Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
PdMが身につけるべきデータ分析スキル 実践編
Search
Recruit
PRO
Business
0
300
PdMが身につけるべきデータ分析スキル 実践編
2023/06/06実施のプロデザ!Vol.11の発表資料になります。
Recruit
PRO
Tweet
Share
More Decks by Recruit
See All by Recruit
事業の財務責任に向き合うリクルートデータプラットフォームのFinOps
recruitengineers
PRO
2
190
AI-DLCを現場にインストールしてみた:プロトタイプ開発で分かったこと・やめたこと
recruitengineers
PRO
2
250
プロダクトマネジメントの分業が生む「デリバリーの渋滞」を解消するTPMの越境
recruitengineers
PRO
3
880
あなたの知らない Linuxカーネル脆弱性の世界
recruitengineers
PRO
4
330
dbtとBigQuery MLで実現する リクルートの営業支援基盤のモデル開発と保守運用
recruitengineers
PRO
5
260
『ホットペッパービューティー』のiOSアプリをUIKitからSwiftUIへ段階的に移行するためにやったこと
recruitengineers
PRO
4
1.8k
経営の意思決定を加速する 「事業KPIダッシュボード」構築の全貌
recruitengineers
PRO
4
420
Browser
recruitengineers
PRO
12
4.1k
JavaScript 研修
recruitengineers
PRO
9
2.2k
Other Decks in Business
See All in Business
株式会社ヤプリ AI研修
tsujimura14
1
260
Spice Factory Inc. Culture Deck
spicefactory
0
16k
センス・トラスト福利厚生(スマホ用)
sensetrust
0
2.5k
OH MY GOD inc. 会社概要
fujiyamayuta
0
24k
株式会社琉球ウェルネス 会社説明資料
ryukyuwellness
0
180
不感対策ソリューション 詳細資料
jtes
0
360
Sales Marker Culture Book(English)
salesmarker
PRO
2
7.3k
re:Growth 2025 東京:これからの運用が変わる!? AWS DevOps Agent とは
o2mami
0
560
イクシアス株式会社 会社紹介資料
ixyas
0
2.7k
LATEGRA Recruitment Deck_2025
lategra
0
7.4k
センス・トラスト福利厚生
sensetrust
0
2.5k
生成AI専任営業が語るre:Inventで発表された生成AIアップデート情報
suzakiyoshito
0
240
Featured
See All Featured
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
162
16k
Writing Fast Ruby
sferik
630
62k
Noah Learner - AI + Me: how we built a GSC Bulk Export data pipeline
techseoconnect
PRO
0
73
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
32
1.8k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
77
5.2k
First, design no harm
axbom
PRO
1
1.1k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
24
3.8k
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
26
3.3k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
432
66k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
666
130k
A better future with KSS
kneath
240
18k
Impact Scores and Hybrid Strategies: The future of link building
tamaranovitovic
0
170
Transcript
© Recruit Co., Ltd.
© Recruit Co., Ltd. 前回 vol.4の振り返り ポイント ×:データ分析の型 ◯:適切な好奇心 ×:分析手法を知っている
◯:企画に繋げる力 (国語と算数)
© Recruit Co., Ltd. パネルディスカッションのTopics 1. 【事例紹介】 社内に埋もれたデータを活用し開発した、営業活動を支援する 「サロンの集客課題を定量的に判断できるWebレポートサービス」 【事例紹介】
『SUUMO』カスタマー向けのレコメンド機能に対し、基礎的な定量 データの分析から、定性的な仮説を策定、PDCAを回した改善施策 データサイエンティストからPdMに転身してわかった、 プロダクトマネージャーがデータ分析をするためのポイントや思考法 2. 3. データを見るのではなく データの裏にある ユーザー行動を 考えること
© Recruit Co., Ltd. Topic 1. 【事例紹介】 社内に埋もれたデータを活用し開発した、営業活動を支援する 「課題特定に必要なデータを、必要な形でだせるWebレポート」
© Recruit Co., Ltd. 5 iPad版営業商談レポート “Ribbon” 課題特定に必要なデータを、必要な形でだせるwebレポート 特徴 •
iPad商談に適した画面設計 • 営業行動に沿った構成及びデータの可視化 (データ・ストーリーテリング) • 簡単ログイン
© Recruit Co., Ltd. 6 当時の不:商談前の準備に時間がかかっている
© Recruit Co., Ltd. 7 何に時間がかかっているのか理解するために現場を観察 紐解いていくと主要因は2点 不足情報を 追加する作業 様々なデータを
出力して解釈する 社内のデータを組み合わせることで 作業工数を削減できないか データを一元化し商談に沿った構成にすることで 出力&解釈の時間を削減できないか
© Recruit Co., Ltd. 8 現場に立ちきって、プロダクト開発することに徹する 自分の足で 一次情報を取りに行く 必要最低限の 情報まで削ぐ
未経験の自分が 営業できる状態まで プロダクトを磨く 何度も商談同行 営業メンバーのペルソナ作成 営業組織GMに商談ロープレ
© Recruit Co., Ltd. Topic 2. 【事例紹介】 『SUUMO』カスタマー向けのレコメンド機能に対し、基礎的な定量 データの分析から、定性的な仮説を策定、PDCAを回した改善施策
© Recruit Co., Ltd. 10 『SUUMO』について 全国のマンション、一戸建て、土地などの販売・売却情報から賃貸・リフォームまで、 住まいに関するあらゆる情報が満載の「不動産総合ポータルサイト」
© Recruit Co., Ltd. 11 『SUUMO』のレコメンド ユーザーにとって最適な物件を 提案する機能 画面例
© Recruit Co., Ltd. 12 レコメンド改善の進め方 ① 課題特定(定量分析/モデル分析) ② アプローチ検討
定量分析 ex. レコメンド物件の価格分布 モデル分析 ex. モデルにInputしている特徴量の重要度
© Recruit Co., Ltd. 13 しくじり事例 • 自分の強みであるデータ分析の知見を活かすことを軸に検討。 • 現状モデルの課題とそれを克服している手法についてリサーチして
企画を作る。 Yifan Hu, Yehuda Koren, Chris Volinsky "Collaborative Filtering for Implicit Feedback Datasets", 2008.
