Internet Plus Labs - Social implementation of technology

Internet Plus Labs - Social implementation of technology

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Sawada Sho

June 10, 2019
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  1. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 1 中国における テクノロジーの社会実装

    2019-06-10 インターネットプラス研究所 所⻑ 澤⽥ 翔
  2. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 2 ⾃⼰紹介 澤⽥

    翔 (shao) • 慶應義塾⼤学環境情報学部卒業 : 専攻は HCI (Human Computer Interaction) • 複数の IT ベンチャー企業の⽴ち上げからEXITまで経験 • スマートフォン広告、カメラアプリなど • 現在 • 2018/09〜 深圳⼤学に留学 (中国語の習得、中国テック事情の理解) • スタートアップの技術⽀援 (中国テック事情、フィンテック、ブ ロックチェーン、スマートモビリティ、AI 営業⽀援) • 機関投資家向けのIT企業デューデリジェンス • 2018/10〜 インターネットプラス研究所を設⽴ : インターネットの 社会実装を研究テーマとする
  3. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 3 インターネットプラス研究所とは インターネットの社会実装を

    テーマにした研究集団です 2018年10⽉15⽇に設⽴しました。
  4. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 4 澤⽥ 翔

    所⻑、発起⼈ エンジニア ITスタートアップ技術⽀援 メンバーの紹介 ⾼須 正和 副所⻑ スイッチサイエンス(株) 海外ビジネス開発 伊藤 亜聖 ⾸席研究員 東京⼤学 社会科学研究所准教授 藤岡 淳⼀ 主任研究員 (株)ジェネシスHD 代表取締役
  5. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 5 インターネットの 社会実装とは?

  6. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 6 インターネットの社会実装とは インターネットサービスを社会に根付かせること

    “若い⼈⼝構造を持ち、エンジニアの多い深センでは、輪をかけてこうした社会実験的なサービスの導 ⼊が進んでおり、私は「社会実装先進都市」と呼んでいます。” ̶̶ 伊藤亜聖: デジタル技術の社会実装に正解はない中国IT企業から⽇本が学ぶべきポイントとは https://www.dhbr.net/articles/-/5444?page=2 “研究成果として得られた「知」は,学術的価値を持つと同時に,それが社会において活⽤された場合 には,新たな製品・サービスや社会システムの創出などを通じて経済や社会に多くの便益を(時には 不利益も)もたらすものでもあります。” ̶̶ ⾦澤良弘:社会的課題の解決につながる社会実装研究の推進 https://www.dhbr.net/articles/-/5444?page=2
  7. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 7 社会実装のロールモデル ×

    デジタルの世界をプラットフォーマーが⽤意する - 収益がプラットフォーマーに集中する - 購買、移動、嗜好などあらゆる⾏動がデータに残る - データを元に⽣活を⽀配できる ◯ 誰もがデジタル時代の作り⼿になりうる世界 - データが意志疎通を⼿伝ってくれる世界 - オンライン、オフライン問わずテクノロジーで⾃分を表現できる - テクノロジーによって結びついた⼈の⼒を借りて、あらたな購買、 移動、嗜好に出会うことができる
  8. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 8 テクノロジーとの 付き合い⽅がわからない

  9. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 9 世界26の国と地域、33000⼈の調査 ̶̶

    Trust In Tech (Margot Edelman, Edelman) | DLD 19 (この先3枚も同じ出典) https://www.youtube.com/watch?v=8iHKB-3WsAE
  10. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 10 テクノロジーに信頼を寄せられない⽇本⼈

  11. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 11 デジタル世界に希望を持てない⽇本⼈

  12. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 12 テクノロジーを学ぶ時間が⾜りないことを嘆いている

  13. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 13 研究所の活動

  14. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 14 活動の⽬標 テクノロジーを社会に実装する⽅法を研究し、その成果を広く社会に還元することでイノベーション

