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J-STAGEの現況と全文XML登載必須化について

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August 02, 2026

 J-STAGEの現況と全文XML登載必須化について

2026/7/24 XSPA 総会講演会資料 
CCBY公開

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August 02, 2026

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Transcript

  1. J-STAGE 日本の学協会等が発行する学術ジャーナルの 電子出版を担うプラットフォーム 8割以上のジャーナルが無料 ◆ 1999年サービス開始 ◆ 収録誌数: 4,396誌 収録記事数:

    6,002,235記事 (2026/3/31現在、誌数には刊行終了誌や 予稿集を含む) ◆ 我が国の科学技術刊行物の国内外への情報 発信及び流通を促進 ◆ オープンアクセスを推進 ◆ データの作成・公開・運用は各発行機関 (J-STAGE利用学協会等)が実施 ◆ わが国の学協会の半数以上が利用 2
  2. J-STAGE利用状況 ▪J-STAGE登載数推移 日本の学協会の半数以上が利用 ※以下、年度末の累計。 ※令和8年3月末時点 令和元年度末 令和2年度末 令和3年度末 令和4年度末 令和5年度末

    令和6年度末 1,687 1,855 2,052 2,224 2,398 2,563 利用機関数 (団体) ジャーナル数 (誌) 3,056 3,262 3,524 3,756 3,981 記事数(件) 5,014,022 5,202,407 5,372,753 5,533,780 5,666,066 令和7年度 2,728 4,179 4,396 ダウンロード件数(百万件) (参考:日本学術会議の活動に協力する 「協力学術研究団体」学協会数2,210件:) 673百万件 ▪国・地域別ダウンロード数 (令和7年4月-令和8年3月) 600 500 From overseas 425 From Japan 400 142 136 119 300 118 221 121 91 62 200 100 J-STAGE 利用機関 (2,728) ※分科会 を除く わが国の学協会の半数以上が利用 800 700 1,279 「学会名鑑」 登録学協会 (2,210) 5,814,517 6,002,235 収録誌数4,000誌を突破 (令和6年5月1日) ▪ダウンロード状況 1,449 761 39 189 222 255 313 273 269 308 ベトナム, 17.2 百万件, 2% イギリス, 24.1 百万件, 4% ドイツ, 11.4 百万件, 2% 278 182 80 0 その他, 78.1… アメリカ, 235.4 百万 件, 35% シンガポー ル, 34.5… H28年度 H29年度 H30年度 R1年度 R2年度 R3年度 R4年度 R5年度 R6年度 R7年度 中国, 81.9 百 万件, 12% 日本, 190.2 百万件, 28% (国・地域名、%) 3
  3. J-STAGE事業の変遷 がジ 主ャ 目ー 的ナ ル 電 子 化 1999年

    J-STAGE~J-STAGE2:ジャーナルの電子化/流通促進が主目的 2012年 J-STAGE3 Journal@rchiveサイトと統合 デザイン・ユーザーインターフェースの刷新、XML形式対応 2015年 登載対象コンテンツ拡大・Web登載機能追加。 2017年 新インターフェースを適用 2018年 ジャーナルコンサルティング パイロット開始 重 強対 オ 点 化応 ー を にや プ シ ジン フ ャサ ト ーイ ナエ ルン ス 2019年3月 J-STAGE中長期戦略策定 事発登 業信載 の力情 柱強報 に化の 追を品 加 質 向 上 と 2024年5月 J-STAGE中長期戦略改定 2020年3月 データリポジトリJ-STAGE Dataリリース 2022年3月 プレプリントサーバJxivリリース ダッシュボード機能リリース 2024年6月 バーチャルイシュー機能リリース 2025年12月ベーシック投稿審査システムパイロット運用開始 2026年4月 全文XML登載必須化アナウンス掲示 その他 即時OA対応、メタデータ項目の拡充など 4
  4. J-STAGE中長期戦略の改定(2024) ジャーナルを取り巻く環境の急速な変容に戦略的に対応する為、J-STAGE事業推進の基本姿勢及び施策 を中長期戦略として取りまとめた(平成31年3月公開)。本戦略の改定版を令和5年度に有識者委員会に て策定した(令和6年5月公開予定)。今後5年先までのロードマップも併せて公開する予定である。 【 事業推進の基本姿勢 】 基本姿勢1 電子ジャーナルプラットフォーム機能の維持及び新たな要請への対応 基本姿勢2

