Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
はじめてのMackerel 〜クラウド監視 入門編〜 / Mackerel Online Se...
Search
mackerelio
December 03, 2020
Technology
0
140
はじめてのMackerel 〜クラウド監視 入門編〜 / Mackerel Online Seminar 20201203
2020年12月3日に開催したMackerel オンラインセミナー「はじめてのMackerel 〜クラウド監視 入門編〜」の発表資料です。
mackerelio
December 03, 2020
Tweet
Share
More Decks by mackerelio
See All by mackerelio
Mackerelが取り組むオブザーバビリティ - Mackerel Tech Day
mackerelio
0
470
Mackerelの2023年ふりかえりと 今後のロードマップ
mackerelio
0
960
Mackerel開発者が使ってほしいAWSインテグレーションの機能4選
mackerelio
0
53
Mackerelの現在と未来 2023 / Mackerel Drinkup #10
mackerelio
0
160
次世代Mackerelの アーキテクチャ / Mackerel Meetup #14 Next Generation Architecture
mackerelio
0
2.2k
Mackerelの現在と未来 2023 / Mackerel Meetup #14
mackerelio
0
2.1k
【講演資料】クラウド運用事業の成長を支援!MackerelではじめるMSP_20210427
mackerelio
0
140
オンラインセミナー資料「はじめてのMackerel 〜アラートの洪水から脱出! Mackerel流の通知活用法〜」20210303
mackerelio
0
100
はじめてのMackerel ~ クラウド監視入門編 ~ 20210225
mackerelio
0
73
Other Decks in Technology
See All in Technology
Lambda10周年!Lambdaは何をもたらしたか
smt7174
2
110
【令和最新版】AWS Direct Connectと愉快なGWたちのおさらい
minorun365
PRO
5
750
Shopifyアプリ開発における Shopifyの機能活用
sonatard
4
250
透過型SMTPプロキシによる送信メールの可観測性向上: Update Edition / Improved observability of outgoing emails with transparent smtp proxy: Update edition
linyows
2
210
10XにおけるData Contractの導入について: Data Contract事例共有会
10xinc
6
620
スクラムチームを立ち上げる〜チーム開発で得られたもの・得られなかったもの〜
ohnoeight
2
350
マルチプロダクトな開発組織で 「開発生産性」に向き合うために試みたこと / Improving Multi-Product Dev Productivity
sugamasao
1
300
社内で最大の技術的負債のリファクタリングに取り組んだお話し
kidooonn
1
550
いざ、BSC討伐の旅
nikinusu
2
780
複雑なState管理からの脱却
sansantech
PRO
1
140
エンジニア人生の拡張性を高める 「探索型キャリア設計」の提案
tenshoku_draft
1
120
【若手エンジニア応援LT会】ソフトウェアを学んできた私がインフラエンジニアを目指した理由
kazushi_ohata
0
150
Featured
See All Featured
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
243
12k
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
520
39k
Side Projects
sachag
452
42k
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
38
1.8k
Bash Introduction
62gerente
608
210k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
26
1.4k
A Philosophy of Restraint
colly
203
16k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
10
720
Happy Clients
brianwarren
98
6.7k
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
PRO
28
8.2k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
788
250k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
356
29k
Transcript
Online Seminar 2020.10.27 はじめてのMackerel -クラウド監視入門編-
注意事項 • 参加者の画面はオフ、音声もオフになっています • 質問がある場合は、ZoomのQ&Aボタンにコメントください ◦ 気になった質問には「いいね」ボタン で投票してください。投票の多い質問を優先して回答 します • チャットはスタッフからのお知らせで使用します。
• サポートメンバーについて • 一時的に音声/画質の品質が低下したり、接続が切断されてしまう可能性があ ります。予めご了承ください。音声が聞こえにくい場合などはチャットでご連 絡ください • 投票機能について
講師 自己紹介 Hello! • 三浦 美沙 (id:missasan / @mur_ms_) •
略歴 ◦ SIerでインフラエンジニア ◦ MSP企業でテクニカルセールスなど ◦ 2018年3月にMackerel CREとしてジョイン。現在はCREチーム サブディ レクター • 技術的なトピック ◦ サーバー構築 / 運用 ◦ オンプレミス / クラウド
Mackerel にぜひアクセスしてみてください お手元のWebブラウザのアドレスバーに以下の通りご入力ください。 まだMackerelをお使いいただいたことのない方は、ブランドサイトが表示されま す。すでにアカウントをお持ちの方は、MackerelのWebコンソールが開きます。 mackerel.io サービス名の由来:Mackerel = 「鯖」= サーバー
(駄洒落です...
