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GIGA時代におけるICT活用と情報活用能力の育成

Naoki Kato
November 07, 2022

 GIGA時代におけるICT活用と情報活用能力の育成

板橋区教育支援センター 情報活用能力育成研修

Naoki Kato

November 07, 2022
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  1. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 板橋区教育支援センター 情報活用能力育成研修 20221107 GIGA時代における

    ICT活用と情報活用能力の育成 東京学芸大学 ICTセンター 教育情報化研究チーム 加藤直樹
  2. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 自己紹介 加藤直樹 東京学芸大学 ICTセンター

    教育情報化研究チーム 専門:情報工学 Human Computer Interaction 特にペン入力 ペン入力I/Fの教育への利用 文科省:デジタル教科書の今後の在り方等に 関する検討会議 ワーキンググループ(R3-) ・副座長 :ICT活用教育アドバイザー派遣事業(H28-) ・アドバイザー :学習者用デジタル教科書のクラウド配信等の 設計に関する検証事業(R4-) ・有識者会議 座長
  3. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU はじめに 今日はGIGA端末がらみで 情報教育の実施 情報活用能力

    の育成・習得 学びでのICT活用 指導でのICT活用 ここが中心 後半ここも少し 先生に必要な 情報活用能力
  4. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU はじめに 産業(工業)革命? 画像引用:SCF2015webサイト http://scf.jp/ja/essay/a005.php

    →石炭→石油・電気 農業→軽工業→重工業 労働力:人→コンピュータ 判断:人→コンピュータ AI,IoT?
  5. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU はじめに 近い将来すべての人に求められるもの 高度IT人材 ミドルIT人材

    課題 発見 解決 新たな価値の創造 高度情報通信技術 AI技術 活用 こういうこと ができる 依頼
  6. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU はじめに 学習指導要領における情報教育の方針 情報及び情報技術を適切かつ効果的に 活用して、問題を発見・解決したり自

    分の考えを形成したりしていくために 必要な資質・能力 (小学校学習指導要領解説 p.51) 情報の科学的な理解に裏打ちされた 情報活用能力を育むことが重要 情報活用能力 言語能力 問題発見・解決能力 基盤的な力 人間性 学びに向 かう力 思考力 判断力 表現力 知識 技能 創造 協働 自立 加速度的に進展 し続ける社会 Industry4.0 (第四次産業革命)
  7. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU はじめに 体系的な情報活用能力の育成 情報活用能力 言語能力

    問題発見・解決能力 基盤的な力 人間性 学びに向 かう力 思考力 判断力 表現力 知識 技能 創造 協働 自立 技術分野 情報に関する技術 プログラミング教育 基本的な操作 情報モラル 情報化と社会・産業 2021- 2022- 2020- 情報Ⅰ(必修) 情報Ⅱ AI・Data Science教育
  8. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU はじめに 学ぶ内容と学び方の変化 情報活用能力 言語能力

    問題発見・解決能力 基盤的な力 人間性 学びに向 かう力 思考力 判断力 表現力 知識 技能 創造 協働 自立 知識の伝達に効率的な 一斉授業
  9. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU はじめに 学ぶ内容と学び方の変化 情報活用能力 言語能力

    問題発見・解決能力 基盤的な力 人間性 学びに向 かう力 思考力 判断力 表現力 知識 技能 創造 協働 自立 ICT活用 問題 発見 解決法 探索・学習 実行 解決 オーセンテックな 問題解決活動 体系的な 知識や技能 既習 活用 構築 知識・技能 主体的で 対話的な 個別最適な 協働的な 深い
  10. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 一人一台端末,どう使う? 学びのサイクル 読んで 観て

    考えて 書いて 作って 可視化・表現 認知 思考 共有 話して 歌って 動いて 聴いて
  11. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 一人一台端末,どう使う? 端末活用で学びのサイクルを活性化 読んで 観て

    聴いて 考えて 書いて 作って 録って 思考 可視化・表現 認知 共有 話して 歌って 動いて
  12. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 一人一台端末,どう使う? 端末活用で学びのサイクルを活性化 読んで 見て

    聴いて 考えて 書いて 作って 録って 思考 可視化・表現 認知 共有 話して 歌って 見せて
  13. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 一人一台端末,どう使う? 端末活用で学びのサイクルを活性化 読んで 見て

