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対話の謎 / 1on1 study Dialogue

moriyuya
October 25, 2019

対話の謎 / 1on1 study Dialogue

対話とは一体何かを解き明かそうとしてみました。
下記、勉強会で話したスライドを、スライドだけで読みやすく直したものです。

1on1勉強会 vol.3 対話の謎 〜人との関わりが変わる、しくみと働きで分かる対話〜
https://1on1.connpass.com/event/150572/

以前の勉強会
1on1勉強会vol.2リーダーとマネージャーのジレンマ
https://1on1.connpass.com/event/146562/
vol.2 プレゼン資料
https://speakerdeck.com/moriyuya/1on1-study-vol2

1on1勉強会vol.1 Meetup OST
https://connpass.com/event/140206/
vol.1 プレゼン資料
https://speakerdeck.com/moriyuya/1on1-study-vol-dot-1-meetup-ost

moriyuya

October 25, 2019
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Transcript

  1. 6 目次 ・1on1勉強会の目的 ・文献からひもとく対話 ・話すことの仕組み ・対話の仕組みと働き ・三つの言葉(思考の言葉、話し言葉、書き言葉) ・思考の言葉を書き言葉にすると理解の解像度が高まる ・差が発見を生み出す ・言葉を意識的に選ぶ

    ・私たちは理解をどう用いているか ・コンテキストを用いる ・脳の並列活性 ・無意識の成果を活用する ・環境との相互作用性 ・問題の難易度は言語化に依存する ・気にも止めないこと…性格 ・「これをしたら対話だ」と言える行動
  2. 26 目次 ・1on1勉強会の目的 ・文献からひもとく対話 ・話すことの仕組み ・対話の仕組みと働き ・三つの言葉(思考の言葉、話し言葉、書き言葉) ・思考の言葉を書き言葉にすると理解の解像度が高まる ・差が発見を生み出す ・言葉を意識的に選ぶ

    ・私たちは理解をどう用いているか ・コンテキストを用いる ・脳の並列活性 ・無意識の成果を活用する ・環境との相互作用性 ・問題の難易度は言語化に依存する ・気にも止めないこと…性格 ・「これをしたら対話だ」と言える行動
  3. 38 > 対話について考えてみよう。対話では、人が何かを言った場合、相手は 最初の人間が期待したものと、正確に同じ意味では反応しないのが普通だ。 というより、話し手と聞き手双方の意味はただ似ているだけで、同一のもの はない。 >だから、話しかけられた人が答えたとき、最初の話し手は、自分が言おう としたことと、相手が理解したこととの間に差があると気づく。この差を考 慮すれば、最初の話し手は、自分の意見と相手の意見の両方に関連する、何 か新しいものを見つけ出せるかもしれない。そのようにして話が往復し、話

    している双方に共通の新しい内容が絶えず生まれていく。したがって対話で は、話し手のどちらも、自分がすでに知っているアイデアや情報を共有しよ うとはしない。むしろ、二人の人間が何かを協力して作ると言ったほうがい いだろう。つまり、新たなものを一緒に創造するということだ。 出典 『ダイアローグ』デヴィッド・ボーム 文字多いよ!! 『ダイアローグ』
  4. 40 > だが、そうしたコミュニケーションで新しいものが想像されるのは、 人々が偏見を持たず、お互いに影響を与えようとすることもなく、また 、相手の話に自由に耳を傾けられる場合に限られる。まずは話し手の双 方が、真実と、一貫性のあることに関心をもつことが大事だ。古い考え や意図を捨てて、これまでとは異なったものに取り組もうという心の準 備ができるように。しかし、話し手のどちらも、それがまるで情報の項 目であるかのように、考えや観点を伝えることだけを望むなら、失敗は 免れないに違いない。というのも話しを聞くほうは、語り手の考えとい

    う、一種のふるいにかけられたものを聞いているからである。それは話 が真実か否か、首尾一貫しているかどうかという点と無関係に、語り手 が維持したい、守りたいと思う内容になっているのだ。その結果、当然 ながら混乱が起き、先に指摘されて論じられたような、解決不能な「コ ミュニケーションの問題」へとつながる。 出典 『ダイアローグ』デヴィッド・ボーム 『ダイアローグ』
  5. 43 文献からひもとく対話 ・言葉を用いる ・自分と相手の理解には差がある ・この差が新しい発見につながる ・話を往復させ、この差から新しい発見を生み出していく ・すでに知っているアイデアや情報は共有しない ・一緒に新しいものを創る ・偏見を持たない ・真実と一貫性に関心をもつ

