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デモとキーワードから学ぶブリーフコーチング入門

PPi, LLC
November 23, 2022

 デモとキーワードから学ぶブリーフコーチング入門

2022年11月26日に実施した研修の資料です。
質問はSlidoから:https://app.sli.do/event/eoK58p2wYyNAmZLdcTGRsA/live/questions?clusterId=eu1

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November 23, 2022
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Transcript

  1. 2 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] 自己紹介 元木敬太

    • 合同会社実践サイコロジー研究所・代表 • 修士(心理学)・博士(医学) • キャリアコンサルタント、公認心理師、臨床心理士 • 2010年より心理職として心理カウンセリングの実践を行っており、 2017年にキャリアコンサルタントを取得。学校や産業領域で、 メンタルヘルス、コーチング、キャリア開発に関連した実践と研究を行っている。 • 解決志向アプローチ、認知行動コーチングが専門 • 共著書・訳書: コーチング心理学概論(ナカニシヤ出版) ポジティブ心理学コーチングの実践(金剛出版)
  2. 6 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] 内容 1.コーチングとブリーフコーチング

    2.ブリーフセラピーとは? 3.MRIモデル 4.解決志向モデル 5.デモ 6.キーワード
  3. 7 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] コーチングとブリーフコーチング •

    ICF(国際コーチング連盟) コンピテンシー、倫理規定 コーチングとは、クライアントが個人として、またプロフェッショナルとしての 可能性を最大限に発揮することを目的とした、コーチとクライアントとの 示唆に富むクリエイティブなプロセスを伴う協同関係 • ブリーフコーチング 解決志向ブリーフセラピーの手法をコーチングに応用 対個人、対チーム・組織 ICF Japan
  4. 8 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] ブリーフセラピーとは? システム思考で短期(効率的)に問題を解決することを目指す心理支援法

    • 精神分析、行動療法、人間性心理学と並ぶ手法として、家族療法から発展 • メンタル不調の問題を扱うのも得意だが、それだけではない • 組織開発やコーチングに応用されている • 2つの方向性 【MRIモデル】 問題を維持している悪循環を解消する 【解決志向モデル】 解決像を構築(想像と実現)する
  5. 9 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] ブリーフコーチングの2つの方向性 問題

    偽解決 (解決努力) 例外 解決像 (望む未来) Do more! もっと! 1 2 介入・課題 Do different! 違うことをする! 問題の解消 上司との関係が 良くない 機嫌を取ろうと 頑張る 解決志向モデル MRIモデル
  6. 10 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] MRIモデル(1) •

    問題があると人はそれを解消しようとする • 問題自体も特定のコミュニケーションの 相互拘束(関係性)によって生じている • さらに、問題はその問題を解こうとする コミュニケーションによって維持されている <セッションの流れ> ① 何で困っていてどうなりたいかを明確に ② 「問題を維持している悪循環」を特定 問題 偽解決 (解決努力) 主体性が無く、 すぐに質問する部下 無視、 「自分で考えろ」
  7. 11 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] MRIモデル(2) ③

    悪循環が問題を維持し、目標達成を妨げて いる可能性について共通認識を築く これまでの対応はうまくいってそうですか? 無視をすることで、かえって不安になって色々と聞いて くるってことはなさそうですか? ④ 介入・課題を設定する お話をうかがって、この悪循環を解くのが目標達成の ために有効ではないかと思います。何か、無視する代 わりにできることはありませんか?試していないことで できれば、面白いことで、かつ、これまでと正反対のこ との方が、悪循環を解く効果は高いと言われています。 例えば、主体性を無くすほど、色々細かく指示するとか 問題 偽解決 (解決努力) 介入・課題 問題の解消 主体性が無く、 すぐに質問する部下 無視、 「自分で考えろ」
  8. 12 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] MRIセッションの流れ(詳細) 1.