    聴いて 考えて 書いて 作って 録って 思考 可視化・表現 認知 共有 話して 歌って 見せて
  14. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 一人一台端末,どう使う? 書くことを容易に l 本文へのマーキング,書き込みが

    容易になり試行錯誤が活発に 容易に書き直せる 綺麗にまっすぐ 様々な色や太さ
  15. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 一人一台端末,どう使う? 端末活用で学びのサイクルを活性化 読んで 見て

    聴いて 考えて 書いて 作って 録って 思考 可視化・表現 認知 共有 話して 歌って 見せて
  16. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 一人一台端末,どう使う? 共有の意義 l 他の考えの認知→さらなる思考

    左:品川区立清水台小学校,右上:小平市立小平第七小学校,右下:練馬区立回新第一小学校
  17. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 大型提示装置(電子黒板),どう使う? 実際,学習者用端末が入ってからも 左上:お台場学園港陽小学校 右上:八王子市立高倉小学校

    左下:青梅市立第三小学校 右下:東村山市立富士見小学校 左上,左下:品川区立清水台小学校, 右上,右下:東村山市立富士見小学校
  18. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 一人一台端末と学習者用デジタル教科書 学習者用デジタル教科書と教材(現在) 「デジタル教科書」 2019年度より教育課程の一部で

    教科書として利用可能に 紙の検定教科書 同一内容を電磁的に記録 学習者用コンピュータ 教材コンテンツ ビューア 学習者用 デジタル教科書・教材
  19. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 学習者用デジタル教科書によって 国語が得意だ 3 1

    3 4 11 14 15 12 10 9 4 2 0 2 1 0 1 1 1 学期 2 学期 3 学期 とても思う そう思う どちらとも言えない そう思わない まったく思わない (無回答)
  20. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 学習者用デジタル教科書によって 国語が好きだ 4 7

    18 15 11 6 8 6 4 3 5 1 1 1 1 0 1 1 1 学期 2 学期 3 学期 とても思う そう思う どちらとも言えない そう思わない まったく思わない (無回答)
  21. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 学習者用デジタル教科書とは 観点別成績の変化 4月 月

    3月 月 活 活用 用 39.6 62.6 非 非活 活用 用 47.7 53.2 49.8 50.3 52.4 62.1 全 全国 国 56.4 62.5 4月 月 3月 月 活 活用 用 55.6 80.7 非 非活 活用 用 59.7 71.6 60.5 72.9 63.3 76.3 全 全国 国 61.4 76.1 読む 書く
  22. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 学習者用デジタル教科書とは 観点別成績の変化 4月 月

    3月 月 活 活用 用 75.4 78.0 非 非活 活用 用 81.8 66.5 81.2 71.1 83.7 71.0 全 全国 国 81.4 75.4 聞く話す
  23. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU はじめに 近い将来すべての人に求められるもの 高度IT人材 ミドルIT人材

    課題 発見 解決 新たな価値の創造 高度情報通信技術 AI技術 活用 こういうこと ができる 依頼
  24. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 小学校におけるプログラミング教育 世界中でCS教育 l イスラエル

    n 2000年,高校で「Computer Science」 l ハンガリー n 2003年 「Informatica」6~10歳で必修 l イングランド(英国) n 2014年 「Computing」5~13歳で必修 l フィンランド n 2016年から必修化(教科横断型) l オーストラリア n 2016年「Digital Technologies」
  25. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 小学校におけるプログラミング教育 国家戦略(IT総合戦略本部) (H26~H28/2016.4) l

    一定数の突出した能力を有するIT人材育成 l 新たな産業をリードする高度なIT人材育成 + l あらゆる国民層に対して ITに係る能力を醸成するための取組 l 特に若年層に対するプログラミング教育 (参考)人材育成におけるプログラミング教育の位置付け等に係る調査報告書 現社会 Industry4.0 (第四次産業革命) 高度なIT利活用社会 (超スマート社会)
  26. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 情報活用能力 小学校におけるプログラミング教育 小学校におけるプログラミング教育へ 技術分野

    情報に関する技術 プログラミング教育 基本的な操作 情報モラル 情報化と社会・産業 2021- 2022- 2020- 情報Ⅰ(必修) 情報Ⅱ AI・Data Science教育
  27. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 小学校におけるプログラミング教育 学習指導要領での記載 各教科等の特質に応じて, を,計画的に実施