    ・古い考えや意図を捨てる ・これまでとは異なった者に取り組もうという心の準備 ・考えや情報の伝達は目的ではない ・考えや情報の伝達は解決できない問題につながる ・権威者からの一方的な伝達ではない
  6. 67

  7. 83 目次 ・1on1勉強会の目的 ・文献からひもとく対話 ・話すことの仕組み ・対話の仕組みと働き ・三つの言葉(思考の言葉、話し言葉、書き言葉) ・思考の言葉を書き言葉にすると理解の解像度が高まる ・差が発見を生み出す ・言葉を意識的に選ぶ

    ・私たちは理解をどう用いているか ・コンテキストを用いる ・脳の並列活性 ・無意識の成果を活用する ・環境との相互作用性 ・問題の難易度は言語化に依存する ・気にも止めないこと…性格 ・「これをしたら対話だ」と言える行動
  8. 聞く(感じる) 話す(行う) 話し言葉 話すことの仕組み 理解する 話す(行う) 聞く(感じる) 理解する 自分が話したことを自分 が聞く。「私の口からこ

    んな言葉が出るなんて」 と驚く 自分が話したことを 自分が聞いて、理解する 「私はこんなふうに考え てたんだ」と気づく
  9. 聞く(感じる) 話す(行う) 話し言葉 話すことの仕組み 理解する 話す(行う) 聞く(感じる) 理解する 思考の言葉 (心の言葉)

    自分が話したことを自分 が聞く。「私の口からこ んな言葉が出るなんて」 と驚く 自分が話したことを 自分が聞いて、理解する 「私はこんなふうに考え てたんだ」と気づく
  10. 聞く(感じる) 話す(行う) 話し言葉 話すことの仕組み 理解する 話す(行う) 聞く(感じる) 理解する 思考の言葉 (心の言葉)

    内的対話 モノローグ 自分が話したことを自分 が聞く。「私の口からこ んな言葉が出るなんて」 と驚く 自分が話したことを 自分が聞いて、理解する 「私はこんなふうに考え てたんだ」と気づく
  11. 聞く(感じる) 話す(行う) 話し言葉 話すことの仕組み 理解する 話す(行う) 聞く(感じる) 理解する 思考の言葉 (心の言葉)

    内的対話 モノローグ 外的対話 ダイア ローグ 書き言葉 ~~~~ ~~~~ ~~~~. 非言語 うなづちや相づち、腕 組みや姿勢など
  12. 聞く(感じる) 話す(行う) 話し言葉 話すことの仕組み 理解する 話す(行う) 聞く(感じる) 理解する 思考の言葉 (心の言葉)

    内的対話 モノローグ 外的対話 ダイア ローグ 書き言葉 ~~~~ ~~~~ ~~~~. なんか システムっぽいなあ
  13. 112 目次 ・1on1勉強会の目的 ・文献からひもとく対話 ・話すことの仕組み ・対話の仕組みと働き ・三つの言葉(思考の言葉、話し言葉、書き言葉) ・思考の言葉を書き言葉にすると理解の解像度が高まる ・差が発見を生み出す ・言葉を意識的に選ぶ

    ・私たちは理解をどう用いているか ・コンテキストを用いる ・脳の並列活性 ・無意識の成果を活用する ・環境との相互作用性 ・問題の難易度は言語化に依存する ・気にも止めないこと…性格 ・「これをしたら対話だ」と言える行動
  14. 114 目次 ・1on1勉強会の目的 ・文献からひもとく対話 ・話すことの仕組み ・対話の仕組みと働き ・三つの言葉(思考の言葉、話し言葉、書き言葉) ・思考の言葉を書き言葉にすると理解の解像度が高まる ・差が発見を生み出す ・言葉を意識的に選ぶ

    ・私たちは理解をどう用いているか ・コンテキストを用いる ・脳の並列活性 ・無意識の成果を活用する ・環境との相互作用性 ・問題の難易度は言語化に依存する ・気にも止めないこと…性格 ・「これをしたら対話だ」と言える行動
  15. 聞く(感じる) 話す(行う) 話し言葉 理解する 話す(行う) 聞く(感じる) 理解する 思考の言葉 (心の言葉) 内的対話

    モノローグ 外的対話 ダイア ローグ 書き言葉 ~~~~ ~~~~ ~~~~. 非言語 「話すこと」にもう一歩踏み込む
  16. 思考の言葉、話し言葉、書き言葉 それぞれの違い ・単語への関心 ・文法・構文 ・主語 ・状況説明 思考の言葉 話し言葉 書き言葉 単語への関心

