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デュアルトラックアジャイル×Agile Testingから見えてきたQAのミライ

デュアルトラックアジャイル×Agile Testingから見えてきたQAのミライ

こちらにも掲載されています。
https://speakerdeck.com/atamaplus/the-future-of-qa

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2022年5月21日に開かれたScrum Fest Niigata(https://www.scrumfestniigata.org/) にて登壇した際の資料です。

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atama plusについてはこちらから

▼3分でわかるatama plus
https://speakerdeck.com/atamaplus/about-atama-plus

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https://www.atama.plus/culture-code/atamaplus_culturecode.pdf

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https://recruiting.atama.plus/career/interview/job_product_ichikawa/
https://recruiting.atama.plus/career/interview/product_group01/

icchii

May 21, 2022
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Transcript

  1. デュアルトラックアジャイル × Agile Testingから ⾒えてきたQAのミライ 市 川 幸 ⼀ 2022.05.21

  2. ⾃⼰紹介 • 2014-2017 株式会社リゾーム / SE • 2017-2020 株式会社SHIFT /

    QA • 2020- atama plus株式会社 / QA 2 市 川 幸 ⼀ @RS_Dessin
  3. ⓒ 2022 atama plus Inc. アジェンダ 1. atama plusの概要 2.

    デュアルトラックアジャイルとは 3. Discoveryに貢献するための取り組み 4. Discoveryの取り組み実践例 新プロダクト開発 5. Deliveryに貢献するための取り組み 6. Deliveryの取り組み Agile Testing Condensed 読書会 7. まとめ 8. 今後の取り組み 3 デュアルトラックアジャイル × Agile Testingから⾒えてきたQAのミライ
  4. ⓒ 2022 atama plus Inc. Our Mission 4 atama plus株式会社

    「基礎学⼒」の習得 「基礎学⼒」の習得 「社会でいきる⼒」の習得 学習を⼀⼈ひとり最適化し、「基礎学⼒」を最短で⾝につけ、 そのぶん増える時間で、「社会でいきる⼒」を伸ばす。 そんな新しい学びを数億⼈の⽣徒に届け、社会のまんなかから変えていきます。
  5. ⓒ 2022 atama plus Inc. 6 学習を Personalize ⼀⼈ひとりの 「得意」「苦⼿」「伸び」

    「つまずき」「集中状態」 などの データをAIが分析し 「⾃分専⽤カリキュラム」 をつくります。
  6. ⓒ 2022 atama plus Inc. 職能横断型の開発チーム チーム構成の⼀例 6 atama plus株式会社

    デザイナー エンジニア QA PdM
  7. ⓒ 2022 atama plus Inc. atama plusについて • atama plusはミッション実現をめざしている会社

    • アウトカムを重視している • ⽇々プロダクトを磨き続けることにこだわり、アジャイル開発をしている • 職能横断チームとデュアルトラックアジャイルという開発プラクティスを取り ⼊れています 7 atama plus株式会社
  8. ⓒ 2022 atama plus Inc. 8 本⽇は、 デュアルトラックトラックアジャイルにおける QAの貢献と、 そこから⾒えてきたQAのミライ

    についてご紹介します
  9. デュアルトラックアジャイルとは

  10. ⓒ 2022 atama plus Inc. デュアルトラックアジャイルとは 10 デュアルトラックアジャイルとは Discover Track

    仮説検証 最⼩コストで最⼤の学びを得る Release idea pain Deliver Track 開発 ⼀定の規模で学びを得る プロダクトチームで仮説検証(Discovery)と価値提供(Delivery)を分断するこ となく、両輪(デュアルトラック)を回すためのプロダクトマネジメントの考え ⽅であり、プラクティスの集合体
  11. ⓒ 2022 atama plus Inc. Discoveryをもう少し詳しく • アイデアの妥当性の検証プロセス • 「最⼩のコストで最⼤の学びを得る」