    今日はどんな理由で起こしになりましたか? 2. 面接が終わった後にどうなっていたら、満足して帰れそうですか? 3. そのためにはどんなことについて話すといいでしょうか? 4. 今抱えている問題を一言で表すと、何といえそうですか? 5. これまでどんな対処をしてきましたか?他には?それはうまくいっていますか? 6. 何か思い当たる悪循環はありますか? 7. ここでいったん休憩にして、チームのメンバーと相談させていただきたいと思います。 【ブレイク】悪循環と課題について相談(SFA:例外、コンプリメント(賞賛、労い)、課題について相談) 8. 休憩中に何か考えたことや思いついたことはありましたか? 9. チームメンバーの意見を/私が休憩中に考えた内容を 伝えさせていただきます。  悪循環についての見立て、それを解消することで問題解決につながるだろうと伝える。 10. この点について、どのように思いますか?  必要に応じて見立てや戦略の変更 11. 何か、これまでと違うことをやってみることで、悪循環が解けないか、試してみたいのですが、どうでしょう?
  9. 13 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] 解決志向モデル クライアントの資源や強みに着目しつつ、解決像を構築し、例外を増やし、

    スモールステップでクライアントの望む未来像の実現をサポートする。 • 資源や強みに着目:できないことではなく、できることに注目。コンプリメント(賞賛、労い)。 • 解決像:望む未来のイメージ。どうなりたいか。 • 例外:問題が起きていないとき。すでに起こっている良い変化。 • スモールステップ:できるだけ小さな変化を起こす(課題は Do more 中心)
  10. 14 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] 解決志向面接の9ステップ(1) 1.

    概要(年齢、性別、登場人物等)と主訴を聞く 2. どうなったらいいか?(いつ、どこで、誰が、何を、どうする)、それが実現したらどういい? 3. 2に向けて今日は何について話し合うといいか?(ブレインストーミング的に) 4. これまでの経過を聞く(簡単に)、経過に応じて追加の質問 改善してる→何がいいから改善しているか?他には? 停滞している→何がいいから悪化していないか?他には? 悪化している→そんな中、改善に向けて取り組めているのは、何がいいからか?他には? 5. 少しでもうまくいっていることは?問題が多少ましなことは?他には? 6. 活用できそうな資源は?(内的:スキル、コーピングなど、外的:関係者、施設、モノなど) 解決像の構築 例外の探索 例外の探索 資源の探索
  11. 15 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] 解決志向面接の9ステップ(2) 7.

    目標が達成された状態を10点として、現在は何点? その点数を付けた理由は? 点数が0点でないのはどうして? ※点数が1点以上の場合 1点上がると今とどう違う?0.5点上がると今とどう違う? 8. ポジティブなフィードバック(ねぎらい、賞賛、尊敬、驚き、励まし…) 例:今日お話をうかがって…と思いました。 ※賞賛は上から目線にならないように注意 ※面接全体を通して常にポジティブな声がけ(コンプリメント)はする 9. 課題の提案とその根拠の説明(Do more 課題と Do different 課題) 例:~は続けていくといいと思います。何かこれまでやっていないことを試してもらいたいのですが… スケーリング・クエスチョン 最後にまとまった コンプリメント ブリッジ&タスク
  12. 16 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] デモ •

    クライアント役を募集します! 実際の自分のことについて相談していただくのが望ましいです。 出なければ、ロールプレイも可 内容は何でもOK。デモとして共有していいもの。コーチング的だと尚よい。 • 20分程度で実施 • 観察のポイント どこにブリーフコーチングの特徴が表れているか? 通常のコーチングと異なる点は?
  13. 18 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] ブリーフセラピー年表 1938年

    ベイトソンとエリクソンの出会い 1946年 ベイトソンのコミュニケーション研究にシステム論が 取り入れられる 1959年 Mental Research Instituteの設立 1966年 MRIに短期療法センターが開設 1978年 Brief Family Therapy Centerの設立 1984年 日本家族研究・家族療法学会の設立 日本家族心理学会の設立 2007年 日本ブリーフセラピー協会の設立
  14. 19 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] ミルトン・エリクソン •