    本人の意味づけ 場合による 辞書的定義 文法・構文 最小 伝わるように 厳密 主語 省略 必要に応じて 明示 状況説明 省略 必要に応じて 明示 考える負担 自然で自動的 状況による 大きな負担
  17. 思考の言葉、話し言葉、書き言葉 それぞれの違い ・単語への関心 ・文法・構文 ・主語 ・状況説明 うなぎ! 私はうな ぎだ! 私は

    うなぎを 注文する 思考の言葉 話し言葉 書き言葉 単語への関心 本人の意味づけ 場合による 辞書的定義 文法・構文 最小 伝わるように 厳密 主語 省略 必要に応じて 明示 状況説明 省略 必要に応じて 明示 考える負担 自然で自動的 状況による 大きな負担
  18. 思考の言葉、話し言葉、書き言葉 それぞれの違い ・単語への関心 ・文法・構文 ・主語 ・状況説明 うなぎ! 私はうな ぎだ! 私は

    うなぎを 注文する 思考の言葉 話し言葉 書き言葉 単語への関心 本人の意味づけ 場合による 辞書的定義 文法・構文 最小 伝わるように 厳密 主語 省略 必要に応じて 明示 状況説明 省略 必要に応じて 明示 考える負担 自然で自動的 状況による 大きな負担 私たちは思考の言葉から 話し言葉、書き言葉を生み出す
  19. 思考の言葉、話し言葉、書き言葉 それぞれの違い ・単語への関心 ・文法・構文 ・主語 ・状況説明 解像度の 差がある うなぎ! 私はうな

    ぎだ! 私は うなぎを 注文する 思考の言葉 話し言葉 書き言葉 単語への関心 本人の意味づけ 場合による 辞書的定義 文法・構文 最小 伝わるように 厳密 主語 省略 必要に応じて 明示 状況説明 省略 必要に応じて 明示 考える負担 自然で自動的 状況による 大きな負担 解像度の 差がある 私たちは思考の言葉から 話し言葉、書き言葉を生み出す
  20. 思考の言葉、話し言葉、書き言葉 それぞれの違い ・単語への関心 ・文法・構文 ・主語 ・状況説明 解像度の 差がある うなぎ! 私はうな

    ぎだ! 私は うなぎを 注文する 思考の言葉 話し言葉 書き言葉 単語への関心 本人の意味づけ 場合による 辞書的定義 文法・構文 最小 伝わるように 厳密 主語 省略 必要に応じて 明示 状況説明 省略 必要に応じて 明示 考える負担 自然で自動的 状況による 大きな負担 解像度の 差がある ・私たちはそれぞれの言葉を状況に応じて使い分けている ・思考の言葉から話し言葉や書き言葉を生む過程で言葉の解像度が高まる 私たちは思考の言葉から 話し言葉、書き言葉を生み出す
  21. 127 目次 ・1on1勉強会の目的 ・文献からひもとく対話 ・話すことの仕組み ・対話の仕組みと働き ・三つの言葉(思考の言葉、話し言葉、書き言葉) ・思考の言葉を書き言葉にすると理解の解像度が高まる ・差が発見を生み出す ・言葉を意識的に選ぶ

    ・私たちは理解をどう用いているか ・コンテキストを用いる ・脳の並列活性 ・無意識の成果を活用する ・環境との相互作用性 ・問題の難易度は言語化に依存する ・気にも止めないこと…性格 ・「これをしたら対話だ」と言える行動
  22. 146 目次 ・1on1勉強会の目的 ・文献からひもとく対話 ・話すことの仕組み ・対話の仕組みと働き ・三つの言葉(思考の言葉、話し言葉、書き言葉) ・思考の言葉を書き言葉にすると理解の解像度が高まる ・差が発見を生み出す ・言葉を意識的に選ぶ

    ・私たちは理解をどう用いているか ・コンテキストを用いる ・脳の並列活性 ・無意識の成果を活用する ・環境との相互作用性 ・問題の難易度は言語化に依存する ・気にも止めないこと…性格 ・「これをしたら対話だ」と言える行動
  23. 147 差(差異)が発見を生み出す ・言葉を用いる ・自分と相手の理解には差がある ・この差が新しい発見につながる ・話を往復させ、この差から新しい発見を生み出していく ・すでに知っているアイデアや情報は共有しない ・一緒に新しいものを創る ・偏見を持たない ・真実と一貫性に関心をもつ

