Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
『Goサブ会』によるチームを超えた知見展開、あるいは hatena.go に対する期待 #ha...
Search
すてにゃん
January 31, 2024
Technology
0
2.2k
『Goサブ会』によるチームを超えた知見展開、あるいは hatena.go に対する期待 #hatenago
hatena.go #1
https://hatena.connpass.com/event/307931/
で話した内容です。
すてにゃん
January 31, 2024
Tweet
Share
More Decks by すてにゃん
See All by すてにゃん
急成長を支える基盤作り〜地道な改善からコツコツと〜 #cre_meetup
stefafafan
0
4.2k
小田原でみんなで一句詠みたいな #phpcon_odawara
stefafafan
0
1k
dotfiles について話したい #湘なんか
stefafafan
2
450
意義から考えるObservability入門 #srenext
stefafafan
2
1.4k
高橋メソッド風の発表を生成するCLIツールをPHPで作った #phpcon_odawara
stefafafan
1
1.3k
令和最新版 ソフトウェアエンジニアのためのDJ入門、あるいはDJに学ぶ仕事術 #ya8
stefafafan
2
720
一番やさしいDJ入門 2024
stefafafan
6
2.2k
開発チーム横断タスクフォース 「Goサブ会」の 運用事例と今後の展望
stefafafan
0
960
Team Topologies輪読会とScrapboxの活用
stefafafan
1
340
Other Decks in Technology
See All in Technology
OAuthからOIDCへ ― 認可の仕組みが認証に拡張されるまで
yamatai1212
0
160
コンパウンド組織のCRE #cre_meetup
layerx
PRO
0
210
データ戦略部門 紹介資料
sansan33
PRO
1
3.8k
Claude Codeを駆使した初めてのiOSアプリ開発 ~ゼロから3週間でグローバルハッカソンで入賞するまで~
oikon48
10
5.3k
Digitization部 紹介資料
sansan33
PRO
1
5.6k
Linux カーネルが支えるコンテナの仕組み / LF Japan Community Days 2025 Osaka
tenforward
1
110
アウトプットから始めるOSSコントリビューション 〜eslint-plugin-vueの場合〜 #vuefes
bengo4com
3
160
OSSで50の競合と戦うためにやったこと
yamadashy
3
930
研究開発部メンバーの働き⽅ / Sansan R&D Profile
sansan33
PRO
3
20k
AIとともに歩んでいくデザイナーの役割の変化
lycorptech_jp
PRO
0
800
HonoとJSXを使って管理画面をサクッと型安全に作ろう
diggymo
0
160
エンタメとAIのための3Dパラレルワールド構築(GPU UNITE 2025 特別講演)
pfn
PRO
0
630
Featured
See All Featured
Connecting the Dots Between Site Speed, User Experience & Your Business [WebExpo 2025]
tammyeverts
10
610
Dealing with People You Can't Stand - Big Design 2015
cassininazir
367
27k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
463
33k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
333
22k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
127
54k
Visualizing Your Data: Incorporating Mongo into Loggly Infrastructure
mongodb
48
9.7k
Easily Structure & Communicate Ideas using Wireframe
afnizarnur
194
16k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
353
21k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
36
6.1k
A designer walks into a library…
pauljervisheath
209
24k
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
26
3.1k
Practical Orchestrator
shlominoach
190
11k
Transcript
『Goサブ会』によるチームを超えた知見展開、 あるいは hatena.go に対する期待 id:stefafafan / @stefafafan 2024/01/31 hatena.go #1
1
自己紹介 • 株式会社はてな所属、すてにゃん (id:stefafafan) • Webアプリケーションエンジニア ◦ GoやPerlやTypeScriptを書いている ◦ 認定スクラムマスター
◦ テックリード • ブログ: https://blog.stenyan.jp/ 2
今日お話しすること • はてなでのGo周りの課題感 • 「Goサブ会」とは? • チームを超えた知見展開のための工夫 • 直近の「Goサブ会」のトピックス •
今後の「hatena.go」に対する期待 3
4 はてなでのGo周りの課題感
5 はてなではGoに関する知見展開が足りていない • 様々なチームでGoを使っている ◦ 知見が各チームに閉じている ▪ → 効率が悪い ◦
知見が社内に閉じている ▪ → インターネットに還元できていない
6 はてなではGoに関する知見展開が足りていない • 様々なチームでGoを使っている ◦ 知見が各チームに閉じている ▪ → 効率が悪い ◦
知見が社内に閉じている ▪ → インターネットに還元できていない
7 チーム内で知見が閉じてる事で起こり得る弊害 • 例えば以下のような事がチーム間で共有されなかったり する ◦ Generics や利用しているライブラリの活用事例 ◦ プロジェクト構成どうやっているかなど
8 チーム内で知見が閉じてる事で起こり得る弊害 • セキュリティやEOLに対する対応のキャッチアップや初 動が遅れる ◦ Goに対するセキュリティパッチの情報 ◦ AWS LambdaのGo
1.xランタイムの廃止
9 はてなではGoに関する知見展開が足りていない • 様々なチームでGoを使っている ◦ 知見が各チームに閉じている ▪ → 効率が悪い ◦
知見が社内に閉じている ▪ → インターネットに還元できていない
10 知見が社内に閉じているデメリット • 世の中の当たり前とのギャップに気づきづらくなる ◦ 社内のそれぞれのチームで上手くやっているつもり が、実は社外から置いて行かれているかもしれない • 「インターネットを良くする」というビジョンに貢献で きない
◦ せっかく集めた知見もプライベートのままだと勿体無 い
11 課題の解決の手段 • 「Goサブ会」というチーム横断の組織を設立
12 「Goサブ会」とは?
