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Community Driveプロジェクト(CDPJ)の中間報告
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SMARTふくしラボ
October 06, 2025
Research
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15
Community Driveプロジェクト(CDPJ)の中間報告
CDPJは、地域の移動課題解決を目的とし、「自分たちの移動を自分たちで考えていく」マインドを持つ「コミュニティ・ドライバー」の発掘・育成を目指す地域共創事業です。
SMARTふくしラボ
October 06, 2025
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Transcript
CDPJ2025 KUROBE@20251004
2 こちらのフォームに入力いただくと資料ダウンロードができます https://cdpj.jp/download
3
• 10:00 - 10:10:オリエンテーション・チェックイン(10分) • 10:10 - 10:25:コミュニティドライブプロジェクトのこれまで(15分) • 10:25
- 11:05:マイクロプロジェクト(MPJ)の動き 3つ(40分) ・MPJの進捗、アンケート結果、研究員からフィードバック • 11:05 - 11:10:モビLAB@黒部の可能性(5分) • 11:10 - 11:40:MPJの実験計画の具体化(30分) • 11:40 - 11:55:全体共有(15分) • 11:55 - 12:00:今後の案内、チェックアウト、記念撮影(5分) 4 今日の流れ
5 チェックイン
6 コミュニティドライブプロジェクトの これまで
7 人 (コミュニティ・ドライバー) 技術 (うまく生かす) プロセス (主体性・合意形成) 移動課題を解決するサービス開発から始めるのではなく、 「コミュニティをドライブする」ことから始める。
8 Community Driveプロジェクトとは 公共・企業・地域住民の各セクターに 地域(Community)の動きを加速(Drive)させる人材である 「コミュニティ・ドライバー」がいることを目指します そのために、「住民の主体性」と「地域の合意形成」を地域に生み出す対話、 調査、可視化、実行を組み合わせたプログラムを提供します ※コミュニティドライバーは運転手だけを指すのではなく、地域の移動課題解決に主体的に取り組んでいく人材のことです
令和7年度 国土交通省 モビリティ 人材育成事業に 2年連続で採択決定 9 https://kotsu-kuhaku.jp/mobility/
10 なぜ、地域の移動課題に取り組むのか
子どもが習い事に行けるかどうか は、親が送迎できるかどうか 高齢者の外出を支える公共交通が 縮小されると移動に困る 公共交通を走らせるが 車社会中心で利用が進まない 災害時(緊急時)に物はあるけ ど、現場に届けることが出来ない 教育や体験機会を喪失する 買い物、健康、生きがいづくり
の機会が失われる 行政の限りある財源の 有効な活用ができない 地域内の物流のしくみ 移動課題は全分野横断的な課題である
課題感 移動課題は全分野横断的な課題なので、 特定の事業者や行政などが個別に対処して解決することは難しい 解決策 特定の領域(ビジネスだけとか、行政だけとか)だけではなく、 地域全体で協力して総合的なアプローチが必要 解決策を 実現するための 仮説 地域全体で協力するためには、
移動課題全体を捉えた事業と推進する事業主体が必要 =みんなでやるしかない
13 共創でつくる移動 多様な主体が対話を重ね、資源と関係性を つなぎ直して共に設計する新しい移動 鉄道やバス、タクシーなど、 制度・規制・補助がある移動 公共的な移動 企業や民間団体が業務や物流のために保有・ 活用してきた仕組みによる移動 企業や民間の移動
生活のための移動 自分や家族、近隣住民の送迎や助け合いに よって成り立ってきた日常的な移動 公共・企業の共創 実験的事業 公共・住民の共創 実験的事業 企業・住民の共創 実験的事業
「共創でつくる移動」を実現させるために 必要な3つのこと 人づくり 発掘と育成 マインドセット 誰かがではなく、私たちで 事業主体 づくり 役割分担から共創
15 コミュニティドライブプログラム 人材の発掘と育成・機運醸成
対話 調査 可視化 • 地域住民、企業、行政の方に それぞれお話を聞く会を開催 • 多様な立場の方を一同に集め、 お互いの立場を越えた議論 •
地域住民の移動経路を調査 • 企業に車両保有台数や用途、 課題感などを聞き取り • 様々な意見、課題の本音を 聞き取り、AIで解析し分析 • 地域の移動の課題を見える化 実行 取 り 組 み の ス テ ッ プ • 上記3つの活動で地域の主体性と 合意形成を築き、みんなで移動の 課題をどうできるか、解決策を小 さく実行していく 顔をみて意見を交わす 地域の実状を知る 課題やデータを見える化 展開 • 上記4つの活動を全て統合し、 他地域でも汎用性のあるツール やプログラムを企画開発 • 今後他地域での展開を行う予定 他地域へ展開していく 実際に行動に移していく 16
ミライドライブワークショップ 対話 調査 可視 化 2024年度黒部市で実施したプログラム
18 活動まとめ(2024年度CDPJ黒部) 対話 230名超 調査 可視 化 対話の場への参加 可視化された課題の数 154名
245件 集まった本音の数 ワークショップ・ヒアリングなど ホンネPOST投稿数 115件 12〜75歳まで 参加者の年代 課題に対する共感シール 79名 164件 住民向け移動の実態調査 小学生からご年配の方まで モビ地図記入者数 236枚 154件 コミュニティドライブ数 新たに貼られた課題の数 24件 企業向けヒアリング調査 地域の移動の自助,互助,共助,公助 企業向けヒアリング&フォーム回答 59件 全体 メディア掲載 12件 活動への関心が深まった人 94% コミュニティドライバー 10名以上 参加者アンケート マップへの課題掲載数 マップへ貼られた共感シールの数 課題マップに貼られたふせん 新聞・Webメディア掲載 一緒にCDPJやると言ってくれた人