はじめてのMackerel - クラウド監視 入門編 -
今日お話したいこと • サーバー監視はなぜ必要か? • はじめに知って欲しい Mackerel の5つの機能 ◦ 5分でできるホストの登録 ◦
クラウド環境で必須の機能「サービス」と「ロール」 ◦ 「サービス」と「ロール」を活かした監視ルール設定 ◦ チャットツールへの通知設定 ◦ 日本語サポート・国内コミュニティ • Mackerelのデモ • まとめ
サーバー監視はなぜ必要か?
サーバー監視とは? サーバーおよびサーバー上で稼働するサービスが健全であることを継続的に見守る 仕組みのことです。 (残念ですが)システムにはトラブルはつきもの。 トラブルを検知して対策をとっていくために、サーバー監視はサービスの運用にか かせない要素のひとつです。 これまでも様々なプロダクトが存在していて、活用されてきました。(Zabbix、 Nagios、Cacti、Munin...etc) Mackerel は
”株式会社はてな” が開発した、SaaS型のサーバー監視サービスです。
あらためて注目されるサーバー監視 • 社会情勢などの変化によって、市場や顧客のニーズが急激に変化しやすく予測 しにくくなってきている(不確実性の高まり) • 市場の変化に対応するため、サービスやシステムの健全性を観測して改善を繰 り返すことが重要視され、開発・運用の方法論も見直されている • 監視もその中のひとつ 変化する市場に対して
価値を提供し続けられる よう、高速な変化が求め られている ビジネス ビジネスを支える開発・ 運用の現場でも変化に 対応するための方法論 が育っている (アジャイル・DevOps・SRE) 開発・運用 市場・ニーズの不確実性 の高まり 市場環境
DevOpsと監視 「監視とは役割ではなくスキルであり、チーム内の全員がある程 度のレベルに至っておくべき。」 『入門 監視』 2019年1月 日本語訳出版(1.2 アンチパターン2:役割としての監視)より DevOpsの文脈では、監視は開発と同時に実装されるも の。また、システムの改善サイクルと合わせて改善される
もの。 多くのメンバーが監視に詳しければ、共通言語をもちなが ら改善サイクルが素早く適切に回っていく。
社内ツールとして開発された Mackerel • 2007年以前 監視ツールとしてNagiosなどオープンソースプロダクトを活用 • 2007年以降 変化するインフラ事情に対応すべく社内ツールとして開発 • 2014年9月 SaaSとして提供を開始 •
構成管理の課題 ◦ 複数のサービス ◦ 増えていくサーバー ◦ 複数のアーキテクチャ (プラットフォーム・言語・ミドルウェア) • クラウドへの対応 ◦ イミュータブルインフラストラクチャ ◦ オートスケールへの対応 ◦ ...etc 2012年当時の Mackerel(社内向け)
Mackerelの特徴 • はてなでうまくいっていた運用ノウハウを取り込んだアーキテクチャ • DevOpsを実現することを念頭に開発されてきた • 自分たちが使い込む(ドッグフーディングする)ことでブラッシュアップされ てきた • 「サービス」と「ロール」などの独自概念により、監視のプラクティスを示し
てくれるサービス • カスタマイズ性も高い
Mackerelの特徴 • はてなでうまくいっていた運用ノウハウを取り込んだアーキテクチャ • DevOpsを実現することを念頭に開発されてきた • 自分たちが使い込む(ドッグフーディングする)ことでブラッシュアップされ てきた • 「サービス」と「ロール」などの独自概念により、監視のプラクティスを示し
てくれるサービス • カスタマイズ性も高い Mackerelはチームで変化に対応していくために 最適化されてきた監視ツール
Mackerel のアーキテクチャ • URL外形監視 • クラウドインテグレーション • mackerel-agentからの push型でのメトリック投稿
