Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
freee を支えるインフラ技術 / freee-infrastructure
Search
Manabu Sakai
January 19, 2017
Technology
7
15k
freee を支えるインフラ技術 / freee-infrastructure
【freee × プレイド】Tech Meetup 〜インフラ監視編〜
Manabu Sakai
January 19, 2017
Tweet
Share
More Decks by Manabu Sakai
See All by Manabu Sakai
アウトプットが切り拓いた自分のエンジニア人生 / Infra Study 2nd #8
manabusakai
0
26k
GitHub Actions の self-hosted runner と Amazon EKS を使った Docker のビルドパイプライン / secure-docker-build-pipeline
manabusakai
0
2.1k
SaaS における EKS のシングルテナントクラスタ戦略とスポットインスタンス活用術 / EKS single-tenant cluster strategy and Spot Instances
manabusakai
0
7k
freee のエンジニアは障害から何を学び、どう改善しているのか? / What do freee engineers learn and improve from failures?
manabusakai
8
19k
我々は Kubernetes の何を監視すればいいのか? / CloudNative Days Kansai 2019
manabusakai
24
8.5k
CI/CD パイプラインを最速で組み立てるための 4 つのポイント / Four points to assemble the CI CD pipeline fastest
manabusakai
9
3.7k
Kubernetes を使ってエンジニア組織の生産性を上げよう / kubernetes-and-engineer-productivity
manabusakai
3
7.2k
freee のマイクロサービスを K8s + Go で組む! 短期プロジェクト成功の記録 / microservices-using-k8s-and-go
manabusakai
4
10k
Kubernetes 入門者が 3 か月で本番導入するためにやったこと / kubernetes-beginner
manabusakai
7
14k
Other Decks in Technology
See All in Technology
JAWS-UG20250116_iOSアプリエンジニアがAWSreInventに行ってきた(真面目編)
totokit4
0
130
OPENLOGI Company Profile
hr01
0
58k
When Windows Meets Kubernetes…
pichuang
0
300
2025年に挑戦したいこと
molmolken
0
150
Docker Desktop で Docker を始めよう
zembutsu
PRO
0
140
Git scrapingで始める継続的なデータ追跡 / Git Scraping
ohbarye
5
460
完全自律型AIエージェントとAgentic Workflow〜ワークフロー構築という現実解
pharma_x_tech
0
320
Amazon Route 53, 待ちに待った TLSAレコードのサポート開始
kenichinakamura
0
130
Formal Development of Operating Systems in Rust
riru
1
420
三菱電機で社内コミュニティを立ち上げた話
kurebayashi
1
350
Goで実践するBFP
hiroyaterui
1
120
自社 200 記事を元に整理した読みやすいテックブログを書くための Tips 集
masakihirose
2
320
Featured
See All Featured
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
51
7.3k
The Language of Interfaces
destraynor
155
24k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
33
2.7k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
406
66k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
160
15k
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
182
22k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
113
50k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
410
22k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
267
20k
The Power of CSS Pseudo Elements
geoffreycrofte
74
5.4k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
270
27k
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
29
950
Transcript
を支えるインフラ監視 【freee × プレイド】Tech Meetup
#plaidtech
話すこと • freee で使っている監視系サービス • 少人数で運用するためのノウハウ
話さないこと • 監視の基本的なこと • 各監視サービスの比較や使い方
自己紹介 Twitter / GitHub @manabusakai
自己紹介 • 坂井 学(さかい まなぶ) • 2016 年にインフラエンジニアとして入社 • Scala
/ Ruby / PHP を書いてました • 得意分野は AWS ◦ AWS 認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル ◦ AWS 認定 DevOps エンジニア - プロフェッショナル
スモールビジネスに携わる方が より創造的な活動にフォーカスできるよう
freee が提供するサービス • 会計 freee • 給与計算 freee • 会社設立
freee • マイナンバー管理 freee • 開業 freee
freee が提供するサービス
freee で使っている 監視系サービス
• サーバー監視 ◦ Mackerel <https://mackerel.io/> ◦ CloudWatch <https://aws.amazon.com/cloudwatch/> ◦ Prometheus
<https://prometheus.io/> • パフォーマンス監視 ◦ New Relic <https://newrelic.com/> ◦ MONyog <https://www.webyog.com/> • トラッキング ◦ Redash <https://redash.io/> ◦ Kibana <https://www.elastic.co/products/kibana/>
それぞれの守備範囲 AWS サーバ アプリ データベース Mackerel ◯ ◯ ◯ CloudWatch
◯ Prometheus ◯ New Relic ◯ MONyog ◯
インフラエンジニアは 何人いますか?
3 / 80 人
None
1 人あたり 20 万事業所
効率化しないと回らない!
少人数で運用するために 工夫していること
① 情報はプルよりプッシュ 必要な情報は一か所にプッシュされる仕組みを作る。 • Slack に通知しているもの ◦ Mackerel からのアラート ◦
GitHub など外部サービスの障害情報 ◦ アプリケーションのパフォーマンスサマリー ◦ AWS のコスト ◦ Qiita:Team の新着記事
① 情報はプルよりプッシュ
② フルマネージドサービスの活用 AWS のフルマネージドサービスを活用して、 監視するポイントを根本から減らす。 • トレードオフとの兼ね合い ◦ 運用が楽になる ⇔
ブラックボックスが増える ◦ ノーメンテナンス ⇔ 障害が起きたら手が出せない ◦ 設定が簡単 ⇔ 痒いところに手が届かない
③ 障害が起きることを前提に 障害が起きることを前提にインフラを設計する。 • 例えば ◦ サーバは Auto Scaling で管理し可用性を担保する
◦ 単一障害点を作り出さない ◦ リトライを前提としたコードを書く ◦ etc...
③ 障害が起きることを前提に “障害を避ける最もよい方法は、 常に障害を起こすことである”
④ 本業にフォーカスする サービスをより良くすることにフォーカスする。 それ以外の部分はお金で解決するのもアリ。 • Zabbix から Mackerel へ移行 ◦
結果的には Mackerel のコストは充分ペイした ◦ Mackerel Meetup #8 Tokyo (2016/10/17) で発表 ▪ ref. Zabbix から Mackerel へ - Mackerel で実現したコストダウン
④ 本業にフォーカスする
⑤ トラッキングして見える化 数値をトラッキングして見える化する。 • 数値は嘘をつかない ◦ 曖昧さを排除できる ◦ 数値を元に改善サイクルを回す
⑤ トラッキングして見える化 様々なメトリクスをトラッ キングして、見える化
まとめ
まとめ freee はごく普通の監視サービスを使っていますが、 工夫することで少人数を実現しています。 1. 情報はプルよりプッシュ 2. フルマネージドサービスの活用 3. 障害が起きることを前提に
4. 本業にフォーカスする 5. トラッキングして見える化
エンジニア募集中
最後に宣伝 今年から個人事業主として開業しました。 • AWS の導入支援 • AWS アーキテクチャのコンサルティング などをやっています。 興味を持った方は、気軽にお声がけください