© Recruit Co., Ltd. 14 しくじり事例 • 自分の強みであるデータ分析の知見を活かすことを軸に検討。 • 現状モデルの課題とそれを克服している手法についてリサーチして
企画を作る。 Yifan Hu, Yehuda Koren, Chris Volinsky "Collaborative Filtering for Implicit Feedback Datasets", 2008. 改善が見られず敗北
© Recruit Co., Ltd. 15 ユーザー課題起点の思考に転換 • 「基礎分析」と「実機でのレコメンド体験確認」を行ったり来たりし ながら考察することで課題を発見する •
大事なポイント:仮説を持つこと, その仮説を疑うこと • IMP率 • クリック率 • 一人当たり利用回数 • 経由CVR • 価格分布 • セグメント分析 Etc... 基礎分析 実機確認
© Recruit Co., Ltd. 16 改善事例 既存レコメンドの概要 上位:お気に入り物件 下位:類似物件 お気に入り物件
類似物件
© Recruit Co., Ltd. 17 定量分析から仮説を出す お気に入り物件のCVRが比較的高いことが わかる • 過去にお気に入りした物件なのでCVRが
高いことは納得がいく • ではなぜ残りのユーザーはCVしない?
© Recruit Co., Ltd. 18 データの裏側にあるユーザー行動を読み取る CVしないユーザーの行動について考える • すでにCV済み? •
→ CV済みの物件は表示されないようになっている • 間違えてお気に入り登録した? • → そこまで大多数ではないのでは • 時間が経って今はすでに興味を失っている? • → 念の為、お気に入りから削除してないだけの物件はありそう
© Recruit Co., Ltd. 19 選択したアプローチ • 興味の減衰をモデルに組み込んで、興味がなくなったお気に入り物件 は上位に表示されないようにする •
事前にオフライン検証を行うことで、仮説の精度を高める
© Recruit Co., Ltd. 20 選択したアプローチ • 興味の減衰をモデルに組み込んで、興味がなくなったお気に入り物件 は上位に表示されないようにする •
事前にオフライン検証を行うことで、仮説の精度を高める A/Bテストした結果、 レコメンドCV数が改善された!
© Recruit Co., Ltd. Topic 3. データサイエンティストからPdMに転身してわかった、 プロダクトマネージャーがデータ分析をするためのポイントや思考法
© Recruit Co., Ltd. 22 DS×PdMで協業する業務の種類 ① 機械学習・DLを用いたロジック開発 ② モニタリング・BIツールの開発
③ スポット分析・シミュレーション
© Recruit Co., Ltd. 23 協業のポイント 大前提、データ分析はPdMが自身でできた方が良い…! (現在私も社内でTableauのハンズオンを開催したりしています) ▪ ポイント
• 目的を明確に言語化して伝えること • 用途シーンをできるだけ具体化する
© Recruit Co., Ltd. 24 ① 機械学習・DLを用いたロジック開発 「何を入れて何が出てくるのか」の定義が重要!
© Recruit Co., Ltd. 25 ② モニタリング・BIツールの開発 クライアント向けのクチコミレポートの例 ・自社営業とクライアントにとって価値あるレポートの追求 営業トークをし
てみるとこのグ ラフは先に見せ た方がいい このデータは見 せても何もアク ションできない のでいらない こんなデータが あれば、 クライアントが 喜ぶと思う 何度か繰り返した 結果 営業トークの型とセットに なったレポートの完成 PdM中心に営業シミュレーション会を実施 たたき台のレポートをブラッシュアップ
© Recruit Co., Ltd. CONNPASSページからぜひご予約ください 差し替え
© Recruit Co., Ltd. プロデザ!アーカイブ動画をメルマガで順次配信中!! こちらよりメルマガ登録ください システムの都合で登録ボタンが 「応募」となっております