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4年かけていよいよ拡がりをみせる 銀行DX / Reflections on the past 4 years

matsukurou
January 11, 2023

4年かけていよいよ拡がりをみせる 銀行DX / Reflections on the past 4 years

RSGT2023で登壇した資料です。

matsukurou

January 11, 2023
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Transcript

  1. 4年かけていよいよ拡がりをみせる 銀行DX Regional Scrum Gathering Tokyo 2023

  2. 01. はじめに(自己紹介・アイスブレイク) 2

  3. 01. 自己紹介 ・松崎一孝 (@matsukurou) ・仕事  ・FFG(ふくおかフィナンシャルグループ) 2018/05〜   スクラムマスター  ・IPA アジャイルWG    アジャイルの鍵は経営にあり

      https://www.ipa.go.jp/files/000097991.pdf ・特徴 ・ゲーム → 銀行(職歴) ・コミュニティ運営  ・スクラムフェス福岡(実行委員長)  ・スクラムフェス大阪 福岡トラック  ・ふくおかスクラム  ・スクラムマスターズナイト プロポーザル 募集しとっと
  4. 01. 自己紹介 ・口石 良 (くちいし たかし) ・仕事  ・ふくおかフィナンシャルグループ(福岡銀行) 2008年1月中途入社  ・福岡銀行の支店は 2か店経験 出納係→法人営業・融資業務 ・好きなテレビ番組 ・出川哲郎の充電させてもらえませんか?

    ・しごとのスタイル  ・平日は仕事  ・休日は家族 ・特徴  ・とりあえずやってみる  ・無資格(スクラムの資格はもってません) ・趣味  ・読書、マンガ、ファミリーキャンプ、旅行
  5. 01. FFGについて 銀行のイメージ教えて下さい! Discordにお願いします

  6. 01. 私達が話す意味 銀行がやってるなら自分達もできるはず あなたの一歩を後押しできるように

  7. 02. 今回のテーマ チーム立ち上げ~拡大 そして、全社的な取り組みへ

  8. 2020 2022 02. RSGTでこれまでお話したこと ・初のスクラムマスターでの失敗 ・銀行内外での取り組み ・新たに発足した開発チームの取組 ・他部署との協業

  9. エンジニア デザイナー 開発者 マネジメント チーム スクラムマスター 02. これまでとの違い 現場のスクラムマスター視点から、 プロダクト開発チーム外からの視点での話

    プロダクトオーナー
  10. 2018 2019 2020 立ち上げ 拡大に向けて 新サービスを世に出す 全社の取り組みに向けて 2018年の立ち上げからこれまで4年間の取り組み 02. 話の概要

    2022 2021 2023
  11. 02. 今日お伝えしたいこと まずはやってみる ふりかえる 状況に合わせて、改善する 先の目標を見据えて、取組を改善し続ける

  12. 03. 立ち上げ 2018年

  13. 立ち上げ前 立ち上げ時 ゼロ 外注案件のみ イントラネットは セキュリティがちがち 中途採用2名 システム子会社2名 ※ Web開発経験なし

    PoC 内製開発検証に新たに整備 開発専用PC 専用WiFi 銀行のネットワークと切り離し エンジニア 開発プロセス PC環境 利用経験なし 検討だけで数年… 様子見 PoC専用のAWS グループ長3名をデジタル戦略部 (同じ部署)に兼務発令 クラウド環境 既存のシステム部門 の関与 担当役員+αの関心 社長はたぶん協力的 担当役員だけでなく、 CIOを ステークホルダーとして巻き込み 経営層の協力 03. まずは立ち上げた
  14. 立ち上げ時の1年後の目標 2018年4月 1年後の実績 2019年4月 3チーム サービスを提供し改善を繰り返している 1チーム 2019年6月からの提供を目指す 2019年1月から開発開始 チーム数

    開発状況 開発・本番環境の整備 開発用PC、開発用ネットワーク、 AWS環境 一通り完了 でも低スペック、運用負担あり 開発環境 03. 2018年度の振り返り
  15. 人材確保・育成 開発環境 プロセス プロダクト企画 チーム拡大に向けて、 自分たちで若手育成(銀行員からのエンジニア育成)、 キャリア採用、外部パートナーの協力が必要 最低限開発に必要なモノは準備できたが、開発PC が低スペックなど、メンバーの意見を取り入れなが ら改善が必要

    素早く開発・改善ができるように、自部門だけで改善できるよう になることが必要 多くのチームで、次々と実証実験が行えるよう小さく 早く始めて仮説検証しながら大きく育てるプロダクト 企画が必要 03. 気づき
  16. プロダクトチームを8チームに拡大 プロダクトチームが新サービス開発を行ってビジネスへ貢献 8チームへの拡大に向けた人材確保・育成  キャリア採用、新卒採用、キャリア転換公募、外部パートナーによる人材確保  若手育成(新卒・銀行員からのキャリア転換) セキュアかつより開発しやすい環境へ改善  開発PCのスペック向上  ツールの導入  ネットワークの改善 より働きやすい環境へ改善

     専門人材制度の制定  資格取得支援  ワークスペース等の改善 顧客起点で小さく早く始めて改善を繰り返して大きく育てるプロダクト企画へ  企画段階からの開発チームの参戦  プロダクト企画~商用化までのプロセスの改善 目標 人材確保・育成 開発環境 職場環境 プロダクト企画 03. 次の目標(2019年~2021年)
  17. 04. 取り組み拡大に向けて 2019年 2020年 2021年

  18. まずはやってみる 未経験者(支店の銀行 員)が外部企業へ1年間 出向 ふりかえり 内製開発に必要なスキル は身につかない →自社内で育成したほう が短期間で育成できるの では?

