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実践Amazon SageMaker - 全体像からユースケースまで

実践Amazon SageMaker - 全体像からユースケースまで

2020/06/26 Developers.IO 2020 Connect Day4のセッション2。
Amazon SageMakerの最新機能を軸に全体像と実際の利用ケースについて発表。

貞松政史

June 26, 2020
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Transcript

  1. 実践 Amazon SageMaker
    〜全体像からユースケースまで〜
    データアナリティクス事業本部
    インテグレーション部
    貞松 政史

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  2. 2
    ⾃⼰紹介
    ⽒名
    貞松 政史 (サダマツ マサシ)
    所属
    データアナリティクス事業本部
    インテグレーション部 機械学習チーム
    岡⼭オフィス勤務
    好きなAWSサービス
    SageMaker
    Personalize
    Forecast

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  3. 3
    本セッションのゴール
    Amazon SageMaker ⼤体わかった
    ü SageMaker Studioを軸とした全体像の理解
    ü SageMakerを使うと何が嬉しいか
    ü SageMakerを利⽤したなんとなくの活⽤イメージ

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  4. 4
    本セッションで話さないこと
    × 機械学習とは何ぞや
    × 機械学習アルゴリズムの詳細な解説
    × 全ての関連サービスに関する詳細な解説

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  5. 5
    おしながき
    1. Amazon SageMakerとは
    2. SageMakerの全体像
    1. SageMaker Studioを軸とした全体像
    2. 各サービスの機能とメリット
    3. SageMakerを使⽤した予測
    1. アーキテクチャの例
    2. モデル学習の流れ
    3. 作成されたモデルによる予測
    4. まとめ

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  6. 6
    Amazon SageMakerとは
    1. Amazon SageMakerとは
    2. SageMakerの全体像
    1. SageMaker Studioを軸とした全体像
    2. 各サービスの機能とメリット
    3. SageMakerを使⽤した予測
    1. アーキテクチャの例
    2. モデル学習の流れ
    3. 作成されたモデルによる予測
    4. まとめ

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  7. 7
    Amazon SageMakerとは
    ü 機械学習の完全マネージド型サービス
    ü すべての開発者やデータサイエンティストが対象
    ü 機械学習モデルを迅速に構築、学習、デプロイ

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  8. 8
    機械学習の実⾏における課題
    ü 実⾏環境
    • 学習の為に必要なコンピューティングパワーやストレージ
    • 機械学習モデルの開発環境
    ü 機械学習の前提知識
    • 様々な課題に対する機械学習のアルゴリズム
    ü システムの運⽤
    • 学習済みモデルのデプロイ
    • モデル性能のモニタリングや再学習・再デプロイ

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  9. 9
    SageMakerを使うと何が嬉しいのか︖
    ü マネージドな実⾏環境
    • スケーラブルなインスタンス
    • ホストされたJupyter Notebook上での開発
    ü ⽬的別に⽤意されたビルトインアルゴリズム
    • 分類、予測、レコメンデーションなど
    • コンソール上の操作、Notebookからの呼び出し
    • 既定のデータセットと幾つかのパラメータ設定で即座に利⽤可能
    ü その他サービスとの連携

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  10. 10
    SageMakerの全体像
    1. Amazon SageMakerとは
    2. SageMakerの全体像
    1. SageMaker Studioを軸とした全体像
    2. 各サービスの機能とメリット
    3. SageMakerを使⽤した予測
    1. アーキテクチャの例
    2. モデル学習の流れ
    3. 作成されたモデルによる予測
    4. まとめ

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  11. 11
    これまでのSageMaker (re:Invent 2019以前)

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  12. 12
    これまでのSageMakerの課題
    • 学習途中や学習済みモデルの情報が部分的(ブラックボックス)
    • 有効なアルゴリズムの選別は実装者の知識、経験に依る
    (ハイパーパラメータの⾃動チューニングは存在する)
    • Notebookインスタンスの起動・停⽌の管理とスケーリング
    • 開発から運⽤・保守までのプロセスを集中管理したい

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  13. 13
    現在のSageMakerの全体像
    https://aws.amazon.com/jp/sagemaker/

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  14. 14
    現在のSageMakerの全体像
    re:Invent 2019(2019年12⽉)で発表されたサービス

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  15. 開発環境から運⽤・保守までサポート
    SageMaker Studio
    SageMaker Notebooks
    SageMaker AutoPilot
    SageMaker Debugger
    SageMaker Experiments
    SageMaker Model Monitor
    開発・運⽤・保守
    AutoML
    開発環境・インフラ

