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既存システムのフロントエンド・バックエンド分離 / meetup0706-seki
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Rakus_Dev
July 11, 2022
Technology
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既存システムのフロントエンド・バックエンド分離 / meetup0706-seki
Rakus_Dev
July 11, 2022
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Transcript
#RAKUSMeetup ©2022 RAKUS Co., Ltd. 既存システムのフロントエ ンド・バックエンド分離 株式会社ラクス 関 淳志
#RAKUSMeetup 自己紹介 関 淳志 ▪経歴 前職にてスマートフォンアプリのバックエンド開発、業務ツール系Webアプリの フロントエンド開発に従事 2021年にラクスに入社し、ChatDealerのフロントエンドの開発業務を担当 ▪趣味 野球観戦 そろそろ球場に行って現地観戦したい
#RAKUSMeetup セクション • フロントエンド/バックエンドを分離しようと考えた経緯 • ビジネスサイドへの提案 • ソースコード分離の実施 • ソースコードの分離を行い、見えてきた今後の課題
#RAKUSMeetup フロントエンド/バックエンドを 分離しようと考えた経緯
#RAKUSMeetup ChatDealerの技術スタック
#RAKUSMeetup 分離しようと考えた経緯 HTML/CSS/JavaScript/PHPと さまざまなソースコードがbladeファイル内で混在している 問題
#RAKUSMeetup 分離しようと考えた経緯 HTML/CSS/JavaScriptとPHPはファイルが 別ファイルであって欲しい! 理想
#RAKUSMeetup 実装がやりづらい… コードを分離しよう!
#RAKUSMeetup ビジネスサイドへの提案
#RAKUSMeetup ビジネスサイドへの提案 フロントエンドとバックエン ドのコードを分離したいで す!
#RAKUSMeetup 費用対効果はあるの…? 工数はどれくらいかかる…? それにどんなメリットがあるの…?
#RAKUSMeetup 分離後のメリットをアピール • 分業できることで実装工数が短縮する ◦ 並行作業ができる ◦ それぞれのエンジニアが実装することで効率UP • フロントエンドの実装を巻き取ることで
開発工数が下がる
#RAKUSMeetup ソースコード分離の実施
#RAKUSMeetup ソースコード分離の方針 • MPAの方針は変えない ◦ MPA:毎回サーバーにリクエストしてレスポンスが返る ◦ SPA:初回リクエストはMPAと同じ。以降Ajaxなどで 必要なデータを取得し差分更新 •
通常開発と並行して実施
#RAKUSMeetup リファクタリング対応 • HTMLはVueをマウントするエレメントのみ • データの受け取り • @includeしているbladeをVueコンポーネント化 • x-templateしているVueコードをVueコンポーネント化
#RAKUSMeetup HTMLはVueをマウントする エレメントのみ @section('body') <div class="body"> <h1>タイトル</h1> <p>これはテキストです。</p> </div> @stop
実施前 bladeファイルに直接HTML コードが書いている。
#RAKUSMeetup HTMLはVueをマウントする エレメントのみ 実施前 @section('body') <div id="app"></div> @stop 実施後 bladeファイルに記述する
HTMLコードはVueをマウン トするタグのみを記述する ルールにしました。
#RAKUSMeetup データの受け取り <script> const parameter = { key1: $value1, key2:
$value2, key3: $value3 }; </script> Blade データはオブジェクト形式で作 成。 将来的にAPI化した際にコン ポーネント内のロジックを変更 しないで済むため。
#RAKUSMeetup @includeしているbladeを コンポーネント化 @include('frame', [ 'title' => 'テキスト', 'description' =>
'これはテキストです。', ]) // frame.blade.php <div> <h1>{{ $title }}</h1> <p>{{ $description }}</p> @yield(‘content’) </div> 実施前 includeしているファイル内 でパーツ化を行なっていてい る。
#RAKUSMeetup <template> <div> <h1>{{ title }}</h1> <p>{{ description }}</p> <vue-content
/> </div> </template> <script> export default { name: "VueFrame", components: { VueContent }, props: ['title', 'description'] }; </script> @includeしているbladeを コンポーネント化 実施後 includeファイル内のパーツ をコンポーネント化。
#RAKUSMeetup x-templateしているVueコードを コンポーネント化 <script type="text/x-template" id="template"> <h1>@{{ title }}</h1> </script>
<script type="text/javascript"> Vue.component('title-text', { template: '#template', props: ['title'] } }); </script> 実施前 blade内でVueコンポーネ ントコードが記述されてい る。
#RAKUSMeetup <template> <h1>{{ title }}</h1> </template> <script> export default {
name: "TitleText", props: ['title'] }; </script> x-templateしているVueコードを コンポーネント化 実施後 SFC(単一ファイルコンポー ネント化しました。
#RAKUSMeetup ソースコードの分離を行い、 見えてきた今後の課題
#RAKUSMeetup 課題①バックエンドのAPI化 現状 グローバル変数にphp変数 を格納しVueに渡している … 理想 API化し基底コンポーネント でパラメーターを受け取るだ けにしたい。
#RAKUSMeetup 課題②テストツールの導入 現状 リファクタリング後、手動で 単体テスト、画面の差異がな いか確認している… 理想 単体テストやビジュアルリグ レッションテストの導入をし てテストを楽にしたい。
#RAKUSMeetup 課題③ビルドコストの増加 現状 1画面につき1エントリー1ア ウトプットしているのでVue コンポーネント化する度にエ ントリー数が増える… 理想 webpackの最適化をして 少しでもビルドコストを下げ
たい。
#RAKUSMeetup まとめ • フロントエンド部分のコードが複雑だった • 提案は分離したことによるメリットを強調 • フロントエンドコードはVueに置き換え • 課題についてはこれから要検討
#RAKUSMeetup ご静聴ありがとうございました