$30 off During Our Annual Pro Sale. View Details »
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
入門 入門 監視 / reading-practical-monitoring
Search
hideki kinjyo
PRO
February 01, 2019
Technology
15
12k
入門 入門 監視 / reading-practical-monitoring
「入門 監視」を読んだので、自分たちのチームに当てはめて考えてみる
hideki kinjyo
PRO
February 01, 2019
Tweet
Share
More Decks by hideki kinjyo
See All by hideki kinjyo
手軽に積ん読を増やすには?/読みたい本と付き合うには?
o0h
PRO
1
130
symfony/mcp-bundleで、既存アプリケーションもお手軽にMCPサーバー化
o0h
PRO
1
40
組織もソフトウェアも難しく考えない、もっとシンプルな考え方で設計する #phpconfuk
o0h
PRO
10
4.7k
Composerが「依存解決」のためにどんな工夫をしているか #phpcon
o0h
PRO
1
580
Composerの依存解決 #phpstudy
o0h
PRO
0
140
「影響が少ない」を自分の目でみてみる
o0h
PRO
3
1.9k
PHPによる"非"構造化プログラミング入門 -本当に熱いスパゲティコードを求めて- #phperkaigi
o0h
PRO
0
1.7k
もう少しテストを書きたいんじゃ〜 #phpstudy
o0h
PRO
23
5.3k
『テスト書いた方が開発が早いじゃん』を解き明かす #phpcon_nagoya
o0h
PRO
9
4.2k
Other Decks in Technology
See All in Technology
生成AI・AIエージェント時代、データサイエンティストは何をする人なのか?そして、今学生であるあなたは何を学ぶべきか?
kuri8ive
2
1.1k
Design System Documentation Tooling 2025
takanorip
1
880
mablでリグレッションテストをデイリー実行するまで #mablExperience
bengo4com
0
470
"なるべくスケジューリングしない" を実現する "PreferNoSchedule" taint
superbrothers
0
130
【保存版】「ガチャ」からの脱却:Gemini × Veoで作る、意図を反映するAI動画制作ワークフロー
nekoailab
0
130
Dify on AWS の選択肢
ysekiy
0
130
命名から始めるSpec Driven
kuruwic
3
810
「え?!それ今ではHTMLだけでできるの!?」驚きの進化を遂げたモダンHTML
riyaamemiya
9
4.2k
インフラ室事例集
mixi_engineers
PRO
2
200
私も懇親会は苦手でした ~苦手だからこそ懇親会を楽しむ方法~ / 20251127 Masaki Okuda
shift_evolve
PRO
4
540
一億総業務改善を支える社内AIエージェント基盤の要諦
yukukotani
9
2.7k
MS Ignite 2025で発表されたFoundry IQをRecap
satodayo
3
220
Featured
See All Featured
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
231
54k
Designing Experiences People Love
moore
142
24k
VelocityConf: Rendering Performance Case Studies
addyosmani
333
24k
A Tale of Four Properties
chriscoyier
162
23k
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
32
1.8k
How GitHub (no longer) Works
holman
316
140k
The Art of Programming - Codeland 2020
erikaheidi
56
14k
Docker and Python
trallard
46
3.7k
The Power of CSS Pseudo Elements
geoffreycrofte
80
6.1k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
31
2.7k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
285
14k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
225
10k
Transcript
⼊⾨ ⼊⾨ 監視 しゃないのえるてぃー⽤ => 外部公開⽤に編集したもの
ࣗݾհ • ίωώτגࣜձࣾ • αʔόʔαΠυΤϯδχΞ • ओʹCakePHPͳͲ
─室長! 我々は、老害だったのかもし れませんよ! (金城 2019.01@CTO 1on1)
Part 0
ΧϯγϜζΧγΫωʁ • ʮ࠷ॳʹर͏ਓʯͱ͔ ʮຊରԠ͢Δਓʯͱ͔ͷภΓ • ͠ʮ͕ࣗશ͘Βͳ͍ػೳʯͰ ίέΒΕͨΒɺ٧Ή͔͠Εͳ͍ • શһ͕ͬͱΰϦΰϦʹ Ξϥʔτरͬͯ͘ΕͨΒͤͩΑͳʙʂ
None
ʮೖ ࢹʯ • ͪΐʙͲʮࢹʂߟ͑ͳ͚Εʂʂʯͬͯ ײ͍ͯͨ࣌͡ظʹʮདྷ݄ൃചʯɻ • ֓ཁͱ͔ಡΜͰͳ͍͚Ͳɺ λΠτϧʹऒ͔Εͨͷͱɺ༁ऀ͕৴པͰ͖ͦ ͏ͳͷͱͰδϟέങ͍ (ձ͕ࣾങͬͯ͘Εͨɺײँʙ)
PartⅠ
7ߦ·ͱΊ ※ࣾڞ༗ࡁΈͷʮಡॻϝϞʯΛࢀরʂ
PartⅠ 「⼊⾨ 監視」、どんな本? 〜fin〜
Part Ⅱ
本に書いてあることは、 すべて本に書いてあるので
本に書いてないことを 話しましょうよ!!!