https://speakerdeck.com/stefafafan/introduction-to-the-go-task-force 13
https://speakerdeck.com/stefafafan/introduction-to-the-go-task-force 14
15 要するにGoサブ会とは • Goに関する知見を集めて各チームの困りを解消したり、 知見を社内外にアウトプットする横串の組織 ◦ 今日の hatena.go #1 もGoサブ会のメンバーで企画
して開催しています!
16 チームを超えた知見展開 のための工夫
17 定例はSlack Huddle + Scrapboxで • 「Goサブ会」定例は参加自由 ◦ Slackの #golang
チャンネルでHuddleを使って開催 ▪ 「やってる感」を出す • 定例議事録はScrapboxを活用 ◦ 気になることはインラインでガシガシ書く ◦ Scrapboxの通知をSlackに流すことで、 ▪ 会にいない人にも「やってる感」を出す
https://speakerdeck.com/stefafafan/team-topologies-reading-group-an d-scrapbox?slide=19 18
19 定例をやる中でアジェンダを更新 現時点でのアジェンダテンプレ
20 実働部隊を分ける • 「Goサブ会」は誰でも自由参加で間口を広げている • これとは別に「Goサブ会標準化分科会」を設立している • 会をわけることにより、役割が明確になり動きやすい ◦ Goサブ会は情報を共有する場
◦ Goサブ会標準化分科会は「標準化」や「知見展開」を 推進していく場
21 Goサブ会標準化分科会 • 社内外へのGoの知見展開や標準化の活動を推進するため の少数な組織 ◦ 標準ライブラリやサードパーティライブラリの探索 ◦ ライブラリやテンプレートリポジトリの作成 ◦
Goサブ会や hatena.go の運営
22 チームを超えた知見展開のための工夫 • 人が集まりやすい場を作る ◦ Slack HuddleとScrapbox (Slack連携) の活用 •
定例を意味のある会にする ◦ アジェンダの定期的な見直し • 改善が回る組織作り ◦ 実働部隊をわけることによる目的の明確化
23 直近の「Goサブ会」の トピックス
24 ライブラリの自作 • hatena/godash という samber/lo のラッパーライブラ リを作って公開した ◦ 詳しくは
開発チーム横断タスクフォース 「Goサブ 会」の 運用事例と今後の展望 - SpeakerDeck ◦ Go 標準の slices package に無い関数は上記ライブラ リを繋ぎとして利用するように
25 テンプレートリポジトリの作成 • はてなでGoを使ったプロダクトを作るときのテンプレー トリポジトリを用意 ◦ CI周りからログなど、最低限のものから徐々に充実さ せていってる ◦ 標準化活動の一環
26 「月刊Goサブ会」 • Goサブ会で話している話題や出している成果を会の中で 閉じずに、社内向けにサマリーをアウトプットしはじめ ている ◦ リアルタイムに追えていない人でもキャッチアップし てもらえるように
今後の「hatena.go」に 対する期待 27
28 hatena.go に対する期待 • Goサブ会オーナーの1名として、hatena.goの今後こう なっているといいなという考えを持っています ◦ はてな社内でのGo周りの取り組みを社外へと継続的に アウトプット ◦
LTや懇親会を通じて社外メンバーと交流を増やす、相 互にインプットできる状態を促進
29 アウトプットへの期待 • Goサブ会標準化分科会ではアクティブに手を動かしてい るので、ここで出てきた成果物を定期的に hatena.go へ 出していきたい • Goサブ会に参加している色んなメンバーの発表の場を提
供・プレゼンス向上のサポートにもなってほしい ◦ 懇親会で話しをするだけでも、モチベーションにつな がる
30 まとめ • はてなではGoサブ会や分科会を通じて、Goの知見展開を 促進している • 実際にチーム間でのコミュニケーションが増えて、成果 物も出ている • hatena.go
を実施することにより今後社外にも同じよう に働きかけていく