    催眠療法家 • 1950年代、クライアントやその家族に対して、 革新的な治療を実践していた(Haley, 1985) • 利用(ユーティリゼーション) 症状、問題、困難、何でも、治療・解決のために活用する、リソース(資源)とする • 問題と解決は別という発想、柔軟性 例えば、Clに犬を買わせて、面接室(エリクソンの自宅)で飼う。犬から手紙送る システム論的に言うと…「直線的因果論ではなく、円環的因果論」 催眠的に言うと…間接暗示、インプリケーション(含意)、たとえ話、Yesセット https://erickson.edu/blog/who-was-milton-erickson より
  15. 20 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] グレゴリー・ベイトソン •

    文化人類学者 • エリクソンを対象としたコミュニケーション研究の成果として 「ダブル・バインド(二重拘束)理論」を提唱(Bateson, 1972) 例:自分の頭で考えて私が適切だと思うプレゼン資料を作りなさい 治療的ダブルバインド:自由にやって、責任は私がとるから。 • ジャクソン、ヘイリーらとともに短期療法センターを開設 • システム論、サイバネティクス コミュニケーションによる相互拘束、円環的因果論 システムの有機性:フィードバックを得て自己調整(一次変化)→偽解決が問題維持 安定した状態を脱し、自己の(再)組織化(二次変化) https://www.californiamuseum.org/ inductee/gregory-bateson より
  16. 21 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] スティーブ・ドゥ・シェーザーとインスー・キム・バーグ •

    問題解決のための万能鍵(de Shazer, 1985) • オッカムのかみそり:不要な部分は切り落とし、シンプルに • ぴったり合う(match)ではなく、 なんとか間に合う(fit)が実現できればいい • エリクソンの影響 【利用】 クライアントがもたらしたものを利用し、自分で満足できる生活を作れるようにする 【混乱法】 よくわからないことを言って混乱させることで、抵抗や防衛を解除する 【水晶玉テクニック】 「この水晶玉の中に、未来の、成功したあなたが映ります…」 【腕浮遊】 「右腕か左腕が、上がるか、下がる。大事なのは、感覚に意識を向けることです…」 →Clの体験がすべて正しい、起こったことはすべて最善 解決への期待を創造する。変化はすでに始まっている。不可避である→観察課題→失敗はない • ヴィトゲンシュタインの「言語ゲーム」の影響:対話による意味の構築(de Shazer & Berg, 1992) https://alchetron.com/Steve-de-Shazer より
  17. 22 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] 社会構成主義 social

    constructionism 人は社会的に構成された認識の世界に生きている • 客観主義への対抗 • カント:認識することで、対象が存在する • ヴィトゲンシュタイン:言語(対話)によって認識が構成される • バーガーとルックマン:人は会話により主観的現実を維持している • スペクターとキッセ:社会システムの影響を受けた価値判断が社会問題を問題にする • ガーゲン:共同体における社会生活の中で言語は使用され、認識を構成する ※社会的構成主義、社会(的)構築主義とも
  18. 23 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] システム論の視点 コミュニケーションによる

    相互拘束 人や環境の個人への影響 円環的因果論 1つが巡り巡ってすべてに影響する 環境、関係性、文脈の影響 個人はシステムから独立しては 存在しえない 文化と対話による 現実認識の構築 文化が交流の作用を 交流の作用が個人の認識を作る 一次変化と二次変化 恒常性の維持から自己組織化、脱構築へ 悪循環 システムによる一次変化の結果
  19. 24 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] ミラクルクエスチョン 簡単なやり取り:今日家に帰ったらいつも通りすごしますか?何時ごろ寝ますか?