• 各種通知機能 監視対象サーバー (オンプレ / クラウド / コンテナ) 各種クラウドサービス マネージドサービス • Webコンソール・ スマートフォンで GUIを確認 時系列データベース
実際の画面をご覧ください
はじめに知って欲しい Mackerel の5つの機能
5つの機能 5分でできるホストの登録 クラウド環境で必須の機能「サービス」と「ロール」 「サービス」と「ロール」を活かした監視ルール設定 チャットツールへの通知設定 日本語サポート・国内コミュニティ
5つの機能 5分でできるホストの登録 クラウド環境で必須の機能「サービス」と「ロール」 「サービス」と「ロール」を活かした監視ルール設定 チャットツールへの通知設定 日本語サポート・国内コミュニティ これを知っていればクラウド監視を 自分で簡単にはじめることができます!
5つの機能 5分でできるホストの登録 クラウド環境で必須の機能「サービス」と「ロール」 「サービス」と「ロール」を活かした監視ルール設定 チャットツールへの通知設定 日本語サポート・国内コミュニティ
ホストの登録〜エージェント〜 ガイドにしたがってコマンドを実行するだけ。数分あれば十分です。 エージェントが起動し、サーバーリソースのメトリックを 自動で取得しはじめます。 (OSごとのメトリック取得設定は不要) • スタートガイド • Linuxのインストールコマンド例
※ コマンドはOSによって異なりますのでご注意ください。
ホストの登録〜クラウドインテグレーション〜 クラウドインテグレーション API連携によりクラウド サービスが提供するメト リックを集計。 エージェントがインス トールできないマネージ ドサービスにも対応。 自動検出、自動退役(EC2 のみ)にも対応。
• AWSの例 Mackerelで監視したい コンポーネント・メト リックを選択して有効化
ホスト登録でまずは監視対象をリストアップする
5つの機能 5分でできるホストの登録 クラウド環境で必須の機能「サービス」と「ロール」 「サービス」と「ロール」を活かした監視ルール設定 チャットツールへの通知設定 日本語サポート・国内コミュニティ
サーバー1台1台ではなく、サーバーの役割「ロール」に注目した監視 クラウドを想定した機能「サービス」と「ロール」 App サーバー DB サーバー • ロールグラフ サーバーの役割=「ロール」 ※
ホストごとの詳細表示も可能 あるサービスのサーバー構成 ロールごとの負荷や傾向が 一眼でわかる=そのサービ ス全体の傾向がわかる オートスケールによる増減 が可視化できる メリット
サービス・ロールを設定してサーバー構成を可視化 サービス App サーバー DB サーバー
5つの機能 5分でできるホストの登録 クラウド環境で必須の機能「サービス」と「ロール」 「サービス」と「ロール」を活かした監視ルール設定 チャットツールへの通知設定 日本語サポート・国内コミュニティ
最小限の監視ルールを運用 「サービス」と「ロール」を生かした監視ルール設定 App サーバー DB サーバー サーバーの役割=「ロール」 • 監視ルール設定 あるサービスのサーバー構成
監視ルールを ロール単位で設定できる (ホストごとの設定不要) サーバーがロールに追加さ れたら自ずと監視ルールが 適用される メリット
ミニマムな監視ルールでまずは”はじめる”ことから CPU使用率 70% Warning 90% Critical 監視 ルール サービス メモリ使用率
70% Warning 90% Critical App サーバー DB サーバー
• 役割が同じ=動くプログラム、負荷傾向が同じ ◦ 同じDBでも、Primary DB(RW)と Read Replica DB(RO)ではロールが異なる ◦ 1箇所であれもこれも動かすのではなく、サービス、ロールごとにサーバーを分けるクラウド的