19 2025 年度の取り組み Community Drive
富山県黒部市 広島県福山市 STEP2 STEP1 Community Drive プロジェクト 黒部エリアにつづいて福山エリアでもプログラム開始 異なる特性をもった地域による広域連携でコミュニティドライブを多角的に推進 人口:約44万人
人口:約4万人 STEP 1:住民・企業・公的セクターを横断した対話・調査・可視化 STEP 2:見えてきた課題に対する小さな実証(マイクロプロジェクト)実践・共創 ※この他にも、複数地域での展開に向けた協議が進行中 2025年2月 キックオフ開催 2025年7月 プログラムSTEP1 開始予定 2024年7月 プログラムSTEP1実施 2025年7月 プログラムSTEP2予定 高齢化率32% 免許返納者多数 中山間地域×都 市部の複合構造 2025
Fukuyama
22 7月17日 CDPJ@福山キックオフイベント
23 7/18 行政向けWS 9/9 企業向けWS 9/27 住民向けWS
24 福山で集まったみんなの声
Kurobe
26 7月11日 CDPJ@黒部 キックオフイベント
今年度は6回開催予定 来れるときに来て、 みんなで学び、 みんなで考え、 みんなで動く。 【追加】9月20日、21日に 「くろべフェア」でのリサーチWS実施
28 始動! 未来の移動を、みんなで研究し、みんなで創る モビLAB@KUROBE基地 ラボ
1 2 3 29 モビLAB@KUROBE基地 モビLAB@KUROBE基地は、「地域の移動はみんなでつくる」を合言葉に、黒部地域の“移動の謎” (具体的な課題)を解き明かすための研究拠点です。課題解決というミッションに、発見の楽しさ と知的な興奮を盛り込み、より快適で楽しい移動の実現を目指します。 3つのマイクロプロジェクトを推進 参加者
専門知識は不要!どなたでも参加できます! モビLAB黒部基地に集まってくれた ・コミュニティドライバー(=研究員) ・〇〇〇研究員 ・参加者(=研究員) ・関心を持って来てくれた人(=研究員) ・一般社団法人SMARTふくしラボ ・Co mobility Lab(株式会社日建設計) ・株式会社図解総研 ・一般社団法人コミュニティドライブ ・株式会社Liquitous その他、各分野の専門家 Community Drive Project チームメンバー 住民の意識一つで 公共交通の利用は 増える説 公共交通機関を活 用すればどこから でも介護サービス は受けられる説 助け合いサービじ でちょっとした困 り事が解決する説 黒部の移動をみんなでもっと楽しく・快適に変えていく
マイクロプロジェクトの成り立ち モビLAB@KUROBE基地 黒部地域の「移動の謎」(具体的な課題)を解き明かすための研究拠点 地域住民、企業、行 政、コミュニティド ライバーなど 移動に関心を持つ すべての人が 「研究員」 それぞれの視点や専門性を活かす
課題解決に、発見 の楽しさと知的な 興奮を盛り込み、 より「快適で楽し い移動」の実現 謎の核心にある「〇〇説」を提唱 マイクロプロジェクトという 「実験」を通じて検証
月一会議 各月のモビLAB@KUROBE基地 テーマと活動内容 仮説構築 実験開始 中間 報告会 最終検証 報告会 総括
現状把握 効果測定 知る(Input) 気づき 調査 結果 着想 調査 結果共有 気づき 調査 結果共有 気づき 調査 着想・ プロジェクト発足 プロジェクト発足 結果 とりまとめ 仮説構築 課題・現状・新しいプロジェクトの種の発掘 プロジェクト プロジェクトに反映
32
33 一人一人がいろんな知見と経験を持ったプロフェッショナル CTO:最高つなぐ責任者 CYO:最高よりそい責任者 CKO:最高経験を伝える責任者 CTO:最高つっこみ責任者 CJO:最高(バス)事業説明責任者 CNO:最高ニコニコ責任者 etc CXO 最高◦◦責任者
みんなが研究員 実際に こんな 責任者が!
34 ミニインプット 飯村研究員 CJO 最高(バス)事業説明責任者 コミュニティドライバー
35 モビLAB 月1会議の様子 関心あるマイクロプロジェクトについてチームごとに会話
36 マイクロプロジェクトの仮説検証のための 計画づくり
3つのマイクロプロジェクトの基礎調査 37
38 リサーチワークショップ 9月20日、21日 くろべフェアで実施
39 研究員 30 名以上 10代 から 70代 多様な参加
住民意識改革PJ 介護送迎PJ 助け合いサービスPJ 40 初期マイクロプロジェクト これらの研究を進めながら並行して 次なる研究テーマの発掘と参加者発のプロジェクトを歓迎する体制を整えます 住民の意識一つで 公共交通の利用は 増える説
公共交通を活用すれば どこからでも 介護サービスは受けれる説 助け合いサービスで ちょっとした困りごと 解決する説
41 マイクロプロジェクトを ブラッシュアップした今!
42 マイクロプロジェクトの全体 全体方針 3つの仮説で挑む、黒部の移動ミステリー 黒部市の持続可能な未来のためには、市民の移動(モビリティ)のあり方をアップデートする必要があります 意識(マインドセット) 変革 市民全体の意識を変革し、 いわば「土壌」を耕す活動。 Project
1 Project 2 Project 3 特定の課題解決 (ソリューション提供) 既存資産の育成 (アセット活用) 介護という「特定の深刻な課 題」に対する、具体的な「解 決策」を提示する活動。 地域に既に存在する「素晴ら しい資産」を、みんなで「育 てていく」活動。 この三位一体のアプローチで、 意識を変え(①)、具体的な成功事例を作り(②)、地域で支え合う仕組みを育てる(③)。 黒部市の移動の未来を共創することを目指します。
43 くろべ "乗らず嫌い " 脱出大作戦!
