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TdX講演会#01「チームと開発者Kaigiづくり」 - DroidKaigi

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April 28, 2016

TdX講演会#01「チームと開発者Kaigiづくり」 - DroidKaigi

「東京工業大学CBECプログラム」 http://cbec-titech.connpass.com/event/28644/ での講演資料です。DroidKaigi 2016での課題発見と解決について振り返り、「モデル」という言葉でまとめた資料です

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mhidaka

April 28, 2016
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Transcript

  1. チームと 開発者Kaigiづくり 2016/04/22 @mhidaka 1

  2. アジェンダ • DroidKaigiとは • イベント概要 • モチベーション • DroidKaigiの抱える課題 •

    経験のなさ、お金のなさ、組織のなさ • ビジョンだけがあった • エンジニアたちの取り組み • 理想となるモデルの構築 • 課題の発見 • 手法の共有 2
  3. DroidKaigiとは? 開発者会議の真実 3

  4. Android Developer’s Conference 4

  5. 5

  6. 開発者カンファレンス 6

  7. 45 Sessions by professional engineers 6 Speakers from overseas 500

    attendees mobile engineers 7
  8. Purpose Android技術情報の共有 とコミュニケーション 8

  9. 主催者として関わりました mhidaka 9

  10. コミュニティ活動 • techbooster.org • モバイル開発者向けサイトを運営 • 500以上のAndroid技術情報 • ソースコードはオープンソース 開発者カンファレンスの運営

    技術共有、導入へのコミット 10
  11. 自分で技術書をつくったりしてます

  12. 開発者会議:エンジニア自身が運営 12

  13. Motivation 13

  14. CC BY 4.0 Google 14

  15. DroidKaigiの抱える課題 開発者会議の真実 15

  16. 3つの弱点 経験がない:大規模カンファレンスの知識なし 組織がない:必要な役職がわからない お金がない:あるほうが珍しい 16

  17. 何もない荒野だった!! 17

  18. 経験がない はじめての大規模カンファレンス • 最終的な動員は600人、45セッション(4並列/2日間) • トラブルなく終えることができました。 マニュアルというものが存在しない世界 • 世の中には、いろんな開発者会議があるが別々の運営母体。 •

    ゼロからつくり上げることに 「何をしたらいいのか」がわからない • 役割、人的リソース、日程感、すべてが不明 18
  19. モチベーションは 人一倍。やるしかない。 19

  20. チームの目標だけはハッキリしていた • DroidKaigiはエンジニアが主役のAndroidカンファレンス • Android技術情報の共有とコミュニケーションが目的 • 幸い、運営に関わる人数は多かった。 • 30人程度がアクティブ •

    開発者会議当日は40人体制で運営 20
  21. チームの問題点 課題発見 議論の推進 役割の分担 21

  22. Kaigiまでの試行錯誤 エンジニアの考えるチームビルディング 22

  23. 「何も決まってない=自由」ではない そもそも何について話せばよいかで迷う • 今必要なことが何か分からなくなる 要望が具体的にならない • コミュニケーションをとりたい!→どうすればよい? • みんなに来て欲しい!→どうすれば来てくれる? 結果としてタスク化できず、リソースが余りだす

    • リソースが余っても、やるべきことがなくなったわけではない 23
  24. チームづくりに設計書はない 24

  25. 開発者会議のモデルを作る モデリング • 模倣する例になるもの。手本。模範 • 特定の質において優れた事例だとみなされている人や物 • 物、体系やプロセスに関して計算、操作、予測の手助けと するために、単純化した記述のこと。現実よりも記号化し た説明

    25 注意:実際はGitHub/Issueの単位で進行。「モデル」という単語を意識して進めてたわけじゃないよ! 後から考えると何らかのストーリーを作ってから議論が加速したね、という振り返りだよ!
  26. モデルを作るとは • 開発者会議に必要な要素(コンポーネント)をみつけて、相互 の関係を明らかにしていく • たとえば食事なら、手順として明確化できる メニューを 決める 買い出しを する

