Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
アジリティを目指した先にあった真のパートナーシップ
Search
Sponsored
·
SiteGround - Reliable hosting with speed, security, and support you can count on.
→
Recruit
PRO
November 15, 2022
Technology
1
990
アジリティを目指した先にあった真のパートナーシップ
2022/11/15_Agile Japan 2022での講演資料になります
Recruit
PRO
November 15, 2022
Tweet
Share
More Decks by Recruit
See All by Recruit
まなび領域における生成AI活用事例
recruitengineers
PRO
2
140
AI時代にエンジニアはどう成長すれば良いのか?
recruitengineers
PRO
1
200
AIを用いたカスタマーサポートの業務プロセス・組織変革の実現
recruitengineers
PRO
1
130
問い合わせ自動化の技術的挑戦
recruitengineers
PRO
2
230
「Air ビジネスツールズ」のクライアントサポートにおける生成 AI 活用
recruitengineers
PRO
0
86
AI活用のためのアナリティクスエンジニアリング
recruitengineers
PRO
1
120
SaaS事業のデータマネジメント事例
recruitengineers
PRO
0
110
Kaggleで鍛えたスキルの実務での活かし方 競技とプロダクト開発のリアル
recruitengineers
PRO
1
390
LLM のプロダクト導入における開発の裏側と技術的挑戦
recruitengineers
PRO
1
160
Other Decks in Technology
See All in Technology
Keycloak を使った SSO で CockroachDB にログインする / CockroachDB SSO with Keycloak
kota2and3kan
0
120
Kubernetesにおける推論基盤
ry
1
390
マルチプレーンGPUネットワークを実現するシャッフルアーキテクチャの整理と考察
markunet
2
250
JAWS DAYS 2026 ExaWizards_20260307
exawizards
0
430
楽しく学ぼう!ネットワーク入門
shotashiratori
1
390
モブプログラミング再入門 ー 基本から見直す、AI時代のチーム開発の選択肢 ー / A Re-introduction of Mob Programming
takaking22
5
1.6k
Tebiki Engineering Team Deck
tebiki
0
27k
身体を持ったパーソナルAIエージェントの 可能性を探る開発
yokomachi
1
120
JAWSDAYS2026 [C02] 楽しく学ぼう!AWSとは?AWSの歴史 入門
hiragahh
0
160
プラットフォームエンジニアリングはAI時代の開発者をどう救うのか
jacopen
6
3.4k
"作る"から"使われる"へ:Backstage 活用の現在地
sbtechnight
0
140
Zero Data Loss Autonomous Recovery Service サービス概要
oracle4engineer
PRO
2
13k
Featured
See All Featured
Breaking role norms: Why Content Design is so much more than writing copy - Taylor Woolridge
uxyall
0
200
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
408
66k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
55
12k
Evolving SEO for Evolving Search Engines
ryanjones
0
150
The browser strikes back
jonoalderson
0
800
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
128
55k
Side Projects
sachag
455
43k
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
60
4.2k
What does AI have to do with Human Rights?
axbom
PRO
1
2k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
274
21k
Information Architects: The Missing Link in Design Systems
soysaucechin
0
830
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
528
40k
Transcript
アジリティを目指した先にあった 真のパートナーシップ
自己紹介 藤田健人 高橋陽太郎
本日は「協調」について話します。それは我々にとっては「目線を合わせる」 ことでした。簡単そうですが目線が合うまで4年を要しました
フロントエンド開発 チーム(スクラム) バックエンド開発チー ム(スクラム) 企画チーム 2week sprint 2week sprint 企画ができても次の
スプリントまで待ち 2日でフロントエンド開 発が終わってもバック エンドチームの次の スプリントまで待ち 最短で4日でできる案件でも1ヶ月以上かかってしまう状態 (でもみんな「全力で頑張っている」) これは正しい状態なのだろうか?という違和感 たとえば、『タウンワーク』のUI/UXの改善チームでは、早期にスクラムを導入してい たものの、「違和感」がありました
この違和感は、ふりかえると4つのレイヤーで整理することができます。本日はこ のレイヤーに沿って話を進めます 目的 要求 要件 実装 ビジネスゴールやアウトカムと言われるも の。何かの要求をする際の背景となるも の。 ビジネスゴールを実現するためにどのよう