44 背景・課題意識 背景 黒部市は、多くの市民にとって車が主要な移動手段となる「車社会」です。そのた め、「公共交通は使いづらい」という漠然としたイメージが広く浸透しています。本 数を増やしたり、時間帯を細かく変えたりするだけでは、市民一人ひとりの多様な ニーズを満たすことは難しく、莫大なコストもかかります。 解決のヒント 客観的なデータを見ると、黒部市の公共交通網は市内を比較的よくカバーしており、 市民の主要な目的地(商業施設、病院、公共施設など)の多くが、最寄りのバス停か
ら徒歩10分圏内に存在するという事実があります。
45 核心コンセプト 黒部のまちの"隠れた便利"発見プロジェクト。市民の頭の中にある「公共交通 は使いづらい」という思い込みと、「実は意外と便利」という事実のギャップに 着目。市民自身が「知らなかった便利さ」を発見・発信する体験型キャンペー ンを通じて、「乗らず嫌い」を解消し、移動の選択肢を豊かにします。 中核となる 検証仮説とKPI データと体験を通じて「思い込み」を覆すことで、市民の公共交通への意識は ポジティブに転換する
検証仮説 研究員および最終報告会参加者の 70%以上が、「公共交通への関心・意識 が高まった」と回答する KPI 具体的な実験 調査結果の分析、関連データ収集を行う 要因分析 研究員が公共交通に乗ってみる 体感
若井研究員レポート(CTO:最高当事者責任者) アンケート調査、ヒアリングを通じて聞いた生の声 46
47 でかけレール × 助け合い交通
48 背景・課題意識 背景 黒部市、特に宇奈月エリアのような山間部では、高齢化が急速に進み、介護施設への 送迎が重要な課題となっています。多くの介護施設は、送迎ドライバーの確保や、燃 料費・車両維持費の高騰といった運営コスト増に直面しており、サービスの維持が困 難になりつつあります。この課題は、施設利用者の生活の質(QOL)の低下に直結 し、やがて地域全体の介護インフラの脆弱化を招く恐れがあります。 解決のヒント 地域住民の中には「何か困っている人の力になりたい」という潜在的な助け合いの意
識があり、自家用車を運転できる人はまだ多く存在します。また、富山地方鉄道は利 用者の減少傾向にありますが、地域にとって重要な公共交通インフラであり、駅とい う長年親しまれた公共的な拠点にも利活用のポテンシャルがあります。
49 核心コンセプト 介護事業者が抱える送迎課題に対し、富山地方鉄道(公共交通)と、宇奈月 エリアの住民による「助け合い送迎(地域交通)」を組み合わせた、新しいハイ ブリッド型の移動モデルを構築・検証します。 中核となる 検証仮説とKPI この新モデルは、時間・コスト・職員の負担を大幅に削減し、潜在ニーズを掘 り起こし、利用者の QOLを向上させる
検証仮説 宇奈月エリアから「ジューシー」までの移動時間を半分以下に短縮できること を実証する KPI 具体的な実験 実際の想定コースを実施してみる。(運営、コスト、時間などの検証) シミュ レーション 特定地域での移動支援体制構築の可能性の検証を行う 可能性の 検証
モビ地図ワークショップを使って調査分析 数ページ 日建 50 住民の移動を可視化したモビ地図の活用
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61 公共交通(鉄道‧バス)と介護送迎の組み合わせ
62 “おたがいさま ”で繋がる!ココロネット応 援大作戦
63 背景・課題意識 背景 黒部市には、地域住民が日々の「ちょっとした困りごと」を助け合う「ココロネッ ト」という素晴らしいサービスが存在します。しかし、このサービスは一部の地域や 住民にしか認知されておらず、「どうやって利用すればいいの?」「どんな人が助け てくれるの?」「何かトラブルがあったらどうしよう」といった漠然とした「知らな い・不安」が、利用拡大の大きな障壁となっています。 解決のヒント 現状のココロネットは、地域に存在する貴重な「人的資源(助けたい人)」と「ニーズ
(助けてほしい人)」を結びつける潜在力を持っているにもかかわらず、その力を十分に 発揮できていません。この「もったいない」状況を放置することは、地域の互助機能の低 下、ひいては住民の生活の質の低下を招くことになります。特に、移動に関する困りごと は、他の困りごとと複合的に発生しやすく、その解決は地域全体のウェルビーイング向上 に不可欠です。
64 核心コンセプト 地域に既に存在する助け合いサービス「ココロネット」を題材に、市民が利用 をためらう「不安」を調査・分析。誰もが安心して使えるための改善策と普及戦 略を共創し、その仕組みが地域の移動課題を解決するポテンシャルを可視化 します 中核となる 検証仮説とKPI サービスへの理解度不足と、それに起因する不安を解消することで、「使って みたい」と感じる市民の割合は大幅に向上する
検証仮説 ワークショップや最終報告会を通じて、参加者のココロネット理解度・利用意 向を向上させる(認知度 70%以上、利用意向 60%以上など) KPI 具体的な実験 目澤さん(主催者)、助けられる人、助ける人へのインタビュー、実施時の様 子 実態調査 調査から見えてきた課題を解消するための方法検討 課題の 解決策
65 これまでの仮説 目澤さんヒアリング結果 認知 認知の拡大が課題? まずはサービスについて 利用者に伝わることが大事かも むしろ地域で人をつなげる人が必要! 目澤さんみたいな地域の人間関係を 知ってつなげられる人を増やしたい
黒部 目澤 さん 地域の 担い手 地域の 担い手 地域の 担い手 地域の 担い手 目澤さんと話して更新されたゴール
66 共創でつくる移動 多様な主体が対話を重ね、資源と関係性を つなぎ直して共に設計する新しい移動 鉄道やバス、タクシーなど、 制度・規制・補助がある移動 公共的な移動 企業や民間団体が業務や物流のために保有・ 活用してきた仕組みによる移動 企業や民間の移動
生活のための移動 自分や家族、近隣住民の送迎や助け合いに よって成り立ってきた日常的な移動 乗らず嫌い脱出PJ ココロネット応援PJ でかけレールPJ 初期実証 マイクロ プロジェクト
67 リサーチ結果の共有 (9月20日、21日調査)
アンケート結果(速報) 実施日:2025年9月20日、21日 対象者:くろべフェア来場者 回収結果 合計245件 調査A:95件(黒部市内8:市外2) 調査B:69件(黒部市内8:市外2) 調査C:81件(黒部市内8:市外2) 市外回答:富山市、滑川市、魚津市、入善町他 68
アンケート結果(速報) 調査A マイクロプロジェクト① 「くろべ“乗らず嫌い”脱出大作戦!」 69