    調理する 食べる 26
  27. 議論を促すための仮説と検証 仮説 • 他のカンファレンスの調査:YAPC、ScalaMatsuri、GoCon、RubyKaigi 大きなカンファレンスでは1人あたり1万円の予算が必要とわかる • 具体化するためのモデル構築。DroidKaigiで必要な要素を抽出、会議をデザ インする 検証 •

    目標に向けて不足している要素の洗い出し • 予算やカンファレンスの機能に応じてモデルを変更 27
  28. ごく簡単な会議モデルで 議論の出発点を作る 場所を探す 講演者を集 める プログラム を決める 集客する 当日楽しむ 28

  29. 開発者会議はパラメータが多い • 場所を探す、と一口に言っても • 予算 • 支払条件 • 開催日時 •

    交通アクセス • 収容人数 • 会場の広さ • 部屋の数 • 人の動線 • 設備 29
  30. パラメータに制約:議論を活性化 • 場所を探す、をより具体的にする • 予算 :なるべく安く • 支払条件 :利用1ヶ月前 •

    開催日時 :2月16日、17日の2日間 • 交通アクセス • 収容人数 :400人超 • 会場の広さ :基調講演は参加者全員が集まりたい • 部屋の数 :4つは欲しい • 人の動線 • 設備 :プロジェクタとマイク 30
  31. モデルを具体化 • 「場所を探す」をさらに分割 • 多くの視点があったので過不足なく抽出 (人数が少ないと漏れていたと思う) 実績調査 候補選定 設備下見 会場予約

    31
  32. モデルの効果 • チームの方向性を一致、バラバラを向いていた力をまとめる • それぞれが活動に使える時間は限られているが、議論に参加しやすい • 言い換えると単純に「計画」と「実施」 DroidKaigiは当初計画時点での厳密さは捨てて進んだ。物事をすすめ ていくなかで詳細にしていった 目標の共有

    全体が同じ方向で議論 32
  33. 役割の分担:モデルをどんどん育てる • 会場 • 本会場、アフターパーティ、講堂、施設、動線計画 • 準備 • 配布物、掲示物、当日備品、ランチ、パーティ、予算編成 •

    企画 • セッション公募、プログラム作成、基調講演 • 開催 • 誘導、受付、司会、基調講演の進行、案内、撮影、録画、撤収 • 広報 • 告知、Webサイト、企業協賛 33
  34. 課題の再発見 • 議論の中で変化を許容する • モデルは過程と検証をくりかえす中で変化する • 最初から決まっておいてほしい場合、まったく適用できずに詰む • 昨日と今日は違うことを言っても構わない •

    似た議論があればマニュアルなどで整備、繰り返せる体制 34
  35. 会場の様子 出来上がったもの 運営してる人も楽しい開発者会議 35

  36. Kaigiづくりのポイント • 運営はボランタリーベース • ビジョンの共有が前提 • 共有できないのであれば、得るものは何もない • モチベーションを保つ。消耗は良くない •

    不確定要素を共有する • モデルを用意しても最後まで計画は確定しなかった • 毎週土曜日に進捗管理おじさんが現れるようにした • 現実にはもっとグダグダと進む。こんな綺麗ではない! • 欲しいものを求めた結果ご飯がしぬほど豪華になった 36 講演はスピーカーを信頼して任せる。運営は当日の環境をめっちゃ良くする、って気持ちが強かった
  37. 開発者が喜ぶものは寿司だ 37

  38. Kaigiづくりを体験してみよう 38

  39. ワーク:Kaigiの役割からモデルを作る せっかくなので独自性を出してみてください 独自性の例:「アフターパーティに寿司を出す」 • 会場 • 本会場、アフターパーティ、講堂、施設、動線計画 • 準備 •

    配布物、掲示物、当日備品、ランチ、パーティ、予算編成 • 企画 • セッション公募、プログラム作成、基調講演 • 開催 • 誘導、受付、司会、基調講演の進行、案内、撮影、録画、撤収 • 広報 • 告知、Webサイト、企業協賛 39