    第3 1 (3) イ 児童がプログラミングを体験しながら, コンピュータに意図した処理 を行わせるために必要な論理的思考力 を身に付けるための学習活動 (小学校学習指導要領 p.8)
  28. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 小学校におけるプログラミング教育 学習指導要領での記載の意味 第3 1

    (3) イ 児童がプログラミングを体験しながら, コンピュータに意図した処理 を行わせるために必要な論理的思考力 を身に付けるための学習活動 (小学校学習指導要領 p.8) プログラミング 論理的に考える力 のために 導入の背景
  29. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 小学校におけるプログラミング教育 プログラミング的思考 大きく複雑な 高度情報化社会における

    高度情報化社会における 大きな武器である 抽 象 化 モ デ ル 化 一 般 化 分解 構造化 手順化 評価 順序 分岐 反復 並列 演繹・帰納(類推,仮説) 問題 Computer 高速化・自動化 論理的思考・パタン認識 パ ラ メ タ ラ イ ズ アルゴリズム的思考
  30. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 小学校におけるプログラミング教育 学習指導要領での記載 各教科等の特質に応じて, を,計画的に実施

    第3 1 (3) イ 児童がプログラミングを体験しながら, コンピュータに意図した処理 を行わせるために必要な論理的思考力 を身に付けるための学習活動 (小学校学習指導要領 p.8)
  31. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 小学校におけるプログラミング教育 プログラミング体験が重要な理由 l プログラミング体験は楽しい→主体性へ

    l 試行錯誤が容易 n 自分の考えが正しいかが確認できる n 間違ってたら容易に修正に挑戦できる コンピュータに・・・ 必要な論理的思考力 効果的に! 論理的思考への一番の手立て
  32. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU 小学校におけるプログラミング教育 もう一つの育む力 l これにも体験が必須

    プログラムの働きやよさ,情報社会がコンピュータをはじめと する情報技術によって支えられていることなどに気付き,身近 な問題の解決に主体的に取り組む態度やコンピュータ等を上手 に活用してよりよい社会を築いていこうとする態度などを育む こと (小学校学習指導要領解説 p.85) すごい やってみる のような態度
  33. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育の位置付け 学習指導要領での記載 各教科等の特質に応じて, を,計画的に実施

    l 教科等の中でプログラミング教育 第3 1 (3) イ 児童がプログラミングを体験しながら, コンピュータに意図した処理 を行わせるために必要な論理的思考力 を身に付けるための学習活動 (小学校学習指導要領 p.8)
  34. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育の展開 電気の利用では創造的なプログラミングへ 写真:前原小、6年生がフィジカルコンピューティングで「電気」を学ぶ ICT教育ニュース

    2017年10月30日 入力 明るさ 温度 加速度 方位 ボタン 湿度 気圧 酸素濃度 : 出力 光 熱 音 動力 : 人がそばにいて 温度が高いと 温度に応じて 回る扇風機 自分たちで発想した アイデアを 自分たちで 作り上げていく
  35. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育の展開 系統的な学びが重要 創造的プログラミング ア

    ン プ ラ グ ド 情報化社会に関する 探究的課題の中での プログラミング プログラミング 導入 操作練習 教科の学びに 絡めた プログラミング 総合 教科 課程外 正多角形と円 電気の利用 楽しく創造的な 活動にするには
  36. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育の展開 Scratch+算数 三角形と四角形 三角形と四角形

    (+角度) ひし形 平行四辺形 数をかぞえる 数をよむ 整数の性質 残りはいくら
  37. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育の展開 低学年 左上動画,右上動画:小平市立小平第七小学校 右下写真:武蔵村山市立富士見小学校

    Hour of code Visuit 2年国語:スイミー 3年国語:へんとつくり 1年生活:みんなで遊ぼう タンジブル教材
  38. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU プログラミング教育の展開 総合的な学習の時間 左画像:教育ICTリサーチブログより https://blog.ict-in-education.jp/entry/2019/06/28/040000

    右画像:片山敏郎:総合的な学習におけるプログラミング教育カリキュラムのあり方,日本デジタル教科書学会発表予稿集 Vol.6, pp.45-46, 2017 探究的な活動 プログラミングの世界を探究 自動車の未来 ロボット社会 ドローンの世界
  39. ©2016- Naoki Kato, IML at TGU おわりに 近い将来すべての人に求められるもの 高度IT人材 ミドルIT人材

    課題 発見 解決 新たな価値の創造 高度情報通信技術 AI技術 活用 こういうこと ができる 依頼