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Redash運用に付きまとう課題とその解決方法

 Redash運用に付きまとう課題とその解決方法

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orkShinnosuke

July 09, 2018
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  1. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved.  Redash運用に付きまとう課題と  その解決方法

    #redashmeetup
  2. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 2 •

    大久保 晋之介 • 株式会社エウレカ BIチーム所属 ◦ 社内屈指のRedashヘビーユーザー。 気がついたら運用を任されることに • 好きなツール ◦ Redash, Tableau, Jira • Redashのversion ◦ 3.0.0+b3134 自己紹介
  3. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 3 •

    従業員数 ◦ 130名 (平均年齢28.5歳) • 事業内容 ◦ 自社サービス企画・開発・運営 ▪ Pairs ▪ Couples 株式会社エウレカ
  4. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 4 •

    最も選ばれている恋愛サポートアプリ • 展開国 ◦ 日本 ◦ 台湾 ◦ 韓国 • プラットフォーム ◦ PC, SP, iOS, Android • 累計会員数700万人突破 Pairsについて 会員数の推移
  5. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 5 •

    Redashの導入背景 • Redashの使い方 / 運用上の課題 / 解決方法 ◦ クエリ増殖期: 1年2ヶ月 (2015/10~) ◦ API多用期: 1年1ヶ月 (2017/01~) ◦ Tableau併用期: 4ヶ月目 (2018/03~) 目次
  6. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 6 •

    Redashの導入背景 • Redashの使い方 / 運用上の課題 / 解決方法 ◦ クエリ増殖期: 1年2ヶ月 (2015/10~) ◦ API多用期: 1年1ヶ月 (2017/01~) ◦ Tableau併用期: 4ヶ月目 (2018/03~) 目次
  7. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 7 •

    Pairs管理画面の代わりを探していた ◦ Pairsフルスクラッチのタイミングに、それまでの管理画面に変わるものを検討 ▪ 管理画面 → 売上やDAU等のサービス指標を確認していた ◦ 管理画面を作り込む工数の確保が難しかった Redashの導入背景 (2015/10頃)
  8. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 8 Redashの導入背景

    (2015/10頃) • Redashに白羽の矢が立った理由 ◦ 様々なデータソース (MySQL, BigQuery...etc)につなげる ◦ 簡単にクエリ / グラフ / ダッシュボードの作成が可能 ◦ SQLの保存でノウハウのストックが可能 ◦ SQLの定期実行が可能 ◦ APIが備わっている ◦ CSVで結果をDLできる ◦ 無償(OSS版)
  9. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 9 •

    Redashの導入背景 • Redashの使い方 / 運用上の課題 / 解決方法 ◦ クエリ増殖期: 1年2ヶ月 (2015/10~) ◦ API多用期: 1年1ヶ月 (2017/01~) ◦ Tableau併用期: 4ヶ月目 (2018/03~) 目次
  10. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 10 •

    グラフ/ダッシュボード作成 ◦ 管理画面で確認していた指標 (売上 / 登録者数...etc) のダッシュボード化 ◦ 施策の効果測定時にグラフ作成 Redashの主な使い方 (クエリ増殖期: 15/10~16/12) • APIを使ってデータをSlackへ ◦ Pairsの特に重要な指標 (売上etc) はAPIで取得したデータを Slackに流す ※Redashは希望者全員が使用可  社内の希望者全員がクエリ /グラフ等の作成/編集可能としていた オーソドックスな使い方が主流 • クエリの保存/フォーク ◦ 効果測定等で使ったクエリを保存。似たような分析実施の際はフォーク
  11. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 11 •

    課題1: 不正確 / 不要なクエリの乱立 ◦ 正しくないクエリによる誤った意思決定の誘発 ◦ 検索が困難に • 解決方法1-1: Redashアカウント作成と権限変更フローの確立 ◦ スキルに応じた権限に変更 • 解決方法1-2: クエリに命名ルールを定める ◦ 公式 / 非公式クエリに分けるため命名ルールを制定。非公式クエリはアーカイブ ▪ [公式]サービス+国名: 粒度+内容(グルーピング) • BIチームのLGTMがあれば[公式]マーク • 例: [公式]Pairs日本: Daily売上(男女*デバイス) Redashの課題/解決方法 (クエリ増殖期: 15/10~16/12)
  12. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 12 •