    を活性化したい - 社会に実装されてきたテクノロジーを研究し、その成果や失敗事例を考察する 例: UBER と DiDi はそれぞれモビリティをどう変えたのか - 産業界や⾏政が問題解決を図るときに、テクノロジーを適切に選択できるよう、過去の事例を集積 して分析を⾏う テクノロジーを武器に社会を改善しようとしている⼈、チーム、会社を適切に後押しする - 「テクノロジーが我々の未来を明るくしてくれる」と信じてもらえる社会を築けるよう、テクノロ ジーの正しい使い⽅を啓蒙していく - テクノロジーに対するハードルを下げていく
  15. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 15 具体的な活動内容 具体的には以下のような活動を⾏います

    - 研究員の観測と調査に基づく、インターネットの社会実装に関する現況レポート - Web での発表、寄稿記事、論⽂など - 企業、官公庁などの依頼に基づく個別調査レポート - 本研究に関わる執筆、論述、講演などの活動⽀援 - 研究成果を広く共有するための講演会、イベントなどの開催 - インターネットの社会実装をテーマにした事業、起業家、チームの⽀援
  16. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 16 中国における テクノロジーの社会実装

  17. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 17 デジタルを味方に つけるには

    デジタル トランスフォーメーション アフターデジタル きょうのはなし プラットフォーム 社会実装 オンライン コミュニケーション モバイル ペイメント デリバリー エコノミー MaaS サービス ネットスター文化 Eコマース
  18. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 18 プラットフォームの歴史

  19. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 19 • Tencent

    (腾讯)が提供するチャットアプリ • リアル社会の繋がりを集約 • 友だち、同僚、店員、先⽣、取引先…… • 公式アカウント (公众号) による情報発信 • ⼤⼿チェーン店はもちろんのこと、⼩規模な店や 会社も⼤抵もっている • メッセージとともにお⾦のやり取りもできる WeChat (微信)
  20. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 20 印刷屋の店員との会話。 店員に名刺データのPDFを送り、送⾦をして発注完了。

    翌⽇には完成していた。 シンプルなチャットコマース
  21. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 21 街⾓に貼られた「この街は私たちが担当していま す」のポスターには、担当警察官の個⼈アカウント

    が貼り出されている。 困ったことがあったら WeChat で連絡がとれる。 おまわりさんもWeChat
  22. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 22 • お⾦を友だちやグループにメッセージ

    やデコレーションとともに送ることが できる機能。 • 「先着xx名」や「ランダムな⾦額」な どのゲーム要素もある。 • 旧正⽉に配られるポチ袋が由来だが、 いまはコミュニケーションとして⽇々 使われている • 受け取ったお⾦は店で使ったり銀⾏に 引き出すことができる。 お⾦をスタンプ感覚で送れる WeChat の红包 (ホンバオ)
  23. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 23 • こちらも

    Tencent (腾讯)が提供するチャットアプリ • パソコンの時代から古く続くチャットアプリ • ICQ というメッセージングアプリを倣った • WeChat はスマホ時代にあわせていちから作り直 したメッセージングアプリ • 知らない⼈とつながるコミュニティの要素が強い • ゲーム攻略、街の話題、技術者の交流…… QQ
  24. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 24 • 例えば技術トピックのコミュニ

    ティもQQに存在する • ⼊室前に、男⼥⽐や出⾝地などの 統計情報を⾒て雰囲気を確認する ことができる • グループ管理者の機能が強⼒ • メンバーの管理 • ファイルや回覧の作成 • ⼊場に際して課⾦をする (オ ンラインサロン) ことも可能 QQのコミュニティ
  25. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 25 • Alibaba

    が営む世界最⼤のECモール • EC = 電⼦商取引。物販だけとは限らない。 • 印刷・名刺作成 • ビザ・パスポートの取得 • 代理購⼊ • Webサイト開発 • エスクローシステム (取引が成⽴するまで代 ⾦を預かるサービス) で信⽤不安を解決 タオバオ (淘宝⽹)
  26. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 26 1) 購⼊した部品がうまく動かないので店員に

