. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 漸化式を⽴てよう 次に f(S) の漸化式を求めましょう。安易に考えると、S の中 で 1 位になれる可能性のあるウサギさんは多くても n(S) ⽻で す(つまり、S に属するすべてのウサギは 1 位になりうる) 。し かし、ウサギさん情報の存在により 1 位になりうるウサギさん は制限されます。たとえば Sab = {a, b} として a より b のほう が先にゴールしたという情報があるとします。このとき、S の 中で 1 位になりうるのは b のみです(結果は 1 位:b で 2 位:a しかあり得ない) 。したがって、f(S) は S から 1 位になりうる ウサギさん v ∈ S を除いたそれぞれの集合 S − {v} に対する f(S − {v}) の和となります3。 f(S) = ∑ v f(S − {v}) (v : 1 位になりうるウサギさん) 31 位のウサギさん v によって場合分けをすると考えます。