    解決方法1-2: クエリに命名ルールを定める ◦ 命名ルールは暫くは運用に乗った。が 途中から廃れた。厳密に運用するならメタデータを使 い、自動的に命名をチェックする仕組みと併用した方がよい ◦ 公式/非公式クエリに分けるだけなら、最近の versionで対応するならPublish/Unpublishを使 い分けるのはあり ▪ ※Unpublishクエリはdashboard等から参照できない Redashの課題/解決方法 (クエリ増殖期: 15/10~16/12)
  13. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 13 Redashの課題/解決方法

    (クエリ増殖期: 15/10~16/12) • 課題2: 使いづらいグラフ / ダッシュボードの乱立 ◦ グラフ毎に違う配色によるミスリードが発生 • 解決方法2-1: 配色ルールを制定 ◦ 例:male/female, pc/sp/ios/android ◦ 制定した結果グラフ / ダッシュボードの見やすさが改善 ◦ こちらのルールは守られている (メリットの大きさ故? )
  14. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 14 Redashの課題/解決方法

    (クエリ増殖期: 15/10~16/12) • 課題3: BigQuery課金額の上昇 ◦ 多くのエンジニア、ディレクターに開放したことでたまに怪しいクエリが ... • 解決方法3-1: Scanned Data Limit (MB)を指定 ◦ RedashのDataSource設定画面でScanするDataの上限を決められる • 解決方法3-2: 課金額の可視化と定期的なチェック ◦ GCPの費用という枠組みで、これは社内の SREチームが主にやってくれている • 解決方法3-3: BigQueryデータソースに対するクエリ実行時のルール制定 ◦ 例: “SELECT *”の禁止 • 解決方法3-4: 課金が発生する旨の可視化
  15. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 15 運用を通しての学び

    (クエリ増殖期: 15/10~16/12) • 権限整備は真っ先に対応するのが吉 • 運用ルールは監視し続ける人(または仕組み)がいないと廃れる • BigQuery使いすぎ問題を防ぐには制約と可視化が大事 • 守るメリットが大きいルールほど守られやすい • 運用の辛みを解消してくれる機能(Publish機能など)が続々リリースされてい るので、辛みを感じたらversion upすれば解消しないか確認
  16. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 16 •

    Redashの導入背景 • Redashの使い方 / 運用上の課題 / 解決方法 ◦ クエリ増殖期: 1年2ヶ月 (2015/10~) ◦ API多用期: 1年1ヶ月 (2017/01~) ◦ Tableau併用期: 4ヶ月目 (2018/03~) 目次
  17. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 17 •

    VisualizeはGoogle Spreadsheetへアウトソーシング ◦ RedashでのVisualizeに限界を感じる ▪ グラフをコピーしづらい etc ◦ 有意差を判定するためにも Spreadsheetの方が都合がよかった Redashの主な使い方 (API多用期: 17/01~18/02) • 定期実行クエリの多用 ◦ 定期実行したクエリの実行結果を APIで取得して対応する分析が増加 事業成長に伴い、使い方のバリエーションが増える • データ欠損検知でアラートを使用 ◦ データ件数等をチェックし、異常値であれば Slackにアラートを流す
  18. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 18 •

    課題1: キューにクエリが詰まる ◦ 定期実行クエリが増えた結果、クエリが詰まる事例が増えた ◦ 前提としてこの場合の原因は色々考えられる。原因によって解決方法は変わる Redashの課題/解決方法 (API多用期: 17/01~18/02) 引用: 一歩踏み込むRedash https://speakerdeck.com/ariarijp/bu-ta-miip-mu-redash
  19. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 19 •

