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良い活動を追いかけてたら自然とスクラムになってた/The team naturally approached the scrum
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matsukurou
November 04, 2022
Technology
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良い活動を追いかけてたら自然とスクラムになってた/The team naturally approached the scrum
スクラムフェス札幌で登壇した資料です。
matsukurou
November 04, 2022
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Transcript
良い活動を追いかけてたら 自然とスクラムになってた
01. はじめに(自己紹介・アイスブレイク) 2
01. 自己紹介 ・松崎一孝 (@matsukurou) ・仕事 ・FFG(ふくおかフィナンシャルグループ) 2018/05〜 スクラムマスター ・IPA アジャイルWG アジャイルの鍵は経営にあり
https://www.ipa.go.jp/files/000097991.pdf ・特徴 ・ゲーム → 銀行(職歴) ・コミュニティ運営 ・スクラムフェス福岡(実行委員長) ・スクラムフェス大阪 福岡トラック ・ふくおかスクラム ・スクラムマスターズナイト 3
01. 自己紹介 ・池田 綾花(いけだ あやか) ・仕事 ・FFG(ふくおかフィナンシャルグループ) エンジニア 松崎さんと同じチームです ・特徴
・銀行営業 → エンジニアになりました 新卒で福岡銀行へ入行 約3年営業店で勤務 社内公募制度を利用し現在の部署へ 4
01. FFGについて 銀行のイメージ教えて下さい! Discordにお願いします 5
銀行がやってるなら自分達もできるはず 誰かの一歩を後押しできるように 6
02. 今回のテーマ 7
02. 話の概要 最小限の知識から スクラムのようなものに 取り組み始めたチームが 実践・体験したことを軸に どういう課題から どういう気づきを得ていったか 8
02. なぜこのテーマ? 認定スクラムマスター研修後・スクラムマスター初挑戦 失敗 教わったことをそのまま適用。こうあるべき! 研修で学習 チームで実践 チームを指導 チームが困惑 チーム崩壊
9
02. なぜこのテーマ? 新しいチームが発足 実験 考えながら実践して体験してもらう。 困ってそうだったら何かする! チームで実践 チームで振り返り チームが手詰まり チームをフォローする
どうなる? or 10
02. なぜこのテーマ? 実験しつづけた 結果は如何に? or 11
03. わたしたちのチーム 12
03. チーム紹介 基本は在宅勤務 週1イベント日に出社 主にモブプロで活動中 スクラムマスター 松崎さん エンジニア 4人 (池田 +
3人) + チーム名:Zoo 13
03. プロダクトの紹介 プロジェクトA 2020 年 10月~ プロジェクトB 2022 年 4
月~ チーム結成 2020 年 夏 約2年間活動中 14
03. チーム結成時 最初やっていたこと • とりあえずプランニングやってみる • 開発チームだけでやってみたり • ふりかえり(レトロ) •
1日の終わりにもその日の活動をふりかえる • 活動記録 • レビューもやってみよう なんとなーく分かったつもり (よく分かってない) 15
03. 活動記録 約2年間毎日続けた活動記録 ー 現在の活動記録 ー 16
03. 活動記録 1日の取り組み内容を記載しておく ・イベント ・個人のスケジュール ・着手予定の課題やタスク 終礼(1日の終わり)に その日の活動がどうだったか振り返る 次の日の自分たちが もっとよい活動ができるようにしたい!
ー 現在の活動記録 ー 17
04. Zooのスクラム変化 18
04. 最初の状態 チーム全員で約2年間の活動記録をふりかえってみた やはり大きな変化が…! (今回はそのうち2点をご紹介します) バックログアイテムの書き方 プランニングの進め方 ① ② 19
04. Zooのスクラム2大変化 ① バックログアイテムの書き方 20
04. 変わったこと① バックログアイテムの書き方 before ※「課題」 → ストーリーのこと ー 以前の課題 ー
• 概要となぜやるかは埋めようとする バックログアイテムをそれっぽく書いてみる 特にルールはなし • 内容が薄い 具体的に何をするのか書けていない 理由??? 21
04. 変わったこと① バックログアイテムの書き方 ー 活動記録 2021年07月19日 検証 何をしたらいいのか 分からないなぁ 私が分かっていないだけ?