    ・古い考えや意図を捨てる ・これまでとは異なった者に取り組もうという心の準備 ・考えや情報の伝達は目的ではない ・考えや情報の伝達は解決できない問題につながる ・権威者からの一方的な伝達ではない
  24. 153 目次 ・1on1勉強会の目的 ・文献からひもとく対話 ・話すことの仕組み ・対話の仕組みと働き ・三つの言葉(思考の言葉、話し言葉、書き言葉) ・思考の言葉を書き言葉にすると理解の解像度が高まる ・差が発見を生み出す ・言葉を意識的に選ぶ

    ・私たちは理解をどう用いているか ・コンテキストを用いる ・脳の並列活性 ・無意識の成果を活用する ・環境との相互作用性 ・問題の難易度は言語化に依存する ・気にも止めないこと…性格 ・「これをしたら対話だ」と言える行動
  25. 167 目次 ・1on1勉強会の目的 ・文献からひもとく対話 ・話すことの仕組み ・対話の仕組みと働き ・三つの言葉(思考の言葉、話し言葉、書き言葉) ・思考の言葉を書き言葉にすると理解の解像度が高まる ・差が発見を生み出す ・言葉を意識的に選ぶ

    ・私たちは理解をどう用いているか ・コンテキストを用いる ・脳の並列活性 ・無意識の成果を活用する ・環境との相互作用性 ・問題の難易度は言語化に依存する ・気にも止めないこと…性格 ・「これをしたら対話だ」と言える行動
  26. 175

  27. 183 物質 構成部品 走行系 動力系 タイヤ ハンドル ギア ペダル 機能

    構成要素 走行系 動力系 操作 動力を 走行系に 筋力を 動力に 動力を 地面に
  28. 184 物質 構成部品 走行系 動力系 タイヤ ハンドル ギア ペダル 機能

    構成要素 走行系 動力系 操作 動力を 走行系に 筋力を 動力に 動力を 地面に ※物質と機能は連動している
  29. 185 物質 構成部品 走行系 動力系 タイヤ ハンドル ギア ペダル 機能

    構成要素 走行系 動力系 操作 動力を 走行系に 筋力を 動力に 動力を 地面に ※物質と機能は連動している
  30. 186 物質 構成部品 走行系 動力系 タイヤ ハンドル ギア ペダル 機能

    構成要素 走行系 動力系 操作 動力を 走行系に 筋力を 動力に 動力を 地面に ※物質と機能は連動している
  31. 187 物質 構成部品 走行系 動力系 タイヤ ハンドル ギア ペダル 機能

    構成要素 走行系 動力系 操作 動力を 走行系に 筋力を 動力に 動力を 地面に ※物質と機能は連動している
  32. 192

  33. 201 物質 構成部品 走行系 動力系 タイヤ ハンドル ギア ペダル 機能

    構成要素 走行系 動力系 操作 動力を 走行系に 筋力を 動力に 動力を 地面に
  34. 202 物質 構成部品 走行系 動力系 タイヤ ハンドル ギア ペダル 機能

    構成要素 走行系 動力系 操作 動力を 走行系に 筋力を 動力に 動力を 地面に コンテキスト 現実 理想 違和感 感触 進まない 機能不全
  35. 203 物質 構成部品 走行系 動力系 タイヤ ハンドル ギア ペダル 機能

    構成要素 走行系 動力系 操作 動力を 走行系に 筋力を 動力に 動力を 地面に コンテキスト 現実 理想 違和感 感触 進まない 機能不全 知識の相互参照
  36. 204 物質 構成部品 走行系 動力系 タイヤ ハンドル ギア ペダル 機能

    構成要素 走行系 動力系 操作 動力を 走行系に 筋力を 動力に 動力を 地面に コンテキスト 現実 理想 違和感 感触 進まない 機能不全 知識の相互参照
  37. 205 物質 構成部品 走行系 動力系 タイヤ ハンドル ギア ペダル 機能

    構成要素 走行系 動力系 操作 動力を 走行系に 筋力を 動力に 動力を 地面に コンテキスト 現実 理想 違和感 感触 進まない 機能不全 知識の相互参照 知識構造から探索
  38. 206 物質 構成部品 走行系 動力系 ハンドル ギア ペダル 機能 構成要素

    走行系 動力系 操作 動力を 走行系に 筋力を 動力に コンテキスト 現実 理想 違和感 感触 進まない 機能不全 知識の相互参照 知識構造から探索 タイヤ 動力を 地面に 特定!
  39. 208 コンテキスト 現実 理想 観察 違和感 感触 進まない 機能不全 物質