分析結果(調査Aマイクロプロジェクト①「くろべ“乗らず嫌い”脱出大作戦!」) 70 公共交通は「使いづらい」という思い込みが大きく、本当は便利な点を知れば意識は変わる “使っていないのに必要”という矛盾が顕著。公共交通は日常的な移動手段としては敬遠されるが、医療や幹線ア クセスといった「生活保障的移動」にとって不可欠。不便さは「運行本数・接続」と「駅アクセス・設備・情 報」の二層で顕在化している。仮説通り「思い込み」の影響もあるが、実態としての不便が強固に意識を固定化 しており、意識変容(体験・情報発信)と制度改善(ダイヤ・接続・案内・設備)の両方が必要。 調査 結果 10年以上前に利用
8/11 5年以上前に利用 10/15 利用したことがない 6/14 仮説 洞察 公共交通を直近1年以内に利用 51/92 「なくなると困る」72/92 非利用層でも 「なくなる」 と困る
アンケート結果(速報) 調査B マイクロプロジェクト② 「でかけレール × 助け合い交通」 71
分析結果(調査Bマイクロプロジェクト②「でかけレール × 助け合い交通」) 72 介護送迎の課題は、公共交通(でかけレール)と 助け合い送迎を組み合わせることで軽減・解決できる 要点:家族送迎は不安(事故)×負担(送迎疲弊)×公共交通の“惜しさ”が重なる三重苦。 示唆:“一部は役立つが不便”層に、公共交通×助け合いのハイブリッドは強く支持される一方、“全く不十分” 層には浸透しにくい(地域条件依存)。 結論:仮説は概ね支持。ただし安全(事故時の補償・対応)と情報発信(届く広報)が前提条件。
調査 結果 高齢家族の運転に不安 29/69 公共交通を「不十分」54/69 外出支援は「重要」 62/69 5年以上前に利用 10/15 「公共交通は少しは役立つが課題が多い」層 25/26 仮説 洞察
アンケート結果(速報) 調査C マイクロプロジェクト③ 「“おたがいさま”で繋がる! ココロネット応援大作戦」 73
分析結果(調査Cマイクロプロジェクト③「“おたがいさま”で繋がる!ココロネット応援大作戦」) 74 既存の助け合いサービス「ココロネット」は認知不足と不安が障壁。 理解度と安心感を高めれば利用意向は伸び、協力意向も生まれる。 ・認知している人は8割以上が利用意向あり、知らなかった人では6割弱にとどまる。認知不足が利用の大きな障壁。 ・利用と協力は非対称で、「自分は使うか不安でも、人のためなら協力できる」心理が確認された。 ・協力が広がる条件は、補償など制度的安心 × 時間の柔軟性 ×
費用妥当性 × 社会的やりがい。 ・「知らない・不安」を解消する制度設計と広報が、利用・協力の両輪を伸ばす鍵。 調査 結果 仮説 洞察 11人中9人は 利用意向あり 69人中37人は 利用意向あり 11/82 69/82 • 利用意向について ・全体の57%が「利用したい」 認知別では 知っていた人:82%が利用意向あり 知らなかった人:56%が利用意向あり • 協力意向について ・協力したい(ぜひ・少し):46% ・協力したくない:42%
75 モビLAB@黒部基地の可能性
モビLAB@黒部基地の研究員で CTO(チーフ当 事者オフィサー)の若井さんは、地域の皆さんへの ヒアリング調査に当事者である私が行った方が、 同じ年代の方に話を聞きやすいから参加する!と 当日会場に。 スマホで入力が苦手な方に、丁寧に対話をしな がら思いや、ぽろっと出てくる本音などを聞き取り されていました。アンケート結果も重要だけど、現 場で聞いた声はホントにリアリティがあるし、このイ
ンプットが大事だねとお話しされていました。 コミュニティドライブプロジェクトが目指す人材「コ ミュニティドライバー」は、地域の移動課題解決を 主体的に考え、動いていく人と定義しています。ま さに、若井さんはコミュニティドライバー! ! 76 主体的な関わりへの変化 スマホ入力が苦手な方に対して、丁寧にヒアリングする若井さん
今後の活動についての関心度(調査A,B,C全ての回答) アンケート結果(速報) 77 マイクロプロジェクト① 「くろべ“乗らず嫌い“脱出大作戦!」 マイクロプロジェクト② 「でかけレール × 助け合い交通」 調査Cマイクロプロジェクト③
「“おたがいさま“で繋がる! ココロネット応援大作戦」 全体の8割以上がこの活動に「関心がある」と回答 とても関心がある 少し関心がある 今はない 調査A 調査B 調査C
事業化と組織化を両軸から進めていく マイクロ プロジェクト プロジェクト 事業 撤退 撤退 事業化 組織化 法人化
継続 撤退 継続 撤退 小さく 継続 地域法人「共社」 みんなでつくる共創会社 継続 継続 継続 小さく 継続 撤退 地域の住民 行政、企業 コミュニティ ドライバー 組織化 地域の ステーク ホルダー 法人化の ための準備 の会 国、他地域 のステーク ホルダー
自治体と地域事業主体の連携イメージ(案) 展開 自治体単位の 地域交通 協議会 地域ごとの 事業主体 「共創会社」 両者がそれぞれの役割を担うことによって、 地域移動課題解決はより加速する
自治体 住民 企業 行政 総合振興計画への反映 地域交通計画への反映 ニーズにマッチした 事業展開 他分野横断事業 事業化・予算化 頭脳的な機能 自治体政策への反映 多様なステークホルダー 交通課題の横断的視点 手足的な機能 地域の実態調査 実証実験 アクションの実行
今年度の目標 KPI(目標数値) ①みんなが研究員=3月までに研究員が50名以上在籍する。(現在:39名) ②モビLAB月1会議=各会に20名集まる。(現在:約30名) ③コミュニティドライバー(CD)=3月までに20名いる。(現在:11名) 検証すること ①MPJが回るかどうか→仮説検証までのサイクルを評価 ②意識の変容→毎回のアンケート調査、エピソードの抽出 80
81 実験計画の具体化 チームで検討
82 マイクロプロジェクト①「くろべ“乗らず嫌い”脱出大作戦!」 バスに乗る 電車に乗る 情報を集める いつ どこで どのように 準備すること 注意すること
参加できる人 組み合わせ てもOK
83 マイクロプロジェクト②「でかけレール × 助け合い交通」 実際のルートイメージ いつ どこで どのように 準備すること 注意すること
参加できる人 運行実験の内容 例:10:30 移動手段 駅 駅
84 マイクロプロジェクト③「“おたがいさま”で繋がる!ココロネット応援大作戦」 主催者(目澤さん) 助ける人 助けられる人 いつ どこで どのように 準備すること どんなことを
聞くか 参加できる人 取材を 受ける人
85 全体共有
86 今後の案内・チェックアウト
87
88 地域にたくさんのコミュニティ・ドライブを起こしていこう! 地域にたくさんのコミュニティ・ドライバーを生み出していこう!
