Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
大企業におけるIT芸人としての生き方 / TechLunch#41
Search
Mahito
February 17, 2017
Technology
1
1.2k
大企業におけるIT芸人としての生き方 / TechLunch#41
Mahito
February 17, 2017
Tweet
Share
More Decks by Mahito
See All by Mahito
保育園にカオスエンジニアリングを提案した話 / Chaos Night #1
mahito
8
14k
河と魚と私 / Fishing on the River
mahito
0
110
NTT Tech Conference #5 - Opening Keynote
mahito
0
830
NTT Tech Conference #5 - Closing Keynote
mahito
0
1k
組織/企業/グループを超えたエンジニアのつながりを広げるイベントをしている話 / JTF2020
mahito
4
9.7k
保育園にChaos Engineeringを提案した話 / The story of proposing Chaos Engineering to a nursery school
mahito
1
900
Chaos Engineeringという考え方 / A concept of Chaos Engineering
mahito
5
8.2k
いつもニコニコあなたの隣に這い寄るカオスエンジニアリング! / CNDT-OSDT-2019-2G1
mahito
7
9k
あなたの知らないマヒトの世界 / TechLunch #76
mahito
0
520
Other Decks in Technology
See All in Technology
Node.js 2025: What's new and what's next
ruyadorno
0
350
Introduction to Sansan for Engineers / エンジニア向け会社紹介
sansan33
PRO
5
43k
リセラー企業のテクサポ担当が考える、生成 AI 時代のトラブルシュート 2025
kazzpapa3
1
350
Simplifying Cloud Native app testing across environments with Dapr and Microcks
salaboy
0
170
E2Eテスト設計_自動化のリアル___Playwrightでの実践とMCPの試み__AIによるテスト観点作成_.pdf
findy_eventslides
2
630
Geospatialの世界最前線を探る [2025年版]
dayjournal
1
220
そのWAFのブロック、どう活かす? サービスを守るための実践的多層防御と思考法 / WAF blocks defense decision
kaminashi
0
200
Sansan Engineering Unit 紹介資料
sansan33
PRO
1
3k
コンテキストエンジニアリング入門〜AI Coding Agent作りで学ぶ文脈設計〜
kworkdev
PRO
3
1.4k
【Kaigi on Rails 事後勉強会LT】MeはどうしてGirlsに? 私とRubyを繋いだRail(s)
joyfrommasara
0
270
Introduction to Sansan, inc / Sansan Global Development Center, Inc.
sansan33
PRO
0
2.8k
新規事業におけるGORM+SQLx併用アーキテクチャ
hacomono
PRO
0
300
Featured
See All Featured
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
24
3.7k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
331
21k
Building Applications with DynamoDB
mza
96
6.7k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
127
53k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
55
9k
Done Done
chrislema
185
16k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
231
53k
Designing Experiences People Love
moore
142
24k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
55
3k
Thoughts on Productivity
jonyablonski
70
4.9k
Balancing Empowerment & Direction
lara
4
690
Visualization
eitanlees
149
16k
Transcript
大企業におけるIT芸人 としての生き方 / TechLunch #41
I’m Mahito Ogura (@Mahito) 本業:主夫、副業:IT芸人 ✘ 元SIerのR&D 勤務 ✘ インフラ構築(Chef,
Anasible) ✘ アプリケーション開発(Ruby) ✘ OpenStackとか分散ミドルとかコンテナ ✘ 各種イベント業, etc... HELLO!
主催者
本日のお話 本業:主夫 副業:IT芸人(⇠こっち)
芸人(げいにん) [1] = > なんらかの技芸や芸能の道に通じている人、 > または身に備わった技芸や芸能をもって職業とする > 人のことを指す日本特有の概念である。 IT芸人
[2] = > IT業界で広く知名度を持ちながら継続的・積極的に情報発信をしている人の属性 IT芸人とは [1] 芸人 - Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B8%E4%BA%BA [2] エンジニアのキャリア?「IT芸人」とは:http://qiita.com/masuidrive/items/8d9bb0cfc2096c4eb8db 自分の解釈:ITで楽しいことをして、発信していくヒト
学生時代:Ruby関西の懇親会にて ✘ 参加者は技術が好きな社会人ばかり ✘ 「大手の下請けは技術が活かせない、辛い」と言う話が多い ✘ 「君なら大手に行けるかもしれないね」と言われる ✘ 自分が大手に入って会社を変えられたら、 この人たちはもっと楽しく仕事ができるのではと勘違いする
大企業でIT芸人を目指すきっかけ 2ちゃんのSIerランキングの高い大手に入社!
