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新規プロダクト開発の流れ

 新規プロダクト開発の流れ

Sakamoto Keisuke

March 22, 2018
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  1. サマリー
 2 背景
 • 新規プロダクトは失敗することが多い 
 • 要因の1つは「顧客が欲しがらないもの」を作ってしまうこと 
 課題


    • 顧客が欲しがらない製品を長い時間と大金をかけて作ってしまう 
 解決策
 • 顧客から継続的にフィードバックをもらい、 
 リソースを使い切る前に、 
 プランAからプランBヘと反復的に移行する体系的なプロセスの紹介 
 結論
 • できるだけ筋のいい新規プロダクトをたくさん市場に出すしか、 
 成功の可能性を上げる方法はない 

  2. 6 「RUNNING LEAN」の提唱する新規プロダクト立案プロセス(アレンジver)の紹介 
 解決策
 製品/市場Fit
 Product/Market Fit
 拡大
 SCALE


    顧客が課題を解決するために、競合 ではなく自社製品にお金を支払いた いと思っているかを確認した段階 
 実際に製品を市場に出してみて、顧 客が使い続けてくれるか確認した段 階
 製品の成長を加速させる段階 
 段 階
 や るこ と
 • プロトタイプを用いて、「課題/解 決策Fit」を検証する
 • 定性的に検証
 • MVPをリリースして、「製品/市 場Fit」を検証する
 • 定量的に検証
 • 定性的に検証
 ※MVP(Minimum Viable Product):課題に対応する実用最小限の製品 企画立案
 課題/解決策Fit
 Problem/Solution Fit
 「プロジェクトの制約」と「立ち上 げメンバーの思い」を確認し、企 画のネタを探す段階 
 
 • 前提条件の確認
 • 企画の立案
 • チームで取り組みたい企画を 決定
 • 高い紹介率の達成
 • ユニットエコノミクスの健全化 (LTV>CPA)
 • 新規顧客獲得に向けて投資を 拡大

  3. 7 「企画立案」フェーズ 
 解決策
 • 「プロジェクトの制約」 を確認 ◦ 工数,市場規模,分野etc. •

    チームメンバーの 「サービスに対す る思い」を確認 取り組みたい企画を決定
 前提条件の確認
 企画検討
 や るこ と
 • チームメンバーでブレスト ◦ 自分たちが身近に感じている 「課題」と「解決策」のイメージ を図を書きながら出し合う • 「顧客の課題」をリサーチ ◦ 業界を絞って関係者に話を聞 きに行く • リーンキャンバスの作成 ◦ 例:それぞれが取り組みたい 企画のリーンキャンバスを作 成し、チーム内で確認 • 取り組みたい企画の決定 ◦ 例:チームとして取り組みた い企画をドット投票で決定す る 企画立案フェーズ

  4. 8 「企画立案」フェーズ 
 解決策
 リーンキャンバス
 ②課題
 ③解決案
 ④独自の価値提案
 ⑧競合優位性
 ①顧客


    ・顧客の理想と現実のギャッ プ
 ・特定の状況における「ジョブ = 利用目的」もあてはまる 
 ・課題の解決案 
 ・顧客が課題を解決したいと思っている状況において 競合ではなく自社製品が選ばれる理由 
 
 ・自社製品が選ばれる理由を長 期的に維持できる資産 
 
 ・「顧客」は実際にお金を 払ってくれる人 
 ・まずは「アーリーアダプ ター」を特定する必要がある 
 既存の代替品(競合) 
 ⑨主要指標
 メッセージ
 ⑤流通経路
 アーリーアダプター 
 ・現在、顧客はどのように課 題を解決しているか? 
 ・サービスの成長度合いを判断す るための数値 
 ・顧客が望む結果を端的にメッセージ化 
 ・ユーザーがこのサービスをどこ で知り、どこで手に入れるか 
 
 
 ⑦コスト構造
 ⑥収益モデル
 ・「解決案」を実現するために必要な費用 
 ・顧客から受け取る対価 
 ・副次的に得られる収入 
 ・コスト構造と比較して損益分岐点分析を実施 

  5. 9 PSF:「課題/解決策Fit」フェーズでやること 
 解決策
 • 顧客からリアルな反応を引き出すためには プロトタイプ(試用品)が必要 • 必要なプロトタイプをチームで検討 ◦