    こういうことを考えてもらいたいと思います。 今夜奇跡が起きます。奇跡というのは、夜眠りについた後に、天使がやってきて、「あなたは これまでよく頑張ってきましたね」と、キラキラ輝く奇跡の粉をあなたにふりかけます。そうす ると、今日ここに相談に来た困りごとがすべて解決してしまいます。翌朝、あなたはまだ奇跡 が起きたことに気づいていません。 そこで質問です。あなたは、いつ、どんなところから、奇跡が起こったことに気づくでしょう? それはその日かもしれないし、数日たった後かもしれません。 奇跡を実感した日は、どんな一日になりそうですか?朝から夜寝るまでの様子を聞かせて ください。
  20. 25 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] ミラクルの話の最中 •

    時系列に沿って、奇跡の一日がどのように普段と違うか確認してく 何時ぐらいに起きますか?そのあと何をしますか?周りの人は、どんな所から奇跡が 起きたことに気づくでしょう?そのことに気づいて、その人はあなたに何と言う? • 気づくのが遅い時間だったら、気づいた場面の話を聞いた後に、一旦朝まで戻って、何か 変化がないか確認していく • 適宜、他者との関係性の変化、他者がどのように奇跡に気づくかなど確認する • ミラクルの話と現実の話を区別し、現実の話に行ったら、ミラクルに戻す そうですか。今は~だけど、奇跡が起きたら~なんですね。奇跡の一日では他に…? 今は~でも困っているんですね。奇跡の一日だとどうですか? • どんな風に眠りにつきますか?普段と違う所はありますか?などで終わるとよい
  21. 26 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] ミラクルクエスチョンの後 •

    話してみてどうでしたか? • 今でもできていること、普段と奇跡の一日で変わらないことは、何かありましたか? ちょっとでも? 本人から出なかったら、面接者が指摘、質問する (・ 奇跡の一日を100点満点として、今は何点ですか?それはどうして?1点上がると?) ミラクルは、クライアントにとっての「現実」を変えるのが目的 現在の認識の枠組みからいったん飛ばす(ミラクルの話の最中) 次に、今とのつながりを確認し、実感を持たせ、日常生活でも維持させる
  22. 27 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] 逆説的介入 •

    グレゴリー・ベイトソンの提唱した「治療的ダブルバインド(二重拘束)」を引き起こす 問題の解消とは反対で、かつ、問題の解消につながる指示を出す 指示に従っても、従わなくても、問題が解消される • ミルトン・エリクソンの症状処方や混乱法の応用 • 効果機序 従う:解決努力をやめることで、問題の維持・悪化を止める 従わない:命令に対する反発で問題の解消に向かう Do different の実践。何でもいいからこれまで試してないことをやることで、 システムに変化を起こす
  23. 28 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] 逆説的介入の展開 •

    制限や条件を加える課題 「いきなり勉強をやめるのは難しい。勉強しない日を決めましょう。調子が良くてどうし てもしたければしてもいいですが、基本的にはその日はちゃんと休んでください」 • 悪化予想 「今後悪化することはあるかもしれません。それはよくあることだし、変化のために必要 なプロセスです」 • ゴー・スロー 「うまくいきすぎです!ぜひもっとゆっくり進めていきましょう」
  24. 29 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] リフレーミング クライアントの物事に対する意味づけや認識の枠組み(フレーム)を変える手法

    • 変化の妨げになっているフレームを、変化の助けになる方向に変える 上司を説得しないといけない→試しに、一度上司の言うとおりにやってみるのはどう? 私は何をやってもダメ→うまくいっていないときには、そう思って当然です。 面倒な同僚→もしかして寂しいんですかね。寂しいとしたらどんな関りができそうですか? 取り返しがつかない→最悪の場合は?可能性は?→「取り返しがつかない」というのは ~してしまう可能性が×%あるということですね 失敗してしまった→これまでのお話を伺うと、確かに、~という面では良くなかったかもしれませんが、 ~という面を今後に役立てることができる気がしますが、どうですか? • 基本的には自然な対話の中で使用する。課題へのつなぎになることもある 逆接的介入 ノーマライズ
  25. 30 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] リフレーミングのコツ •