    機能 物質 機能 物質 機能 解決策の選択肢を思いうかべ
  40. 211 コンテキスト 現実 理想 観察 違和感 感触 進まない 機能不全 物質

    機能 物質 機能 頭の中の物質と機能の関係と、 目の前にある物質とを突きあわ せながら
  41. 212 コンテキスト 現実 理想 観察 違和感 感触 進まない 機能不全 物質

    機能 物質 機能 望ましい状態に向かって手を 加える
  42. 213 コンテキスト 現実 理想 観察 違和感 感触 進まない 機能不全 物質

    機能 物質 機能 修理 (行動) これが修理という知的行動
  43. 216

  44. 220

  45. 224

  46. 241 物質 構成部品 走行系 動力系 タイヤ ハンドル ギア ペダル 機能

    構成要素 走行系 動力系 操作 動力を 走行系に 筋力を 動力に 動力を 地面に コンテキスト 現実 理想 違和感 感触 進まない 機能不全 知識の構造を順に追っていく
  47. 243 話す(行う) 聞く(感じる) 理解する 思考の言葉 (心の言葉) えーと、あの とき なにで、だか ら何で

    テーマ 思考の言葉 話し言葉 書き言葉 単語への関心 本人の意味づけ 場合による 辞書的定義 文法・構文 最小 伝わるように 厳密 主語 省略 必要に応じて 明示 状況説明 省略 必要に応じて 明示 考える負担 自然 状況による 大きな負担
  48. 253 相手の応答によって理解が促される えーと、あの とき なにで、だか ら何で ◦◦ なんだ 相手にはこう 伝わったんだ

    じゃあ、こう 伝えた方が良いな 話す(行う) 聞く(感じる) 理解する 思考の言葉 (心の言葉)
  49. 254 えーと、あの とき なにで、だか ら何で なるほど テーマ 行動 出来事 聞き手は話し言葉や、書かれた言葉から

    「こういうことかな、あういうことかな」と推測しながら 理解を作っていく。 聞き手に何が起きてる?
  50. 263 物質 構成部品 走行系 動力系 タイヤ ハンドル ギア ペダル 機能

    構成要素 走行系 動力系 操作 動力を 走行系に 筋力を 動力に 動力を 地面に こういう ことかな
  51. 268 聞く(感じる) 話す(行う) 話し言葉 理解する 話す(行う) 聞く(感じる) 理解する 思考の言葉 (心の言葉)

    内的対話 モノローグ 外的対話 ダイア ローグ 書き言葉 ~~~~ ~~~~ ~~~~. 非言語 対話の基本モデル
  52. 286 目次 ・1on1勉強会の目的 ・文献からひもとく対話 ・話すことの仕組み ・対話の仕組みと働き ・三つの言葉(思考の言葉、話し言葉、書き言葉) ・思考の言葉を書き言葉にすると理解の解像度が高まる ・差が発見を生み出す ・言葉を意識的に選ぶ

    ・私たちは理解をどう用いているか ・コンテキストを用いる ・脳の並列活性 ・無意識の成果を活用する ・環境との相互作用性 ・問題の難易度は言語化に依存する ・気にも止めないこと…性格 ・「これをしたら対話だ」と言える行動
  53. 317 美的 形状 店頭で選ばれるパッケージデザイン 材料供給の安定性 材料の経済性 生産性 加工しやすさ 金型の耐久性 流通の経済性

    空間の大きさ ロットの小ささ 環境負荷の低い製造 材料損失の少なさ 再生産リードタイム ブランド
  54. 318 食洗機対応 快適な利用 美的 形状 蓋の安定性 取り回しやすさ 店頭で選ばれるパッケージデザイン 材料供給の安定性 材料の経済性

    生産性 加工しやすさ 金型の耐久性 流通の経済性 空間の大きさ ロットの小ささ 環境負荷の低い製造 扱いやすさ 材料損失の少なさ 再生産リードタイム ブランド
  55. 319 食洗機対応 快適な利用 汚れにくさ 美的 形状 汚れ落ちやすさ カルキのつきにくさ 洗剤との適合 蓋の安定性

    取り回しやすさ 店頭で選ばれるパッケージデザイン 材料供給の安定性 材料の経済性 生産性 加工しやすさ 金型の耐久性 流通の経済性 空間の大きさ ロットの小ささ 環境負荷の低い製造 扱いやすさ 取っ手の熱変化 十分な出荷前洗浄 材料損失の少なさ 再生産リードタイム ブランド
  56. 320 食洗機対応 突沸の抑制 快適な利用 安全性との適合 汚れにくさ 美的 形状 汚れ落ちやすさ カルキのつきにくさ