    コンセプトシート ◦ ぺーパープロトタイプ ◦ 本物っぽく動くもの 検証結果の確認
 プロトタイプの作成
 定性調査で
 「課題/解決策Fit」を検証
 や るこ と
 • 定性調査を実施 ◦ 顧客にプロトタイプを使ってもらい、 反応を得る ◦ リーンキャンバスを検証 • 検証内容 ◦ 顧客 ▪ アーリーアダプター ◦ 課題 ▪ 既存の代替品 ◦ 解決策 ▪ MVPに必要な機能 ◦ 独自の価値 ▪ 「既存の代替品」から乗り換え る? ◦ 収益モデル ▪ 顧客が支払ってくれる料金 • チームで検証結果について合意を得る
 ◦ 検証基準
 ▪ アーリーアダプターが1人で も、お金を払いたいと考え ている 
 • PSFできていない場合
 ◦ 「企画立案フェーズ」に戻る
 
 • PSFできた場合
 ◦ 「PMFフェーズ」に移行する PSF:「課題/解決策Fit」フェーズ 
 ※MVP(Minimum Viable Product):課題に対応する実用最小限の製品
  6. 10 PSF:「課題/解決策Fit」フェーズで 赤字部分を検証
 解決策
 リーンキャンバス
 ②課題
 ③解決案
 ④独自の価値提案
 ⑧競合優位性
 ①顧客


    ・顧客の理想と現実のギャッ プ
 ・特定の状況における「ジョブ = 利用目的」もあてはまる 
 ・課題の解決案 
 ・顧客が課題を解決したいと思っている状況において 競合ではなく自社製品が選ばれる理由 
 
 ・自社製品が選ばれる理由を長 期的に維持できる資産 
 
 ・「顧客」は実際にお金を 払ってくれる人 
 ・まずは「アーリーアダプ ター」を特定する必要がある 
 既存の代替品(競合) 
 ⑨主要指標
 メッセージ
 ⑤流通経路
 アーリーアダプター 
 ・現在、顧客はどのように課 題を解決しているか? 
 ・サービスの成長度合いを判断す るための数値 
 ・顧客が望む結果を端的にメッセージ化 
 ・ユーザーがこのサービスをどこ で知り、どこで手に入れるか 
 
 
 ⑦コスト構造
 ⑥収益モデル
 ・「解決案」を実現するために必要な費用 
 ・顧客から受け取る対価 
 ・副次的に得られる収入 
 ・コスト構造と比較して損益分岐点分析を実施 

  7. 11 PMF:「製品/市場Fit」フェーズでやること 
 解決策
 • 顧客からリアルな反応を引き出すために MVP(実用最小限の製品)が必要
 • 必要なMVPをチームで検討 


    ◦ Beta版 or 正式版
 
 • アジャイル開発開始 
 検証結果の確認
 MVPの作成
 実用最小限の製品 
 定量調査で
 「製品/市場Fit」を検証
 • 定量調査を実施
 ◦ 顧客にMVPを使ってもらい、行動 を計測する
 • 定性調査を実施
 ◦ 顧客にMVPを使ってもらい、反応 を得る
 • チームで検証結果について合意を得る 
 ◦ 検証基準
 ▪ 翌月継続率:40%以上 
 ▪ ショーン・エリスのテスト 
 
 • PMFできていない場合 
 ◦ ARRRAモデルに沿ってMVPを改 善する
 ◦ それでもダメな場合は「PSFフェー ズ」に戻る
 
 • PMFできた場合
 ◦ 「Scaleフェーズ」に移行 
 PMF:「製品/市場Fit」フェーズ
 や るこ と
 ※MVP(Minimum Viable Product):課題に対応する実用最小限の製品
  8. 12 PMF:「製品/市場Fit」フェーズですべてを検証する 
 解決策
 リーンキャンバス
 ②課題
 ③解決案
 ④独自の価値提案
 ⑧競合優位性
 ①顧客


    ・顧客の理想と現実のギャッ プ
 ・特定の状況における「ジョブ = 利用目的」もあてはまる 
 ・課題の解決案 
 ・顧客が課題を解決したいと思っている状況において 競合ではなく自社製品が選ばれる理由 
 
 ・自社製品が選ばれる理由を長 期的に維持できる資産 
 
 ・「顧客」は実際にお金を 払ってくれる人 
 ・まずは「アーリーアダプ ター」を特定する必要がある 
 既存の代替品(競合) 
 ⑨主要指標
 メッセージ
 ⑤流通経路
 アーリーアダプター 
 ・現在、顧客はどのように課 題を解決しているか? 
 ・サービスの成長度合いを判断す るための数値 
 ・顧客が望む結果を端的にメッセージ化 
 ・ユーザーがこのサービスをどこ で知り、どこで手に入れるか 
 