89 チェックアウト
90 以下、参考資料
91 プロジェクト参画組織
92 合意形成 データ分析 まちづくり 課題の整理・構造化 デザイン PJ推進・事務局 課題の当事者 地域のつながり 財源の循環
「コミュニティをドライブする」知見を持つ3社がタッグ 一般社団法人コミュニティドライブを設立(2025年4月から活動)
93 SMARTふくしラボは、黒部市福祉協議会のシンクタンク部門から 独立した福祉分野のデジタル化、DX推進、新規事業創発を行う組 織です。地域の大きな課題である「移動」にフォーカスし調査研究 を進め、2023年度には国交省の共創モデル実証の採択を受け、介護 予防、外出支援、公共交通の活性化をハイブリッドに解決する『地 域丸ごとデイサービス「Goトレ」』の開発や、地域の移動を官民 連携で考えつくる共創プログラムの開発など、持続可能な地域づく りに取り組んでいます。
Community Drive プロジェクトの前身 地域の移動課題についての調査研究から生まれた 94 2022年4月設立。福祉分野のデジタル化 ならびにDXの推進を目指し、黒部市社 会福祉協議会で進めてきたシンクタンク 事業の発展強化と広域的な活動を行う。 2021年度から地域の移動課題に注目し、
トヨタモビリティ基金の助成を受け、 3年間調査研究と実証実験などを実施。
図解で 人と社会を 近づける 図解総研は思う。 みんながもっと社会に参加すれば、 社会はもっとよくなるはずだと。 だから、図解総研は解き明かす。 社会を構成するあらゆる仕組みを。 生まれも、育ちも、立場もちがう すべての人が理解できるカタチへ。
図解総研は、図解というツールで、 社会参加への新しい入口をつくります。 それこそが、この国の未来を変える きっかけになると信じているから。 95
出版社:KADOKAWA ビジネスモデル2.0図鑑 2018.09 10万部発行(21刷重版) 台湾&韓国&中国で発売 Amazonカテゴリー1位 出版社:ダイヤモンド社 会計の地図 2021.03 6.7万部発行(10刷重版)
台湾&中国&ベトナムで発売 Amazonカテゴリー1位 出版社:学芸出版社 パーパスモデル 2022.08 1.2万部発行(初版) 出版社:日経BP 政策図解 2023.12 監修:岩谷誠治 著者:近藤哲朗・沖山誠 著者:近藤哲朗 著者:吉備友理恵・近藤哲朗 著者:近藤哲朗・沖山誠 監修:鈴木寛 ビジネスモデル 会計 共創 政策 Amazonカテゴリー1位 デンマーク&米国で学会発表 Amazonカテゴリー1位 経産省&総務省&文科省で研修 6千部発行(2刷重版) 図解総研の書籍:累計発行部数22万部・5冊・4カ国で発売
97 地域課題整理と 見える化
98 NIKKEN Co・Mobility Labとは Mobilityとは可動性や流動性を指す言葉です。動かない街や建物は、人や物、エネルギーが移 動することで成り立っています。その街や地域を支えている移動やインフラの課題解決から、 カーボンニュートラルな社会の実現に向けて、既存の手法や技術にとらわれずに考え研究する 日建設計の有志のメンバーです。 加藤 万貴
かとうまき 株式会社 日建設計 吉備 友理恵 きびゆりえ 株式会社 日建設計 安藤 章 あんどうあきら 株式会社 日建設計総合研究所 今枝 秀二郞 いまえだしゅうじろう 株式会社 日建設計総合研究所 田中 大我 たなかたいが 株式会社 日建設計 羽鳥 達也 はとりたつや 株式会社 日建設計 畑野 了 はたのりょう 株式会社 日建設計 オカダナオ ユキ 岡田 直之 おかだなおゆき 株式会社 日建設計 立花 立花 恵大 たちばなけいた 株式会社 日建設計 米澤実紗 米澤 実紗 よねざわみさ 株式会社 日建設計
99 日建設計は建築・土木の設計監理、都市デザインを行う組 織設計事務所である。 これまで、大規模建築の避難シミュ レーション手法を沿岸地域の津波避難に応用し開発した 「逃げ地図」 は地域住民同士の協働で制作され、さまざまな 合意形成を促し、日本全国に広がっている。 日建設計総合研究所は、日建設計のシンクタンクとして、 「持続可能な社会の構築」を活動目標に掲げ、都市デザイ
ンと建築環境に関するエンジニアリングの融合を目指す組 織。 地方自治体による交通計画策定や、国土交通省の政策や 補助事業、全国各地の実証実験などを支援している。
100 Mobility Infrastructure System とは 自動車やトラック、自動運転車などのモビリティ を、人や貨 物のみならず水や電 力、熱などの資 源、エネルギーの輸送も同時に担う新しいインフ
ラとして運用するシステムで、街や建築の基盤と して機能し、低負荷で維持しやすく災害にも強い 生活環境を実現します。 電力、ガス、水道などのインフラ関連の企業や、 物流関連の企業が参入することにより、交通網は 経済的に維持しやすくなり、交通弱者の移動を支 えるはずです。人と資源などの移動ピークをずら すことにより無駄がないモビリティの活用も可能 になります。 相乗りした人たちが物の搬送を手伝えるように規 制緩和が進めば、ラストワンマイル問題の解決に もつながるかもしれません。 現在のインフラと MOBILITY 地中のインフラの老朽化や、物流の人手不足など無数の課題がある。 新しい MOBILITY INFRASTRUCTURE SYSTEM 人や物に加えて、水や電気の移動をモビリティが担う。需要に応じた柔軟なイ ンフラができ、物流の人手不足問題や移動弱者の問題も解決できる。 電柱は倒壊リスクがあり、危険な道路の原因に 水道管などの地下インフラは維持更新が負担に 電柱が不要になる 水道管、ガス管が不要になる Mobility Infrastructure System