必要なものはバックログアイテムに書き残そう! POへ確認したことや議論したことなどが思い出せる チームの認識合わせもできる Try 22
04. 変わったこと① バックログアイテムの書き方 検証 ー 活動記録 2021年07月12日 誰にとって必要か&なぜ必要なのか分かるようにしよう! 本当に必要とされている課題なのか分かるように 疑問に思ったら確認して納得できるように
なんでこの課題が必要なのか、 いつやるのか分からないなぁ Try 23
04. 変わったこと① バックログアイテムの書き方 ー 活動記録 2021年06月24日 検証 どこまでできれば完了か 分からないなぁ 受け入れ条件とやることを書こう!
完了の判断ができるように Try やらないことも書こう 作り込みすぎないように 24
04. 変わったこと① バックログアイテムの書き方 after ー 現在の課題 ー • バックログアイテムを書く時間を確保 リファインメントの時間大事
• 詳細欄をテンプレート化して書き残す 概要 / 受け入れ条件 / POへ確認したこと / やること / やらないこと 必要なものを書き残しておくことで 作業に集中できる&自分たちも納得して開発できるように 25
04. Zooのスクラム2大変化 ② プランニングの進め方 26
04. 変わったこと②プランニングの進め方 before 細かいタスクの分解など… スプリントゴールを 決める意味ってなんだろう? とりあえず上から順番に スプリントバックログへ 実践せず (やり方も分からんな
…) 27
ー 活動記録 2021年03月29日 検証 話が発散しないように意識しよう 04. 変わったこと②プランニングの進め方 Try (しかし改善できず) 28
ー 活動記録 2021年04月12日 04. 変わったこと②プランニングの進め方 いま議論するべきか判断しよう (しかしこれも改善できず) Try 29
ー 活動記録 2021年09月06日 検証 04. 変わったこと②プランニングの進め方 そもそも 優先順位ってどうやって判断するの??? 30
04. 変わったこと② プランニングの進め方 先の見通しが立たない状況 なかなか改善できない😢 検証 → 改善活動を続けるも… なぜ時間が足りないのか?? プロダクトゴールの設定が曖昧
31
04. 変わったこと②プランニングの進め方 ユーザーストーリーマッピングを作成 取り組みその1 ー 活動記録 2022年09月05日 プロダクトゴールの認識を合わせよう 32 🎉
プロダクトゴール設定
04. 変わったこと②プランニングの進め方 「スプリントプランニング Deep Dive」を視聴した 33
04. 変わったこと②プランニングの進め方 取り組みその2 ー 活動記録 2022年09月26日 ゴールを決めて皆で認識を合わせたら プロダクトバックログは自然と優先順に並ぶ! すごい!!! スプリントゴールをちゃんと決めよう
34 🎉
05. まとめ 35
05. まとめ これってスクラムの基本じゃん! スクラムについて知る機会は? 勉強会を開いてもらっていた 適宜松崎さんからのアドバイスも有 聞いたことはあっても行動できていない 理解できていなかった 36
大きく変わり始めたきっかけは? これまでの苦労した経験 日々の振り返り&改善活動 チームで新しい視点で基礎から学ぶ 「スプリントプランニング Deep Dive」を視聴 言語化されたことで腑に落ちることが沢山 05. まとめ
37
開発者目線として ここは良かった😁 • 自分たちで考えて行動する癖を身につけることができた • 結果的に良い活動に(経験したあとで少しずつ学ぶ) • 活動記録を見て長期的なふりかえりができた ここはいまいち🤔 •
悩んでいた時間が結構長かった • すぐ理解できる人であればよかった(教わったことをすぐ活かせていればこんなに悩まなかった) • もっと早くフォローが欲しかった場面も🥺 05. まとめ うまくいかなかった経験を経て スクラムって良いな と納得できた 自分たちだけではここまで改善できなかった。感謝 🙏 38
スクラムマスター目線として ここは良かった😁 ・体験と知識を結びつけることを意図を持って実験できた ・チームが気づきを得た瞬間はなんとも言えない嬉しさがあった ・スクラムっぽいものがスクラムになったのは、けっこうビックリ ここはいまいち🤔 ・結局ryuzeeさんとmiholoveさんに持っていかれたw 勘所🎯 ・チームの声をよく聞こう!ちょっとした発言にヒントがある ・チームと一緒に学ぼう!自分だけで気づけることなんてほんの少し
・自分自身の取り組みもふりかえろう!結果はどうあれ意図してできることを増やしたい 05. まとめ 目指したのは 実践知の最大化 39
05. まとめ 判定は? or 40
06. おまけ 41
06. 宣伝 2023年3月3、4日 福岡で待ってます! スポンサー募集中! プロポーザルは12月予定 https://www.scrumfestfukuoka.org/ 42
06. 問題 今日は何の日? 43
44