    カイゼン 中途採用のメンバーが社 内で育成チームを作って 教育 半年程度で内製開発に 必要なスキルを身に着け た さらにカイゼン 自社で主体的に教育プログ ラムを考える 基礎研修は外部講師を招 いてWebシステム開発スキ ルを身に着ける その後、OJTを通じて内製 開発に必要なスキルを身に 着ける 外部企業で武者修行 外部に任せきりでは 育たない 社内育成の挑戦 社内育成の改善 04. 若手育成 人材確保・育成
  19. まずはやってみる エンジニア経験のないシ ステム部門メンバーと開 発環境を整備 ふりかえり 開発PCとしては低スペッ ク 必要機器の調達までに時 間を要する →自部門に権限を持って

    改善できる状態が必要 カイゼン 開発環境やツールを整備 するための予算を獲得 し、必要機器の購入に必 要なプロセスを自部門で 実施できる体制へ見直し でも、既存部門との信頼 関係は大切 さらにカイゼン Macの開発PC導入や開発 専用ネットワークの改善、在 宅勤務環境の整備等よりよ い開発環境整備に向けて継 続して改善 既存部門とはコンセンサス を取りながら少しずつプロセ スも簡素化 開発環境を整備 エンジニアが開発で きる環境が必要 自部門で環境を整備 開発環境の改善 04. 環境(開発PC・ネットワーク) 開発環境
  20. まずはやってみる 会議室を3か月間長期予 約をして開発をスタート 人員増加に伴い、他部門 のフロアに場所を確保 ふりかえり 掲示するための壁が少な い 机が固定されておりレイ アウトの自由度がない

    壁を配置すると狭くて開 発しづらい カイゼン 他部門の協力を得ながら スペースの確保、可動式 机の導入、ホワイトボード や大型モニターを導入 オフィスカジュアルを数部 門と試行開始 さらにカイゼン 新型コロナなどの外部環境 変化に合わせて、在宅勤務 できるようにホワイトボード もデジタルツールを導入 オフィスカジュアルは本部部 門全体へ正式導入 会議室で開発を開始 チームで開発するた めの環境が必要 他部門を巻き込んで 改善 働く環境の継続改善 04. 環境(執務エリア・服装) 職場環境
  21. 対行内の取組(環境改善)RSGT2020の資料から抜粋 職場環境の改善 壁はあるが狭い! 広いが壁がない! 壁があるがチーム分断! まだまだ壁が欲しい! 可動式のデスク 大量のホワイトボード

  22. まずはやってみる 1つ目の実証実験のプロ ダクト企画を外部企業の 支援を受けながら一緒に 企画し、2019年6月から 実際の顧客に利用しても らった ふりかえり 実証実験開始時に定め たKPIを達成しても商用

    化まで進まず →多くのプロダクト企画は 事前に計画して計画通り に行うアプローチから変 わっていない 気づき 事前に精緻な計画を策定 し、計画に沿ってしっかり と作りこんで世に出すビジ ネス企画が多い 決裁権は役員以上が持っ ており、部長に決裁権が ほとんどない カイゼン 実証実験プロセス • 一定条件以下は部 長決裁 • ステージゲートを設 けて、継続・中止を 判断 • 実験結果を基に商 用化に進む プロダクト企画を 一緒に実施 商用化まで進まない 企画プロセスが 変わっていない 新たな企画プロセス を新設 04. 企画プロセス プロダクト企画
  23. 05. 新サービスを世に出す そして、全社の取り組みに向けて 2022年

  24. これまで 実証実験プロセス制定後 役員向けに説明資料の作りこみ 投資効果を示しやすい機能の追加 (企画が大きくなる) 画開始から決定;半年~ 1年 決定から開発開始:3、4か月 開発開始からリリース:半年~ 1年

    外部企業への発注が中心 内製開発チームは1プロダクトを開発 エンジニアの企画段階からの参画 アイデアだしや顧客ヒアリングの実施 小さな規模で企画を検討 部長決裁で収まる範囲 アイデアだしから実証実験決定:半年 実証実験開始:3か月 実証実験開始~商用決定: 6か月 (改善リリース) 商用決定後~リリース: 3か月 内製・外注など状況に応じて様々 内製開発チームや外部パートナー協業 内製開発チームで3プロダクトを商用化 4プロダクトが実証実験中 企画段階 企画~リリースまでの期 間 開発 ほぼすべての企画が当初計画を未達成 1つのプロダクトは事業撤退が決定 当初計画を大幅に超過達成 リリース後の状況 05. 新規プロダクト企画(デジタル戦略部発足後)
  25. 05. 2022年10月 DX推進本部への統合

  26. Agile Ownership Speed Agile Ownership 座学、ワークを複数の部を跨いで約150人に実施 アジャイルに対する共通言語を作った ビジネス企画者によって既に開発内容が決まっていたプロダク トを再検討 関わる全員がオーナーシップを持てるようにワークを実施

    CDOにSMトレーニングの受講を提案 書籍の知識だけではなく、体験して最低限という状態に 0.5 Speed・Agile・Ownership の実現に向けて取り組んだ例 プロダクト企画を再検討 DX推進本部全体へのアジャイル WSの実施 経営層のスクラムマスタートレーニングの受講
  27. 仲間募集してます 募集職種が増えました