101 人口が比較的多い地域での運用ダイアグラム 水や電気は従来のインフラで運び、人や宅配物、ガスやゴミは混載によって、 人手、モビリティを効率よく運用するイメージ 「動くインフラ」の概要
102 従来式のインフラシステムの場合 •旅客交通用車両 14台×2000万 =2.8億 •物流用車両 5台×2000万 =1億 •水道管敷設 本管敷設5.3億
+引き込み量0.5億 =5.8億 •電線敷設 電柱電線+変圧器等 =30億 =39.6億 動くインフラの場合 全てモビリティによる輸送 を想定 •各分野単独輸送の場合 55台×2000万 =11億 •混合最適輸送の場合 47台×2000万 =9.5億 人口密度(1㎢当たり)5,000人以上 ー 10,000人未満の ある集落を想定した場合のイニシャルコスト比較 この の地域でインフ ラコストを下げられる可 能性がある 国土面積の98%の地域、人口の45%が住むエリアのインフラコストを低減できる可能 性がある。モビリティの脱炭素化が進めば、多くの地域で脱炭素化も促進することが できる。こうした試算の確度を上げるためのデータ収集、再試算を行う。 -「動くインフラ」のコスト比較 -
まちづくり 10 3 PR 課題可視化 重 松 黒部エリア 共創 リサーチ
バックオフィス ナレッジパートナー 福山市エリア 福山 電業 谷口 かわ むー 他エリア 豊岡市エリア アーカイブ 田 中 徹 柏 瀬 織 恵 アカデミア 金融 山 田 鈴 木 千 穂 浅井 真理 子 大森 健慎 小柴 徳明 SMARTふくしラボ 羽鳥 達也 日建設計 図解総研 デザイン 二ノ 宮 プロセス可視化 栗本 拓幸 株式会社Liquitous 藤 井 西 村 和 海 永 田 太 田 さ ん 太田 直樹 立花 米澤 実紗 オカ ダナ オユ キ プロジェクトメンバー 竹 村 こども食堂 Bles s U 中居 二ノ宮 将吾 日建設計 吉備 友理恵 日建設計 戸田 沖山 誠 きょん 図解総研 近藤 哲朗 チャーリー 図解総研
近所の人が、実家の母 を買い物や病院に連れ て行ってくれる 交通事業者として、 もっと住民の声を 聞いていきたい 車椅子の自分の外出す るための支度を友達が 手伝ってくれる ちょっとした困りごと
を解決するための住民 同士の助け合いサービ スを始めた 妻とママ友が大型SCへ の買い物の運転を交互 に行った 子どもの習い事の 送迎を友達が代わって くれた 雪の日に近所の道を率 先して雪かきする 鉄道を活かした まちづくりを 考えている 娘であるわたしが 祖父の免許返納を サポートした NPOが有償ボラン ティアで移動支援をし ている 会社でお弁当屋さんの 代わりに高齢者の食材 の配達と見守りをして いる お祭りのとき近所の人 たちをまとめて 輸送した 会社として車がなくと も暮らしやすいウォー カブルな街づくりに取 組んでいる いとこ同士で土日にお 互いの子どもを 送迎している バス会社の運転手が同 じグループ内の給食会 社の食事を運んでいる 私(交通協議会委員)が町 内の公共交通のお困り ごとを聞き議会で発言 する ヘルパーさんが高齢者 の家に行き買ってきて 欲しいものを聞き買い 物に行く ボランティア団体が災 害支援物資を運んでく れた 黒部市が毎年公共交通 に関するニュースレ ターをつくって 全戸配布している 長野県では行政が 看護師を車にのせて 地域に運んでいる こどもが、車を運転で きない親に買い物をし てきてくれる 町内の高齢者の方々が 学童の通学の見守り、 あいさつ、声かけを してくれる 地域の身近なところに 集いの場を 開催している 近所の人がスポーツ 少年団の送迎を してくれた コミュニティ・ドライバー 地域の動きを加速させる人 Community Drive
105 コミュニティドライブ数 154 件 2024年度黒部市で実施したプログラム
地域住民の生の声を集めて 課題やその背景を収集・分析 感情分析AIで解析 調査 可視 化 地域住民の生の声を見える化
課題の本質は「ちょっとした一言」に潜んでいる 例えば… 「ちょっとした一言」に移動課題の本質が潜んでいる 表面的な課題 ウラの課題 安く乗れる手段を用意すれば みんな使ってくれるだろう 料金が高い タクシーの呼び方が分からない ドライバーや同乗者が怖い
など 価格以外の様々な要素が実はカベになっている POINT 調査
108 オンライン上で 集まった本音の数 245件 合計文字数 12,628文字 都道府県 16県
調査 可視 化 モビ地図による移動データの収集・調査 住民のみなさんに、いつどこにどんな車で誰と移動しているのかを手書きで記入してもらい、 住民の方々の移動の実態を集計・分析することで、リソースの余剰や移動のニーズを捉えた 居住地、年齢、性別、免許保有状況、運転頻度、職業、家族 構成、車の保有状況、外出の困難さなど
110 集まった移動実態データ 79名 164件