    相談したら注⽂ミスが判明。 「1元の調整⽤商品を10個買ってくれたら新 しいのを送るよ」 2) 後付けのドアを購⼊したら「設置場所の写 真を送って」と⾔われたので送信。注釈⼊り の画像が返ってきて「ここの⼨法を教えて」 と指⽰された ここでもチャットコマース
  27. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 27 • こちらもAlibaba

    が営むオンラインの B2B コ マースプラットフォーム • 部品、半製品から完成品まで、数百〜数万単 位のオーダーができる • 海運など、個別の⾒積が前提のサービスも出 品することができる alibaba (1688)
  28. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 28 WeChat でつながった先と⾦銭的な取引をしたい

    (例: レストランの公式アカウントをフォローした ら割引券をもらって飲⾷代を精算したい) テンセント コミュニケーション + ペイメント アリババ ビジネスを現実社会に拡大 テンセントとアリババのモバイルペイメント タオバオに出店している店舗やその顧客が リアルでビジネスできるようにする
  29. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 29 当事者間でお⾦を送り合う 送⾦

    : 相⼿にお⾦を送ること 決済: ⾦、モノ、証券の受渡に より売買取引を⾏うこと モバイルペイメント = 送⾦ + 決済 商品の債権を決済会社に譲渡し、 決済会社が代理で集⾦する
  30. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 30 • 送⾦と決済のプラットフォーム

    • 送⾦: 友だちや知り合いに送⾦、割り勘など • 決済: 店舗および WeChat のサービスに送⾦ • 決済の⼊⼝ • QRコード (Web サイト) • ミニアプリ • 公式アカウント (公众号) • 他社アプリ (デリバリー、配⾞など) WeChat Pay (微信⽀付)
  31. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 31 駐⾞料⾦の事前精算サイトにアクセス ⾃動⾞のナンバーを⼊⼒してWeChat

    Pay で⽀払う QRコードの活⽤例: 駐⾞場の事前精算
  32. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 32 • WeChat

    内で動作する⼩さなアプリ • QRコードやWeChat内のリンクから即座に起動 • Webアプリに⽐べ、UX の強化と WeChat が提供 する API のサポートを得られる • ログイン • プライバシー管理 • オフラインサポート • 決済など ミニプログラム (⼩程序)
  33. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 33 マクドナルドでのミニアプリの活⽤例。店の⼊⼝のアプリコードを WeChat

    でスキャンするとミニアプリ が起動し、メニューの選択と決済を⾏うと引換番号がアプリに表⽰される。 ミニプログラムの活⽤例 ① マクドナルドの事前注⽂
  34. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 34 順豊 (SF

    Express) の配達依頼ミニアプリ。アプリのインストールや会員登録なしに集荷の依頼、伝票の印 刷、運送費の⾒積と⽀払い、トラッキングが可能。WeChat の会話でシェアもできる。 ミニプログラムの活⽤例 ② 順豊の宅配便集荷サービス
  35. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 35 • WeChat、動画、電⼦書籍、ゲーム、

    ニュースなどユーザの滞在時間が⻑いア プリを⼤量に保有 • 成果 (決済) までのプロセスの短さを売り に広告プラットフォームとして成⻑ • クリックしたら割引券が獲得できる • クリックしたら航空券が買える 送客プラットフォームとして
  36. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 36 • アリババグループの送⾦と決済のプラットフォーム

    • 送⾦: ⼩規模な店舗への送⾦ • 決済: 店舗および Alipay のサービスに送⾦ • ⾦融サービスの拡⼤に⼒を⼊れている • 後払い (翌⽉払い、分割払い) • 保険、互助会 • 融資 (消費者向け、および事業者向け) • ⾦融 SaaS Alipay (⽀付宝)
  37. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 37 • 払い出した保険⾦を加⼊者全員で割り勘するサービス

    • 指定の病気になると最⼤30万元 (500万円) ⽀払われる • 毎⽉2回、それまでに払い出された保険⾦を加⼊者全員 で割り勘する。ひとりあたりの負担は0.1元 (2円) 以下 • Alipay は 10% の管理費をとる • 保険⾦請求が正当か、加⼊者が確認できる (レセプトの公開) • 後払いなのである程度の信⽤が必要 • 芝⿇信⽤のスコアが⼀定以上の⼈が参加できる 相互宝 ‒ 保険の⺠主化
  38. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 38 • 購⼊履歴やサービスの利⽤状況から与信を⾏う