    • ユーザーストーリーマッピング、Lean Canvas、プロトタイピング、ユー ザーインタビュー、ペルソナの作成、デザインスプリントなどを⾏って確 かめていく • 必要とされないものをコストかけて商品レベルで作り込んでしまう前に、重要 なリスクから検証し、間違ってることに早く気付く 11 デュアルトラックアジャイルとは
  12. ⓒ 2022 atama plus Inc. Discovery、Deliveryのバランス 12 • スプリントごとにDiscovery、 Deliveryのバランスは異なる。

    • 必ずしもDiscoveryとDelivery を並列に回し続ける必要はない • プロダクトのフェーズによって 動き⽅(Discoveryトラックと Deliveryトラックのバランス) は変わってくる デュアルトラックアジャイルとは
  13. ⓒ 2022 atama plus Inc. デュアルトラックアジャイルの難しさ • スプリント内で⽅向転換が⾼頻度に発⽣する • ⼀定のDeliveryの⽬標を持ちながらも、そこにこだわらずスプリントを通して

    学習・価値提供したいことの全体を意識して、 DiscoveryとDeliveryの バランス(優先順位やリソース配分)をチーム全体で調整する • チームとして、どのような価値を求めているのかを、微妙なバランスの中 で判断していく必要がある 13 デュアルトラックアジャイルとは
  14. ⓒ 2022 atama plus Inc. QA視点のデュアルトラックアジャイル • Discovery、DeliveryでどのようにQAとして貢献していくのかを考えていく必 要がある •

    Deliveryは開発のイメージがあるが、Discoveryはなにをするのか・・・? • QAの⽴場から⾏ったことを紹介 • Discoveryに貢献するための取り組み • Deliveryに貢献するための取り組み 14 デュアルトラックアジャイルとは
  15. Discoveryに貢献するための取り組み

  16. ⓒ 2022 atama plus Inc. QAは、価値を探索し、リスクを発⾒する • アウトカムを出すために「何にフォーカスするべきか」を明らかにする • 学びたいことはなにか

    • 分かっていること、分かっていないことはなにか • 学ぶための⼿段、コストは適切か • Discoveryにおける「4つのリスク※」に対応できているか確認する • ビジネス的な価値があるかどうか(我々のビジネスに貢献するか) • 顧客(お⾦を出す⼈)にとって価値があるかどうか • ユーザー(実際にサービスを使う⼈)にとって価値があるかどうか • 実現可能性があるかどうか ※『 INSPIRED 』製品発⾒の原則 より引⽤ 16 Discoveryに貢献するための取り組み
  17. Discoveryの取り組み 実践例 新プロダクト開発

  18. ⓒ 2022 atama plus Inc. 新規プロダクト開発 前提 • 締め切りまでに学習系の新規プロダクトをつくる •

    開発基盤を作る部分の不確実性と、体験部分の不確実性が並⾏ • 開発基盤側の技術選定が完了し、Devは共通部分から作り始めている • その間にPdMとデザイナーが⼩さい検証を重ねて仮説をアップデート 18 新プロダクト開発の事例 デザイナー エンジニア QA PdM
  19. ⓒ 2022 atama plus Inc. 新規プロダクト開発 前提 • 時期的な問題があり、短納期で作り上げる必要がある •

    不確実な領域が多く残り、確かめたいことが多くある • そのため、DeliveryとDiscoveryが並⾏して⾛っており、毎⽇のように優先順位 が⼊れ替わっている状況だった 19 新プロダクト開発の事例
  20. ⓒ 2022 atama plus Inc. 開発当初の課題 20 新プロダクト開発の事例 課 題

    1 DiscoveryとDeliveryで取り組むことが 違うので距離が離れてしまう 課 題 2 PdMの責務が多くて PJマネジメントが回らない
  21. ⓒ 2022 atama plus Inc. 課題解決に向けたQAの⽅針 21 新プロダクト開発の事例 課 題

    1 DiscoveryとDeliveryで取り組むことが 違うので距離が離れてしまう DiscoveryとDeliveryの両⽅に参加して、 どちらの⽂脈も理解し、橋渡し役となる 課 題 2 PdMの責務が多くて PJマネジメントが回らない マネジメント補佐として 仕様の最終決定、優先順位の⼊れ替え、 スケジュール管理サポートを実施
  22. ⓒ 2022 atama plus Inc. 課題1:DiscoveryとDeliveryの両⽅に参加 • 橋渡し役としてお互いの⽂脈を理解する • 品質観点でのハンドリング