地域の移動の課題を可視化 可視 化 調査 課題のまとまり さまざまな課題をある 共通する視点で分けたもの 課題 1つの丸が1つの課題。 課題どうしは
因果関係でつながっている 課題のループ 課題どうしがつながって ループになっているもの 集めた地域の移動課題を集約しマップに可視化
112 可視化された課題の数 115件 集まった共感シール 236枚 新たに貼られた課題の数 59枚
113 活動への関心が深まった人 約 94% コミュニティドライバー 10名以上 理解・関心 が高まった 変わらなかった 94%
6% ※アンケートに回答いただいた方の数字 2024年度黒部市で実施したプログラムの実績
アンケート結果(速報) 調査Aマイクロプロジェクト①「くろべ“乗らず嫌い“脱出大作戦!」 114 •黒部市内での主な移動手段 ・9割が自家用車 ・公共交通の利用は1割未満 •黒部市内公共交通 乗車頻度 ・約5割は1年以内に乗っている ・5年-10年以上乗っていない人(28.7%)
・乗ったことがない人もいる(14.9%) •乗車目的、行き先 ・観光、イベント、研修、通勤、出張、飲み会、娯楽等 ・宇奈月温泉と富山市内(富山駅前)への移動が多い。
アンケート結果(速報) 調査Aマイクロプロジェクト①「くろべ“乗らず嫌い“脱出大作戦!」 115 •公共交通の不便な点(1年以内に乗っている人) 1.本数が少ない(48.1%) 2.時間が合わない(42.3%) 3.乗り換えが面倒、運賃が高い(28.8%)
アンケート結果(速報) 調査Aマイクロプロジェクト①「くろべ“乗らず嫌い“脱出大作戦!」 116 •公共交通の不便な点(1年以上乗ったことがない人) 1.車の方が便利(88.7%) 2.時間が合わない(20.8%) 3.料金が高い(15.1%)
アンケート結果(速報) 調査Aマイクロプロジェクト①「くろべ“乗らず嫌い“脱出大作戦!」 117 •車が便利な点 1.行きたい場所へ行ける(88.9%) 2.時間を気にせず移動できる(74.6%) 3.荷物を多く運べる(63.5%)
アンケート結果(速報) 調査Aマイクロプロジェクト①「くろべ“乗らず嫌い“脱出大作戦!」 118 •公共交通がなくなると困る理由 1.将来、車を運転できなくなった時に困る(70.5%) 2.学生や高齢者など、車をつかえない人が困る(61.5%) 3.家族の送迎の負担が増える(26.9%) •公共交通がなくなると困るか ・「とても困る」「少しは困る」が約8割
アンケート結果(速報) 調査Aマイクロプロジェクト①「くろべ“乗らず嫌い“脱出大作戦!」 119 •車を運転できない方々の黒部市での移動について 1.不便と感じるだろうと思う(82.4%) 2.もっと選択肢があると良いと思う(22.0%) 3.家族や周囲が協力すれば問題ない(8.8%)
アンケート結果(速報) 調査Aマイクロプロジェクト①「くろべ“乗らず嫌い“脱出大作戦!」 120 •もっと自由に安全に移動できるようにするために必要なこと 1.公共交通(バス・電車)の本数を増やす(47.3%) 1.新しいデマンド交通や乗り合いサービス(47.3%) 2.料金を安くする(41.9%)
アンケート結果(速報) 調査Bマイクロプロジェクト②「でかけレール × 助け合い交通」 121 •家族(高齢65歳以上)の運転に関する情報 ・回答者の約7割が高齢の方が家族にいる。 ・そのうち、約8割は現在も運転している。 ・そのご家族の運転について約6割が不安を感じている。 (事故、運転技術の低下、認知能力・反射能力の衰え等)
アンケート結果(速報) 調査Bマイクロプロジェクト②「でかけレール × 助け合い交通」 122 •家族(高齢 65歳以上)の 送迎に関する負担 1.特に困っていることはない( 40.9%)
2.自分が運転する時間や労力の負担が大きい( 34.1%) 3.行きたい場所や時間に連れていけない( 22.7%)
アンケート結果(速報) 調査Bマイクロプロジェクト②「でかけレール × 助け合い交通」 123 •どのような価値がある? ・健康維持 ・認知症予防 ・足腰強化 ・気分転換
・ストレス発散 ・社会交流、地域交流 ・生きがい 等 通院やデイサービス以外に「外出すること」の価値は、約9割 が「価値がある 」と回答
アンケート結果(速報) 調査Bマイクロプロジェクト②「でかけレール × 助け合い交通」 124 •家族(高齢 65歳以上)の移動についての公共交通の現状 ・少しは役立つが、課題が多いが約4割 ・十分だと思わない、不十分だと思う人が約4割
アンケート結果(速報) 調査Bマイクロプロジェクト②「でかけレール × 助け合い交通」 125 •公共交通が十分と感じる理由 1.家族の負担が少ない( 45.5%) 2.停留所や駅が近くにある( 27.3%)
2.本数や運行時間が合っている( 27.3%)
アンケート結果(速報) 調査Bマイクロプロジェクト②「でかけレール × 助け合い交通」 126 •公共交通が 不十分と感じる理由 1.本数が少ない、運行時間が合わない( 71.7%) 2.停留所・駅が遠い(
50.9%) 3.目的地まで直接行けない( 28.3%)
アンケート結果(速報) 調査Bマイクロプロジェクト②「でかけレール × 助け合い交通」 127 •新しい移動方法※に対する考え ・魅力的と感じている人は約8割 そのうち、「ぜひ利用したい」が約3割、 「検討が必要だが魅力は感じている」が約5割 ※新しい移動方法