    • 分割払いの⾦利や回数は個⼈によって異なる • 「公共料⾦を滞納しない」などキャッシング以外 の利⽤状況も加味 (→芝⿇信⽤) • 事業者向けにも提供 • 1688 で仕⼊れてタオバオで販売 • タオバオや実店舗の売上状況を加味 • AIをつかった「5・1・0」モデル • 5分で申請、1秒で審査、スタップの関与は0 マイクロファイナンス
  39. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 39 • アリババのサービスのために開発された

    商品を外部に販売 • Amazon のサービスから⽣まれた AWS (Amazon Web Service) と同様 • 主なサービス (60個ぐらいある) • リスク管理 • 本⼈確認 • カスタマーサポート • ユーザー分析 アントフィナンシャルによる⾦融サービスの外販
  40. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 40 プラットフォームの上に成立した 新たなサービス

  41. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 41 • AutoMap

    社 (現在は Alibaba 傘下) による地図 アプリ • POI (施設情報) にクーポン、レビュー、事前決 済サービスなどを統合している • タクシー、ライドシェア (滴滴) やシェアリン グ⾃転⾞ (ofo など) とも連携 • ナビとしても⾮常に優秀 AutoMap (⾼德地图)
  42. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 42 Android が搭載されたスマートバックミラーに最適化された「⾼徳地図⾞鏡版」

    鏡に表⽰された QR コードをスマホで読み取り⽬的地を設定できるので、鏡に触る必要はない。 ドライブミラー版 AutoMap
  43. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 43 • 例えば「グルメ」を検索する

    • グルメサイトのようにジャンルの絞込ができる • レビュー、ランキングの表⽰ • 店舗のクーポンや⾏列の整理券をとれる • 精算は Alipay アプリに遷移 • Alipay の店舗登録と連動しているので、データベー スの精度が⾼い 検索結果から実店舗への送客
  44. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 44 • ライドシェアに加え、タクシーやレンタカー、

    運転代⾏なども呼べる • UBERのように「ライドシェアでタクシーを駆 逐する」のではなく、タクシーやレンタカーを 含めた既存のモビリティすべてをアップグレー ドしようとしている DiDi (滴滴出⾏)
  45. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 45 タクシーにもライドシェアにもテクノロジーを タクシーとライドシェアを同時に呼び出し

    早く捕まった⽅に乗れる 待ち合わせ場所の アドバイス ⾃分のスマホで 経路を選択
  46. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 46 • 中国の旅⾏サイト⼤⼿

    • ホテル、航空券、⼊場券などが⼿配できる • 同業では Expedia や Hotels.com、楽天トラ ベルなど • 横断データを活⽤したリコメンドが優秀 • 航空券をとったら前後の移動⼿段や宿 泊⼿段を提案してくれる Ctrip (携程旅⾏⽹)
  47. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 47 Ctripで航空券をとってから⾶⾏機に乗るまで 送迎⾞輌の⼿配

    (ナンバーと⾞種もわかる) 搭乗開始を プッシュ通知 空港カウンターの 位置
  48. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 48 • スマートフォンに決済機能が融合したことで、注⽂か

    ら配達がスマートフォンのアプリで実現した • 店舗アプリ: 商品の登録、受注 • 顧客アプリ: 商品の注⽂、配達状況の確認 • 配達員アプリ: タスクの受注、配達状況の報告 • 古くは出前 (外売)、いまでは UBER Eats などがある デリバリーアプリ
  49. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 49 • スマートフォンを⽤いて配達を気軽に頼めるサービス

