Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Ruby で gRPC を使おう / ruby-grpc
Search
Sponsored
·
Ship Features Fearlessly
Turn features on and off without deploys. Used by thousands of Ruby developers.
→
nakaryo
December 17, 2025
Technology
1
96
Ruby で gRPC を使おう / ruby-grpc
nakaryo
December 17, 2025
Tweet
Share
More Decks by nakaryo
See All by nakaryo
ギフティの技術ブログ 再出発とこれから / restart of giftee tech blog 2024
ryotanakaya
0
320
再利用パターン / Pattern of code reuse
ryotanakaya
0
170
エンジニアリングエッセイのススメ
ryotanakaya
0
430
ソフトウェアアーキテクチャについて 語るときに 僕の語ること
ryotanakaya
2
1.6k
エンジニアと要件定義
ryotanakaya
4
1k
Go と並行処理
ryotanakaya
0
380
ワクワク!Rubyクイズ!!
ryotanakaya
0
1.5k
増え続けるトランザクションデータと向き合う
ryotanakaya
0
520
シャッフルランチシステムを刷新してみた話
ryotanakaya
0
190
Other Decks in Technology
See All in Technology
Sansan Engineering Unit 紹介資料
sansan33
PRO
1
3.8k
AIと新時代を切り拓く。これからのSREとメルカリIBISの挑戦
0gm
0
690
2026年はチャンキングを極める!
shibuiwilliam
9
1.9k
ClickHouseはどのように大規模データを活用したAIエージェントを全社展開しているのか
mikimatsumoto
0
190
予期せぬコストの急増を障害のように扱う――「コスト版ポストモーテム」の導入とその後の改善
muziyoshiz
1
1.5k
Agile Leadership Summit Keynote 2026
m_seki
1
350
Kiro IDEのドキュメントを全部読んだので地味だけどちょっと嬉しい機能を紹介する
khmoryz
0
160
toCプロダクトにおけるAI機能開発のしくじりと学び / ai-product-failures-and-learnings
rince
6
5.5k
オープンウェイトのLLMリランカーを契約書で評価する / searchtechjp
sansan_randd
3
650
Amazon Bedrock AgentCore 認証・認可入門
hironobuiga
3
510
使いにくいの壁を突破する
sansantech
PRO
1
110
マーケットプレイス版Oracle WebCenter Content For OCI
oracle4engineer
PRO
5
1.5k
Featured
See All Featured
The Limits of Empathy - UXLibs8
cassininazir
1
210
Building AI with AI
inesmontani
PRO
1
680
Pawsitive SEO: Lessons from My Dog (and Many Mistakes) on Thriving as a Consultant in the Age of AI
davidcarrasco
0
62
Efficient Content Optimization with Google Search Console & Apps Script
katarinadahlin
PRO
0
310
The Psychology of Web Performance [Beyond Tellerrand 2023]
tammyeverts
49
3.3k
We Analyzed 250 Million AI Search Results: Here's What I Found
joshbly
1
670
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
251
13k
The Illustrated Guide to Node.js - THAT Conference 2024
reverentgeek
0
250
The Hidden Cost of Media on the Web [PixelPalooza 2025]
tammyeverts
2
170
Digital Ethics as a Driver of Design Innovation
axbom
PRO
1
170
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
370
20k
First, design no harm
axbom
PRO
2
1.1k
Transcript
2025/12/17 Nakaya Ryota Ruby で gRPC を使おう
なかりょー @株式会社ギフティ 自己紹介 • バックエンドエンジニア • 前職はバックオフィス
ERP ベンダーで上流メイン • Go / Ruby / Java • AI に翻弄される今日この頃 @nakaryo79
みなさん、gRPC 使っていますか?
