LogicFlow-ja online #3のLT登壇の資料です
iPaaSとデスクトップオートメーションを繋ぐ「WinAutomation」が面白いおもしろい!
View Slide
自己紹介• 名 前:前川• 居住地:新潟県• 仕 事:Microsoft 365、RPA、kintoneの提案・導入を主に担当しています。• blog:2
こんな活動しています3LTでは、Chatwork APIとWinAutomationの連携、ホームデバイスとWinAutomationの連携などなど楽しいユーザ事例が盛りだくさんの会でした。
アジェンダ• WinAutomationとは• Power Automate→WinAutomation連携を考えてみました4
WinAutomationとは5
Power Automateの「Per user plan with attended RPA」ライセンスにて利用可能です。2020年4月から提供されているライセンス形態で、こちらに新たにMicrosoftがSoftmotive社を買収したことにより「WinAutomation」が利用できるようになっています。6https://flow.microsoft.com/ja-jp/pricing/?currency=JPYWinAutomationとは
・デスクトップ・・・UI Automation・Web ・・・Selemium7Power AutomateのRPA機能WinAutomatinUI FlowsWinAutomation はデスクトップとWebの自動化が両方行える。よろしく!
調査会社ガートナーにおけるRPA製品のマジッククアドラントhttps://it.impress.co.jp/articles/-/191688←こちらは2019年版以前から高い評価を受けている。
調査会社ガートナーにおけるRPA製品のマジッククアドラントhttps://flow.microsoft.com/en-us/blog/microsoft-named-a-visionary-for-its-power-automate-solution-in-the-2020-magic-quadrant-for-robotic-process-automation/9←こちらは2020年版MicrosoftはVisionaryのNo.1
10WinAutomationの開発画面
11Process作成画面(自動化処理を記述する画面)コマンド型の開発画面、まだ英語。
12Process作成画面(自動化処理を記述する画面)Action欄から自動化操作のアクションをD&Dし、アクションをつなげていく。(AzureのText Analyticsサービスを使った言語解析のプロセスを4アクションで作成)
13代表的なアクションWebブラウザ操作の自動化 デスクトップアプリ操作の自動化 Excel操作の自動化
14個人的に面白いと思ったアクションAzure、AWSのインスタンスの起動・停止アクションGCP、IBM Watson、AzureのCognitiveサービスの利用Active Directoryのアクション
15WinAutomationのProcessの作成方法についての記事WebとExcelの操作を自動化したQiitaの記事(変数の説明や機能の説明)AzureとGCPの画像OCRを行ったQiitaの記事(ZeroSysさん(@SysZero)の記事)初めての方向け!すごい!
16WinAutomationの管理機能
17自動実行用の様々なトリガーがあります←ファイルモニタートリガー←ホットキートリガー←Idleモニタートリガー←Eメールモニタートリガー←Exchange Eメールモニタートリガー←イベントログモニタートリガー←Pingモニタートリガー←Serviceモニタートリガー←Processモニタートリガー←パーフォマンスモニタートリガー←データベースモニタートリガー常駐して監視してまーす。
Power AutomateからのWinAutomationの連携について18
19Power AutomateからWinAutomationの連携についてUI Flowsの中にWinAutomation Process実行用のアクションがあります。2020年8月時点でPreview。ハマるのはOnPremissDataGetewayの設定。
20WinAutomationからのPower Automateへの連携についてInvoke Web ServiceというアクションからWebサービスが呼び出しできるため、PA側エンドポイントを叩いてあげれば実行できるはず!(未検証)
今回は、WinAutomation勉強会で出てきたアイデアを実現する。タイトル:社内イントラにある勤怠管理システムへ外から入力を自動化する現状現在社内のシステムはイントラネット上からしか利用できない。現在は、テレワークを行っているため勤怠入力時にVPNに接続して利用している。課題VPNが遅く打刻時間=出勤時間となっていない。ネットワークエラーも発生するため、正しい勤怠情報が入力できない。退勤も同様。スムーズに勤怠打刻をする仕組みを作るが、給与計算の関係上、現行勤怠システムにもデータを登録する必要がある。21WinAutomationからのPower Automateへの連携について
As-Is22WinAutomationからのPower Automateへの連携について勤怠管理システムへいしゃーVPN遅いし繋がらない~なんかエラーになる~
To-Be23WinAutomationからのPower Automateへの連携についてへいしゃー勤怠管理システムスマホ・PCから快適に入力1日1回まとめて入力
MicrosoftのWinAutomationについてのDocsより24所感ガーン!
しかし、現状としては・・・。• まだ日本のクラウドサービスはAPIの提供が不足している。• 今までの業務や社内環境を急には変えることはできないが、テレワークや在宅勤務への変換を行う必要に迫られている。今すぐできる業務改善や自動化の手段の1つとして「Power Platform」ができることは多くあると考えていて、その中の1つに「WinAutomation」が加わり、より業務改善に向けたアプローチにつながると思っています。25所感がんばるぞー!
• WinAutomation製品単体でも自動化の範囲は広い!デスクトップとWebの自動化以外にもAI利用やシステム運用に使えるアクションも多数。• Power Automateと連携することで、Power Automate自身やそのフロントに展開するサービスとWinAutomationが連携することで自動化の範囲をとても広くなる。26まとめおもしろい!
ありがとうございました27
28WinAutomationの管理機能おまけ
29自動実行用の様々なトリガーがあります常駐して監視してまーす。
30File Moniterトリガー指定フォルダ内にファイルが「出来たら・削除されたら・変更があったら・名前が変わったら」といった条件でProcessを開始することができます。ファイルの拡張子を指定して対象とするファイルを探すことができますし、監視間隔も指定できます。ローカルのフォルダだけでなく、マウントすれば共有フォルダやOneDrive、SherePointのフォルダも参照することができます。
31Pingトリガーこのトリガーは、設定した間隔でホスト(通常はIPアドレスまたはURL)に「ping」を通信を行います。設定したタイムアウト内にホストが応答しない場合、失敗したPing試行として登録され、プロセスをトリガーします。
32データベーストリガー個人的に一番気になるトリガーで、SQL ServerやOracleのテーブルに対して、Insert,Update,Deleteそして、AlterやDropまで、変更検知して、それをきっかけに実行します。GUIを介さずデータが登録されたらという条件で実行が可能となるため、安定した処理が実現できると思います。パッケージ製品で直接データベースまでアクセスできるという条件は多くないと思いますが、自社開発のシステムとの連携で使い所も出てくるのではないかなと思いました。
33スケジューラ画面WinAutomationではこの画面上でProcessの自動実行の管理を行うことができます。すごい。
34スケジューラ画面スケジュールのタイプを選択することができます。日時を指定するタイプのスケジュールと何分間隔で実行するといったスケジュールの2種類のスケジュール設定が可能です。日時を指定するタイプ何分・何時間間隔で実行するタイプ
35スケジューラ画面例えば日時設定のスケジュールであれば、以下のような設定項目があります。項目名 設定内容Daily毎日実行します。実行する時間の設定が可能。On SpecificDates指定した日時で実行します。日付は複数日指定が可能。Weekly毎週実行します。曜日を指定することができ、月曜日と水曜日に実行するといった指定も可能。Monthly毎月実行します。1日に実行するといった指定は勿論、月の最終日といった指定も可能です。これは特に嬉しい。
36スケジューラ画面例えば何分・何時間間隔で実行するタイプのスケジュールであれば、以下のような設定項目があります。項目名 設定内容Seconds 秒間隔Minutes 分間隔Hours 時間間隔