 
 ⑦コスト構造
 ⑥収益モデル
 ・「解決案」を実現するために必要な費用 
 ・顧客から受け取る対価 
 ・副次的に得られる収入 
 ・コスト構造と比較して損益分岐点分析を実施 

  9. 解決策
 13 PMF:「製品/市場Fit」の達成を目指して、 ARRRAモデルに沿ってMVPを改善する 
 Activation
 (顧客活性化)
 Retention
 (継続)
 Refferal


    (紹介)
 Revenue (収益化)
 Acquisition (顧客獲得)
 ・顧客に「自社の強み」が伝わっ ているか? ・顧客は使い続けてくれるくらい、 サービスに満足しているか? ・顧客は友人に紹介したくなるほ ど、ファンになっているか? ・顧客はサービスが継続できる金 額を払ってくれるか? ・サービスを広めるために、正し いチャネルと訴求軸を選べてい るか? チェ ック K P I 施 策 方 針 ・検討体験の改善 - 自社の強み訴求 - 自社の思い訴求 - 不安の払拭 - 使いやすさ改善 ・申し込み率 ・リピート率 ・NPS(顧客推奨度) ・バイラル係数 > 0.5 ・ユニットエコノミクスの健全化 (LTV>CPA) ・認知率 ・訪問数 ・広告別CVR ・利用体験の改善 ・既存顧客への優遇 ・利用体験の改善 ・紹介動機の強化 ・LTV改善 - 価値向上に伴う ARPU,リピート率 改善 ・CPA削減 ・広告による認知率改善 ・広告別CVR改善 製品/市場Fit
 Product/Market Fit
 拡大
 SCALE
 課題/解決策Fit
 Problem/Solution Fit 

  10. 解決策
 14 Scale:拡大フェーズ 「紹介」と「収益化」を達成した後に、「顧客獲得」への投資を拡大 
 Activation
 (顧客活性化)
 Retention
 (継続)
 Refferal
 (紹介)


    Revenue (収益化)
 Acquisition (顧客獲得)
 ・顧客に「自社の強み」が伝わっ ているか? ・顧客は使い続けてくれるくらい、 サービスに満足しているか? ・顧客は友人に紹介したくなるほ ど、ファンになっているか? ・顧客はサービスが継続できる金 額を払ってくれるか? ・サービスを広めるために、正し いチャネルと訴求軸を選べてい るか? チェ ック K P I 施 策 方 針 ・検討体験の改善 - 自社の強み訴求 - 自社の思い訴求 - 不安の払拭 - 使いかって改善 ・申し込み率 ・リピート率 ・NPS(顧客推奨度) ・バイラル係数 > 0.5 ・ユニットエコノミクスの健全化 (LTV>CPA) ・認知率 ・訪問数 ・広告別CVR ・利用体験の改善 ・既存顧客への優遇 ・利用体験の改善 ・紹介動機の強化 ・LTV改善 - 価値向上に伴う ARPU,リピート率 改善 ・CPA削減 ・広告による認知率改善 ・広告別CVR改善 製品/市場Fit
 Product/Market Fit
 拡大
 SCALE
 課題/解決策Fit
 Problem/Solution Fit 

  11. 15 紹介したプロセスに沿って進めれば、失敗する可能性を減らす方法はあるのか? 
 結論
 製品/市場Fit
 Product/Market Fit
 拡大
 SCALE
 製品の成長を加速させる段

    階
 段 階
 や るこ と
 • プロトタイプを用いて、「課題/ 解決策Fit」を検証する 
 • 定性的に検証
 • MVPをリリースして、「製品/ 市場Fit」を検証する 
 • 定量的に検証
 • 定性的に検証
 企画立案
 課題/解決策Fit
 Problem/Solution Fit
 「プロジェクトの制約」と「立 ち上げメンバーの思い」を確 認し、企画のネタを探す段階 
 
 • 前提条件の確認
 • 企画の立案
 • チームで取り組みたい企画 を決定
 • 高い紹介率の達成
 • ユニットエコノミクスの健全化 (LTV>CPA)
 • 新規顧客獲得に向けて投資 を拡大
 顧客が課題を解決するために、 競合ではなく自社製品にお金を 支払いたいと思っているかを確 認した段階
 実際に製品を市場に出してみ て、顧客が使い続けてくれるか 確認した段階