事業企画がしているキャッチアップ法の話/catch-up

引越しや庭木の剪定などの出張・訪問サービスのプラットフォーム「くらしのマーケット」を運営する、みんなのマーケット株式会社です。
これまでの「くらしのマーケット」のロゴの変更目的をまとめました。

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Transcript

1. 事業企画がしているキャッチアップ法の話
 みんなのマーケット株式会社 
 経営企画・事業企画担当　たかはし 
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2. はじめに
 このスライドでは、未知の事柄について学ぼうにも「何が分からないか分からない」という、要するに全く分 からない時に、キャッチアップする方法を紹介したいと思います。 
 
 私は事業企画として新規事業関連の業務なども行っています。全く未知の領域について知識のキャッチ アップが必要な場合もあり、実際に過去やってみて有効だった方法です。 
 
 通常の調査を行う際は、仮説を考えて逆算して最短の調査設計をする方法を採りますが、それが可能な のは多少は前提知識がある場合であり、全く未知の領域に取り組む場合は、このスライドで紹介する方法 が結果的に効率が良かったです。 
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3. キャッチアップなんて必要ない方
 皆さんの中には、全く知らない領域のことを学ぶ機会なんか無い！という方もいらっしゃるかと思いま す。
 
 そういった方でも、例えばここ数年話題になっているブロックチェーン技術について調べてみたい、 ChatGPTなどの新しいサービスが気になるから機械学習について学んでみたい、など日常で何やら流 行っていて調べたいけど、どこから手を付ければ良いかわからん、というのはあるのではないでしょう か？
 
 そういった時にも使えます。 
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4. 本スライドが対象とするのは下記の知っているレベルでLv1の方、ちょっとくらい知っている方ではなく、本 当に何も知らない方向けです。 
 
 Lv1からLv3の”広く浅く大体知っている状態”まで持っていくことを目標とします。 
 
 【知っているレベル※】 
 Lv0：知らないし、知りたくもない 
 Lv1：知りたいが、何がわからないか分からない 　
 Lv2：何がわからないか分かる 
 Lv3：「完全に理解した」
 Lv4：わからないことだらけ 
 Lv5：何でも知っております 
 
 ※ダニング＝クルーガー効果としておなじみの 
 　知識レベルと自信の変遷（右図） 
 本スライドの想定読者
 3 Lv3 Lv4 Lv5 「完全に理解した」 わからないことだらけ 何でも知っております 知識と経験 自 信 ダニング＝クルーガー効果
5. キャッチアップ法概観
 ”ぼくの考えた最強の”キャッチアップ法の 具体的なステップは以下です。 
 以降のページでそれぞれについて説明します。 
 
 1. 芋づる式検索
 2. 情報の整理（地図を作る） 
 3. 本を読む
 4. 専門家に聞く
 5. 仮説を持つ
 6. 実践を通して学ぶ
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6. 1. 芋づる式検索
 「何がわからないか分からない 人」はまず何から手を付けるべきか。 
 
 答えは、『何でも良いので関連がありそうな単語を検索してみる』です。 
 
 以下のステップを、わからない 単語が枯渇したかな？と思うまで繰り返していきます。 
 
 1. 単語をGoogle検索して上位10サイトを開く 
 2. 開いたサイト全てに目を通す 
 3. サイト内で分からなかった単語を抽出し、１に戻って検索する 
 
 芋づる式に検索することで、関連する周辺の単語を網羅していきます。 
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7. 2. 情報の整理（地図を作る）
 次に前ページの芋づる式検索で得た情報を整理します。 
 
 SMAPが解散して「新しい地図」を作ったように（？）、情報の地図を作っていきま す。具体的には、知識をツリーの形で構造化します。 
 
 構造化を進めていく中で、ツリーの枝（＝項目）ごとに自分の知っているレベルに 濃淡があることに気づくと思います。 
 
 それらの濃淡を確認したら、知識が薄い箇所については、この後のステップで足 りない知識を補っていきます。 
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8. 3. 本を読む
 ネット検索では足りない知識を本で補っていきます。 
 