立ちはだかる現実の壁 ✘ 仕事でやったことは対象がOSSでも情報を出しにくい ✘ 仲間が少ない&出会えない ✘ 社内勉強会を開催しても来る人は固定 ✘ 自分のやりたいことができない IT芸人の大企業における闘いと挫折
IT芸人としての葛藤と自信喪失
1. 案件支援で弊社にお世話になった 2. 自分の結婚式の教授のスピーチ 3. 課長より上の上司が弊社出身者になった 4. 現職への異動 大きな転機
Rubyを使ってScrumでサービスを作る案件支援 「わーい!すごーい!きみはRubyで Scrumができるフレンズなんだね!」 ⬇ 開発者としての自信を徐々に取り戻す 案件支援で弊社にお世話になった お客様
1. 案件支援で弊社にお世話になった 2. 自分の結婚式の教授のスピーチ 3. 課長より上の上司が弊社出身に変わった 4. 現職への異動 大きな転機
教授から妻へのメッセージ(抜粋) 「彼を自由にさせておけば、 勝手におもしろいことを始めます。 だから自由にやらせてあげてください」 ⬇ あと1年ぐらい自由にやってみようと決意!
1. 案件支援で弊社にお世話になった 2. 自分の結婚式の教授のスピーチ 3. 課長より上の上司が弊社出身に変わった 4. 現職への異動 大きな転機
新しい上司や読書会のメンバの協力もあり ✘ 社内読書会の発展 ✘ 社内に分散したエンジニアが集まる遊び場の構築 ✘ Ruby Association 認定SIer Silver登録[1]
課長より上の上司が弊社の出身者に変わった [1]:5人と5万円で2人が救えた話 - http://www.slideshare.net/MahitoOgura/55-2-39352333 1年やってみたけど社内ではコレが限界! 会社を変えて業界の変革に再挑戦!!
1. 案件支援で弊社にお世話になった 2. 自分の結婚式の教授のスピーチ 3. 課長より上の上司が弊社の人間になった 4. 現職への異動 大きな転機
サービス開発している弊社にFA権を行使 (しようとしたら異動) たどり着いた先はR&D組織でおしごとは ✘ OpenStackコミュニティ対応 ✘ ソフトウェア人材の育成 現職への異動 あれ・・・開発のおしごと・・・
OpenStackコミュニティ対応 ✘ NTTグループのいろんなエンジニアの人脈ができた ✘ イベントの報告会とかでイベントノウハウが溜まった ソフトウェア人材の育成 ✘ 担当の若手・・・みんな優秀なのですることない ✘ 上司の許可を得て、知り合ったNTT-Gの有志と人材育成
の名のもとに勉強会やイベント開催をはじめる でもとりあえずやってみた
参考:スタッフみんなでNTT Tech Conference #0の設営
人脈・経験を活かしNTT-G内外イベントの主催、発表活動 ✘ OpenStack界隈での活動 ✘ NTT-G Container勉強会 #1~5 開催 ✘ NTT-G
Cloud Native勉強会 #1 開催 ✘ TechLunch #36~40 代理開催 ✘ NTT Tech Conference #0, #1開催 IT芸人としての今
社内、グループ会社にはいろんな人がいる ✘ 職種、人種、経歴など様々な人がいる ✗ やってることや考え方もバラバラ ✗ 違いは受け入れたり、参考にしたりする ✘ グループ会社にまで目を向けるともっと幅広い ✗
グループ含めると約25万人の社員 ✗ でも同じグループだと共通点から話しやすい 大企業ならではの多様性や繋がりを活かし、 いろんな人たちの中から自分の仲間を見つける(数の力を活かす) 大企業で生きていく上でのあれこれ -1/2-
大企業で生きていく上でのあれこれ -2/2- IT芸人活動をする際のルールが多い ✘ できること、やり方が細かく決められている ✗ 法律、社内規約、部内規約、etc… ✘ ルールに従う手間はあれどメリットも多い ✗
ルールに基づき承認を得るための手間はかかる ✗ やりたいことに会社の予算が使える ✗ 何かあった際の責任は実施決定者が取る etc… 個人の活動とするか、会社の活動とするかはルールを守る メリットと実施の手間のトレードオフ等で考える(守るメリットは多い)
NTT-G内を中心に外部との連携を増やす(予定) ✘ Workflow Engines Meetup #1(3/9) ✘ NTT-G Cloud Native
勉強会 #2 (5月ぐらい?) ✘ NTT Tech Conference #2(未定) ✘ etc... 大企業におけるIT芸人としてのこれから もっと仲間を増やし、 もっとエンジニアが楽しく働けるように!
大企業においてIT芸人として生きるには ✘ やりたいことを見つける(期間を決めてやる) ✘ 仲間を見つける(数の力を活かす) ✘ ルールを(なるべく) 守る ✘ 最大限楽しむ!
まとめ
THANKS! Any questions? You can find me at ✘ Twitter:@Mahito
✘ FB:mahito.ogura