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【UMed】Introdution

Ryushu Nukui
February 27, 2024

 【UMed】Introdution

Ryushu Nukui

February 27, 2024
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  1. 1 (C) UMed Inc. 目次 • 会社 / 業界課題について •

    事業について • 組織について
  2. 2 (C) UMed Inc. 会社 / 業界課題について 会社概要 株式会社UMed(ユーメッド) 会社名

    2020年3月(※21年4月より本格始動) 設立 510万円 資本金 温井 龍珠 (ぬくい りゅうしゅ) 代表者 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-30-15 (代々木・新宿駅から徒歩5分) 所在地 (本社) ① 一気通貫型オンライン診療サービス 「UMed Healthcare」の開発・提供 ② 在宅医療事業者向けハンズオン経営支援 ③ 在宅医療特化のSaaSツール開発 ④ 病院承継・ハンズオン経営支援 事業内容 5名(グループ全体で50名前後) 従業員数 会社概要 拠点 資金調達 ステージ 2021年5月にCoral Capitaよりプレシード(プロ ダクト無し)で5千万円調達。 以降、自社収益とDebt Financeで運営。必要性 が出たタイミングで次回のEquity調達を実施す る方針。(Series A~の想定) 本社
  3. 3 (C) UMed Inc. 会社 / 業界課題について ビジョン ユーザー目線の医療を創る 理想のヘルスケアシステムは1つのアプリでは成し得ません。

    UMedは、ユーザー目線の医療システム創造を圧倒的に短期間で実現するため、 一般的なスタートアップという概念にとらわれず、ビジョン達成のために必要 な事業は全て取り組む企業です。 患者、医療従事者、社会それぞれにおける活動を通じ、私達が生きている社会 全体の構造を変革し、あるべき姿への創造に挑戦します。
  4. 4 (C) UMed Inc. 会社 / 業界課題について 医療業界の課題 医療は様々な課題、ステークホルダーが複雑に絡み合っており、単一ソリューションでは解決しない領域。 医

    療 業 界 の 課 題 患者 医療 従事者 社会 • UXの不在 - 夜間・土日祝日に空いてない、予約が出来ない、待ち時間が長い、プロセ スが多い…など、業界全体でUXに向かう姿勢が弱く、課題が溢れている。 • 情報格差 - 情報が整理されておらず、良し悪しがわからない。 • 人材不足 - 夜間・土日祝日に空いてない、予約が出来ない、待ち時間が長い、プロセ スが多い…など、業界全体でUXに向かう姿勢が弱く、課題が溢れている。 • 異常な労働環境 - 民間企業では一般的である評価・昇級制度や残業代という概念が未だに浸 透しておらず、やりがいを持って幸せに働けている医療従事者が少ない。 • 社会保障制度の限界 - 医療・介護の社会保障費は高齢化に伴い年々上昇。2023年度には55兆円を 超え、社会保障費の約4割は公費(主な財源は税金)により賄われている。 - 経済成長の停滞、少子高齢化を踏まえ、サステナブルな社会保障システム が必要になるが、明確なプランは不在。
  5. 5 (C) UMed Inc. 会社 / 業界課題について 医療業界における構造的課題 医療業界における構造的課題 医療法により、医療機関は株式会社での運営が不可能なため、事業改善

    / イノベーションが構造的に起きにく い特殊な業界。そのため様々な課題が解決されないままでいる。 • 医療法により、病院 / 診療所の開設・運営は株式会社(営利企業)では出来 ない旨が定められている。経営トップは必然的に経営経験の無い医師と なるかつ、株式による資金調達が入り込む余地が無い状態。 医療法による参入障壁 資金・人材不足 サービスの硬直化 • 医療機関経営は、経営経験のないトップがスローに取り組む小規模事業 になる傾向があること、株式が無い中でのキャピタルゲイン等による報 酬の魅力が不足していることから、優秀な人材が集まりにくい。 • 優秀な人材が集まらないかつ、サービス改善に必死に取り組まなくても ある程度利益が出る(競争が弱い)業界のため、事業改善活動が活発に ならない。結果、ユーザー(患者、医療従事者、社会)が不利益を被っ ている。 ユーザー目線の医療を突き詰めるため、UMedが新しいモデルで包括的に解決
  6. 6 (C) UMed Inc. 会社 / 業界課題について UMedのソリューション UMedのソリューション ビジョンが一致する、限られた医療機関とのみ包括的経営パートナーシップを結び、ハンズオンで徹底的に事業改善・

