Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
対話から改善を生み出し、ROIを高める 〜とあるプロダクトオーナーの軌跡〜/Make good...
Search
suzukentaro
February 25, 2019
Technology
0
770
対話から改善を生み出し、ROIを高める 〜とあるプロダクトオーナーの軌跡〜/Make good ROI from dialogue
suzukentaro
February 25, 2019
Tweet
Share
More Decks by suzukentaro
See All by suzukentaro
ざんねんなプロダクト開発事典
suzukentaro
7
13k
プロダクトの理想と現実はなぜ乖離しがち?プロダクト作りに潜む問題を考える
suzukentaro
1
970
株式会社TimersがLeSSを導入後 1年半の成長記録
suzukentaro
2
670
リモートでもできる!オンラインユーザーインタビュー
suzukentaro
0
1.5k
PMとして信頼を勝ち得るコミュニケーション術
suzukentaro
0
97
プロダクト開発というスポーツ/Sport of product development
suzukentaro
2
670
開発チームにカンバンを導入した理由とその変遷 / The reason and history of introducing KANBAN to our development team
suzukentaro
0
300
Other Decks in Technology
See All in Technology
AWS re:Inventを徹底的に楽しむためのTips / Tips for thoroughly enjoying AWS re:Invent
yuj1osm
0
180
SwiftSyntaxでUIKitとSwiftUIの使用率を完璧に計測できちゃう件について
ldf_tech
0
160
Figma Dev Modeで進化するデザインとエンジニアリングの協働 / figma-with-engineering
cyberagentdevelopers
PRO
1
340
Vueで Webコンポーネントを作って Reactで使う / 20241030-cloudsign-vuefes_after_night
bengo4com
3
180
DFTの実践的基礎理論
pfn
PRO
2
100
インシデント対応の 実践と品質文化の醸成
____rina____
2
1.5k
Trusted Types API と Vue.js
lycorptech_jp
PRO
1
300
Overview of file type identifiers
ange
0
210
急成長中のWINTICKETにおける品質と開発スピードと向き合ったQA戦略と今後の展望 / winticket-autify
cyberagentdevelopers
PRO
1
120
独自ツール開発でスタジオ撮影をDX!「VLS(Virtual LED Studio)」 / dx-studio-vls
cyberagentdevelopers
PRO
0
110
で、ValhallaのValue Classってどうなったの?
skrb
1
560
都市伝説バスターズ「WebアプリのボトルネックはDBだから言語の性能は関係ない」 - Kaigi on Rails 2024
osyoyu
13
4.8k
Featured
See All Featured
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
225
22k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
510
110k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
78
6k
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
519
39k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
65
11k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
231
17k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
48
48k
Building Your Own Lightsaber
phodgson
102
6k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
45
6.2k
Building an army of robots
kneath
302
42k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
346
20k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
80
5k
Transcript
対話から改善を生み出し、ROIを高める 〜とあるプロダクトオーナーの軌跡〜 2019/02/25
自己紹介 • 鈴木 健太郎(Twitter:@suzukentaro) • 年齢:36歳 • 開発ディレクター歴:14年 • 現職:株式会社Timers
プロダクトマネージャー
運営サービス紹介
家族アプリ「Famm」
家族アプリ「Famm」
フォトカレンダー クーポンプレゼント! フォトカレンダー 1枚分(送料込)無料 クーポンコード 有効期限 2019年2月末日まで 1902F
プロダクトオーナーについて
プロダクトオーナーの種類 1. 最終責任者ではあるが、現場仕事はしない偉い人 ◦ 社長や役員な人 2. 事業(営業)とプロダクトが分離している上で、プロダクト側の責任者 ◦ B2Bサービスの企業など 3.
PM制を導入していたり、複数プロダクトを持っている会社のプロダクト単位 の責任者 ◦ B2Cサービスの企業など
プロダクトオーナーの種類 1. 最終責任者ではあるが、現場仕事はしない偉い人 ◦ 社長や役員な人 2. 事業(営業)とプロダクトが分離している上で、プロダクト側の責任者 ◦ B2Bサービスの企業など 3.
PM制を導入していたり、複数プロダクトを持っている会社のプロダクト単位 の責任者 ◦ B2Cサービスの企業など 今日はここの話
プロダクトオーナーの役割とは 開発チームのROI(投資対効果)を最大化し、 事業目標を効率よく達成する
ROIを最大化するためには 「顧客」「ビジネス」「開発チーム」と対話を繰り返し、 R(効果)を最大に、I(投資)を最小にする方法を探す
Timersと私流の対話法紹介
顧客との対話 • アクセスログ分析 ◦ メインユーザーの動向を把握 ◦ 指標に差が生まれた理由を認識 • ユーザー問い合わせ ◦
エスカレ以外の問い合わせ動向も見る • ユーザーインタビュー ◦ Timersでは月1~2回は定常実施 ◦ ログでは見えない操作時の課題や思考を確認
ビジネスとの対話 • 経営陣との距離が近い ◦ 迅速な意思決定ができる ◦ フラットな席配置 • 数字が調べやすい環境 ◦
ログデータはGoogle BigQuery/Redash ◦ KPI指標はGoogleスプレッドシート ◦ 数値分析はレビュー制度あり
開発チームとの対話 • 対面での会話+記録を残す ◦ 会話結果はSlackや社内Wikiに記録する • チーム事化 ◦ 極力個人宛に話さない、チーム全員宛に話す •
360度評価 ◦ Timersは上長よりメンバーからの評価を重視 ◦ 評価内容は原文まま本人に開示される
対話とROI 事例紹介
対話により効果的なROIが作れた事例 機能リリース時に、リッチなTOP画面が必要だと考えていた 開発チーム: 本当にリッチに作る必要あるか?と提言 顧客: 数名のユーザーインタビューでモックを触ってもらい検証 ビジネス: 検証結果を共有し、プロダクトに反映 不要な工数を削減して早期にリリースできた
対話がなくROIが低くなってしまった事例 ビジネスと開発チーム間の情報共有を、担当者同士で行ってもらおうとした ビジネス:開発チームに細かく開発進捗や仕様を確認したい 開発チーム: 細かく工数見積や仕様確認を求められる 開発チームに余計な仕事を生んでしまった プロダクトオーナーが正しくブリッジして情報を整理すべきだった
まとめ
継続的な対話を プロダクトネットワーク (プロダクトマネジメントトライアングルより ) https://ninjinkun.hatenablog.com/entry/the-product-management-triangle-ja • ROIを最大化するためにはそれぞれと継続的な 対話が必要 • フェーズやタイミングにより、求められる内容が
変化する • プロダクトの問題を感じたときは、どこと対話が 足りてないかを見直し、補う
最後に 最も強い者が生き残るのではなく、 最も賢い者が生き延びるのでもない。 唯一生き残るのは、変化できる者である。 変化に適切に向き合うためには、対話が必要不可欠です。
対話と変化ができる会社に興味をもった方は! 開発メンバー絶賛募集中! https://timers-inc.com/