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アジャイルな組織を創っていくには? / How to create an agile orga...
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matsukurou
November 07, 2020
Business
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1.2k
アジャイルな組織を創っていくには? / How to create an agile organization ver Scurm Fest Sapporo 2020
SCRUM FEST SAPPORO 2020 で発表した資料
matsukurou
November 07, 2020
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Transcript
アジャイルな組織を創っていくには? 〜地銀で取り組むアジャイルな組織創り〜 ver SCRUM FEST SAPPORO 2020
今日の内容 Regional Scrum Gathering Tokyo 2020 にて 講演させていただいた内容の再講になります。 ぎゅっと圧縮してお話しさせていただきます。 Confengineより
今日の内容 Regional Scrum Gathering Tokyo 2020 にて 講演させていただいた内容の再講になります。 ぎゅっと圧縮してお話しさせていただきます。 Confengineより
ぎゅっと圧縮 + その後のこと + その他の観点
話の構成 エピソード 実体験をベース そこから得た知見・個人的な考え
アジェンダ ・RSGTの振り返り(再講) チームの経験 自分の経験 ・追加の話 他チームへの取り組み 他部署への取り組み
自己紹介 https://www.facebook.com/kazutaka.matsusaki 松崎 一孝 ふくおかフィナンシャルグループ ビジネス開発部(アジャイルチーム) スクラムマスター Certified Scrum Master®
(CSM®) 特長 DARTSLIVE → FFG(2年半) 趣味 野球・ゴルフ・マラソン・読書 コミュニティ のびのびFUKURUM https://www.facebook.com/groups/419244275293657
RSGTの振り返り(主な対象) 自チーム 他チーム 他部署 他社 自身
RSGTの振り返り(アジェンダ) ・銀行がアジャイルな組織作りに取り組む背景 ・チームの成長・学び・改善(現場目線で) 開発者として(技術的な面) スクラムマスターとして(自身の失敗やチームについて) ・対行内での取組 行内で取り組んだこと(今回はサラッと) ・対外的な取組 コミュニティなど
RSGTの振り返り(アジャイルに取り組む背景) PT Total PT : Process Time (必要な作業時間) Total :
開発にかかった総時間 2.7 倍 ムダな時間、お金 自分たちで安く、早く 開発していく必要性
RSGTの振り返り(初期のメンバー) 新規のWEBサービス開発するぞ! (WEBの開発経験者いないけどね) ※さすがに無謀なのでレッドハットのサポートあり
RSGTの振り返り(まずはチームの話) 自チーム 他チーム 他部署 他社 自身
RSGTの振り返り(エピソード1・期待の新戦力?!) 新しい人 入ってくるよ! 未経験だけど よろしく! ・・・ ・・・ ・・・
RSGTの振り返り(エピソード1・期待の新戦力?!) 新戦力追加 育成が必要 自分たちも育成段階 どう実現する? ペアプロ やってみるか!
RSGTの振り返り(エピソード1・期待の新戦力?!) 始める前の不安 実際やってみての感想 ・できる作業量が減りそう ・ペアプロやってもコードレビューはいるよね ・作業量たいして変わらなかった ・作りながら知識の共有できて良い ・2人で実装するから不安が減った
RSGTの振り返り(ポイント1) ダメだったら辞められるようにする (やらなきゃならないという不安を取り除く) やったら、振り返ることも大事
RSGTのその後(エピソード1) ペアプロ 現在 ・チームによって様々(ソロ、ペア、モブ) ・プロダクトの状況によっても使い分け ・タスクの内容によっても使い分け モブプロにも挑戦!!!
RSGTの振り返り(エピソード2・プッシュ戦争) あっちのペアが もう少しで プッシュしそう! え?!それヤバイ! 先にプッシュしよ!
RSGTの振り返り(エピソード2・プッシュ戦争) ・プッシュしたものが動くかどうかの保証なし… ・コンフリクトはプルしたチームが直す… ・コンフリクトのボリューム多い… ・コードに責任持ててない ・チームとして活動できていない CI 導入するか
RSGTの振り返り(エピソード2・プッシュ戦争) 導入前の状態 実際やってみての感想 ・問題起こったら他のペアが解決するはず ・ペア間のコミュニケーション希薄 ・導入のコストはかかった ・メンテナンスのコストも発生はする ・問題に全員で対応するようになった(すぐに気付ける) ・ペア間のコミュニケーション増加(お互いに配慮)
RSGTの振り返り(ポイント2) 問題が自分ごとになってから、どうするか考える! (真剣に考えるし工夫もする)
フロント、バック分けずに挑戦 RSGTの振り返り(エピソード2・その後) TDDに挑戦 ATDDにも挑戦 インフラにも挑戦
RSGTの振り返り(自分自身の話) 自チーム 他チーム 他部署 他社 自身
RSGTの振り返り(エピソード3・兼任するってよ) 開発しながら スクラムマスター やってくれない? スクラムマスターが多忙なため… やってみます! 開発メンバー増えたし ちょっと余裕あるよね?
