Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
5minutes_learning_OAuth
Search
maimu
March 25, 2023
Programming
0
290
5minutes_learning_OAuth
maimu
March 25, 2023
Tweet
Share
More Decks by maimu
See All by maimu
Rails 1.0 のコードで学ぶ find_by* と method_missing の仕組み / Learn how find_by_* and method_missing work in Rails 1.0 code
maimux2x
1
250
rails_girls_is_my_gate_to_join_the_ruby_commuinty
maimux2x
0
500
ruby-flip-flop
maimux2x
0
120
before_rails_girls_after_rails_girls
maimux2x
0
720
my_study_of_ruby_method
maimux2x
1
160
one_liner_fizzbuzz
maimux2x
0
140
about_rails_girls_document_translation
maimux2x
0
6k
best_for_fbc
maimux2x
0
65
homemade_service_release_front_and_back
maimux2x
0
380
Other Decks in Programming
See All in Programming
DRFを少しずつ オニオンアーキテクチャに寄せていく DjangoCongress JP 2025
nealle
2
280
Better Code Design in PHP
afilina
0
180
生成AIで加速するテスト実装 - ロリポップ for Gamersの事例と 生成AIエディタの活用
kinosuke01
0
130
Honoをフロントエンドで使う 3つのやり方
yusukebe
7
3.6k
Django NinjaによるAPI開発の効率化とリプレースの実践
kashewnuts
1
280
Serverless Rust: Your Low-Risk Entry Point to Rust in Production (and the benefits are huge)
lmammino
1
160
Honoのおもしろいミドルウェアをみてみよう
yusukebe
1
230
dbt Pythonモデルで実現するSnowflake活用術
trsnium
0
260
Rubyで始める関数型ドメインモデリング
shogo_tksk
0
140
Learning Kotlin with detekt
inouehi
1
140
iOSでQRコード生成奮闘記
ktcryomm
2
110
Djangoにおける複数ユーザー種別認証の設計アプローチ@DjangoCongress JP 2025
delhi09
PRO
4
490
Featured
See All Featured
Practical Orchestrator
shlominoach
186
10k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
693
190k
Designing on Purpose - Digital PM Summit 2013
jponch
117
7.1k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
50
11k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
98
5.4k
Docker and Python
trallard
44
3.3k
Practical Tips for Bootstrapping Information Extraction Pipelines
honnibal
PRO
12
1k
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
137
6.8k
Designing Experiences People Love
moore
140
23k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
133
33k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
42
7.2k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
232
140k
Transcript
5分で学ぶ OAuth2.0 Entaku.rb 2023-03-24 maimu
自己紹介 名前:まいむ GitHub:https://github.com/maimux2x Twitter:https://twitter.com/maimux2x 仕事でプロダクトマネジメントを担当する中で自分自身もサービス開発をしたいと思うよ うになりFjordBootCampでプログラマーを目指して学習中。 餡子もカスタードも大好きな甘党です!
LTテーマ 5分で学ぶOAuth2.0
テーマ選定理由 FjordBootCampの卒業課題でGoogleカレンダーAPIを利用したサービスを開発したい と考えていて、認可の仕組みを理解したかった
OAuth2.0とは? サードパーティアプリケーションによるHTTPサービスへの限定的な アクセスを可能にする認可フレームワーク
どゆこと?
具体例 ユーザー サードパーティアプリ (PDF編集アプリ等) HTTPサービス (Google OAuth ) HTTPサービス (Googleドライブ)
GoogleドライブからPDFのダウン ロードだけが許可される GoogleドライブにあるPDFデータ を加工して上書きしたい ユーザーの同意を得 てPDF編集アプリにド ライブ内のPDFダウ ンロードを許可
つまり OAuth2.0は「PDF編集アプリによるGoogleドライブへの限定的なアクセス」を可能にす るための仕組み
ポイント:限定的なアクセス PDF編集アプリはGoogleドライブから「PDFデータのダウンロード」 しか許可されていない 万が一悪意あるアプリだったとしてもダウンロードしかできないため 影響は最低限に抑えられる では、どうやって限定的なアクセスを実現しているのか?
OAuth2.0の仕組み リソースオーナー クライアント 認可サーバー リソースサーバー ①認可サーバーにリソースへのア クセス権を要求 ②リソースオーナーへ の意思を確認 ③アクセス権の委譲を
同意 ④クライアントに対し てアクセストークンを 発行
ポイント:アクセストークン • 誰のどのリソースにどのような操作を行うことが許可されているか ◦ 読み取り・書き込みなどの権限をスコープという仕組みで管理している • 有効期限 ◦ 期限を過ぎたアクセストークンでリクエストするとリソースサーバーは権限委譲を拒否する 認可サーバーがアクセストークンを発行し、クライアントがそのトークンを用いて操作のリ
クエストをすることで、許可された操作のみが実行可能になる。
まとめ • OAuth2.0は「サードパーティアプリによるリソースへの限定的なアクセス」を可能に するための「アクセストークン発行方法のルール」 • サードパーティアプリとリソースオーナーの間で、権限委譲の確認を行い、事前に 決められた権限のスコープに則ったアクセストークンを発行し、サードパーティアプ リに限定的な操作を許可している
参考資料 • 雰囲気でOAuth2.0を使っているエンジニアがOAuth2.0を整理して、手を動かしな がら学べる本(Auth屋 著)
ご清聴ありがとうございました