Upgrade to PRO for Only $50/Year—Limited-Time Offer! 🔥
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
RNNとLSTM
Search
Convergence Lab.
August 26, 2018
Technology
0
280
RNNとLSTM
コンラボ勉強会資料
RNNとLSTMの簡単な説明
Convergence Lab.
August 26, 2018
Tweet
Share
More Decks by Convergence Lab.
See All by Convergence Lab.
RAGで制御可能なFull-duplex音声対話システム
mssmkmr
0
69
工学系の関数解析輪読会 - 第1章 線型空間
mssmkmr
0
130
NeurIPS2018読み会@PFN Dialog-to-Action: Conversational Question Answering Over a Large-Scale Knowledge Base
mssmkmr
0
2.1k
考える技術・書く技術まとめ
mssmkmr
0
700
Global-Locally Self-Attentive Dialogue State Tracker
mssmkmr
1
250
Other Decks in Technology
See All in Technology
EM歴1年10ヶ月のぼくがぶち当たった苦悩とこれからへ向けて
maaaato
0
280
Power of Kiro : あなたの㌔はパワステ搭載ですか?
r3_yamauchi
PRO
0
160
チーリンについて
hirotomotaguchi
6
2k
AI-DLCを現場にインストールしてみた:プロトタイプ開発で分かったこと・やめたこと
recruitengineers
PRO
2
150
文字列の並び順 / Unicode Collation
tmtms
3
600
AWSを使う上で最低限知っておきたいセキュリティ研修を社内で実施した話 ~みんなでやるセキュリティ~
maimyyym
2
1.7k
Oracle Cloud Infrastructure IaaS 新機能アップデート 2025/09 - 2025/11
oracle4engineer
PRO
0
160
AI駆動開発の実践とその未来
eltociear
0
110
RAG/Agent開発のアップデートまとめ
taka0709
0
180
MLflowダイエット大作戦
lycorptech_jp
PRO
1
140
Jakarta Agentic AI Specification - Status and Future
reza_rahman
0
110
品質のための共通認識
kakehashi
PRO
3
260
Featured
See All Featured
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
97
6.4k
VelocityConf: Rendering Performance Case Studies
addyosmani
333
24k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
37
7.1k
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
21
1.3k
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
508
140k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
333
22k
Fireside Chat
paigeccino
41
3.7k
BBQ
matthewcrist
89
9.9k
Making Projects Easy
brettharned
120
6.5k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
698
190k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
55
12k
Statistics for Hackers
jakevdp
799
230k
Transcript
コンラボ勉強会 RNNとLSTM Convergence Lab. 木村優志
はじめに RNNとLSTMの基礎的な概念を勉強しま しょう。 フィードフォワードニューラルネットワーク やバックプロパゲーションの予備知識が 必要です。 2
時系列信号 時系列信号とは時間の流れに従って値が 変わる信号です。音声などがこれに当た ります。ニューラルネットワークで時系列 信号を扱うにはいくつかの方法がありま す。 まずはじめにフィードフォワード型の ニューラルネットワークで時系列信号を扱 う方法について見ていきましょう。 3
フィードフォワード型ニューラルネットワークと時系列 通常のフィードフォワード型ニューラルネッ トワークで時系列信号を扱う方法を考えま す。単純には、複数の時刻の信号を入力 すればよいはずです。 このような方法をタイムスプライスと言い ました。音声認識などで前に使われた方 法です。 4
フィードフォワード型ニューラルネットワークと時系列 5 通常のフィードフォワード型 ニューラルネットワーク タイムスプライスした フィードフォワード型 ニューラルネットワーク
タイムスプライス型の欠点 タイムスプライス型には2つの弱点があり ます。 ◦ 長期の時系列を扱おうとするとパラ メータが増える ◦ 固定時間長しか扱えない 6
リカレントニューラルネットワーク(RNN) そこで、考え出されたのが再帰的な構造 を持つリカレントニューラルネットワーク (RNN)です。 リカレントニューラルネットワークは、一つ 前の時刻の中間層の出力を、もう一度中 間層に入力するような構造を持っていま す。 7
リカレントニューラルネットワーク(RNN) 8
単純なRNNの欠点 中間層を再帰するだけの単純なRNNは、 長期的な依存構造を扱えないと言われて います。 長期的な構造を扱うための方法として LSTMがあります。 9
LSTM (Long Short Term Memory) LSTMは長期・短期記憶という意味です。 そのために、GateとCellという記憶素子を 組み合わせます。 10
LSTM 11 これがLSTMの素子です。 σはシグモイド関数になります。 詳しく見ていきましょう。
Gate 右図のシグモイドと掛け算を合わせ た部分がGateになります。 Gateはそのまま門のイメージです。 掛け算のユニットに入る信号を通し たり妨げたりします。 シグモイド関数の値が1のとき門が 開いて、信号がそのまま通ります。 逆に、0のときは門が閉じられ、信号が伝 わりません。
12
Cell Cell: Cellは過去の情報を覚えている素子です。 13
Inpute Gate Input GateはCellに入力 x を入れるかどうかを決 めます。 14
Output Gate Output GateはCellの値を出力するかどうかを決 めます。 15
Forget Gate Forget GateはCellの値を忘れる(0にリセットす る)かどうかをきめます。 16
まとめ RNNとLSTMについて簡単に説明しまし た。 LSTMではGateとCellの関係をよくおさえ ておきましょう。 17