    「我が国のジャーナルの強化」にかかる学協会との連携の深化及び共創 基本姿勢3 システム開発やサービス提供の手段の最適化によるJ-STAGEサービスの品質向上 基本姿勢4 登載情報の整備と積極的発信 施策の展開方向及び取組内容 1) 我が国の電子ジャーナルの基本的機能の開発及び維持 ・世界標準への準拠(全文情報のXML化、メタデータ充実) ・コンテンツの保全、セキュリティの強化 2)目的や状況に応じたジャーナルの強化 ・学協会との連携深化と関係機関も参加した先進的コミュニティ ・目的や状況に特化した機能あるいはサービスの提供 3)新たな時代の要請への対応 ・J-STAGEがカバーする研究ワークフロー及びコンテンツの拡大 ・研究成果の利用促進に資する取り組み ・即時オープンアクセス化への対応 5
  5. J-STAGEのXML推進の経緯 XML推進の年表 2019年3月 J-STAGE2システム運用開始 全文HTML公開機能をリリース J-STAGE3システム運用開始(JATS-XML対応) 書誌XML自動作成ツールリリース JATSバージョンアップ(0.4→1.1)対応 2020年9月 2022年3月

    全文XML作成ツールリリース 全文XML作成ツール機能改修リリース 2024年5月 中長期戦略改定、R6~R10の事業ロードマップ公開 施策の展開方向に全文XML推進に関する記載 https://www.jstage.jst.go.jp/static/pages/JstageStrategy/-char/ja 2025年3月 全文XML作成ツールに一本化するべく、書誌XML自動作成ツール提供終了 2026年3月 全文XML作成ツール機能改修リリース(書誌事項編集GUI化等) 2026年4月 全文XML登載必須化アナウンス 2004年 2012年5月 https://www.jstage.jst.go.jp/static /files/ja/pub_JstageStrategy_decisions2025.pdf 9
  6. J-STAGEにおける全文XML登載の状況 XML形式利用誌数の推移 全文XML作成ツール改修 (2022年3月)→ 4000 3500 3705 3656 全文XML作成ツールリリース→ 3300

    (2020年9月) 3099 3000 2500 2919 カレント誌に占める 全文XML登載誌数 の割合:2% 2178 2000 1681 1500 1000 1502 1585 4.4% 109 119 1718 1838 1941 2176 2209 5% 5.1% 5.3% 6.9% 7.6% 148 158 176 252 281 1321 892 500 117 20 0 2662 2497 945 229 32 997 985 385 34 965 454 37 1087 576 45 63 75 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2025年7 2025年 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 度 月 度 カレント誌数 892 945 985 997 1321 1681 2178 2497 2662 2919 3099 3300 3656 3705 うち書誌XML形式 117 229 385 454 576 965 1087 1502 1585 1718 1838 1941 2176 2209 うち全文XML形式 20 32 34 37 45 63 75 109 119 148 158 176 252 281 カレント誌数 うち書誌XML形式 うち全文XML形式 10
  7. 全文XML登載の意義 • J-STAGE運営アドバイザリー委員会での議論では、 以下の点が挙げられました。 1. メタデータ及び本文が機械可読な形式となることで精緻で迅速なインデ クシング、自動翻訳、引用分析、メタ分析(生成系AI等も含む)、論文利 用の権利や利用許諾の範囲の把握などさまざまな用途に円滑かつ自 動的に提供される 2.

    投稿受領及び査読管理の段階から、出版まで発行機関が管理できる 体制が構築でき、論文閲覧するためのHTML形式やPDF形式による出 版形式を体系的かつ整合的に提供できる 3. XMLによる出版プラットフォームは国際標準であり、この基盤と接続す ることが必須である 12
  8. HTML公開によるアクセス状況変化 調査方法(続き) • 分析対象 – 各分野のセットには、HTML化誌1誌と分野、アクセ ス数、年間資料登載数の近い非HTML化誌3誌を含 めた • セット1:人文社会科学分野

    – 年間アクセス数30,000前後・資料登載数10件前後 • セット2:医学分野 – 年間アクセス数100,000前後・資料登載数30件前後 • セット3:化学分野 – 年間アクセス数50,000前後・資料登載数20件前後 21
  9. 満足度調査による閲覧者からの要望 令和7年度調査結果より タイトル 要望内容 ・全文テキスト表示とAIによる自動他言語翻訳機能の追加 ・JSTAGEによる公表内容のライセンシング強化 PDF内文字検索・ ・商用出版社では無く,自国による研究リソースの管理と公表の強化 全文テキスト表示(PDFではない)を用いたAIによる全文他言語翻訳機 OCR対応