とは? 「ご高齢のご家族が、ご自身の自宅から最寄りの鉄道駅(またはバス停)まで 地域の誰か(ボランティアなど)に送ってもらい、駅から目的地までは電車やバ スで行く」という方法
アンケート結果(速報) 調査Bマイクロプロジェクト②「でかけレール × 助け合い交通」 128 •地域住民による助け合い送迎で不安に感じること 1.安全性が不安(協力会員の技量、個人情報など)(68.3%) 2.事故発生時の補償(47.6%) 3.送迎を頼む相手との人間関係(46.0%)
アンケート結果(速報) 調査Bマイクロプロジェクト②「でかけレール × 助け合い交通」 129 •「地域住民による助け合い送迎」のドライバーとして ・手伝ってみたいと思う人が5割、手伝いたくないと思うも5割
アンケート結果(速報) 調査Bマイクロプロジェクト②「でかけレール × 助け合い交通」 130 •自由に外出できる環境を整えることの重要性 ・重要だと思う人が約9割
アンケート結果(速報) 調査Cマイクロプロジェクト③「“おたがいさま“で繋がる!ココロネット応援大作戦」 131 •ココロネットの認知度 ・知っていた人は、2割未満であった。 •ちょっとした困りごとや移動の困りごとの有無 ・「よくある」「たまにある」は約5割 ・「あまりない」「まったくない」が約4割
アンケート結果(速報) 調査Cマイクロプロジェクト③「“おたがいさま“で繋がる!ココロネット応援大作戦」 132 •「困る」と感じること 1.悪天候の時(34.8%) 2.日常の買い物(32.6%) 2.子どもの送迎(32.6%) 3.病院への通院(30.4%)
アンケート結果(速報) 調査Cマイクロプロジェクト③「“おたがいさま“で繋がる!ココロネット応援大作戦」 133 •サービスを利用したいですか ・「利用したい」が約6割 ・「わからない」という回答も約3割ある
アンケート結果(速報) 調査Cマイクロプロジェクト③「“おたがいさま“で繋がる!ココロネット応援大作戦」 134 •ココロネットを「もっと活用したくなる」ために必要な点は 1.自分の好きな時間に利用できる( 43.6%) 2.予約がもっと簡単・便利になる( 34.5%) 3.協力会員の安全性がさらに保証される( 27.3%)
アンケート結果(速報) 調査Cマイクロプロジェクト③「“おたがいさま“で繋がる!ココロネット応援大作戦」 135 •利用したくない理由 1.安全性が不安(協力会員の技量、個人情報など)(39.3%) 2.プライバシーが気になる(25.0%) 3.事故・トラブル時の対応(21.4%) 3.ココロネットについてよく分かっていない(21.4%)
アンケート結果(速報) 調査Cマイクロプロジェクト③「“おたがいさま“で繋がる!ココロネット応援大作戦」 136 •空き時間で手伝ってみたいですか ・「手伝ってみたい」が約5割 ・「手伝いたくない」が約2割
アンケート結果(速報) 調査Cマイクロプロジェクト③「“おたがいさま“で繋がる!ココロネット応援大作戦」 137 •協力会員が「もっと手伝いたくなる」ために必要な点は 1.事故・トラブル時の補償が充実している( 45.7%) 2.空き時間に気軽にできる( 37.0%) 3.適切な報酬や交通費・ガソリン代が支払われる( 32.6%)
アンケート結果(速報) 調査Cマイクロプロジェクト③「“おたがいさま“で繋がる!ココロネット応援大作戦」 138 •助け合いサービスの仕組みの必要性 ・「とても必要」「少し必要」が約9割
アンケート結果(速報) 回答者の基本情報(調査A,B,C全ての回答) 139 調査Aマイクロプロジェクト① 「くろべ“乗らず嫌い“脱出大作戦!」 調査Bマイクロプロジェクト② 「でかけレール × 助け合い交通」 調査Cマイクロプロジェクト③
「“おたがいさま“で繋がる! ココロネット応援大作戦」 どの調査も30代-40代が半数を占め、その他の年代からも幅広く回答いただくことができた
140 実験計画のマイルストーン 月 会議日程 & 場所 この月のアクション(目安) 9月 9/17 (水)
18:00- @MAJIPA 【計画&実験フェーズ: PLAN & DO & DATA】 ・マイクロプロジェクトの実験計画を立てる! ・計画に沿って実験をスタート! ・【特別リサーチ】 9/20(土)・21(日)「くろべフェア」で、市民の皆さんの声を広く集め よう! ・現場でアンケートやヒアリングなどの「研究データ」を集める! 10月 10/4 (土) 10:00- @MAJIPA 【中間報告フェーズ: CHECK】 ・集まったデータを整理・分析。 ・MPJ検証の全体計画発表 ゴール設定 ・ここまでの成果と課題を発表できるようにまとめる! 11月 12月 11/18 (火) 18:00- @MAJIPA 12/19 (金) 18:00- @MAJIPA 【検証フェーズ: ACTION & REPORT】 ・実証実験の実施 ・実験の最終結果をまとめる。 ・私たちの「〇〇説」は正しかったか、結論を出す! 1月 1/24 (土) 10:00- @コラーレマルチホール 【総括&未来へ: NEXT STEP】 ・1年間の研究成果を報告書として集約。 ・次の「移動ミステリー」や本格的なプロジェクト化を考える!