    成長をさせていく。UMedという組織を通じて優秀な人材、資金を集め、あるべき姿の医療モデルを創造する。 医療業界 UMed マーケット 連携医療機関 UMed 優秀な人材 資金 • 経営戦略 • ファイナンス • HR • 営業/マーケ • エンジニア • デザイナー • コーポレート など、、、 • プライベートマーケット(事 業会社、VC、個人投資家等) • パブリックマーケット(証券 取引所等) • 経営支援 - プロフェッショナル人材に よるハンズオン支援 - オペレーショナルエクセレ ンスの実現 • サービス / ツール開発 - 現場のリアルな課題感、手 触り感、ユーザー目線を徹 底した事業開発・導入 • グローバル展開 - 日本の医療/介護サービスの グローバル展開 • UMedの経営支援に基づいたあ るべき姿の追求 - オペレーション効率化 - 適切な人事評価制度 - ユーザー満足度 / 高品質な 医療サービスの追求 • 医療業界への働きかけ - 地域医療全体を最適化する 活動の主体となる(ツール 導入等も含む) - 社会も巻き込んだ、あるべ き医療の実現活動
  7. 7 (C) UMed Inc. 会社 / 業界課題について 未来へのロードマップ 【現状】 医療システムの危機

    【UMed】 ユーザー目線の医療を創る • もともと高度経済成長期に形作られた現行の社会保障制度。しかし、長年 の経済停滞によりシステムのサステナビリティが危機下にある。 • 国としてどのように社会保障制度を組み立てていくべきかの方針も不明瞭。 時代の変化に追いつけない仕組みがサステナブルかつユーザー目線の医療 実現のボトルネックとなっている。 【将来】 グローバル展開 (ウェルネスへの取り組み) • 社会としてあるべき姿から逆算した事業を複合的に推進することにより、 ユーザー(患者・医療従事者・社会)目線の医療システムのモデルを創り 上げ、全国に浸透させていく。 • テクノロジーだけでなく、病院・クリニックや介護事業所なども巻き込み、 オンライン/オフライン問わない事業活動を通じて社会を変革する。 • 高齢化先進国であること活かし、理想のヘルスケアシステムをグローバル にて展開していく。どこでも、誰でも、ローコストでハイクオリティなヘ ルスケアサービスにアクセス出来るようにする。 • 心身のウェルネス促進を通じて人々の生活を活発にし、誰もが生きがいを 持って生きられる世界にする。 UMedが根底から作り変える。そしてユーザー目線の医療のグローバル浸透へ。
  8. 8 (C) UMed Inc. 目次 • 会社 / 業界課題について •

    事業について • 組織について
  9. 10 (C) UMed Inc. 事業について UMed事業の全体像 プライマリケア事業 • オンライン診療を軸にユーザー目線のプラ イマリケアインフラを構築する

    • ローコスト / ハイクオリティの医療サービ スに誰もがアクセス出来るようにする 現在はプライマリケア事業と在宅医療事業を運営。必要に応じて新規事業を積極的に立ち上げていく。 在宅医療事業 • 在宅医療業界に包括的なソリューションを 導入し、課題を解決する • 地域における理想の在宅医療インフラを構 築する 新規事業 • 既存事業にシナジーが生まれる領域を中心に 新規事業を積極的に立ち上げ、業界を包括的 にカバーしていく データ共通化 シナジー創出 ※プライマリケアとは、特定の 病気だけを診る専門医療と対照 的な概念。 風邪や花粉症、生活習慣病など の軽度な疾患を幅広く、初期的 に対応する医療のことを指しま す。
  10. 11 (C) UMed Inc. 事業について プライマリケア事業 - 事業の特徴 • ユーザーに最適な体験を