    能の実装 検索出来た論文のフルテキスト表示の向上を期待します。 数式のTex形式やマークダウン形式への変換 PDFとテキスト両方で。 古い文献を、映画でいうところのリマスターしてほしい。 PDF表示・ダウンロード pdfで出力できない文献がある時には他のサイトで入手しています。 英文のデータの場合のAIでの翻訳機能をつけていただくと幸いです。 機能の改善 論文のPDFを開いてからトップページに戻るのに、戻るボタンを2回押さ なくてはならないようです。1回で戻りたい 全情報が、英文⇔和文に変換できるようにしてほしい。 27
  10. 満足度調査による閲覧者からの要望 令和7年度調査結果より タイトル 要望内容 高齢になってきたので活字を大きく 文字の拡大機能 表題もう少し大きく 私はディスレクシアがあるため、文字の詰まった論文を読むのは大変で す。音声や、レイアウト変更等があると便利だと思います。 自動翻訳で、日本語

    → 英語 への翻訳文を作成できると便利ですが、 国際競争の激しい分野や企業にとっては、やぶへびになりかねない面 はあると感じます。諸刃の剣だと思います。 機械翻訳・多言語対応 AI自動翻訳・日本語まとめ機能 外国語文献の翻訳機能を付けて欲しい。 機械翻訳機能はブラウザのものを用いればよくそのためにはHTML版 の公開があればよい。 閲覧機能について DL前に全文を読めるとありがたい(DLして読んで違ったな・・・)というプ ロセスを減らしたい。 28
  11. J-STAGEにおける全文XML登載必須化-2 • 最低限のタグ付け基準: ➢ front 要素(記事及び掲載誌のメタデータの記述)、body 要素 (本文)、 back 要素(付録、謝辞、引用文献、用語一覧等)、floats-group(図、

    表、数式、写真(動画含む)等)から構成されていること ➢ body 要素(本文)が、セクションの階層構造から構成されていること ➢ floats-group のタイトルがタグ付けされていること ➢ floats-group の各要素タグがそれらを参照する本文の近くに配置さ れ、もしくは本文と各要素の間に記事内部リンクが張られていること ➢ 表のデータ形式について、値をテキスト形式で構造化して表現されて いることが望ましいが、画像ファイルによる公開も可 ➢ 数式のデータ形式は、MathML または TeX で記述することが望まし いが、画像ファイルによる公開も可 ※floats-groupは図、表、数式、写真(動画含む)の総称。 31
  12. <body> <sec id="S1"> <title>Introduction</title> <p> ……1) </p> </sec> <sec id="S2">

    <title>Methods</title> <p>…is shown in the Fig1 … </p> <fig> <label>Figure1</label> <graphic (画像メタ)/> </fig> <p>…</p> </sec><sec id="S3"> <title>Results</title> <p> …… Table1 shows the experimental results … … … </p> <fig> <label>Table1</label> <graphic (表の画像メタ)/> </fig> <p> …(See Photo1.) … …</p> <fig> <label>Photo1</label> <graphic (写真画像メタ)/> </fig> <p>…… 32
  13. 全文XML作成ツールの提供 WordまたはLaTeX形式のファイルからJ-STAGEにアップロードできる形式のXMLファイル を作成するツールをJ-STAGE登載誌向けに無償で提供。 全文XML作成ツール 全文XML ファイル 変換 出力 編集登載 システムから

    アップロード 原稿 ファイル 全文HTML画面 ※機能の詳細はリリースノートをご覧ください。 https://www.jstage.jst.go.jp/static /files/ja/pub_release_edit_20200926.pdf https://www.jstage.jst.go.jp/static /files/ja/pub_release_20220324_2.pdf 34
  14. J-STAGEの全文XML登載推進への取り組み-3 • J-STAGEセミナーでの講演 – 2024年8月「新たなJ-STAGE中長期戦略により目指す未来とジャーナルの取り組み」 • XSPAとの共催セミナー – 2012年6月と11月「XMLがひらく学術出版の未来」 –

    2013年7月「PMC搭載とXML作成 -OAプラットホームとしてのPMCとその掲載の実際-」 – 2014年3月 – 2014年11月「XMLとXSL 入門セミナー」 – 2024年12月「JATS XML初心者セミナー」 – 2026年1月「JATS XML初心者実践セミナー」 • その他イベント – 2015年9月 JATS-Con Asia 39