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学校情報化とリーダーシップのあり方~北海道の事例をもとに~/20230621

 学校情報化とリーダーシップのあり方~北海道の事例をもとに~/20230621

2023年6月21日(水)にSAJ「ワクワクする学び場創造研究会」で発表したスライドです。
北海道新冠町のICT・プログラミング教育推進委員会の事例から、リーダーの主体が個人から集団に拡張することによる活動システムの広がりについて、参加者とともに考えました。

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Megumi Asakura

June 21, 2023
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Transcript

  1. © SAKURA internet Inc. 新冠町との関わり • 2017年度末に石狩市でのプログラミング教育支援の記事を見た教育委員会担 当者から協力要請 • 2018年度に3回のプログラミング教育集合研修講師を引き受け

    • 2019年度に2回のプログラミング教育集合研修講師を引き受け • 2020年3月にGIGAスクール端末選定のためのChromebook講習講師を引き 受け COVIT19 • 2020年7月頃にGIGAスクール端末導入に向けた打ち合わせ開始 • 2020年9月にTeams講習講師を引き受け、教育委員会主導でICT・プログラミ ング推進委員会の発足 • 2020年10月に1人1台端末納入 • 2021年度以降、ICT・プログラミング推進委員会を教諭が主導する体制へ
  2. © SAKURA internet Inc. 教育委員会と学校教員との信頼関係 • (教育委員会管理課が)全部つなげてくれた • (教育委員会)管理課の人達は、あの何か学校で困ったことがあればすぐポ ンって飛んできてくれてやってくれてるっていう姿を見せてくれている

    • 教育にお金かけてくれてる • 一生懸命やってくれてる • それが1年、2年で出来上がったものじゃなくて、当時の教育長もそうですけど、 その姿勢が今もずっと続いている感じ 教育委員会(管理課)に対する強い信頼 →自分たちもやっぱりそれに応えな きゃいけない
  3. © SAKURA internet Inc. リーダーシップの原動力 • 教育委員会や、協力者に対する信頼 • ICTやプログラミングが子どもたちにとって「必要な能力」という理解 •

    教師としてのプライド、教育観 • 子どもたちの未来に対する責任感 個人の強力なリーダーシッ プに頼った場合、チームを 超える組織間協働が生まれ にくい 山住勝広ほか(2022)『拡張的学習と教育イノベーション』ミネルヴァ書房 行為の個人的主体から活動システム全体の集団的主体への拡張モデルを参考に朝倉がモデル化
  4. © SAKURA internet Inc. 新冠ICT・プログラミング推進委員会におけるリーダーシップ 場をつくる 意見を引き出す みんなで悩む 管理課職員 指導主事

    教育長 A小学校 B小学校 A中学校 認定こども園 ICT支援員 アドバイザー 委員長 町全体の方針 学校教育 教育委員会 企業等
  5. © SAKURA internet Inc. 集団的主体の拡張と戦略的な「ゆるさ」 どれだけ進んだかってなるとちょっと…なんか微妙かもしれない • 今は微妙だけどこれからもっと良くできるだろう • 微妙なところはあるけれど無理強いをせず足並みをそろえていこう

    • 主体の中には困難を抱えている人がいることを理解していこう • 長い目で考えていこう • まだまだあきらめない! • 今回はお金がここまでしかかけられないから、できるところまででやろう
  6. © SAKURA internet Inc. 北海道の先生 https://note.com/m_asa/m/mefaaa8055c10 • すごい実践、すごい知識では ないが、悩みながらも信念を もって地道に取り組む北海道

    の先生を紹介 • 何気ない実践に、学問的な意 味付け • こんな先生とコラボしてみた い!を生み出す • こんな先生になりたい!を生 み出す