• RPC(Remote Procedure Call)とは、リモート上のコンピュータープログラムを呼び出して実行する 技術、またはそのためのプロトコル • あたかもローカル関数を呼び出しているかのようにリモートにある関数を実行できるようにする技 術を指す ◦
IDL があって、そこからクライアント/サーバーのコードを自動生成して利用する そもそも RPC とは
• RPC で通信するためのフレームワーク • Google が開発して、2015年に OSS 化した
• L7 プロトコルは HTTP/2 を使う • JSON などのテキストベースの通信ではなく、Protocol Buffers を使用してシリアライズしたデータ フォーマットでやり取りするのが特徴 • JSON などを生でやり取りするより 通信効率がいい • ちなみに、gRPC の “g” の意味はバージョンによって変わる(Google の “g” ではない) gRPC とは
• 特定の言語やプラットフォームに依存しない ◦ クライアント、サーバーが異なる言語で実装されていても通信可能 • IDL として .proto ファイルに IF
定義を記述して、そこからクラサバのボイラープレートを自動生成して使う gRPC とは
• マイクロサービスの流行と合わせて利用されるケースが増えてきた トレンド感
• データがシリアライズされるのでとにかく通信効率がいい ◦ つまり、速い!! ◦ JSON ベースでの通信と比べて2倍速いというベンチマークも ▪ もちろんワークロードやペイロードの内容にも依る ◦
マイクロサービスのようにリモートコールが増えるアーキテクチャでは価値が大きい • スキーマファーストでの開発を強制できる • JSON Schema と比べて IDL が読みやすい(と思う) • ボイラープレートがあるので、慣れれば API を叩く開発が楽 • ストリーミング機能もある gRPCを使うメリット
• gRPC そのもののエコシステムと Protocol Buffers の仕様を覚えないといけない ◦ OpenAPI スキーマや
GraphQL スキーマほど浸透していないので学習コスト... • 既存のツールが使えない場面がある ◦ curl で叩けない ◦ HTTP クライアントツールが対応していないなど ▪ とはいえ、Postman など有名どころは対応している • 公式にサポートされている言語に縛られる gRPCを使うデメリット
• C# / .NET • C++ • Dart • Go
• Java • Kotlin • Node • Objective-C • PHP • Python • Ruby • Swift 公式サポートのある言語 ※ 2025年時点
• grpc gem、grpc-tools gem が公式から提供されている • Protocol Buffers の定義ファイルを書いて
Ruby のコードを自動生成 • あとはサーバーとクライアントを実装するだけ Ruby での gRPC 開発
• service: 関数を束ねる概念 • rpc: 関数定義 • message: 構造体定義 Protocol
Buffers による IF 定義
• service: 関数を束ねる概念 • rpc: 関数定義 • message: 構造体定義 Protocol
Buffers による IF 定義 yaml と違ってクラスや関数定義の ように書けるので読みやすい
• 配列、enum、繰り返し、map などなど、様々な表 現ができる • https://protobuf.dev/programming-guides/proto 3/ Protocol Buffers による
IF 定義
• protobuf で定義されたメソッドを実装するだけ Ruby のサーバー側実装
• サーバースタブを作成する • そのスタブに対してメソッドを呼び出すだけ Ruby のクライアント側実装
• サーバースタブを作成する • そのスタブに対してメソッドを呼び出すだけ Ruby のクライアント側実装 • リモート呼び出しの際に URI とか意識しなくて良い
• レスポンスのパースなども不要 • Faraday などのクライアント gem も不要
• 実際に使ってみた(サーバー側は Go、クライアント側が Ruby という構成) • Protocol Buffers の IDL
記法にさえ慣れれば楽に開発できる • Ruby には型がないので、自動生成コードの挙動を追うのが大変だった ◦ レスポンスからエラーの詳細を取り出すためにキャストやデシリアライズなど色々しないといけなく、ドキュメン トも少なかったため苦労した • rails サーバーに組み込むには工夫が必要 ◦ gruf などのライブラリを使うのが良さそう ▪ https://github.com/bigcommerce/gruf • 巷に知見が少ない... 実際にプロダクションで使ってみての感想
• gRPC には色々辛い点があって、Buf という企業が Connect という RPC FW を開発、提供している ◦
https://github.com/connectrpc ◦ 2025年末時点だと Go、TypeScript、Python、Swift、Kotolin、Dart がサポートされている ◦ 新しい言語のサポート予定もあるそうなので Ruby もサポートされるといいですね... よもやま
• gRPC は高速 & 型安全な RPC フレームワーク • Ruby
での実装は難しくない • Rails サーバーに組み込むのはややハードルがある • Connect RPC も要チェック まとめ
Fin