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PowerPoint資料作成のセオリー(By Masaya Okawa)

PowerPoint資料作成のセオリー(By Masaya Okawa)

資料作成は、あくまで目的を達成するための手段に過ぎず、“見栄え”よりも“中身”が重要です。
ただ、その“中身”も読み手に伝わり、理解し、行動してもらえなければ意味を成さず、目的を達成できません。

PowerPointで資料作成する上で、“見栄え”や、作成方法に関する一般的なセオリーがあります。

名だたる大手のコンサルファームも、そのセオリーに沿って資料作成をしています。
なぜならば、重要な“中身”を、より効果的に伝えられるからです。

当資料では、一般的なセオリーを紹介します。

中身はさておき、まずはセオリーを知り実践していきましょう。
セオリーは“中身”とは別次元の話で、単に真似をし、意識すればいいだけの話に過ぎません。

MasayaOkawa

August 01, 2024
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Transcript

  1. Copyright © 2024 Masaya Okawa. All Rights Reserved. By Masaya

    Okawa Power Point 資料作成のセオリー
  2. Copyright © 2024 Masaya Okawa. All Rights Reserved. はじめに “””

    資料作成は、あくまで目的を達成するための手段に過ぎず、“見栄え”よりも “中身”が重要です。 ただ、その“中身”も読み手に伝わり、理解し、行動してもらえなければ意味を成さず、目的を達成できません。 PowerPointで資料作成する上で、“見栄え”や、作成方法に関する一般的なセオリーがあります。 名だたる大手のコンサルファームも、そのセオリーに沿って資料作成をしています。 なぜならば、 重要な“中身”を、より効果的に伝えられるからです。 当資料では、一般的なセオリーを紹介します。 中身はさておき、まずはセオリーを知り実践していきましょう。 セオリーは“中身”とは別次元の話で、単に真似をし、意識すればいいだけの話に過ぎません。 “””
  3. Copyright © 2024 Masaya Okawa. All Rights Reserved. 目次 1.

    資料作成の“大原則” 2. 資料作成の“禁じ手” 3. 資料作成の“マナー” 4. 資料作成の“クライアントに対する配慮”
  4. Copyright © 2024 Masaya Okawa. All Rights Reserved. 目次 1.

    資料作成の“大原則” 2. 資料作成の“禁じ手” 3. 資料作成の“マナー” 4. 資料作成の“クライアントに対する配慮”
  5. Copyright © 2024 Masaya Okawa. All Rights Reserved. 1.資料作成の“大原則” パワーポイントで資料作成する際は、3つの大原則を意識した資料作成を行うこと。

    1 2 3 表紙・目次を作成する スライドはタイトル・リード文・ボディの構成 1スライド 1メッセージ 3つの大原則 次ページ以降で、詳細を解説
  6. Copyright © 2024 Masaya Okawa. All Rights Reserved. 表紙・目次を作成する 表紙で資料の全体概要を簡潔に示し、目次で資料の全体像を示す。

    1 各スライドの役割 ◦◦◦プロジェクトにおける 実行計画書 表紙スライド 目次スライド 個別スライド 目次 1. 背景・目的 2. スコープ 3. マスタスケジュール 4. 推進体制 5. 会議体・運営ルール 6. コミュニケーションルール 7. ・・・・・・・・・・ 背景・目的 背景 目的 --------------------------------- --------------------------------- 資料の全体概要を示す 資料の全体像を示す 個別論点の詳細を示す 1.資料作成の“大原則”
  7. Copyright © 2024 Masaya Okawa. All Rights Reserved. スライドは、タイトル・リード文・ボディの構成 最も伝えたいメッセージをリード文へ簡潔に記載し、ボディは根拠・詳細を記載する。

    タイトル リード文 ボディ ページ番号 最も伝えたいメッセージや、主張・示唆を簡潔に記載(1~2行程度) スライドの概要を表す簡潔なワードを設定 リード文で記載したメッセージの根拠・詳細を記載 具体 具体 タイトル・リード文・ボディの3つの要素で整合性の取れている状態を意識する 2 1.資料作成の“大原則” スライドの基本構成
  8. Copyright © 2024 Masaya Okawa. All Rights Reserved. 1スライド1メッセージ 原則として、1スライドで伝えたいメッセージは1つに絞り込む。

    3 1.資料作成の“大原則” 1スライド 複数メッセージの場合 論点A、B、C ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~ 論点A 1スライド 1メッセージの場合 この課題を解決するには、 論点A、B、Cの検討が必要だ・・・ この課題を解決するには、 論点A、B、Cの検討が必要だ・・・ 論点B 論点C 論点Aの詳細 論点Bの詳細 論点Cの詳細 論点A以外も、論点Bも、 論点Cも気になる・・・・・ あなた あなた 論点A ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ~~ 論点A 論点Aの詳細 読み手 読み手 今は論点Aを集中して 検討すれば良いのか! 分散 集中 1スライド 複数メッセージで作成 1スライド 1メッセージで作成 •複数メッセージでは、読み手の思考が分散する •結果、会議では議論が発散する危険性がある •1メッセージだと、読み手も思考を集中できる •結果、順序立てて会議で議論を進行できる
  9. Copyright © 2024 Masaya Okawa. All Rights Reserved. 目次 1.