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  16. 16
    SageMaker Studio

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  17. 17
    SageMaker Studio
    SageMaker Studio
    Keyword: 統合開発環境(IDE)

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  18. 18
    SageMaker Studioとは
    • SageMaker⽤のWebベースの統合開発環境(IDE)
    • ビジュアルインターフェースによる操作
    • SageMakerによる機械学習の開発プロセスを
    ⼀元的に管理できる
    • データのアップロード
    • 新規ノートブックの作成
    • モデルのトレーニングと調整
    • 結果の可視化
    • モデルのデプロイ など…

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  19. 19
    SageMakerのメリット・デメリット
    • メリット
    • ⼀つの画⾯で関連サービスの恩恵を受けられる
    • デメリット
    • 現状利⽤可能なリージョンが限られる
    (以下の4リージョンのみ)
    • us-east-1 ⽶国東部(オハイオ)
    • us-east-2 ⽶国東部(バージニア北部)
    • us-west-2 ⽶国⻄部(オレゴン)
    • eu-west-1 欧州(アイルランド)

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  20. 20
    SageMaker Notebooks

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  21. 21
    SageMaker Notebooks
    SageMaker Notebooks
    Keyword: スケーラブルなノートブック

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  22. 22
    SageMaker Notebooks
    • Notebookインスタンスの作成が不要に
    • Jupyter Notebookを数秒で利⽤開始
    • リソースのスケーリングが容易
    • 他のユーザーにNotebookの共有が可能

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  23. 23
    SageMaker Autopilot

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  24. 24
    SageMaker Autopilot
    SageMaker Autopilot
    Keyword: AutoML

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  25. 25
    SageMaker Autopilotとは
    • 俗に⾔うAutoML機能
    • 機械学習のプロセスを完全に制御しながら、最適な分類
    および回帰の機械学習モデルを⾃動的に作成
    • トレーニングの追跡、可視化

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  26. 26
    SageMaker Autopilotでできること
    • 適⽤可能な問題
    • 線形回帰
    • バイナリ分類
    • マルチクラス分類
    • ⾃動ハイパーパラメーター最適化
    • 分散トレーニング
    • インスタンスとクラスターの⾃動サイズ選択

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  27. 27
    SageMaker Autopilotのメリット・デメリット
    • メリット
    • 機械学習の前提知識なしで利⽤可能
    • 実⾏される多数のトレーニングを追跡・可視化できる
    • デメリット
    • 全ての問題で使⽤できるわけではない
    • 学習時間がかかる(それに伴って料⾦もかかる)

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  28. 28
    SageMaker Experiments

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  29. 29
    SageMaker Experiments
    SageMaker Experiments
    Keyword: トレーニング結果の保存と追跡

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  30. 30
    SageMaker Experiments
    • 機械学習モデルへの繰り返し処理を調整および追跡
    • 情報を⾃動的に収集 → 実験結果として保存
    • データセット
    • アルゴリズムのバージョン
    • モデルのパラメータ
    など…

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  31. 31
    保存された実験結果

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  32. 32
    SageMaker Debugger

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  33. 33
    SageMaker Debugger
    SageMaker Debugger
    Keyword: メトリックの取得とアラートルール

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  34. 34
    SageMaker Debuggerとは
    • トレーニング中のメトリクスをリアルタイムに取得
    • 評価値
    • 混同⾏列
    • 学習勾配

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  35. 35
    SageMaker Debuggerとは
    • メトリクスに対するルールを設定
    (プリセットのルールも準備されている)
    • 設定されたルールに従ってアラートをあげたり
    学習ジョブを停⽌したりできる
    • 既存コードの修正は不要

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  36. 36
    SageMaker Model Monitor

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  37. 37
    SageMaker Model Monitor
    SageMaker Model Monitor
    Keyword: コンセプトドリフトの検出

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  38. 38
    SageMaker Model Monitor
    • 開発者がコンセプトドリフトを検出し、修復できる
    ようになります
    • デプロイ済みのモデルでコンセプトドリフトを検出
    し、問題の原因を特定するのに役⽴つ詳細なアラー
    トを出します

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  39. 39
    コンセプトドリフトとは
    • デプロイされたモデルの精度に影響を及ぼす可能性のあ
    る⼤きな要因のひとつ
    • 予測の⽣成に使⽤されたデータが、モデルのトレーニングに
    使⽤されたデータと異なるケース
    • これが⽣じると予測を作るためにモデルで使⽤されるデータ
    のパターンが適応できなくなる