    Clを否定する代わりを考える。Clが間違っているからリフレーミングするのでは「ない」 「そんなの考えすぎですよ!」ではなく→「失敗したくないという思いが強いですか?」→ 「もしかすると、逆にあまり考えない方が失敗しないような気もしますがどうですか?」 • 控えめに確認する 「もしかすると…」 / 「~という部分もありそうですか?」 / 「~という見方もできそうですか?」 ダメな例:「絶対~」 / 「全部~」 / 「~と見るのが正しいです」 • 押し付けない。採否を決めるのはCl • 様々なバリエーションを利用する 言い換え:私には~と思います/~とも言えますか?/~のようですね 比喩やことわざを用いる:~のようですね。転んでもただでは起きないという言葉もありますしね 嫌なところほど褒める:これまでは沢山考えるというコーピングをうまく使ってきたわけですね
  26. 31 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] 外在化 問題をクライアント内部のモノから、外部のモノへ、リフレーミング

    • ナラティブセラピー(White &Epston, 1990)の文脈で開発された • 手順 対象:自己違和的な問題(やりたくないのにやってしまうこと) - 例)食べ過ぎ、飲みすぎ、タバコ等の嗜癖、「私はダメだ」という考え 文脈づくり:自分では止められない、自分の中の何かにさせられていると考えてみることはできますか? 提案:あなたに「XX(例:食べ過ぎ)」をさせる何かについて、話し合ってみましょうか? 情報収集:どんなときに起きますか?最近の例は?どんな考えや気分がわき、行動をしましたか? イメージする:あなたにそんな考えや気分をわかせ、行動をさせる何かの形をイメージしてみましょう。 - どんな形ですか?いろは?質感は?動きは?重さは?表情は?他にどんな見てわかる特徴? 絵を描き、名前を付ける ※名前は短く、説明的でなく、強そうではないもの。実在する名前はダメ。(例:もぐもぐ君) 調査する:もぐもぐ君が元気になるのはどんな時?おとなしくなるのは?他にわかる生態は? 対策を練る:引き続きもぐもぐ君について調査/もぐもぐ君を元気にさせないためには?/今度もぐもぐ君が出たら?
  27. 32 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] テイクホームメッセージ う

    02 ブリーフコーチング ブリーフセラ ピーの手法を 対個人、 対チーム・組織 に応用した コーチング 03 MRIモデル 問題を維持して いる悪循環を リフレーミング、 逆説的介入、 メタコミュニケー ションなどにより 解こうとする 手法 04 解決志向モデル 解決像を描き、 例外を探索し、 Do moreし、 スモールステッ プでDo differ entすることで、 悪循環を解こう とする手法 01 コーチング クライアントの パフォーマンスと ウェルビーイン グの促進を目指 したコーチとクラ イアントの協同 関係
  28. 33 Practical Psychology Institute, LLC ® 2021 [email protected] 引用文献 •

    Bateson, G. (1972) Steps to an ecology of mind. New York: Ballantine book.(佐藤良明訳(2000)精神の 生態学(改訂第2版).新思索社) • Berg, I. K., & Szabo, P. (2005). Brief coaching for lasting solutions. WW Norton & Company. • de Shazer, S. (1985). Key to solution in brief therapy. • de Shazer, S., & Berg, I. K. (1992). Doing therapy: A post‐structural re‐vision. Journal of Marital and Family Therapy, 18(1), 71-8 • Haley, J. (1985) Conversations with Erickson. Networker, 9(2), 30–43. (宮田敬一,他訳(1986)エリクソンとの対談.こころの臨床ア・ラ・カルト,17, 53–58) • White, M., Wijaya, M., & Epston, D. (1990). Narrative means to therapeutic ends. WW Norton & Company. [小森(訳) (2017). 物語としての家 族. 金剛出版.]