75年~87年) • TPSに衝撃を受け全社にTPS導入(93年) • NECアメリカ駐在(93年~01年) – TOCを日本に紹介 –

    「リーンシンキング」翻訳 • 米国系EMSの日本法人(02年~10年) – 「ザ・トヨタウェイ」シリーズ翻訳 • リーン製品開発の日本普及・コンサルティン グ(12年~) 2
  2. リーン製品開発の発見 • アレン・ウォード博士 – MITでセットベース設計を研究 – ミシガン大学助教授 – トヨタを訪問調査 –

    リーン開発を体系化 – 2004年事故死 • リーン開発の普及 – 2003年頃から欧米企業に広がるも 博士の死により勢いが低下した – このためリーン生産よりはるかに 小さな運動 8
  3. 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45

    50 198019821984198619881990199219941996199820002002200420062008 機種数 年 0.74機種/年 リーン製品開発導入 ハーレーダビッドソン社での劇的な成果 年間増加機種数が5倍増
  4. 11 顧客価値を理解していないと… Wenger giant Swiss army knife 恐怖心から 競合製品 に入ってい

    る機能全て を入れる • 使いにくい • 高すぎる • 不要な機能が入っている
  5. 顧客価値を理解していれば… 13 Dyson掃除機 OXO計量カップ 美しい 使いやすい 感動する 美しい 吸引力が落ちない 美しい

    上から容量が読める これらの製品はいずれも 顧客に何が欲しいと聞い ても出てこなかっただろう でもスティーブ・ジョブズや ジェームズ・ダイソンのよう な天才的人材がいないと できないのか?
  6. チーフエンジニア(CE) • 起業家的システム設計者 – 顧客価値を深く理解 – 商品コンセプトを規定 – 開発プロジェクトを主導 –

    トレードオフを実施 – 儲かるヒット商品を作る • ハイリスク・ハイリターン の職位 14
  7. 顧客価値を深く理解する方法 方法 • 体験法 – 北米50州走破(トヨタのCE) • 観察法 – 主婦の調理の様子を観察(O

    XO) • 面接法 – 「どんな機能が欲しいか」より 「どんな問題を解決したいか」、 「いつ幸せを感じるか」を聞き 出す 注意点 • 細かいことを見逃さない • 旺盛な好奇心を持つ • 脱思い込み思考 • 顧客の身になって考える (自己移入) • 常に仮説を立てる • 顧客の感情上のマイナス (不快感、不満、問題)やプ ラス(高揚感、幸福感)に敏 感になる 15
  8. リーン開発学習システム 文書化され た知識 (A3報告書) • 知識ギャップ発見 • 知識獲得 • 文書化

    • 知識整理 • 再利用のために一般化 • 承認 27 トレードオフ曲線・因果関係図 知識ベース 再利用
  9. セットベース 知識 設計標準 (チェックシート) A3 知識バリューストリームと 製品バリューストリーム セットベースフェーズ 製品・プロセス設計 試験

    立上げ セットベースフェーズ 製品・プロセス設計 試験 立上げ セットベースフェーズ 製品・プロセス設計 試験 立上げ セットベースフェーズ 製品・プロセス設計 試験 立上げ 製品バリューストリーム(チーフエンジニア) 知識で検証 された仕様 Look Ask Model Dialog Act 開発 プロジェクト 開発 プロジェクト 29
  10. 安価に知識を獲得する 30 知識の獲得 安価 部分的 低精度 スケッチ モックアップ シミュレーション ラピッドプロトタイプ

    部分試作品 バラックセット 製品の検証 高価 全体 高精度 技術試作品 量産試作品
  11. 流れ、リズム、プル 31 仮説 試作 検証 インテグレーション・イベント IE IE IE IE

    IE 学習完了 全ての知識 ギャップが 埋まっている 代替案絞込 次段階学習計画 To Do Doing Done タスクボード 計画スパン • IE毎に新たな事実が判明 • 次のIEまでしか計画立てず
  12. リーン製品開発でダントツクラブを 開発したピン • 市場では顧客価値がない 「調整箇所の多さ」を競って いる • 最大の顧客関心事に集中 – 遠くに、まっすぐ飛ぶ

    • これ以外の機能は思い 切って捨てる • ダントツ性能を狙う – 膨大な実験をする必要なし – リーン開発で蓄積した知識を 再利用すれば実験しなくても ダントツ製品が設計できる 32
  13. 距離 スピン 速度 球速 直進性 打球 仰角 エネルギー 移転 重心

    ロフト クラブ 速度 慣性 モー メント 空力 特性 質量 質量 分布 フェース 厚み 長さ 経路 ヘッド 打撃 設計 構造 ドライバークラブの 因果関係図 重心位置が最も重要な設計パラメータ 重心が低いと飛距離が伸び、後方だとまっすぐ飛ぶ →重心を低く、後方に移動
  14. まとめ • ダントツ商品を確実に 開発する鍵は – 顧客価値知識 – 技術知識 • リーン製品開発の効果

    – チーフエンジニア • 顧客価値知識獲得 – セットベース開発 • 技術知識獲得・再利用 36 顧客価値知識獲得 技術知識獲得 大 大 知識の再利用に より左へシフト