な考え方、戦略を取るか。 要求を実現する上での進め方、取り組み 方、開発プロセス (例)スクラム、カンバン、ウォーターフォー ル コーディングやテストなどの実際にインクリ メントを増やす活動 スクラム 要求は4日? 1ヶ月でOK? ?????? なにやら あやふや はっきりしてい る
最初は、リクルートとNTTデータでも全く異なる目線でした。 目的 要求 要件 実装 リクルート目線 NTTデータ目線 目的 要求 要件
実装 目的 要求 要件 実装 (あんまりよくわ かってないけど) 早くやりたい スクラムで スクラムで 毎月リリースした い
活動をふりかえると、大事なステップが3つありました。 目的 要求 要件 実装 リクルート目線 NTTデータ目線 目的 要求 要件
実装 目的 要求 要件 実装 ステップ①:目的・要求を明確化し 言語化する ステップ②:明確化した目的・要求 を理解する ステップ③:全員が 理解できる状態を 作る
『タウンワーク』は、仕事探しのより良いユーザー体験を提供していくことが目的です。それ は、年間のユーザーアクション数を最大化する必要があることを意味します リボン図
ユーザのアクションを最大化させるために、開発プロセスによって貢献で きる事は何か?を考えます。 価値 期間 ユーザ体験の向上によって 得られるアクション数 開発期間 開発期間が短くて、リリース後の期間が伸びるほど、 ユーザ体験の向上期間が伸びる。 →アクション数が増える
「もしも仮に、選ぶとしたらAとBは、どちらでしょうか?」を言語化し、明 示します 開発プロセスに対するビジネス要求: 同期間の開発量 < 同期間のユーザ体験が生む価値の総量 の優先度が高い。 価値 期間 価値 期間 同じ期間に多くの機能を出すこと よりも 同じ期間に生まれる価値総量
をとる A:一気に開発 B:コツコツ開発
ステップ②は明確化した目的・要求の理解するステップです 目的 要求 要件 実装 リクルート目線 NTTデータ目線 目的 要求 要件
実装 目的 要求 要件 実装 ステップ②:明確化した目的・要求 を理解する NTTデータ側の先頭にたち全員が理解するために 自身が正しく理解する必要がありました ステップ①:クリア
きちんと理解しようと資料を追いかけても、資料化されている知識を追 うだけでも膨大な分量でした
正しく理解するために 膨大な資料の咀嚼を、二人で時間をかけてディスカッションを重ねました 長い時間をかけて正しく理解 ディスカッションする過程で重要な気付きがありました
大切なことに気が付きました 目的定義 要求定義 要件定義 設計、製造、試験、リリー ス 開発案件の工程 目的 要求 要件
実装 プロセスの工程 開発案件を開発する時は、ビ ジネス目的、要求を理解した 上で、最適なシステム要件を 選択していくのに・・・ 開発プロセスにも目的と要求 があり、それを理解しなけれ ば最適な要件、実装にならな い、という当たり前なことが抜 けていた なんのためのアジャイルか?が抜けていました
目的 要求 要件 実装 リクルート目線 NTTデータ目線 目的 要求 要件 実装
目的 要求 要件 実装 ステップ③:全員が 理解できる状態を 作る ステップ③は全員が理解できる状態を作ることです ステップ②:クリア ステップ①:クリア
目的、要求、要件の理解のために 知識 目的、要求をインプットする メンバーのチームや目線もそれぞれ異なる。それぞれの目線から見える現状と照らし 合わせ、最適な要件(=開発プロセス)を自分たちで考えていく。 自ら考えることで、目的、要求、要件が正しく伝搬
「自分たちで考えた」ことを実践し、くりかえします 実装 適用 実際にプロセスを回しながら、改善をくりかえすことで プロセス要件は、概念レベルから自分たちのプロセスに 要件 学び 疑問 くりかえし くりかえし
改善 改善
例 カンバン方式(要件)でやっているけ ど、さらに開発リードタイム短縮(要 求)するためにどうしたらいいだろ う? テスト工程で故障が結構出てます ねー。フロントエンドとバックエンドの 認識齟齬のところが結構あります ね。 じゃあ設計段階でフロントエンドと
バックエンドで設計の認識合わせを やろう。さらにペアプロも考えるか ・・・ プロセス要求、要件、実装の繋がりを考えながら実装に組み込むことで チームに最適化したプロセスとなる
目的 要求 要件 実装 目的 要求 要件 実装 目的 要求
要件 実装 リクルート目線 NTTデータ目線 3ステップを通して、ようやく「目線を合わせる」ことができました。 ステップ①:目的・要求を明確化し 言語化する ステップ②:明確化した目的・要求 を理解する ステップ③:全員が 理解できる状態を 作る
目的 要求 要件 実装 リクルート目線 NTTデータ目線 目的 要求 要件 実装
目的 要求 要件 実装 ふりかえって反省すると、リクルート目線では目的・要求が不明確なのに、「アジャイルで」とい う要件をお願いしてしまっていました 【大反省】 ビジネスゴールも不明確 で、それを実現するための 要求もわかっていないが、 「アジャイルでという要件」 をお願いしてしまっていた
目的 要求 要件 実装 リクルート目線 NTTデータ目線 目的 要求 要件 実装
目的 要求 要件 実装 NTTデータ目線では、目的・要求が不明確にも関わらず、それを鵜呑みにしてしまったこ とが反省点でした 「アジャイルでやること」が 暗黙的なゴールになってし まっていた
目的 要求 要件 実装 目的 要求 要件 実装 目的 要求
要件 実装 リクルート目線 NTTデータ目線 目的・要求が不明確で、要件定義がグダグダになる。システム開発あるあるが、我々のプロセス設計に おいても起きてしまっていました( 4レイヤーの命名の由来) 「アジャイルでやること」が 暗黙的なゴールになってし まっていた 【大反省】 ビジネスゴールも不明確 で、それを実現するための 要求もわかっていないが、 「アジャイルでという要件」 をお願いしてしまっていた
良いコードを書くためには、「なぜ?この機能を作るのか」を常に重視して います。 それは、開発プロセスにおいても同じでした。 「なぜ?このプロセスを採用するのか」が分からない状態でプロセス構築 したところで、それは良いプロセスにはなりえません。 そして、チーム全員が、目的・要求・要件を理解して「目線を合わせる」こ と。 これが私たちが、「私たちのプロセス」を構築するために必要なことでし た。 学び
目的 要求 要件 実装
「目線を合わせ協調を」 ご清聴ありがとうございました