RSGTの振り返り(その後・兼任するってよ) 開発メンバーとスクラムマスター、兼任開始! 開発に集中しがち ちょこちょこ抜けるので開発メンバーも気をつかう 本人は意外にできてる感じ(実はどっちも中途半端) 戦力外通告…(コンサルからの的確な指摘)
RSGTの振り返り(ポイント3) スクラムマスターは専任しよう
RSGTの振り返り(エピソード3・兼任するってよ) CSMの取得 専任して良かったこと ・チームのために時間を最大限使えるようになった ・準備や知識習得に使える時間が増えた ・知識をもとにスクラムマスターとして発言できるようになった ・頼み事とか、お願い・相談しやすくなった ・兼任スクラムマスターを置かなくなった
RSGTの振り返り(エピドード4・チーム崩壊) 何だかちょっと 楽しくなさそうだよね〜。 楽しくやろう!
RSGTの振り返り(エピドード4・チーム崩壊) チームが楽しくなさそうという周りからの声 楽しくやろう! 楽しい = おもしろい?? 真剣さ、規律の欠如 雰囲気重視。結果にこだわらない
RSGTの振り返り(ポイント4) チームの意見を尊重すること ≠ チームに遠慮すること 自律的なチーム ≠ 自立的なチーム リーダーシップの使い分けも必要
RSGTの振り返り(ここまでのお話し) 2018年5月→2019年6月 くらいまでの歩み
その後のチーム ・コンサルから卒業して、自分たちで活動中 ・リリース頻度 月1 → 隔週 → 毎週 ・メンバー数増加 ・チーム数増加
RSGTの振り返り(その他のお話し) ・オーナーシップの持てないチーム ・原則に縛られるスクラムマスター ・チーム分解と教育チームの誕生
ここから追加の話
追加の話 自チーム 他チーム 他部署 他社 自身
他チームを巻き込む 自チーム 他チーム 他部署 他社 自身
他チームを巻き込む(エピソード5・招待) 一緒にやった方が 良いと思うんだよね セレモニー 参加してみない? そういうなら試しに参加 してみます
他チームを巻き込む(エピソード5・招待) スクラムの各セレモニーに参加してもらったものの 自然消滅 意味がありそうなことはわかる が、自分たちがいなくても成立する
他チームの巻き込み(ポイント6) 相手の旨味もきちんと用意する (チームを良くするため!、ってのは弱いかも) お客様ではなく、主役になれる場を作る
他チームを巻き込む(エピソード6・板挟み) 組織上の指揮系統と、プロダクトチームとの板挟み 2人で同じこと やらないで! ペアプロで やっていこう! ど、どっち… 報告イヤだ…
他チームの巻き込み(ポイント7) ボトムアップだけで成し遂げる?! トップも巻き込む!
他部署を巻き込む 自チーム 他チーム 他部署 他社 自身
他部署を巻き込む(エピソード7・異なる目標) やったこと 納得感はあった ・問題意識の確認 ・課題の整理 ・ターゲットの整理 (リーンキャンバスを使用) ・実際に取り組む課題の確認
他部署を巻き込む(エピソード7・異なる目標) 納得感はあったものの 空中分解 会社としてその方が良いことはわかる が、部署としての目標を達成しなければならない (部署間で折り合いつかず…)
他部署を巻き込む(ポイント7) まずは対象になるチームは1つに 協力的に進められる意思確認を
他部署を巻き込む(エピソード8・何のため?) ・自分たちの存在アピール? ・実績を作る? ・ただプロダクトを作りたい? ・社内外注? ・広めていきたい? ・組織変革? 成し遂げたいことは何?? きっと こうだよね
これでどうです? こっちはこんな 話をしてたのですが …
他部署を巻き込む(ポイント8) 自分たちの目的も明確に!
まとめ(今回話したこと) 自チーム 他チーム 他部署 他社 自身
最後に 話しましょう
おまけ(デスク周りの変化) 狭い 壁がない 壁で分断 壁が足りない 広い+ホワイトボード 自由すぎ?
おまけ(服装の変化) スーツ 私服
おまけ(札幌からの贈り物)