    • 主に事業者が客先への配送をするときに使う • 注⽂は別のルート (電話やチャット) で請ける • 达达 (dada) ̶ バイク便の⼿配 • 货拉拉 (huolala) ̶ トラック、バンによる配達⼿配 • B2B ⽤途では今でも根強い利⽤があるが、 B2C の場 合はユーザの操作が煩雑なため、徐々に利⽤されなく なってきた 第Ⅰ世代: 配達サービス
  50. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 50 • レストランのリスティングサービスが配達員と注⽂ア

    プリを⽤意してデリバリー業界に参⼊ • 饿了么 (eleme)、美团外卖 (meituan waimai) が⼆⼤ サービス • 店舗は配達員を⽤意しなくて済む (プラットフォーム の配達員が取りに来る) ので、多くの店が対応した • 過当競争になり、広告費を⼤量投下して⼤量に配達を しないと儲からないようになってしまった 第2世代: デリバリーモール
  51. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 51 デリバリーモールに最適化した飲⾷店 ⼀般客は⼊れないレストラン

    テーブルを捨てて厨房を最⼤化
  52. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 52 • デリバリーにより店舗⾯積当たり

    の売上を最⼤化することが⽬標 • デリバリープラットフォームから 脱却し、⾃前でデリバリーアプリ やデリバリースタッフを確保する ように • デリバリーで⾚字にならないモデ ルを⽬指している 第3世代: デリバリーを前提としたビジネス
  53. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 53 • アリババが提唱する「新零售」(あたらしい⼩売)

    のスーパー • アプリと実店舗のシームレスな連携が特徴 • 実店舗で商品をみて「アプリのカート」に⼊れる 盒马 (フーマー)
  54. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 54 • フーマーが建つと不動産の価格が上がるといわれている

    • 店舗から15分程度で配達できるエリアに限っている • 配達の密度がとても⾼い • 1回の配達で6〜8軒まわることができる • 1⽇ 80 〜 120 軒の配達をこなす • 配達員への⽀払は5元/件程度で、配達員の給料も店舗 収益も問題なくなってきた • 配達の密度が上がるエリアに限定して出店している 盒马不動産?
  55. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 55 • コーヒーの配達とテイクアウトチェーン

    • 「スターバックス」から店舗での飲⾷を除いたも の (値段はスタバより少し安いぐらい) • 継続可能なコスト構造 • ワンオペ可能: 飲⾷フロアなし、洗い物なし • そこそこ⾼い: 注⽂の平均は 2杯で 800 円 • コーヒー⽂化が中国ではあまりないので、今は クーポンをばらまいて顧客獲得を頑張っている Luckin Coffee
  56. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 56 • オンライン薬局

    • 注⽂から28分以内で配達される • 医師と薬剤師が常駐し、服薬のア ドバイスや飲み合わせの注意をし てくれる • 医師の⼊⼒画⾯には AI によるサ ポートがあり、返信が効率よくで きるように⼯夫されている 叮当快药
  57. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 57 • 個⼈でのコンテンツ制作が簡単になったこと、ま

    た SNS など発表の場が増えたことにより、多くの ファンを抱える「ネットスター」が登場 • YouTuber や Instagrammer の中国版 • EC やモバイル決済/送⾦の発展により、商業的に 成功を収めているネットスターが数多く存在する ネットスター (⽹红)
  58. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 58 ネットスター×コマース 動画にあわせた商品の紹介と販売

    (抖⾳) 旅先から⽣放送して旅⾏商品を販売 (飞猪)
  59. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 59 • いわゆる知識課⾦サービス

    • Quora, Yahoo!知恵袋に近い • 質問や話題に対し「物知り」が答えてくれる サービス • Yahoo! 知恵袋より回答者に重きを置く • 名物「物知り」ユーザーが有料チャンネルを開い たり、ライブセッションを開催することもできる 知乎 (zhihu)
  60. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 60 社会実装されるテクノロジー

  61. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 61 • 顧客と常にオンラインで繋がっている

    • オンラインの経験の延⻑線上にオフラインがある • 現実世界も「オンラインで過ごすように」操 ることができる • 体験がオンライン、オフラインの境⽬なく、常に よくなりつづける アフターデジタル
  62. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 62 中国で具現化した「アフターデジタル」 ⼿に取った野菜をアプリに⼊れ

