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Auth0を使った認証基盤導入の取り組みとシングルログアウトの話 / ginzarails_vol35_presentation

Auth0を使った認証基盤導入の取り組みとシングルログアウトの話 / ginzarails_vol35_presentation

銀座Rails#35 登壇資料

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  1. ログイン 参照 Link and Motivation Inc. 8 ログイン 参照 ユーザーA

    ユーザーA プロダクトごとにユーザー・認証情報を管理
  2. どうやって作る? 認証基盤クラウド(IDaaS):Okta, Azure AD, Auth0, … 認証を統一するだけであれば、各プロダクトに直接組み込むことで対応できる Link and Motivation

    Inc. 14 => 認証だけでなく、 認証まわりの機能(パスワード変更、再発行など)やその画面の共通化、 独自のユーザー処理を挟むため、別途ユーザー管理アプリケーションを開発
  3. そんなこんなで出来上がったのがこちら Link and Motivation Inc. 16 認証システム 主な役割 ・認証データ(ID /

    Pass・IdP)管理 ・ログイン処理(ID / Pass・SSO...) ・ログイン画面UI管理 ・Access Token、ID Tokenの発行
  4. シングルサインオンの流れ Link and Motivation Inc. 24 service1.mydomain.com service2.mydomain.com ②ログイン ③アクセストークン

    ④アクセストークンをローカルストレージに保存 ⑤別サービスに移動 ⑥既にAuth0でログインしているため すぐアクセストークンが返される ⑦アクセストークンをローカルストレージに保存 ①アクセス
  5. シングルサインオンの流れ Link and Motivation Inc. 33 service1.mydomain.com service2.mydomain.com ②ログイン ③アクセストークン

    ④アクセストークンをローカルストレージに保存 ⑤別サービスに移動 ⑥既にAuth0でログインしているため すぐアクセストークンが返される ⑦アクセストークンをローカルストレージに保存 ①アクセス アクセストークンを毎回取得しないようにクライアントにキャッシュしている点がポイント
  6. ログアウトの流れ Link and Motivation Inc. 39 service1.mydomain.com service2.mydomain.com ①ログアウト ②アクセストークンをローカルストレージから削除

    ③別サービスに移動 ④アクセストークンがローカルストレージに保存されたまま それを使ってAPIにアクセス出来てしまう あるサービスからログアウトした タイミングで、 別サービスのドメインに保存されて いるアクセストークンを削除するす べがない
  7. どうやって対応したか Link and Motivation Inc. 42 色々試した末、最終的にCookieの値の有無でログアウトを判別する方法で対応 1. ログイン後、CookieにログインしたユーザーのIDを保持 (Cookieは同じドメインを跨いで共有できるようなスコープにしておく

    e.g. ‘mydomain.com’) 2. 各サービスではログアウトしたときにCookieのユーザーIDを削除する処理を入れる 3. 各サービスにアクセスしたとき、CookieのユーザーIDがなければ、 いずれかのサービスでログアウトされたと見なし、自身からもログアウトする (ローカルストレージからアクセストークンを削除する)
  8. どうやって対応したか Link and Motivation Inc. 43 色々試した末、最終的にCookieの値の有無でログアウトを判別する方法で対応 1. ログイン後、CookieにログインしたユーザーのIDを保持 (Cookieは同じドメインを跨いで共有できるようなスコープにしておく

    e.g. ‘mydomain.com’) 2. 各サービスではログアウトしたときにCookieのユーザーIDを削除する処理を入れる 3. 各サービスにアクセスしたとき、CookieのユーザーIDがなければ、 いずれかのサービスでログアウトされたと見なし、自身からもログアウトする (ローカルストレージからアクセストークンを削除する) => ドメインが完全に異なると対応できないため万能ではないが、 現状では問題なく動作している