    洗剤との適合 蓋の安定性 取り回しやすさ キッチンでの大きさの適合性 店頭で選ばれるパッケージデザイン コンロの設置性 沸騰を知らせる 材料供給の安定性 材料の経済性 生産性 加工しやすさ 金型の耐久性 流通の経済性 空間の大きさ ロットの小ささ 環境負荷の低い製造 扱いやすさ 取っ手の熱変化 接合部の耐久性 十分な出荷前洗浄 傷つきにくさ 材料損失の少なさ 再生産リードタイム 価格の適合性 ブランド
  57. 321 廃棄の適合性 食洗機対応 突沸の抑制 快適な利用 安全性との適合 汚れにくさ 美的 形状 汚れ落ちやすさ

    カルキのつきにくさ 洗剤との適合 蓋の安定性 取り回しやすさ キッチンでの大きさの適合性 素材の再利用性 店頭で選ばれるパッケージデザイン コンロの設置性 沸騰を知らせる 材料供給の安定性 材料の経済性 生産性 加工しやすさ 金型の耐久性 流通の経済性 空間の大きさ ロットの小ささ 環境負荷の低い製造 扱いやすさ 取っ手の熱変化 接合部の耐久性 十分な出荷前洗浄 傷つきにくさ 材料損失の少なさ 再生産リードタイム 内容量 熱効率 冷めにくさ 初期不良対応 不具合対応 価格の適合性 ブランド
  58. 322 廃棄の適合性 食洗機対応 突沸の抑制 快適な利用 安全性との適合 汚れにくさ 美的 形状 汚れ落ちやすさ

    カルキのつきにくさ 洗剤との適合 蓋の安定性 取り回しやすさ キッチンでの大きさの適合性 素材の再利用性 店頭で選ばれるパッケージデザイン コンロの設置性 沸騰を知らせる 材料供給の安定性 材料の経済性 生産性 加工しやすさ 金型の耐久性 流通の経済性 空間の大きさ ロットの小ささ 環境負荷の低い製造 扱いやすさ 取っ手の熱変化 接合部の耐久性 十分な出荷前洗浄 傷つきにくさ 材料損失の少なさ 再生産リードタイム 内容量 熱効率 冷めにくさ 初期不良対応 不具合対応 価格の適合性 ブランド デザイナーにとって 全てが形や機能を 決める刺激になる コンテキストがやかんを決める
  59. 332 目次 ・1on1勉強会の目的 ・文献からひもとく対話 ・話すことの仕組み ・対話の仕組みと働き ・三つの言葉(思考の言葉、話し言葉、書き言葉) ・思考の言葉を書き言葉にすると理解の解像度が高まる ・差が発見を生み出す ・言葉を意識的に選ぶ

    ・私たちは理解をどう用いているか ・コンテキストを用いる ・脳の並列活性 ・無意識の成果を活用する ・環境との相互作用性 ・問題の難易度は言語化に依存する ・気にも止めないこと…性格 ・「これをしたら対話だ」と言える行動
  60. 聞く(感じる) 話す(行う) 話し言葉 話されることは気づいていること だけど、人はもっといろいろなことをしている 理解する 話す(行う) 聞く(感じる) 理解する 思考の言葉

    (心の言葉) 内的対話 モノローグ 外的対話 ダイア ローグ 書き言葉 ~~~~ ~~~~ ~~~~. 非言語 気づいていること 気づいていること
  61. 360 目次 ・1on1勉強会の目的 ・文献からひもとく対話 ・話すことの仕組み ・対話の仕組みと働き ・三つの言葉(思考の言葉、話し言葉、書き言葉) ・思考の言葉を書き言葉にすると理解の解像度が高まる ・差が発見を生み出す ・言葉を意識的に選ぶ

    ・私たちは理解をどう用いているか ・コンテキストを用いる ・脳の並列活性 ・無意識の成果を活用する ・環境との相互作用性 ・問題の難易度は言語化に依存する ・気にも止めないこと…性格 ・「これをしたら対話だ」と言える行動
  62. 367 目次 ・1on1勉強会の目的 ・文献からひもとく対話 ・話すことの仕組み ・対話の仕組みと働き ・三つの言葉(思考の言葉、話し言葉、書き言葉) ・思考の言葉を書き言葉にすると理解の解像度が高まる ・差が発見を生み出す ・言葉を意識的に選ぶ