☓読めばわかること ◦読んで考えさせられたこと ◦読んで感じたこと をば。
ざっと、おさらい。 • 本書のテーマともいうべきポイントを。 • すなわち、 「こう思ったッス」を話すにあたっての、 「お気に⼊りポイント」の共有です。
おさらい① • 「サービスが動いている」かを監視する。 • メトリクスは、 ユーザーにとって 「どういう挙動を引き起こしているか」を 説明できる項⽬を選定する
おさらい② • アラートは 「誰かを叩き起こす、要アクション」 なもの。 • ⇔「あとでやれば」なものは、 アラートと⾔わない。
おさらい③ • アラートは「⾒直し、育てる」もの。 • 「⾒たけどアクションしなかったもの」は、 失格!リストラ!外しましょう。
おさらい④ • 監視は「スキル」。 • 「役割」にしない!!!
(おさらいココまで)
我々の「監視」は どうだろうか・・・?
⼤反省ですよ!! • 我々の作っているのは 「アラート」ではなかったのかもしれない • 「役割」にはしていない。つもり。 が、「スキル」=「修得可能なモノ」として ⾒えていなかったかもしれない
ʔ͠Όͱࢹʙࢲͷೖࣾ࣌ʙ • ࢲͷೖ͔ࣾ࣌ΒSentryೖͬͯΔ • AWS CloudWatchઃఆ͞Ε͍ͯΔ • CTO͕શମతʹݟͯͨ -> ࢲ͕ೖ͔ࣾͯ͠Βউखʹπʔϧͷ͍ํΛ
͍֮͑ͯͬͨ
ʔ͠ΌͱࢹʙΤϯδχΞ૿Ճʙ • (αʔόʔαΠυ)ΤϯδχΞ͕૿͑Δʹ ಉ͡Α͏ͳड͚ೖΕͷྲྀΕΛ౿ऻ • SlackʹʮԿ͔͕ඈΜͰ͘ΔʯΑ͏ʹͯ͠ɺ ඈΜͰ͖ͨΒݟΔ • SentryͷIssueΛؾ͕͍ͨͱ͖ʹݟΔ
ʔ͠ΌͱࢹʙࢹͷڧԽʙ • ϨϙδτϦਓ૿͑ͨͷͰɺ ʮSlackʹ௨͕དྷͨΒԠ͠Α͏ʯ ͱ͍͏ͷΛ໌ݴͨ͠ • ͜Ε·ͰSentryͷΠϕϯτΛ͍͕ͬͯͨ ʮνʔϜશମͰҙࣝ͠Α͏ʯ ͱ͍͏Λͨ͠
_⼈⼈⼈⼈⼈⼈⼈⼈⼈⼈⼈⼈⼈⼈⼈⼈⼈⼈⼈⼈_ > < > 実質的に、やり⽅変わってないじゃんね < > <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
͕͜͜ʮมΘͬͯͳ͍ʯɻ • 2,3ਓͰશͯΛઃܭɾ࣮͍ͯͨ࣌͠ͷ ʮશ෦๊͖͠Ίͯʂʯܕͷࢹ • ͳΜͱͳ͘ͷඪͱͯ͠ͷ ʮΤϥʔΛݮΒͦ͏ʂʯͱ͍͏ਫ਼ਆ • ܅͕ٽ͘ͷͳΒ܅ͷྦ·Ͱา͍͍ͯ͘νʔϜ ܅͕ٽ͘·ͰԥΔͷΛΊͳ͍ঢ়گ
None
─室長! 我々は、老害(ry
現状に即し、 & これからに備えねば。
そのために 「今」の姿を分析してみる。
我(々)が⾒落としていたもの • 監視なんて誰でもできる! 俺だって教わってなかったさ!! • 不具合とかエラーなんて出すな! それがゼロなら、障害もほとんど起きねぇ!
