1 #devsumi 2021 【19-B-8】 Link and Motivation Group ARR 20億円を 3年で達成したエンジニア組織が実現した Developer eXperience ~ 3つの 落とし穴と乗り越え方~ #Developer eXperience Day 2021 Link and Motivation Group
5 プロダクト成長:ARR(年間経常収益) (百万円) ※ARR(Annual Recurring Revenue):年間経常収益。毎年決まって得られる1年間分の収益、売上を指す。弊社決算開示資料を基に算出。 Link and Motivation Group #Developer eXperience Day 2021
6 開発体制 52 10名 42名 エンジニア…………………………………26名 プロダクトマネージャー…………………9名 カスタマーサクセス………………………7名 UI/UXデザイナー …………………………3名 カスタマーサポート………………………6名 Link and Motivation Group #Developer eXperience Day 2021
21 テストはない、デッドコードは多い、規約も指針もない・・・ 保守や拡張が困難/想定外ばかり/モチベーションが下がるコード など、現在の作業が失速してしまう要因 引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%80%E8%A1%93%E7%9A%84%E8%B2%A0%E5%82%B5 今そうでないコードも数年後は負債の可能性 →向き合い続けるもの 技術的負債 Link and Motivation Group #Developer eXperience Day 2021
22 スタートアップだけの話ではない 仕組みや制度だけの話でもない 引用:https://www.infoq.com/news/2015/05/organizational-debt/ 組織的負債 Link and Motivation Group #Developer eXperience Day 2021
23 ソフトウェア開発上の問題の多くは、技術的というよりも社会学的なものである。 引用:ピープルウェア(トム・デマルコ) すべての組織デザインは悪いということだ。あらゆる組織デザインは、会社のある部分の コミュニケーションを犠牲にすることによって、他部分のコミュニケーションを改善する。 引用:HARD THINGS(ベン・ホロウィッツ) 起き続ける、返済し続けなければならない宿命 おそらく技術的負債を解消するよりも大きい 組織的負債 Link and Motivation Group #Developer eXperience Day 2021
34 不安のメカニズム 影の時は よくわからないバケモノ 見えてしまえば 各タスクの積み重ね 細分化 Link and Motivation Group 引用:https://qiita.com/hirokidaichi/items/c66682a64ac2fc59cdf3 #Developer eXperience Day 2021
35 不安のメカニズム 影の時は よくわからないバケモノ 見えてしまえば 各タスクの積み重ね 細分化 バグや機能追加をどう扱うかについて、経営者やビジネス組織と 大きな問題になることは少ない。彼らにも「見えている」ものだから Link and Motivation Group 引用:https://qiita.com/hirokidaichi/items/c66682a64ac2fc59cdf3 #Developer eXperience Day 2021
38 4年の歳月×23,000件の データ 日本のCTO500名の 知見 『DX Criteria』 主観的指標ではなく、科学された客観的指標の活用 引用:https://www.amazon.co.jp/dp/B07L2R3LTN Link and Motivation Group #Developer eXperience Day 2021
47 Measure 1. 負債返済に目標を設定。貢献実感が持てて、ネガティブ、暗いもの、ではなくモチ ベーティブなものに 2. 見えてしまえばそれは負債ではなく、課題やバックログであること 3. 該当期間にトレードオフした内容が明確になり、 いつやるのか?という不安ではなく、納得感が持てるようになった (課題として受け入れた時点で記録し、管理) Link and Motivation Group #Developer eXperience Day 2021
58 Respect ● 負債=絶対悪ではなく、 共通課題という理解が進み、歴史も共有された。 議論すること自体に価値があった ● 片手間やチーム、個人といった、狭い範囲の話ではなく、 組織・事業の重要課題として捉えられるようになった Link and Motivation Group #Developer eXperience Day 2021
61 1. 他部門からも「なぜそんなにかかるの?」「なぜこれやってくれないの?」「言っているこ とがよくわからない」など相互不信 2. 「汚くても動いているからよい」「動いているものをわざわざ触る必要がない」「動いてい るものこそ正しい」という思考が充満→コードをきれいにする意義の理解がなかった 3. そもそもエンジニアが説明できていない→常に優先度が下がり続ける など 技術的負債の返済が進まない裏側にあった組織的負債 Link and Motivation Group #Developer eXperience Day 2021 諦め
67 例えば 解約・クレーム (性能) 遅 速 (事業計画上の企業数と時期) Now 〇か月後 xxx社 事 業 の G a p 解 約 ・ ク レ ー ム ・〇か月後にはボトルネックに ・◆円の解約影響 ・可視化・対策が必要 ・◎人のリソースを投資する Link and Motivation Group #Developer eXperience Day 2021
71 Why デプロイ 高頻度実施? テストコード 必要? クラウド・ DevOps投資? セキュリティ リスク? 引用:https://www.amazon.co.jp/dp/B07L2R3LTN 引用元: Accelerate State of DevOps 2019 https://services.google.com/fh/files/misc/state-of-devops-2019.pdf Link and Motivation Group #Developer eXperience Day 2021
73 Why デプロイ 高頻度実施? テストコード 必要? クラウド・ DevOps投資? セキュリティ リスク? 引用:https://www.ibm.com/jp-ja/security/data-breach Link and Motivation Group #Developer eXperience Day 2021
87 Measure Integrate Respect 成長・貢献実感 相互理解・相互尊重 Developer eXperience Link and Motivation Group #Developer eXperience Day 2021 環境も仕組みも大事ですが、それ以上にひとりひとりが成長、貢献を感じて、 周囲からも理解され、尊敬を実感する日々を過ごすこと。これが幸せな開発者体験を生み出す