    家に届けてもらえる盒马 SNSにアップしてオンラインの 友だちとハモれるカラオケ 0.01元でサンプルを「売る」 天猫の⾃動販売機
  63. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 63 • 既存産業にデジタルへの変⾰を促すこと

    • 「既存産業を置き換える」欧⽶、「既存産業をつなげる」中国 • 欧⽶ではIT巨⼈がサービスを作り直す • Amazon Go, UBER, Netflix ... • 中国では既存産業にテクノロジーを供与してレベルアップを図っている • 滴滴: 既存のタクシーやレンタカーにもテクノロジーを供与している • タクシーの運転⼿がデジタルの作法で仕事するようになった • 饿了么,美团外卖: 既存のレストランに配達員がフードを取りに⾏く デジタルトランスフォーメーション
  64. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 64 • サービスを「つなぐ」エコシステム

    • ⾼徳地図: Alibabaグループ化後もAutoMap社は継続。 • データプロバイダとして競合を含めて他社と接続 (美団、滴滴など) • Alibaba傘下のサービスと接続 (⽀付宝、⼝碑など) • 解决⽅案提供商 (Solution Provider) の役割が⼤きい • プラットフォームの API と実業の間を埋める役割 • ターゲットの業態ごとに Solution Provider が存在する • レストラン、⼩売、教育、駐⾞場 …. • Solution Provider はエンジニアを多数抱え、業界向けのITサービスを作り上げる 中国のサービスづくりの特徴
  65. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 65 例: 点点客

    (dodoca) WeChat や Alipay の API を使った、レストラン、⽣活サービス、⼩売向けの アプリを開発し、代理店を通じて中国全⼟に販売している。
  66. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 66 ⽇本ではプラットフォームが⾃らサービスを開発するが、 中国では業界ごとの

    Solution Provider がプラットフォームの API を使いサービスを展開する。
  67. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 67 • 最近、そして将来のテクノロジーのオープン化の流れ

    • ʻ90年代: クローズドライセンス、クローズドコミュニティ • ʻ00年代: 仕様のオープン化 (e.g. HTTP, Java) • ʼ10年代: インタフェースのオープン化 (e.g. API, SDK) • ʼ20年代: エコシステムのオープン化 (e.g. ミニプログラム, MaaS, Blockchain) • エコシステムのオープン化 = テクノロジーの主権を各社/各⼈がもちながらつながる • テクノロジーの主権は IT 企業だけが持つのではない • すべての企業/個⼈/団体/国家がテクノロジーの主権を持つようになる • IT企業がアクセスしてこなかった問題の解決にテクノロジーが使われるようになる エコシステムのオープン化
  68. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 68 • デジタルの世界にいきるイメージをもつ

    • アフターデジタルが進んだ世界に⾝を置く • ⾏ってみないとわからないことがいろいろある • 住んでみるのもひとつの⼿ • ⾃分が深圳⼤学に留学している⼤きな理由 • アニメ、漫画やゲームからも刺激を受ける • 「ドラクエみたいに過ごせるといいな」とか • 「ソードアート・オンラインの世界に憧れる」とか デジタルを味⽅につけるには
  69. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 69 • 挑戦しやすい場所で勝負する

    • Macintosh はガレージの中で⽣まれた • 社会をいきなり変えるのは難しい。でも。この街だけならできるかも? 学校や会社の中な ら? うちのクラスや部署なら? 趣味なら? バーチャルの世界なら?? • つくりやすい環境に⾃分から赴くこと • ⽀援してくれる⼈、理解してくれる⼈がいる環境に赴く • コワーキングスペースや Fab lab など、クリエイティブな場が増えているので活⽤する • 「⽇本も制度がよくなったらいいな」「世代交代するまで待とう」と待っているのは⼀番無駄 悩むよりつくる
  70. © SAWADA SHO / Internet Plus Laboratory 70 Thank you!

    WeChat: sho_sawada Facebook Messenger