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社内勉強会で学んだQA2AQパターンの活用

 社内勉強会で学んだQA2AQパターンの活用

QA2AQパターン、システム品質ラジエータの実践事例
アジャイルな、メッセージを持ったメトリクスを、毎日チームに共有する。そのメッセージにより、チームの行動が変わり、また、その変化をすぐにメトリクスでフィードバックする。そのメッセージは、品質改善の意図をもって、アダプティブに変わっていく。
名付けて、”Agile Talking Metrics" のお話。
アジャイル開発でのメトリクスの在り方を探る。

Atsushi Nagata

May 30, 2022
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Transcript

  1. QA2AQパターン Scrum Fest Niigata 2022, copyright © Atsushi Nagata 品質の可視化

    システム品質ダッシュボード システム品質ラジエータ ロードマップ上の品質検討 バックログ上の品質検討 進むにつれ自動化 品質チェックリスト 品質面でアジャイルに チーム全体 品質に焦点をあてたスプリント 品質保証チャンピオン アジャイル品質の専門家 品質に関する作業負荷の展開 品質熟練者への寄添い 品質主導者とのペア 品質の識別 品質の発見 アジャイル品質シナリオ 品質ストーリー 測定可能なシステム品質 折り込み品質 アジャイルな着陸点 着地点の再調整 品質目標の合意 コアパターン 障壁の解体 品質の組み入れ Being Agile about Quality, Joseph W.Yoder, 2020
  2. QA2AQパターン勉強会 Scrum Fest Niigata 2022, copyright © Atsushi Nagata 23パターンのうち12パターンを勉強会・ワークショップで学ぶ

    〇 現場では、パターンはどんな形で表れているか あらためて、活動の意味を学ぶ 〇 もし今の現場で起きるとすると、どんなことになるだろうか ワークショップで、パターンを理解する
  3. Scrum Fest Niigata 2022, copyright © Atsushi Nagata QAtoAQパターン システム品質ラジエータ

    System Quality Radiator “システム品質アンドン“ というパターン名で、鷲崎先生の 翻訳チームが公開しています。 https://codezine.jp/article/detail/13673
  4. Scrum Fest Niigata 2022, copyright © Atsushi Nagata システム品質ラジエータ System

    Quality Radiator 誰もが質問する必要なく、仕事中または休憩中に人々が見ることが できるように特定のシステム品質特性とその現在のステータスに関する 情報を知らせるディスプレイを設けましょう メトリクスを、よく使っているコミュニケーションツールで共有する https://codezine.jp/article/detail/13673 どんなメトリクスを見せると、現場はうれしいのか
  5. Scrum Fest Niigata 2022, copyright © Atsushi Nagata 背景 4つのフロントエンド開発チームにかかわる

    QAが開発に入り込んで、 すべてのテストレベルを対象にした自動テストの テスト計画・設計に関与するというチャレンジ ミッション
  6. Scrum Fest Niigata 2022, copyright © Atsushi Nagata 始めるきっかけ あるチームに、ちょっと気になる兆候があった

    本人たちは、表立って気が付いてはいない 進捗がちょっと滞っているかも フローが流れているか、データを取り始めた
  7. Scrum Fest Niigata 2022, copyright © Atsushi Nagata 品質ラジエータの公開開始 日にち

    ストーリポイント CFD を品質ラジエータに公開する Aチーム CFD 1日目
  8. Flow Graph Scrum Fest Niigata 2022, copyright © Atsushi Nagata

    日にち バックログ D: Doing (In Progress), CR (Code Review), R (Acceptance Review), T(Test) Aチーム Flow Graph 11日目
  9. Scrum Fest Niigata 2022, copyright © Atsushi Nagata Flow Graph

    Bチーム15日目 D: Doing (In Progress), R (Acceptance Review)
  10. Scrum Fest Niigata 2022, copyright © Atsushi Nagata D: Doing

    (In Progress), CR (Code Review), R (Acceptance Review), T(Test) Aチーム 経過日数ヒストグラム 15日目
  11. Flow Graph Scrum Fest Niigata 2022, copyright © Atsushi Nagata

    日にち バックログ D: Doing (In Progress), CR (Code Review), R (Acceptance Review), T(Test) Aチーム Flow Graph 11日目
  12. プロセスイメージ Scrum Fest Niigata 2022, copyright © Atsushi Nagata バックログ

    タスク設計 マニュアル テスト実装 設計実装 懸 念 点 出 し ・ モ ブ QA 設計 仕 様 作 成 ・ モ ブ PO リスクリスト 仕様書 テスト仕様書 マニュアルテスト 探索的テスト 実行 プランニング 共有の 形式化 品質の 埋込み 品質の 確認・フィード バック テスト設計 自 動 テ ス ト ・ モ ブ
  13. Scrum Fest Niigata 2022, copyright © Atsushi Nagata メトリクスは、メッセージを持っている メッセージから、チームは“テンション”を感じる

    “テンション”は心の内部に起こる感情的なプレッシャー “テンション”により、チームは判断し、行動を変える そのような、メッセージを持つメトリクスを、常時見えるようにしておく 品質ラジエータ
  14. Scrum Fest Niigata 2022, copyright © Atsushi Nagata Agile Talking

    Metrics アジャイル・トーキング・メトリクス メッセージを持つメトリクス
  15. Scrum Fest Niigata 2022, copyright © Atsushi Nagata Aチーム Burn-up

    Chart 18日目 ネガティブなテンション
  16. Scrum Fest Niigata 2022, copyright © Atsushi Nagata Aチーム Burn-up

    Chart 20日目 ゴールが下がる ポジティブな テンション レジリエンス効果
  17. Scrum Fest Niigata 2022, copyright © Atsushi Nagata Cチーム burn-up

    chart 20日目 ポジティブな テンション
  18. Scrum Fest Niigata 2022, copyright © Atsushi Nagata Cチーム burn-up

    chart 22日目 ポジティブな テンション
  19. 品質ラジエータの効能 Scrum Fest Niigata 2022, copyright © Atsushi Nagata もちろん、メトリクスが人を直接動かしているわけではない。

    メトリクスが持っている定量的、客観メッセージを、 人が感じ、そこからテンションが生まれる。 人も、薄々は気づいている – でも定性的、感覚的 それが、自信、確信となって、決断、行動の背中を押す Agile Talking Metrics: アジャイル・トーキング・メトリクス
  20. Scrum Fest Niigata 2022, copyright © Atsushi Nagata おしまい! まだまだ話したりないことがあります

    声をかけてください! サイボウズ株式会社 永田 敦でした アジャイル・クオリティをやる仲間を募集します!