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  40. 40
    コンセプトドリフトの例
    COVID-19の影響により、短期的に⼩売のトレンドが変化
    している為に、過去のデータで学習したモデルが正常に機能
    しなくなってしまった
    https://www.technologyreview.com/2020/05/11/1001563/covid-pandemic-
    broken-ai-machine-learning-amazon-retail-fraud-humans-in-the-loop/
    MIT Technology Review
    Our weird behavior during the pandemic is messing with AI models

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  41. 41
    SageMakerを使⽤した予測
    1. Amazon SageMakerとは
    2. SageMakerの全体像
    1. SageMaker Studioを軸とした全体像
    2. 各サービスの機能とメリット
    3. SageMakerを使⽤した予測
    1. ユースケース
    2. モデル学習の流れ
    3. 作成されたモデルによる予測
    4. まとめ

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  42. 42
    ユースケース︓需要予測
    レンタル⾃転⾞の需要予測
    ⽇別のレンタル⾃転⾞の貸出台数実績データ
    平⽇/休⽇、天候などのメタデータ

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  43. 43
    ユースケース︓需要予測
    最終的に出来上がるモデル
    平⽇/休⽇、天候などのメタデータ

    学習済みモデル

    貸出台数の予測値

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  44. 44
    モデル学習の流れ
    学習データの配置
    学習アルゴリズムの選択
    ハイパーパラメータの設定
    ノートブックの作成
    ⼊出⼒の指定
    データの前処理
    評価・可視化の設定
    学習データの配置 (事前整形済)
    SageMaker Experimentsでモデル作成
    SageMaker Autopilotで作成実⾏
    ⼊出⼒の指定
    柔軟さが必要なモデル開発向け ⼊出⼒の形がハッキリした分類・予測向け
    今回はコチラで

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  45. 45
    AutopilotとExperimentsを使ってモデルを作成
    インプットの設定
    ※ S3バケットのリージョンは
    実⾏するSageMakerと同⼀にすること

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  46. 46
    AutopilotとExperimentsを使ってモデルを作成
    アウトプットの設定
    予測の対象
    対象の問題タイプ
    これで実⾏
    するだけ︕

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  47. 47
    モデル作成の実⾏
    ⾃動的にRegression(回帰)の問題と判定されている

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  48. 48
    ⼤量の学習ジョブが処理される

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  49. 49
    各学習ジョブの詳細も確認できる
    メトリックとか
    実⾏時パラメーターとか
    メトリックの⾃動収集
    ⾃動で設定されている
    • インスタンス
    • ストレージ
    • ハイパーパラメータ
    など…

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  50. 50
    作成されたモデルによる予測
    精度が良かったBestなモデルをデプロイしてみる

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  51. 51
    予測モデルのエンドポイントを作成

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  52. 52
    エンドポイントを呼び出して予測実⾏
    Notebookからエンドポイントを呼び出して予測結果を得てみる
    エンドポイント名
    ⼊⼒パラメーター
    予測台数

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  53. 53
    想定されるアーキテクチャの⼀例
    AWS Lambda
    Amazon Redshift Amazon RDS
    Amazon SageMaker
    Amazon CloudWatch
    Amazon API Gateway
    Amazon Simple Storage
    Service
    Local Computer
    エンドユーザー
    システム管理者
    or or
    etc…
    Endpoint
    Alert
    Model Monitor

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  54. 54
    まとめ
    1. Amazon SageMakerとは
    2. SageMakerの全体像
    1. SageMaker Studioを軸とした全体像
    2. 各サービスの機能とメリット
    3. SageMakerを使⽤した予測
    1. ユースケース
    2. モデル学習の流れ
    3. 作成されたモデルによる予測
    4. まとめ

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  55. 55
    まとめ
    Amazon SageMakerは機械学習の為のフルマネージ
    ドなクラウドサービス
    SageMaker Studioを軸として、各種関連サービスを
    組み合わせることで機械学習システムの構築に必要な機
    能を揃えることができる
    予測の例のように、簡単にモデル学習 → デプロイ
    → コンテンツへの適⽤が可能

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  56. 56
    Let’s get started!
    Amazon SageMakerでHappy ML Life!

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  58. セッション後はアンケートへのご協力をよろしくお願いします。
    ご回答いただいた方には後日、資料を送付いたします。
    SNS投稿にはこちらをお使いください。
    #devio2020
    イベントのポータルサイトはこちら
    https://classmethod.jp/m/devio_2020_connect/
    ライブセッション録画もこちらから
    視聴できます。
    https://forms.gle/3twz4kFZR4Rwe7KE8
    14:00〜14:45
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    Q&A Q&A

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