我(々)の思い上がりを 正すべき、3つの理由
ᶃαʔϏε ʮෳࡶʯʹͳ͍ͬͯΔ • ෳࡶ͞ͱ • ߏύʔπͷଟ͞ • શମʹର͢ΔɺݸʑਓͷʮະʯྖҬͷ ͞
ᶃαʔϏε ʮෳࡶʯʹͳ͍ͬͯΔ • αʔϏε͕૿͑ͨ͠ɺେ͖͘ͳͬͨ͠ • ػೳ૿͑ͨ͠ • ΞʔΩςΫνϟมΘͬͨ͠ • ਓ૿͑ͨʂ
ͦͯ͠ɺਓͦΕͧΕʮઐԽʯ͍ͯ͠Δ͠
ᶄϝϯόʔ૿͑ͨ • োͷʮݱʯʹग़ಈ͢Δ͕֬ݮ͍ͬͯΔ • ҎલͷΑ͏ʹ “࣮ࡍʹରԠ͔ͨ͠ΒମͰ֮͑ͨ” ظͰ͖ͳ͘ͳ͍ͬͯΔ
ᶅαʔϏε͕҆ఆ͍ͯ͠Δ • ͍ɺྑ͍ΜͰɻͱͯɻ ͰɺͦΕ͕ނʹɾɾɾɾ • ʮࢹΞϯνύλʔϯʯΛ༠ൃ͞ΕΔ • ʮ͍ͭಉ͡ਓʯͰͲ͏ʹ͔ͳΔ • ʮݫ͠ʹर͓ͬͯ͜ʂʯ͕Ͱ͖ͪΌ͏
今の所、 まぁコレでOKだと思う
コレからも 同じこと⾔えるの・・・?
圧倒的に、 “⾒直し”が⾜りていないのでは。
None
Part Ⅱ 弊社監視⼤反省会 〜fin〜
Part Ⅲ
⼊⾨ 監視を読んだ感想: 我々も「⼊⾨」をしていこう。
コネヒト的 脱⽼害計画 監視⺠主化運動
ママリの「監視」の現状を 本にあった⾔葉を使ってまとめてみる 1. 「敏感」なアラートが多い • 「影響度の判断」「問題の切り分け」が 属⼈的になりがち 2. 「ユーザー観点 /
ビジネスKPI」への メトリクス結びつけが弱い • 「実際にどう影響してる?」の想像できてる? 3. ツールの使い⽅・読み⽅は、勝⼿に覚えてね! • でもさ、なんでも 「巻き込まれる」まで、学習意欲ってわかないよね
ママリの「監視」の現状を 本にあった⾔葉を使ってまとめてみる 4. 「開発者も監視に取り組む」は できている! • OSレイヤ・インフラレイヤのアラートも 「このリリース、施策が原因かな?」って 結びつけて考えてはいるよね 5.
FTSを上げる⽂化 • 少なくとも「チームの学習」に転化する意識はある
どうすれば、 良くなっていきそうか?
ʮࢹΛຽओԽ͢Δʯ • ʮαʔϏεෳࡶʹͳ͍ͬͯ͘ʯͱ͍͏લఏΛ࣋ͭ ‣ ଐਓੑ͚ͩͰཱ͔ͪ͑ͳ͘ͳΔ • ࢹΛʮγϯϓϧʯʹ͢Δ ‣ ϢʔβʔӨڹΛத৺ʹਾ͑ͯɺରԠ͖͢Λ໌֬ʹ͢Δ •
ʮ͔Γ͢͞ʯΛҭΉ ‣ ઐతͳ؍͔Βͷ૬ޓڠྗΛࢧԉ͢ΔͨΊɺ ֤ϝϯόʔ͕ಉ͡ࢹ࠲Ͱঢ়گΛಡΈऔΕΔঢ়گΛ࡞Δ
端的に問題は何なの? 1. アラートが「多い」 2. アラートが「複雑」で、それゆえに対応が「⾼度」 3. 複雑さや⾼度さに対処するための組織的なサポートがない 4. 2・3の相互的な悪循環 5.
4のために「役割」が固定されていく 6. 5のために「敏感なアラート」が増え、棚卸しが⾜りない
ママリの「監視」の未来を 思い描いてみる 1. アラートを「シンプル」にする • 「アラートじゃないもの」は別にしよう! • ソフトウェアの品質の観測は、別個の問題として向き合う 2. ユーザーストーリーに⽴脚したメトリクス
• 「この項⽬ → リアルユーザーの被る影響はこう!!」を 想像できるようにする 3. 「全員監視」のためのトレーニング • ツールやナレッジのインプット • 障害対応後の振り返り・共有の充実化
⽬指せ! 脱⽼害で、安⼼安全な世界! 監視全体のリデザインのための ロードマップを作っていますなう
2019年は “組織での”監視に、 ⼊⾨していきましょう!!