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動機づけ面接 Basicースピリットー
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PPi, LLC
May 14, 2019
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動機づけ面接 Basicースピリットー
動機づけ面接基礎研修第1講「スピリット」
PPi, LLC
May 14, 2019
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Transcript
動機づけ面接 Basic ースピリットー 合同会社実践サイコロジー研究所 木内 敬太
[email protected]
2 内容 • レクチャー【30分】 • エクササイズ【60分】 • ディスカッション【30分】
3 テキスト • 「動機づけ面接<第3版>上」(星和書店) • 「動機づけ面接<第3版>下」(星和書店)
4 レクチャー • 第1章 変化についての会話 • 第2章 動機づけ面接のスピリット ‒ パートナーシップ
‒ 受容:絶対的価値、正確な共感、自律、是認 ‒ 是認 ‒ 引き出す • パーソンセンタードケアの原則
5 学習のリスト【下、24章】 1. MIの実践の基礎になるスピリットを理解する (パートナーシップ、受容、思いやり、引き出す)【第2章】 2. 聞き返しのスキルを磨き、何が来ても難なくこなせるようにし、クライエント 中心のOARSのスキルを向上させる【第5章・第6章】 3. 向かっていくべき変化のゴールを特定する【第9章】
4. MIのスタイルの中で情報をやり取りし、助言を提供する【第11章】 5. チェンジトークと維持トークを認識する【第12章】 6. チェンジトークを引き出す【第13章】 7. チェンジトークを強めるように反応する【第14章】 8. 維持トークと不協和に反応するときは強めないようにする【第15章】 9. 希望と自信を強める【第16章】 10. 変化の計画を始めるタイミングとクライエントとの交渉【第20章】 11. コミットメントを強める【第21章】 12. MIを他の臨床技法やプログラムと臨機応変に組み合わせる【第25章】
6 第1章 変化についての会話 1. コミュニケーション様式の連続体 指示 ガイド 追従 2. 間違い指摘反射:おかしい部分を修正したい願望
3. 両価性(アンビバレンス) – チェンジトークと維持トークが混在 – 「そうですね、でも…」という正常な反応 4. 変化の会話のダイナミクス:5つの質問 ①なぜこの変化を望むか、②成功するためには どのように進めたらよいか、③やりたい理由 ベスト3、④この変化はどれくらい重要で、 それはなぜか…(要約)…⑤今後どうしそうか
7 動機づけ面接の定義 その1 動機づけ面接とは、 協働的なスタイルの会話によって、 その人自身が変わるための 動機づけとコミットメントを強める方法
8 第2章 動機づけ面接のスピリット 1980年代MIを教え始めたころ、技法自体、 「どう行うか」に焦点を当てがちだった 歌詞を教えて、 曲は教えていないかのようだった MIの根底にあるスピリット、態度、心構え について述べるようになった
9 スピリット パートナーシップ Partnership 受容 Acceptance 思いやり Compassion 引き出す Evocation
相互に関係している それぞれに 体験と行動 の両面がある MIの基盤となる態度 であり MIを実践することで 習慣として身につく態度
10 パートナーシップ Partnership 専門家同士の能動的な協働
11 受容 Acceptance 絶対的価値 Absolute Worth 正確な共感 Accurate Empathy 自律
Autonomy 是認 Affirmation 純粋性 (自己一致)も!
12 思いやり Compassion • 個人的な感情や同情、同一化のような感情 的体験について言っているのではない。 • 「共に苦しむ」必要はない • 相手の福祉を積極的に増進
• カウンセラー自身ではなく、 クライエントの利益を優先する むしろ、 共に苦しむこと
13 引き出す Evocation • 援助は欠陥を補うものではない • 必要なものはクライエントの中にある • 強さとリソースにフォーカスする
14 パーソンセンタードケアの原則 1. 受益者のため、クライエントのニーズが優先 2. サービスは自己変化を促進するためにある 3. クライエントは自分自身に関する専門家 4. 臨床家だけでは何もできない
5. 臨床家が思いつくアイデアはベストでない可能性が高い 6. クライエントにはリソースがある。大事なのはリソースを 活性化させること 7. 変化にはパートナーシップと協働が必要 8. 状況、必要なこと、達成する方法をクライエントがどう見て いるかを、理解することが重要 9. 変化は権力闘争ではない 10. 動機づけは植えつけるものではなく、引き出されるもの 11. 決断は本人がすること。ゴールは本人が決めるもの
15 成長のプロセス 他者への思いやりを育む、成長のプロセスが ある。最初のステップは知識。次に、知識を いつも振り返り、内面化する必要がある。 そうすることで、知識が確信になり、心構え と一体になる。ここまで到達すれば、 思いやりは自発的なものになっているだろう。 ダライ・ラマ
16 Ex: 変な嗜好を受容する 目的:受容(絶対的価値、正確な共感、自律性の尊重、是認)の練習 メンバー:2人組(聞き役、話し役) 手順: ① 話し役は、自分の「変な嗜好」を紹介する(作り話可) 例)鼻くそを食べる。大のときは手を洗わない。逆立ちで食事する。 ②
聞き役は受容的に話を聞く(質問、聞き返し等)【5分】 受容(無条件の積極的関心)が伝わるように 共感(あたかもその人であるかのような理解)が伝わるように 自己一致(聞き役の考えていることが透けて見えるように)する ③ 役割交代 ④ 振り返り【5分】 受容的だったところは?さらに受容的にするためには?真意は置いておく…
17 Ex: 苦悩を優しく抱きしめる 目的:コンパッション(両価性と共にある態度)の体験的理解 メンバー:3人~4人 手順: ① 準備:今この瞬間を感じる【30秒】 – 楽な姿勢を取り、目を閉じ、呼吸、音、匂い、気温などの周りの様子、姿勢、
体の緊張や緩みに意識を向ける ② じゃんけんで順番を決める ③ 1番目の人から時計回りに次のことを1つずつ行う【21分~36分】 – 自分の変わりたいけど変われない思いと苦悩を紹介する – 優しさと慈しみの言葉がけをする。左隣の人から順に、最後は自分に 例)辛さについての聞き返し、変われないあなたも(自分も)OKという是認 – 是認(強みと努力の承認)をする。左隣の人から順に、最後は自分に ④ コンパッションについての気づきをシェアする【5分】
18 お勧め書籍 • パーソンセンタードアプローチ – 「パーソンセンタード・カウンセリングの実際」 (コスモスライブラリー) • ACT –
「よくわかるACT」(星和書店)
Thank you