    • どちらも進めながらバランスを取る • FBを検証項⽬や機能仕様に落とし込む • いま1番リスクの⾼いタスクを優先して潰していく • Discovery、Deliveryの何が優先されるかは⽇々変わる • 情報を洗い出して、優先順位を決めるサポート 22 新プロダクト開発の事例
  23. ⓒ 2022 atama plus Inc. 課題2:PdMサポート • Discovery、Deliveryリスクの⾼い領域から取り組めるように優先順位を決める、 決められるようにする •

    そもそもリスクが明らかになっていないものを着⼿する • リスクの⾼いものの情報を整理する • 機能や仕様の要件固め、最終決定、相談役 • チームで議論して⽅針が決まったあと、細部を詰めて作り終えるまで • スケジュール管理 23 新プロダクト開発の事例
  24. ⓒ 2022 atama plus Inc. 新プロダクト開発からの学び 24 新プロダクト開発の事例 • デュアルトラックには以下の⼒が必要

    • 1番のリスクを判断する⼒ • 提供したい価値とは何か考える⼒ • QAの経験値から、リスクに対する嗅覚が あった • QCDのバランス感覚はリスク、コスト観点 で親和性があった • PdMのValueはどれだけ重要な意思決定に時間 を割けるかにかかっている • チームが⾃律して、プロダクトを良くしてい くことが重要 • QAは他の職種より、プロダクトマネジメント をリードしやすく、価値を発揮できる • ⼀定の技術的な観点、⼀定のUX観点、⼀定の マネジメント観点を持っている デュアルトラックアジャイルにおけるQA 職能横断型チームにおけるQA すべて「ユーザーに価値を提供する」ために最適な動きはなにか、が判断基準
  25. Deliveryに貢献するための取り組み

  26. ⓒ 2022 atama plus Inc. チーム全体で品質に向き合うためにQAができること • チームが品質を⾃分ごとにする • 品質について話し合う時間をつくる

    • ふるまい(Gherkin記法)を⽤いて誤認識を防ぐ 26 Deliveryに貢献するための取り組み
  27. Deliveryの取り組み Agile Testing Condensed 読書会

  28. ⓒ 2022 atama plus Inc. Agile Testingを開発チーム全体に広める • 普段の開発にプラスして、もっとチーム⼀体となって取り組むために「Agile Testing」を社内に広める活動を実施

    • 「認定研修Agile Testing for the Whole Team」に参加したことがきっかけ • Agile Testingの「チーム全体で品質を考える」マインドがatama plusの考え⽅ と合っていた • PO、Dev、デザイナー、QA、SMが事前に本を読み込んで、2時間のワーク ショップを実施 28 Deliveryに貢献するための取り組み
  29. ⓒ 2022 atama plus Inc. Agile Testing定義のおさらい “始まりからデリバリーまで、そしてそれ以降も継続的に実施 される協調的なテストの実践により、お客様への価値の頻繁 な提供をサポートします。テスト活動は、⾼速なフィード

    バックループを⽤いて理解を検証しながら、プロダクトの品 質を築くことに重点を置いています。 このプラクティスは、品質に対するチームの責任という考え ⽅を強化し、サポートします。 • プロダクトにおける品質の構築やテストにチーム全体が 関与すること • チームが⽋陥を防ぐことを学ぶ マインドセットの変化” 『Agile Testing Condensed』 より引⽤ 29 Deliveryに貢献するための取り組み
  30. ⓒ 2022 atama plus Inc. 社内での共通認識の醸成 • 「Agile Testing Condensed」の読書会を通じて、開発チーム全体にAgile

    Testingについての共通理解をつくることができた • atama plusでは、Mission実現に向けて⼤切にしている⾏動のひとつ に”Speak up.(話そう、とことん。)”を掲げている • 「チーム全体で品質について話し合う」ことに相性が良かったので、綺麗 に⼟台が整った • 今までも共通して持っていた「よいものを届けたい」気持ちに、具体的な⽅向 を⽰すことができた • その後も、Agile Testing Condensedを課題図書にし、新メンバーのオンボー ディングの中で認識を合わせる会を開催 30 Deliveryに貢献するための取り組み
  31. まとめ