    - UMed Healthcareは通常のオンライン診療 プラットフォーマーと異なり、自社で予 約から薬の配送までのバリューチェーン 全体を包括してコントロールするため、 ユーザーに最適な体験を均一的に提供可 能。 • ローコスト/ハイクオリティのサービス - ユーザーニーズに合わせて柔軟かつ迅速 にサービスの組み立てが出来るため、ど のサービスよりもユーザー目線に徹底的 に立ち、安く・ハイクオリティのオンラ イン診療サービスを届けることが出来る。 • 未来の市場を創る - オンライン診療の市場が立ち上がりきら ない中、オンライン診療を軸としたプラ イマリケアシステムが社会のあるべき姿 だと信じ、ユーザーの行動変容、市場創 造まで取り組む。
  11. 12 (C) UMed Inc. ~数千万円 300億円 数千億円~ 事業について プライマリケア事業 -

    事業計画 現状の取り組み 直近3年の取り組み 中長期の取り組み 【ユーザーの感動体験創出】 • ユーザーが思わず知り合いに話し たくなるような、サービスの感動 体験を作り込む 【プライマリケアのインフラとなる】 • 幅広い疾患、ニーズに対応し、オ ンラインでプライマリケアが完結 するような社会を実現する 【非連続的成長の継続】 • ウェルネス事業 • グローバル展開、等を通じて非連 続成長を続ける 目 標 と す る 年 間 売 上 規 模
  12. 13 (C) UMed Inc. 事業について 在宅医療事業 - 事業の特徴 医療機関等の 経営支援

    サービス開発 (Vertical SaaS) 概要 / 取り組み • 在宅医療事業 – 訪問診療、訪問看護、居宅支援事業所等の在宅医療事業者におけるオペレーショ ナルエクセレンス実現、迅速かつ大規模な事業拡大を推進。あらゆる分野で包括 的にハンズオンサポートを行う。 • 病院事業 – 承継ニーズがある病院と、連携事業者をマッチングしM&Aを推進する。承継後の PMIも在宅医療事業同様にハンズオンで入り込み、在宅医療事業とのシナジーを 創出する。 • Vertical SaaS事業 – 経営支援で得た知見を元にサービスを自社開発する。 – そもそもの医療機関のあるべき姿、から包括的ソリューションを逆算し、パート ナーシップを結んでいる医療機関等で導入、改善を進めていく。 – 連携医療機関等を軸に、地域全体でのデータ / オペレーションの最適化を図る。 パートナー医療機関等と大規模かつ迅速な事業拡大を共に進める一方、あるべき姿から逆算したオペレーショ ン、ツールによる業務効率化、サービスクオリティ向上、組織改善を実行する。
  13. 14 (C) UMed Inc. ~数億円 ~500億円 数千億円~ 事業について 在宅医療事業 -

    事業計画 目 標 と す る 年 間 売 上 規 模 現状の取り組み 直近3年の取り組み 中長期の取り組み 【拡大体制構築】 • 急速な拡大を実現する理想の組織 / 体制づくりを進める 【サービス開発のPoC】 • あるべきオペレーション、サービ スから逆算したサービスの検討・ 開発・実証を進める(カルテ等を ベースとした医療情報管理・業務 自動化ツール) 【事業拡大・理想の地域医療実現】 • 最低3年で100店舗~のクリニック を設立。他事業所も並行して拡大 させていく • 連携クリニックを中心とし、地域 全体を巻き込んだ医療資源の最適 化、あるべき姿を実現する 【非連続的成長の継続】 • AI、ロボティクス事業を通じた医 療負担の削減、ハイクオリティ / ローコストな医療体制構築 • 海外への医療モデル展開、等を通 じて非連続成長を続ける
  14. 15 (C) UMed Inc. 目次 • 会社 / 業界課題について •