    資料作成の“大原則” 2. 資料作成の“禁じ手” 3. 資料作成の“マナー” 4. 資料作成の“クライアントに対する配慮”
  10. Copyright © 2024 Masaya Okawa. All Rights Reserved. 2.資料作成の“禁じ手 【生産性低下編】”

    1 オブジェクトに文字を重ねる 2 改行/スペースで位置調整 3 箇条書きの手動作成 文字とオブジェクトは 分けない 文章を入力するときは、 改行やスペースで位置調整はしない。 文字とオブジェクトは 分けない 文字とオブジェクトは分け ない。 文章を入力するときは、 改行やスペースで 位置調整はしない。 文章を入力するときは、 改行やスペースで位置 調整はしない。 ▪箇条書きを手動でつくらない ▪オブジェクトを縮めると崩れるため ▪箇条書きを手動でつくら ない ▪オブジェクトを縮めると崩 れるため ◼ 箇条書きを手動でつく らない ◼ オブジェクトを縮めると 崩れるため 縮めると・・・ オブジェクトには直接文字入力する 文章はパワポの折り返しで改行する 箇条書きはパワポ機能を利用する 一般的に禁じ手と呼ばれる、生産性を低下させる作成方法はしないこと。 縮めると・・・ 別 々 崩れる・・・ 崩れる・・・ 縮めると・・・ 縮めると・・・ 崩れない 崩れない 折り返し機能だと、 箇条書き機能だと、 改行/スペースだと、 手動箇条書きだと、 生産性を低下させる禁じ手の具体例
  11. Copyright © 2024 Masaya Okawa. All Rights Reserved. 2.資料作成の“禁じ手 【情報ノイズ編】”

    フォントの不統一 無意味な色の多用 オブジェクトの不整頓 情報のノイズになる禁じ手の具体例 注 意 事 項 フォントの種類をバラバラにしない フォントサイズをバラバ ラにしない 注 意 事 項 無意味に色を多用しない 色には意味を与える 注 意 事 項 オブジェクトは位置を揃える オブジェクトは位置を揃える オブジェクトは位置を揃える 注 意 事 項 フォントの種類をバラバラにしない フォントサイズをバラバラにしない 注 意 事 項 無意味に色を多用しない 色には意味を与える 注 意 事 項 オブジェクトは位置を揃える オブジェクトは位置を揃える オブジェクトは位置を揃える フォント種類・サイズを統一する 色に意味を与えポイントで利用する オブジェクトは形・位置を整える 読み手にとって、情報のノイズとなる表現はしないこと。 遊明朝、MeiryoUI、ポップ体・・・ 色がごちゃごちゃ・・・ MeiryoUIで統一 「赤」で“強調”を表現 位置もサイズもめちゃくちゃ・・・ 1 2 3 整理された印象
  12. Copyright © 2024 Masaya Okawa. All Rights Reserved. 目次 1.

    資料作成の“大原則” 2. 資料作成の“禁じ手” 3. 資料作成の“マナー” 4. 資料作成の“クライアントに対する配慮”
  13. Copyright © 2024 Masaya Okawa. All Rights Reserved. 3.資料作成の“マナー” 1

    文字サイズは読みやすさを意識する 2 項番を付与する 3 ボディの図・表にはタイトルをつける 4 凡例をつける タイトル リード文 20~24pt 16~18pt 製品名 概要 Teams Slack Chatwork Line work ------------------ ------------------ ------------------ ------------------ ツールのご提案 製品名 概要 Teams Slack Chatwork Line work ---------------- ---------------- ---------------- ---------------- ツールのご提案 No 1 2 3 4 読み手の視認性を常に意識 読み手に項番で会話可能な状態にする 製品名 概要 Teams Slack Chatwork Line work ----------- ----------- ----------- ----------- ツールのご提案 No 1 2 3 4 ユーザ登録者数の推移 3月 4月 5月 6月 7月 ひと目でわかるタイトルをつける 読み手に無駄な思考をさせない/ スムーズな理解を促進する マスタスケジュール データ移行 システム移行 業務移行 主要タスク 2024 図と色で何を表現しているのか具体的に示す 資料作成における4つのマナー 読み手に無駄な思考をさせない/ スムーズな理解を促進する 資料の読解に労力を掛けさせず、読み手には最大限メッセージに集中させること。 凡例 ベンダ主体 ユーザ主体 項番をふる
  14. Copyright © 2024 Masaya Okawa. All Rights Reserved. 目次 1.

    資料作成の“大原則” 2. 資料作成の“禁じ手” 3. 資料作成の“マナー” 4. 資料作成の“クライアントに対する配慮”
  15. Copyright © 2024 Masaya Okawa. All Rights Reserved. 4.資料作成の“クライアントに対する配慮” XXXにおける

    調査結果の共有 2024/8/1 作成者:▪▪▪▪ XXXにおける 調査結果の共有 作成者:▪▪▪▪ ◦◦事業部 ◦◦事業部 『郷に入れば郷に従え』。クライアントの環境に適応し、資料作成を行うこと。 個性的な独自配色・・・ 配色のカラーパレット フォーマットなし or 独自のフォーマット・・・ クライアントのフォーマットを利用 コーポレートカラーをベースに配色設計 過去資料を参照しベースを揃える 単語 目次構成 表現方法 過去資料 参照なし 完全独自 単語 目次構成 表現方法 過去資料 参照 過去資料踏襲 単語も構成も図表も馴染みがない・・・ 1 フォーマットを利用する 2 配色はコーポレートカラーを参考 3 過去資料を参考にする クライアントに対する3つの配慮 配色のカラーパレット