    ・私たちは理解をどう用いているか ・コンテキストを用いる ・脳の並列活性 ・無意識の成果を活用する ・環境との相互作用性 ・問題の難易度は言語化に依存する ・気にも止めないこと…性格 ・「これをしたら対話だ」と言える行動
  63. 384 目次 ・1on1勉強会の目的 ・文献からひもとく対話 ・話すことの仕組み ・対話の仕組みと働き ・三つの言葉(思考の言葉、話し言葉、書き言葉) ・思考の言葉を書き言葉にすると理解の解像度が高まる ・差が発見を生み出す ・言葉を意識的に選ぶ

    ・私たちは理解をどう用いているか ・コンテキストを用いる ・脳の並列活性 ・無意識の成果を活用する ・環境との相互作用性 ・問題の難易度は言語化に依存する ・気にも止めないこと…性格 ・「これをしたら対話だ」と言える行動
  64. 積極 慎重 ・一気にやろう ・飛び込み営業だ ・売れたぞ!やった! ・まずは計画だ ・知人に売ってみよう ・1製品の利益は… ・まず試そう ・知人に紹介

    してもらおう ・利益に注意深く 売っていこう 性格は(気に止めない)選択肢の現れ方と、 性格の変化
  65. 積極 慎重 ・一気にやろう ・飛び込み営業だ ・売れたぞ!やった! ・まずは計画だ ・知人に売ってみよう ・1製品の利益は… ・まず試そう ・知人に紹介

    してもらおう ・利益に注意深く 売っていこう 複合的な柔軟さの獲得 性格は(気に止めない)選択肢の現れ方と、 性格の変化
  66. 441 目次 ・1on1勉強会の目的 ・文献からひもとく対話 ・話すことの仕組み ・対話の仕組みと働き ・三つの言葉(思考の言葉、話し言葉、書き言葉) ・思考の言葉を書き言葉にすると理解の解像度が高まる ・差が発見を生み出す ・言葉を意識的に選ぶ

    ・私たちは理解をどう用いているか ・コンテキストを用いる ・脳の並列活性 ・無意識の成果を活用する ・環境との相互作用性 ・問題の難易度は言語化に依存する ・気にも止めないこと…性格 ・「これをしたら対話だ」と言える行動
  67. 互いの関心事に関心をもって 自分の関心事に関心をもって話す行為 ・聞いてるふりをして、 次に何を話すか考えてる ・ひたすら聴き続ける ・相手よりも相手の専門家になる ・開かれた心、閉ざされた心 ・弁解しなければならない立場に相手を 追い込む行為 ・対話の流れをさえぎる巧みな言語的行為

    ・相手を、不公正なものと比較する行為 ・対話の流れをさえぎる巧みな 「非」言語的行為 ・接続詞は対話の流れを変えがち ・他人を消費する行為 上下関係 ・助ける人と助けられる人 ・読みやすい下手字で書く ・助けられ上手の見本になる ・無知の姿勢 傾聴 ・相手の人生に聴診器を当てる ・対話のはやさは、 思考の言葉での対話の早さ
  68. 459 B 話の内容を受け入ない 受け入れる 話 者 を 受 け 入

    れ る 受 け 入 れ な い 開かれた心、閉ざされた心
  69. 460 B 話の内容を受け入ない 受け入れる 話 者 を 受 け 入

    れ る 受 け 入 れ な い 閉ざされた心 服従/無関心 閉ざされた心 拒絶/無関心 開かれた心 開かれた心 開かれた心、閉ざされた心
  70. 強要は相手に断られたとき暴かれる 要望を断られた 要求が通らなかったときの自分の行動 非難、裁き、罪悪感の植え 付けといったネガティブな 表現をする 相手の状況への 尊重を表現する 強要 要望

    服従 反抗 相手の、過去の要望に 関する経験 その場の表現のあり方 相手には 強要に聞こえた 出典『NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版』 強要をされたと受け手が感じたときの反応
  71. 対話の流れをさえぎる巧みな言語的行為 さえぎる かぶせる 押し切る 切り返す 邪推する 憶測のままにする 評価を押しつける 判断を押しつける 読心術をする

    ごまかす おどける おためごかす なだめすかす 嘘をつく なだめる 決めつける レッテルを張る ほのめかす こしらえる とりなす いいくるめる おだてる ほだす 戯言 早合点する 誘導する 言いたくないこと を言わせる 話題を奪う 相手の話を加工す る 上下関係を臭わす ふさわしい話題か TPOを臭わす タブー視する 義務を負わせる 意図的に誤解する
  72. 接続詞は対話の流れを変えがち 順接 だから すると 逆接 しかし ところが 並列 そして それに