    事業について • 組織について
  15. 16 (C) UMed Inc. 組織について ファウンダー紹介 温井 龍珠 | Ryushu

    Nukui CEO 早稲田大学 商学部卒業 Exchange Program, University of Toronto YCP Solidiance 出身 新卒でYCP に入社、プリンシパル投資/戦略コンサルティング事業に従事。 投資事業では、飲食領域における投資検討・実行、並びに投資先企業の取締 役として、ハンズオンでバリューアップ業務に携わる。戦略コンサル事業で は、幅広い業界において、中期経営計画策定や実行支援まで様々なプロジェ クトを経験。 カカール 明良 | Akira Kakkar 取締役兼CTO BS in Computer Science, University of Toronto Microsoft Japan, Amazon Japan 出身 トロント大学卒業後、日本へ帰国し、Amazon Japanに入社。国内における商 品レコメンドシステムの開発に携わる。 Microsoft Japanでは、アジア・オーストラリアにおけるビッグデータ・機械 学習関連のプロジェクトに従事。製造業・ヘルスケア業界における新規事業 開発や業務効率化に知見を持つ。 牧 賢郎 | Kenro Maki 創業医師 東京大学 医学部医学科 卒業 日本赤十字社医療センター 出身 東京大学医学部を卒業後、日本赤十字社医療センターにて救急科に所属し、 専門医を取得。 夜間救急業務のシステム改善、ドクターカー事業の立ち上げにも参画し、地 域病院前診療に貢献 。医療システムの効率化を通じて、より良い医療の提供、 しいては顧客に合わせた医療へのシステム変革を目指し、UMedを共同創業。 氏名 略歴 コンサル/PE投資、エンジニア、医師の経験があるメンバーが三位一体となってサービス開発を行う。
  16. 18 (C) UMed Inc. 組織について 組織体制など 組織体制 SOについて UMed自体はまだ少人数チームのため、これからの人員数拡大に合わせて体制 /

    環境 / 報酬制度は柔軟に変えて いく想定。SOプールは業界水準にとらわれない目線感で設定していく予定。(Minimum30%~) • フルタイムメンバー – 正社員は5名のみ(CEO、COO、CTO、 コーポレート2名) – エンジニアは7名、全員海外のフルタイム 業務委託(※現在のDevチーム公用語は英 語だが、日本語チームも作る予定) • パートタイムメンバー(業務委託) – HR、デザイン、経営企画、PM / PdMなど 全体で10~15名前後 • 連携機関メンバー – 医療従事者を中心に、正社員が30名程度 • 業界水準にとらわれないSOプール – 事業価値を最大化することを目的として、 業界水準にとらわれないSOプールを設定 する想定(Minimum30%~) • ビジョン実現にコミットできる環境づくり – セカンダリで(上場よりもっと前のタイ ミングで)一部売却する仕組みも導入予 定。焦らず中長期的なビジョン実現にコ ミットできる環境づくりを目指す。
  17. 19 (C) UMed Inc. CEOメッセージ 僕が医療に興味を持ち始めたのは、誰もが感じるようなちょっとした不満からでした。 「Uber Eatsなどの便利なサービスが当たり前に浸透している世の中なのに、なぜ医療サービスはこんなに使い勝手が悪いのだろうか。」そ んな当たり前の感情から、あまり深くに考えずに足を踏み入れてみたのが始まりでした。 実際に事業を始めて現場に入り込むにつれ、患者体験だけでなく、医療サービスを支える医療従事者や、医療/介護制度という仕組み自体が

    崩壊しかけており、様々な要因からがんじがらめの状態になっていることを理解しました。医療機関も、不便なサービスを提供したくてし ているわけではないのです。そもそもの仕組みが古い時代に構築されたものであり、変化のスピードが早い現代に即していない。さらには レガシー/既得権益が恐ろしく強い、というおまけまでついてくる業界です。 「これは僕たちががどうにかせなあかん。」興味本位で踏み入れた世界でいつしか、僕たちがなんとかしなければならない、僕たちであれ ば理想の仕組みをつくり切れるはずだ、という想いに変わっていきました。 僕たちが今、会社の活動にフルコミットしているのは、たまたま思いついた良いアイデアがあって事業が伸びるから、ではなく、理想とす る社会を、本気で実現し切らなければならない、実現したいと思っているからです。なので、短期的な利益も追い求めませんし、社会を実 際変えるところまでノンストップでやるつもりです。 社会を良くする、というワードは嫌になるほど耳にしますが、社会のあるべき姿から考え、本気で計画に落として実行しきる、という姿勢 の会社はどれくらいあるのでしょうか。少なくともUMedは単なるスタートアップではなく、あるべき社会を創りきれる組織でありたいと 思っています。 思考は現実化する、と言われますが、思考しなければスタートラインにも立てません。 誰もやったことがないようなくらい大きな目標とワクワクする事業を掲げ、あっという間に実現させる。 そういった活動に人生の時間を使いたい、と思う方と一緒に働いていきたいと思っています。 株式会社UMed 代表取締役CEO 温井 龍珠