Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

【PLATEAU入門】3D都市データを"使う"最初の一歩

 【PLATEAU入門】3D都市データを"使う"最初の一歩

2025年5月23日に開催された「ゲームクリエイターズトレーニングキャンプ主催 春のLT大会&交流会」(運営:クラスメソッド)で登壇した際の資料です。
本スライドでは、国土交通省が提供するオープンデータ「PLATEAU」の3D都市モデルを、Unity上で活用する方法について解説しています。
PLATEAU LearningおよびUnity Japanの公式YouTubeチャンネルで公開されているチュートリアル動画をもとに、実際に手を動かして検証し、その過程と成果をまとめました。

<関連リンク>
■PLATEAU公式サイト(国土交通省)
https://www.mlit.go.jp/plateau/

■PLATEAU Learning - Unityで都市を爆走するミニゲームを作る
https://www.mlit.go.jp/plateau/learning/tpc18-1/
https://www.mlit.go.jp/plateau/learning/tpc18-2/

■PLATEAU × HDRP すぐに試せる高品質レンダリングテクニック
https://www.youtube.com/watch?v=onGtk0aDKA4

Avatar for altplus Inc.

altplus Inc.

May 27, 2025
Tweet

More Decks by altplus Inc.

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 13 ⾃⼰紹介 名前 島⽥ 悠 所属 株式会社オルトプラス 技術部 エンジニア(2024/10〜) 仕事 アプリケーション開発

    クライアント〜サーバーまで(勉強中) 経歴 株式会社フォーラムエイト 2011年〜23年
  2. © 2025 AltPlus Inc. フルボイス・ヴィジュアルノベルプロジェクト始動 17 アース・スターノベル 10周年夏祭り 
 にてアプリ内容について公開予定

    
 
 ①アプリ内容の紹介
 ②主要キャストの登壇
 ③キャストによるミニ朗読劇の開催 
 
 詳しくはQRコードもしくは以下URLまで 
 https://www.es-novel.jp/special/10th/ 
 <作品概要> 原  作 :夾竹桃(きょうちくとう) イラスト :平沢下戸 漫  画 :沢田一 原作ノベル:1巻~18巻発売中 漫画作品 :1巻~17巻発売中 あらすじ : 主人公は農業高校の女子高生! 農業高校に通う歴史好き女子高生、綾小路静子はある日の学校 の帰り道、突如戦国時代へとタイムスリップしてしまう。 目の前に現われたのは――憧れの織田信長!? 信長の兵に捕らえられ、咄嗟に「農業で才を示す」と約束して しまった静子は、尾張国の農業改革に乗り出すことになり…!? ⒸKyouchikutou/Hirasawa Geco 2025年7月19日(土)開催 『戦国小町苦労譚』小説のフルボイス・ヴィジュアルノベルアプリ開発決定! 
 累計発行部数300万部を超える大ヒット作品『戦国小町苦労譚』初の フルボイスによるヴィジュアルノベルアプリケーションが開発決定いたしました!! 『戦国小町苦労譚』は、夾竹桃先生による原作をもとにアース・スター エンターテイメントより 小説およびコミカライズとして長年にわたり展開されてきた大ヒット作品です。
  3. © 2025 AltPlus Inc. オルトプラスについて:こんなことやってますーー!! 18 • 音ゲー(リズムゲーム) • オンラインクレーンゲーム

    • 麻雀エンジン作って売ったり • 海外タイトルをローカライズ配信(開発中) プロダクトの例 「自社パブリッシング・受託開発・共同開発」などなど ソーシャルゲームの「企画、開発及び運営」など
  4. 今回の流れ ❶ Unityで都市を爆⾛するミニゲームを作る PLATEAU SDK for Unityを使⽤ 属性情報の活⽤ ❷ PLATEAU

    × HDRP すぐに試せる⾼品質レンダリングテクニック HDRPを使った写実的な表現の対応 33
  5. PLATEAU SDK for Unity PLATEAUをUnityで活⽤するためのツールキット (詳しくは公式を参照) 引⽤:国⼟交通省 PLATEAU by MLIT

    「PLATEAU SDKでの活⽤[1/2]|PLATEAU SDK for Unityを活⽤する」 図17-2 PLATEAU SDKの概要 引⽤:国⼟交通省 PLATEAU by MLIT 「PLATEAU SDKでの活⽤[1/2]|PLATEAU SDK for Unityを活⽤する」 図17-3 PLATEAU SDKでのデータの流れ 36
  6. ⾃動⾞で⾛⾏する ⾃動⾞アセットの導⼊ Input System Packageの追加 42 ※公式のGoogleドライブへのリンクは権限無しと表⽰される。 ※2023年のPLATEAU SDK for

    Unity サンプルに含まれるので、  そこから取得できる https://github.com/Project-PLATEAU/PLATEAU-SDK-for-Unity-Samples
  7. 衝突時の地物消去処理の実装 衝突対象を別のレイヤに分ける  衝突しても減速しないように設定変更 衝突処理のスクリプトを追加   動作確認 44 using UnityEngine; public

    class ExplodeCollidedObject : MonoBehaviour { [SerializeField] private LayerMask targetLayers; private void OnTriggerEnter(Collider other) { // 衝突対象のレイヤがtargetLayersに含まれている場合のみ実⾏ if ((targetLayers & (1 << other.gameObject.layer)) == 0) return; Destroy(other.gameObject); } }
  8. 環境の設定(ボリュームフレームワークの調整) 設定項⽬ 調整内容 Fog 遠⽅に薄く霞がかかるように調整 Cloud Layer リアルな雲を設定(好みで調整) Shadows 遠⽅まで影が表⽰されるよう調整

    Camera 露出を明るくなるよう調整 被写界深度(DOF) 300m-500mにピントが合うように調整 ホワイトバランス ⾊温度を少し下げるよう調整 Lens Distortion レンズ特性による歪みを付与 Vignette 周辺が僅かに暗くなるよう調整 Film Grain PLATEAUのテクスチャノイズが ⽬⽴たないよう調整 52
  9. 環境の設定(ボリュームフレームワークの調整) 53 設定項⽬ 調整内容 Fog 遠⽅に薄く霞がかかるように調整 Cloud Layer リアルな雲を設定(好みで調整) Shadows

    遠⽅まで影が表⽰されるよう調整 Camera 露出を明るくなるよう調整 被写界深度(DOF) 300m-500mにピントが合うように調整 ホワイトバランス ⾊温度を少し下げるよう調整 Lens Distortion レンズ特性による歪みを付与 Vignette 周辺が僅かに暗くなるよう調整 Film Grain PLATEAUのテクスチャノイズが ⽬⽴たないよう調整 適⽤前後の⽐較