    解決方法1-1: 重い定期実行クエリを停止 ◦ メタデータを使い実行に時間がかかっているクエリを検知 & 必要に応じて停止 原因: クエリが重い • 解決方法1-2: クエリをチューニング ◦ MySQLクエリをBQクエリに置き換えて数十分レベルで軽量化した事例も • 解決方法1-3: 遅いクエリをタイムアウトさせる ◦ REDASH_ADHOC_QUERY_TIME_LIMITを使う。定期実行クエリには効かない • 解決方法1-4: クエリが詰る前のログを確認し実行者に注意喚起 ◦ アナログだが地味に効果あり
  20. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 20 •

    解決方法1-5: キューの数を増やす ◦ supervisord.confの設定で増やせる • 解決方法1-6: クエリの定期実行時間が重ならないように可視化 ◦ 同時実行数を減らすことで、キューがつまらないようにする • 解決方法1-7: 後回しで良いクエリは”キャンセル” ◦ v3.0の話ですがキャンセルボタンがうまく効かない .. 原因: クエリの同時実行数に対しキュー数が少ない
  21. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 21 •

    解決方法1-8: サーバー性能アップ ◦ 要件に合わせてRedashサーバーをスケールアップ or スケールアウト 原因: クエリの実行結果が大きい
  22. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 22 運用を通しての学び

    (API多用期: 17/01~18/02) • クエリがキューに詰まる件に関しては特効薬がない • キューの数を増やす、サーバーをスケールアップするなどで一時的には負荷 が減ることはあるが、クエリが増えればまた同じ問題にぶつかる • 重い定期実行クエリの停止、クエリが詰る前のログを確認し実行者に注意喚 起など、地道な改善作業を続けていくことが大事
  23. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 23 •

    Redashの導入背景 • Redashの使い方 / 運用上の課題 / 解決方法 ◦ クエリ増殖期: 1年2ヶ月 (2015/10~) ◦ API多用期: 1年1ヶ月 (2017/01~) ◦ Tableau併用期: 4ヶ月目 (2018/03~) 目次
  24. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 24 •

    Tableau導入の背景 ◦ 膨大な量のデータ (数百~千万レコード) をVisualizeしたいという依頼の増加 ◦ 主要KPI(売上やPairs内アクションetc)を様々な切り口から深掘りをしたいという依頼の増加 ▪ 切り口が多岐に渡るので、 1個1個クエリをRedashで作っているとキリがない ◦ →膨大なデータを扱えかつ Pivot機能とVisualize機能が充実したTableauで対応 Redashの主な使い方 (Tableau併用期: 18/03~現在) 多様化する分析ニーズに対応するためRedashとTableauを併用
  25. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 25 •

    RedashとTableauの棲み分け ◦ Tableau: 主要KPIを様々な切り口から見て深掘りする分析で使用 ◦ Redash: Tableauに用意されている切り口でカバーできないアドホックな分析や、即時性が求め られる分析で使用(Tableauにデータを上げる前にはデータの中間集計・整形が必要 ) Redashの主な使い方 (Tableau併用期: 18/03~現在) 多様化する分析ニーズに対応するためRedashとTableauを併用
  26. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 26 RedashとTableau併用の結果(Tableau併用期:

    18/03~現在) • 併用してからまだ日が浅いけど... • 分析依頼の増加に比べてRedashで 作られたクエリは増えていない • うまくTableauで分析依頼の増加を受 け止めることができている
  27. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 27 運用を通しての学び

    (Tableau併用期: 18/03~現在) • BIツールを使い分けることで、分析ニーズの多様化に対応できる • 様々な切り口から見て深掘りする分析ではTableauは良い • とはいえRedashも欠かせないので、引き続き併用していきたい
  28. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved. 28 参考文献

    • re:dash + BigQueryでクエリのコスト上限が指定できるようになった ◦ http://ryotarai.hatenablog.com/entry/2015/12/17/104600 • Redashの長期運用を見据えてクエリの名前付けについて考える ◦ http://ariarijp.hatenablog.com/entry/redash-advent-calendar-day-24 • 一歩踏み込む Redash ◦ https://speakerdeck.com/ariarijp/bu-ta-miip-mu-redash • Changing the Number of Workers ◦ https://redash.io/help/open-source/admin-guide/maintenance
  29. Copyright © 2018 eureka, Inc. All rights reserved.