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2018年新卒エンジニア研修 ネットワーク基礎【公開版】

 2018年新卒エンジニア研修 ネットワーク基礎【公開版】

norinux

May 08, 2018
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  1. ▪INDEX • イントロダクション ◦ 本講義の到達目標 ◦ 講義の進め方 • 座学 ◦

    ネットワークとは ◦ TCP/IP ◦ Ethernet LAN ◦ IPv4 ◦ IPルーティング • 確認問題
  2. 補足資料① - スタンドアローンとネットワーク • スタンドアローン ◦ メリット ▪ ネットワークに接続されていないため、遠隔からの攻撃による情報漏洩等のリスクがなく、セ キュリティが高い

    ◦ デメリット ▪ 対象のコンピュータからデータを取得したいときに、直接足を運んでアクセスする必要がある →いわゆるスニーカーネット(スニーカーを履いた人がデータを運ぶ) ▪ データの共有ができない
  3. 補足資料③ - 各種プロトコル - IP ▪TTLの必要性 ルーティングテーブル設定の誤設定等により、パケットがネットワーク上で無限ループすることを防止するた めに、あらかじめ送信側で転送回数を制限しておく必要がある。 ▪TTLの注意点 宛先ネットワークまでの距離が遠い

    (経由するルータが多い)場合は、値を大きめに設定しておかないと、宛 先まで到達できない可能性がある。 TTLのデフォルト値はOS毎に異なり、一般に、Windowsは128、Linux は64といわれる。
  4. ▪確認問題① 次のA~Fの役割を担うOSI参照モデルの層を、選択肢から選んでください。 A. コンピュータ間のデータ転送の信頼性を確保する B. 直接的に接続されたコンピュータ間の通信のための規定 C. アプリケーションごとの固有の規定 D. 文字コード等のデータの表現形式の規定

    E. ビット列(0か1か)を電気信号に変換するための規定 F. ネットワーク間のエンドツーエンドのための通信のための規定 ①アプリケーション層 ②プレゼンテーション層 ③セッション層 ④トランスポート層 ⑤ネットワーク層 ⑥データリンク層 ⑦物理層
  5. ▪確認問題① - 解答 次のA~Fの役割を担うOSI参照モデルの層を、選択肢から選んでください。 A. コンピュータ間のデータ転送の信頼性を確保する →④ B. 直接的に接続されたコンピュータ間の通信のための規定 →⑥

    C. アプリケーションごとの固有の規定 →① D. 文字コード等のデータの表現形式の規定 →② E. ビット列(0か1か)を電気信号に変換するための規定 →⑦ F. ネットワーク間のエンドツーエンドのための通信のための規定 →⑤ ①アプリケーション層 ②プレゼンテーション層 ③セッション層 ④トランスポート層 ⑤ネットワーク層 ⑥データリンク層 ⑦物理層
  6. ▪確認問題② - 解答 以下の文章のうち、ARPの説明としての正しい文章はどれですか。 1. IPアドレスからMACアドレスを知るための仕組み 2. ARPリクエストを受け取ったルータは、ネクストホップルータに転送する。 3. ARPで取得したMACアドレスは一定期間キャッシュされる

    4. 外部ネットワークにあるホストと通信する必要があるとき、 ARPリクエストはデフォルトゲートウェイに送 信される 5. ARPリクエストのIPヘッダ中には、宛先IPアドレスのフィールドには255.255.255.255が指定される 正解:1、3
  7. ▪確認問題⑤ ホストAからサーバ宛にデータを送信したところ、サーバから応答が返ってこなかった。この場合、下記図のどの 箇所に問題がありますか。また、その問題を解決するにはどのような設定が必要ですか。 HostA L2 Switch RouterX Server 192.168.1.10/24 HostB

    192.168.1.20/24 192.168.1.1/24 172.16.1.1/24 172.16.1.100/24 ※HostAとHostBのデフォルトゲートウェイは「 192.168.1.1/24」 ※Serverのデフォルトゲートウェイは「 10.1.1.1」 ※RouterXにはNAT機能がない Router Y 10.1.1.100/24 10.1.1.1/24 0.0.0.0 10.1.1.1 172.16.1.0/24 Direct Connected 10.1.1.0/24 Direct Connected Serverのルートテーブル
  8. ▪確認問題⑤ - 解答 サーバのルーティングテーブル上に、ホスト AのIPアドレスに該当するルート情報がなく、またデフォル トゲートウェイがルータYに向いているため、ホストAの送信したデータはルータ Yに転送されてしまい、 結果ホストAに返ってこない。 ホストAに返ってくるようにするには、サーバのルーティングテーブルを修正し、ホスト A自身のIPアドレ

    ス(192.168.1.10)若しくはホストAのネットワーク(192.168.1.0/24)へのルート情報を追加するか、あ るいはデフォルトゲートウェイをルータ Xに向ける必要がある。 0.0.0.0 10.1.1.1 172.16.1.0/24 Direct Connected 10.1.1.0/24 Direct Connected 192.168.1.0/24 172.16.1.1 ホストAのネットワークへの ルート情報を追加した場合