  32. ⓒ 2022 atama plus Inc. 学びを整理 • プロダクト開発では様々なスキルや観点が求められている • 何が提供価値となるかチームで認識を揃えながら進む必要がある

    • デュアルトラックアジャイルを実践して、Mission実現に近づくアウトカムを チームで探索する • アウトカム=「どんな価値を提供するか」 • QAがプロダクトマネジメント役割を⼀部担っていくことで、チームが⾃律して、 PdMが重要な意思決定に時間を割けるようになる • ⼤きなアウトカムに向き合う時間を増やす 32 まとめ
  33. ⓒ 2022 atama plus Inc. 33 Agile Testing Condensedを⾒返すと 近いことが書いてある

  34. ⓒ 2022 atama plus Inc. 参考:Agile Testing Condensedより “ステークホルダーとの協⼒、テスト活動への専⾨知識の提供、 開発者や他のテスターとのペアリング、プロダクトオーナー

    のサポート、全体的な品質戦略の整理と調整、優れたテスト データの取得、リスクの特定など、常に役割の⼀部であった ものがあります。今後、テスターが引き受けたりサポートし たりできるタスクがさらに増えると思います。これらのいく つかは、チームが価値に焦点を当てるのに役⽴つ可能性があ ります” 『Agile Testing Condensed』 p.55 テスターはチームにとって品質の接着剤より⼀部引⽤ 34 まとめ
  35. ⓒ 2022 atama plus Inc. 参考:Agile Testing Condensedより “現代の実践者が持たなければならない重要なスキルの1 つは、

    ⽂脈を理解し、変化する性質を理解し、それに応じて調整す る能⼒だと思います。将来の職場の真のマスターは、状況を 観察し、⽬的に合ったスキルの組み合わせを適⽤し、状況の 進化に合わせてスキルの組み合わせを継続的に調整できる⼈ です。その直感は開発に時間がかかり、絶えず変化する領域 です。新しいスキルを学ぶと、そのような⼈が組織やチーム にもたらす能⼒と価値が豊かになります。” 『Agile Testing Condensed』 p.61 世界にはこれ以上のチェッカーを必要としない より⼀部引⽤ 35 まとめ
  36. ⓒ 2022 atama plus Inc. QAのミライ 36 まとめ • ⾃律的な開発チームの要

    • リスク発⾒のスペシャリスト • 品質⽂化の推進者
  37. 今後の取り組み

  38. ⓒ 2022 atama plus Inc. 今後の取り組み • チームで成果を出すために価値の探求は続けていく • ⾔語化を進めていくことでatama

    plusのQAの再定義、拡張ができるかも それにプラスして… • QAがE2Eの⾃動テストのコードを書くことにチャレンジ • 共通認識のためのふるまいの記述をPlaywrightでテストコードに • The BDD Books ‒ Discoveryの読書会 • Living Document • 組織の拡⼤に合わせ、柔軟性をもった組織体制の構築 38
  39. ⓒ 2022 atama plus Inc. Meetyでカジュアルにお話ししましょう! 39 Meety でカジュアルに お話ししましょう!

    市川 渡辺
  40. ⓒ 2022 atama plus Inc. Meetyでカジュアルにお話ししましょう! 40 Meety でカジュアルに お話ししましょう!

  41. 「atamaplus 採⽤」 ともに “ Wow students. ”を届ける仲間を募集しています! @atamaplus_dev

  42. AIで、⼀⼈ひとりに、最短で「わかる!」を。

  43. 参考情報

  44. ⓒ 2022 atama plus Inc. 参考資料 • atama plus culture

    code • デュアルトラックアジャイルを実践するコツ • デュアルトラックアジャイルのQA事例なの • Agile Testing Condensedの読書会を開発チームを巻き込んでやってみたの • Agile Testing Condensed Japanese Edition • 認定研修 Agile Testing for the Whole Team • The BDD Books - Discovery (Japanese Edition)