 どんな本を選べば良いかは、前のページで情報を整理して足りないと思った箇所を説明している本を探 すというので問題ありません。 
 
 本の良いところは、①体系的に書かれていること、②ネットの記事よりも深い内容が書かれている（場合 が多い）ことです。
 
 自分で構造化した中で漏れてしまっていた盲点を見つけたり、それぞれの項目について、より深く知るた めに使っていきます。 
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9. 4. 専門家に聞く
 欲しい情報について 良い感じに書いている 本が無い場合は専門家に聞きます。 
 
 世の中に出回っていない現場の情報、リアルタイム性が高くまだ活字になっていな い情報などは、こういった専門家の方からしか手に入らないものがあります。 
 
 専門家の方からは、そういった情報を聞いたりする以外にも、盲点になっている部分 が無いか聞いてみると新たな視点が得られたりして捗ると思います。 
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10. 5. 仮説を持つ
 予備知識は手に入ったので、 これ以降は通常の調査で行うように、仮説立てて、それを調査や実践を通 じて検証していくというのが効率的です。 
 
 仮説と言っても、ここってこうなってるんじゃないかな？みたいな疑問レベルでも問題ありません。その仮 説を持って、ネット検索や本、専門家に聞くなどで更なる深堀り調査を行っていきます。 
 
 これまでの網羅的に広く浅く見ていくところから、少しずつ領域を絞って深くみていくことになります。 
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11. 6. 実践を通して学ぶ
 最後は実践です。
 
 仮説を立てて、デスクトップリサーチでは分からないことを実践を通して検証 していきます。
 
 ここまで来れば、あまり知らない人に対しては、知ったかぶりができるレベル になっていると思います。 
 
 
 キャッチアップ法としては以上になります。 
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12. 最後に
 ここまでご覧いただきありがとうございます。 
 
 本スライドは”ぼくの考えた最強の” キャッチアップ法なので、もっと効率的な方法もある気がしますが、 何かしら参考になれば幸いです。 
 
 私も自分で書いたこの方法で最新技術へのキャッチアップを欠かさないようにできればと思います。 
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13. 私たちのプロダクト 生活の「困った」を解決できるプロが集まる プラットフォーム「くらしのマーケット」 頼める出張サービスの種類 事業者の数 300種類以上！
 70,000事業者を突破！
 エアコンクリーニング、引越し、庭木剪定..などの生活関連サービス 日本全国の事業者が登録、売上を伸ばしている 17
14. 私たちのビジョン 正直者が馬鹿を見ない世界を作る
 テスト前に必死で勉強したのに、先輩から過去問をもらっていた友達が自分よりいい成績を取った…
 会社のことを思って地味な仕事も引き受けてきたのに、上司に気に入られている同期が昇進した…
 
 世の中では、不条理なことが起きます。
 でも、悪賢い人が得をして、正直な人が損をする世界なんて嫌です。
 
 江戸時代の思想家、石田梅岩は「二重の利を取り、甘き毒を喰ひ、自死するようなこと多かるべし」
 つまり、悪賢い者には必ず報いがあると説きました。
 さらに「実の商人は、先も立ち、我も立つことを思うなり」とも表し、
 まず相手の利害を優先し、その結果として自身も利益を得ることが商人の本文だと説きました。
 
 私たちは、先も立ち、我も立つ、正直な人が報われる世の中を作ります。
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15. 私たちのミッション 「人と人」が関わるサービスを、
 安心して取引できる仕組みを提供する
 私たちは、くらしのマーケットを通じて、
 世の中のあらゆるサービスをインターネットで安心して取引できる仕組みを提供していきます。
 インターネットでモノを買う時、みんなが楽天市場やAmazonを利用するように、
 サービスを買う時は、みんながくらしのマーケットを利用してくれる…そんな世界を目指します。
 
 多くのベンチャー企業が、自社の成長をアピールしますが、いちばん重要なことは、
 その会社がその時に「どれだけ成長しているか」ではなく、その会社が今後「どこまで成長できるか」です。
 
 みんなのマーケットは巨大な市場に挑んでいます。私たちと一緒に、大きく成長していきましょう。
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16. 書いた人 2019年入社。予算策定＆モニタリング、データ分析、部門横断プロ ジェクト企画＆推進、新規事業立ち上げなどを担当。 
 最近年齢のせいかオヤジギャグが増えた気がしたが、振り返ると小 学生の頃から言っていたので、年齢は気のせいだった。 
 たかはし 経営企画・事業企画担当 写真を撮られ慣れていないため、不自然な笑 顔になっている著者
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