    および ならびに 対比 逆に 一方 または あるいは 列挙 第一に 最初に 言い換え つまり むしろ 例示 例えば 特に 補足 なぜなら ただし 転換 さて では 結論 このように とにかく
  73. 他人を消費する行為 十分に知っていることを長々と話された経験があるかもしれない。 相手は私がどれだけ知っているのかを一度も確認してこなかった。 教科書的な当たり障りのない話をながながと話しながら、絶えず言外のメ ッセージを送る人がいる。 言外のメッセージとは「オレの話を聴いているか? おれに敬意を払ってい るか? オレを上下関係において上だとと認めるか?」 といった承認要請を

    ほのめかす行為だ。言葉のセンテンスごとに目配せしたり、相づちを期待 するような間のとり方や態度をする。 一方的に話を続け、聞き手が何を知っているかを確認しない。そのため情 報提供の側面としてあまり価値はない言葉ばかりが並ぶ。しかし承認を絶 えず求めてくる。相手の助けになっていないのに、賞賛や敬意を一方的に 要求する。
  74. 他人を消費する行為 十分に知っていることを長々と話された経験があるかもしれない。 相手は私がどれだけ知っているのかを一度も確認してこなかった。 教科書的な当たり障りのない話をながながと話しながら、絶えず言外のメ ッセージを送る人がいる。 言外のメッセージとは「オレの話を聴いているか? おれに敬意を払ってい るか? オレを上下関係において上だとと認めるか?」 といった承認要請を

    ほのめかす行為だ。言葉のセンテンスごとに目配せしたり、相づちを期待 するような間のとり方や態度をする。 一方的に話を続け、聞き手が何を知っているかを確認しない。そのため情 報提供の側面としてあまり価値はない言葉ばかりが並ぶ。しかし承認を絶 えず求めてくる。相手の助けになっていないのに、賞賛や敬意を一方的に 要求する。 賞賛の強要
  75. テクニック 助けられ上手の見本になる 上司と部下には力関係が生じてしまっています。助ける人 、助けられる人という関係も力関係になってしまいます。 対等な関係になるために、部下に助けてもらうことが役立 ちます。 上司 助けられる人 部下 助ける人

    上司 助ける人 部下 助けられる人 副次的な効果として、上司はうまく助けられることを体現 することで、部下は助けられ方を学ぶことができます。 助けられスキルが低い人に効果的です。
  76. 491 Testing Understanding 理解の確認。理解の伝え返し。 「今のお話しを聞いて、◦◦というように私は理解したのですが合っていま すか?」 「あなたの今の話しはとても重要に聞こえました。しっかり理解したいの で確認したいですがよろしいですか? ◦◦というように私は理解したのですが 合っていますか?」

    相手の話に尊重を示すだけでなく、「あなたの発言は相手にはこのように 伝わっているよ」というリフレクティングプロセスであり、メタ認知を代 わりに行う専門家テクニックでもある。ほとんどの人は「丁寧に聞いてく れてるなー」とさらっと感じてしまうが非常に練られたフィードバック。 さらっと使う人はかなり手練れ。
  77. 感情を表す言葉の一例 愛情深い ありがたい 生き生きする いとおしい 有頂天 エネルギッシュ 明るい 安心 ウキウキした

    うれしい 大喜び あたたかい いい気分 威勢がいい 打ち込んでいる 嬉しくってたまら ない 穏やか 落ち着いた 開放的 活発な 感極まる 感心する 希望 キラキラした 好奇心がある 興奮 心奪われる さわやかな 舌を巻く 集中した 爽快 探求的 得意 熱意がわいてくる 快活 覚醒した 軽やかな 感謝 感動する 気持ちが静まる くらくらする 好奇心をそそられ る 高揚した 心強い 自信 慈悲深い 上機嫌 まろやか 飽き飽きする 意地悪になる 意気消沈 いてもたってもい られない 行き詰まる いらいら 陰気 打ちのめされる 恨みを抱く 厭世的になる 落ち着かない 懐疑的 かっとなる 気落ち 気が抜ける 疑念を抱く 恐怖 緊張する 暗くなる 激怒 興奮 困る 混乱 うしろめたい 内向き うろたえる 怒りっぽくなる 驚く 愕然とする 悲しい 気が気でない 気が引ける 気乗りしない 気を揉む 悔しい 失望 焦燥感 じれったい 深刻 絶望的 惨め 無感覚 むきになる 無力感 満たされているとき 損なわれているとき 出典『NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版』