iOSアプリからMCPツールを使う / mobiletechcafe20250902-4

◆イベント名
モバイルTechCafe～モバイルとAI駆動開発～
https://rakus.connpass.com/event/365427/

◆発表タイトル
iOSアプリからMCPツールを使う

◆登壇者
株式会社ラクス　楽楽精算開発部 開発3課　三浦 尊敏

Transcript

1. © RAKUS Co., Ltd. 1 iOSアプリからMCPツールを使う 〜Foundation Models Framework × Model Context Protocol〜
2. 2 検証で作成したアプリ FoundationModelsとMCPを統合したAIチャットアプリ iOSアプリ リモートMCPサーバ MCPツール ‧天気予報取得 ‧降⽔確率取得 ‧⾵速取得 Tool Callingで MCPツールを使⽤ メッセージ Apple Intelligence のLLM ツール使⽤ 回答 結果
3. 3 技術スタック 項目 内容 IDE Xcode26 beta6 （開発はほぼCursor） デバイス iOS26 beta8（Apple Intelligence対応端末） 言語 Swift 6 フレームワーク FoundationModels, Anthropic社のswift-sdk(MCP) AIチャットアプリ https://github.com/Takatoshi-Miura/AI_Chat
4. 4 基本的な使い⽅ Tool Callingとは モデルが外部ツールやAPIを利用して、情報を取得 したり処理を実行したりできる機能。 セッション生成時にToolを渡すと、モデルが必要に 応じて回答に使用してくれる。
5. 5 Tool Callingのツール定義（公式ドキュメントより） Tool Callingとは モデルが外部ツールやAPIを利用して、情報を取得 したり処理を実行したりできる機能。 セッション生成時にToolを渡すと、モデルが必要に 応じて回答に使用してくれる。 必要な情報 ・ツール名 ・ツールの説明 ・引数 ・ツールの処理 公式ドキュメント https://developer.apple.com/documentation/foundatio nmodels/expanding-generation-with-tool-calling MCPツールと同じ
6. 6 ①MCPサーバに接続し、MCPツール情報を取得 Toolを動的に⽣成 処理の流れ ①MCPサーバに接続し、MCPツール情報を取得 　（Anthropic社のswift-sdkを使用） ②MCPツール情報からFoundationModels.Toolを生成 　（MCPツール：FoundationModels.Tool = 1：1） ③②のToolをセッションに渡す
7. 7 ②MCPツール情報からFoundationModels.Toolを⽣成 Toolを動的に⽣成 処理の流れ ①MCPサーバに接続し、MCPツール情報を取得 　（Anthropic社のswift-sdkを使用） ②MCPツール情報からFoundationModels.Toolを生成 　（MCPツール：FoundationModels.Tool = 1：1） ③②のToolをセッションに渡す
8. 8 ②MCPツール情報からFoundationModels.Toolを⽣成 Toolを動的に⽣成 処理の流れ ①MCPサーバに接続し、MCPツール情報を取得 　（Anthropic社のswift-sdkを使用） ②MCPツール情報からFoundationModels.Toolを生成 　（MCPツール：FoundationModels.Tool = 1：1） ③②のToolをセッションに渡す
9. 9 ③②のToolをセッションに渡す Toolを動的に⽣成 処理の流れ ①MCPサーバに接続し、MCPツール情報を取得 　（Anthropic社のswift-sdkを使用） ②MCPツール情報からFoundationModels.Toolを生成 　（MCPツール：FoundationModels.Tool = 1：1） ③②のToolをセッションに渡す アプリ側でMCPツールの情報を持たなくて良い