な考え方をベースにした機能 POINT!:「サービス」と「ロール」を生かすコツ Web App Web DB Batch example.com example.co.jp Web App Web DB Batch example.com example.co.jp App DB Batch サービス1 サービス2
5つの機能 5分でできるホストの登録 クラウド環境で必須の機能「サービス」と「ロール」 「サービス」と「ロール」を活かした監視ルール設定 チャットツールへの通知設定 日本語サポート・国内コミュニティ
Mackerelのアラートをコミュニケーションのきっかけに チャットツールへの通知設定 • slack(などチャット)へのアラート連携 slackでのアラート通知をきっかけにコミュニケー ションスタート。開発者・SREが共同で調査・対応 し、経緯をポストモーテムとしてオンラインドキュ メントなどに蓄積。 復旧後、根本対策はissueなどで継続して管理。 経緯をポストモー
テムに残す 根本対策はissue で管理
アラートをトリガに人が動き出せる準備をする CPU使用率 70% Warning 90% Critical 監視 ルール メール Slack
通知 設定 サービス メモリ使用率 70% Warning 90% Critical App サーバー DB サーバー
5つの機能 5分でできるホストの登録 クラウド環境で必須の機能「サービス」と「ロール」 「サービス」と「ロール」を活かした監視ルール設定 チャットツールへの通知設定 日本語サポート・国内コミュニティ
豊富な日本語ドキュメント・国内コミュニティ 自走して解決できる環境を整えています。 • 公式イベントの継続開催(オンライン開催中) • ユーザーコミュニティ • 豊富な日本語コンテンツ(ブログ・ヘルプ・FAQ) https://mackerel-ug-slackin.herokuapp.com/
日本語サポート・国内コミュニティ どうしても困ったときは... ぜひ、サポートチームへ ご連絡ください!
Mackerel のデモ • デモ環境のご紹介 • ホストの追加 • ロールへの追加 • 擬似アラートを発生させる
• メール、slackを見る
Blogサービス デモ環境のご紹介 CPU使用率 70% Warning 90% Critical 監視 ルール メール
Slack 通知 設定 Web サーバー ①新規ホストを登録 ②CPUに負荷をかけアラートを上げる ③通知を受信する ① ② ③
まとめ • サーバー監視の重要性が改めて高まっている • 5つの機能をすべて試して、まずはMackerelを使った監視をはじめてみてくだ さい ◦ ホスト登録でまずは監視対象をリストアップする ◦ サービス・ロールを設定してサーバー構成を可視化
◦ ミニマムな監視ルールでまずは”はじめる”ことから ◦ アラートをトリガに人が動き出せる準備をする ◦ 困ったらサポートチームへ連絡! • システムの特性がわかってきたら次は改善サイクルを回していきましょう!
”監視は育てるもの”
もしMackerelを使ってみたくなったら... mackerel.io から 「無料で試してみる」をクリック!
Mackerel がご提供できるサポート • PoC計画サポート • ハンズオン・各種セミナー • WBSサンプルご提供 • 設定サンプルご提供
• テクニカルサポート ▼まず話を聞いてみたい方はこちらから https://calendly.com/mackerel/online-sodankai
質疑応答 • アンケートのお願い https://forms.gle/8LbrfXPtDAiVswcS7
【12月16日(水)開催】オンラインセミナー https://www.ricksoft.jp/lp/s20201216.html