プロダクト開発というスポーツ2019/11/21
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自己紹介● 鈴木 健太郎(Twitter:@suzukentaro)● 年齢:36歳● 開発ディレクター歴:14年● 現職:株式会社Timers プロダクトマネージャー
注意事項このスライドの内容は実践した話ではなく、アイデアのお話です。ゆるくお聞きください。
Eテレ 奇跡のレッスン←エディージョンズ ・2011-2015 ラグビー日本代表HC ・2015-2019 ラグビーイングランド代表HC
指導内容がなんか刺さる大声を出してるだけだ。コミュニケーションできていない。あれじゃ金曜日の居酒屋だ。最近、オールブラックスの真似をしようとしている ところが増えているのが気になる。いかに自分のチームのメンバーで勝つかを考えなければいけません。伝えたつもりではなく、確実に解らせることが大切。
考え至ったことプロダクト開発ってチームスポーツと似ているのではないか?
プロダクト開発ってスポーツ?ソフトウェア開発はチームスポーツであり、技術的要因と同じくらい人的要因が影響する。ビジネスは面白いゲームだ。最小限のルールで激しい競争がある。点数は稼いだ額で決まる。
プロダクト開発ってスポーツ?チームスポーツっぽい!(強引)
今日のお話● 「組織」を「フォーメーション」ととらえてみる● 「コミュニケーション」を「声掛け」ととらえてみる● 「学習」を「練習」ととらえてみる
「組織」を「フォーメーション」ととらえてみる
開発チームの例デザインメンバー開発メンバー ビジネスメンバーマーケメンバーPMメンバー
フォーメーション(サッカーの例)
何を達成するためのフォーメーションか?● どう攻めよう/守ろうと考えているのか?● なぜ、このフォーメーションなのか?理想的なのか?● (自分含め)各ポジションの人にどう動いてほしいか?● どういう状況の時にフォーメーションを変えるべきか?● 配置転換や採用は必要ないか?
「コミュニーケーション」を「声掛け」ととらえてみる
エディー・ジョーンズの金言(チームを見て)大声を出してるだけだ。コミュニケーションできていない。あれじゃ金曜日の居酒屋だ。ラグビーでは、コミュニケーションを常に取る必要がある。ラグビーは状況判断が常に求められるスポーツだが、人とボール両方にフルに集中することはできないから、隣の人と連携して取り組むことが必要。
意味のあるコミュニケーションをできているか?● 声出し ≠ 声掛け、量 < 質● 誰が何をしようとしているか、誰がどこを見て誰にどうして欲しいか● 的確なタイミングで、端的に伝える● 場を止めてでも、重要なことをきちんと指導する● 声掛け無しでゲームがうまく進められるなんて奇跡のチーム
「学習」を「練習」ととらえてみる
エディー・ジョーンズの金言練習は集中力を切らさず実施することが大切。だから朝と午後とそれぞれ90分で集団練習は終了。練習は鏡のように試合とそっくりにする。
ビジネスにおける練習例● 個人トレーニング○ 読書○ 勉強会○ 副業● チームトレーニング○ ふりかえり○ モブワーク○ Learning Session
サッカーにおけるゲームモデル局面モーメント攻撃 守備組織的攻撃攻撃への切り替え組織的守備守備への切り替え参考:https://note.mu/sakamotokei68/n/nd23594685bfb4つのモーメントにおける規則的かつ体系的な組織化と集団の行動を、監督がチームに示し、習慣づけることが大事である。
プロダクト開発におけるゲームモデル参考:https://speakerdeck.com/takaking22/the-reality-of-a-team-with-no-mi-and-futa
なぜ練習が必要か?● チームトレーニング、出来てますか?● プロスポーツでは、勝つために日々「仕事として」練習をしている● プロセスだけではなく、局面を考えてみる● チームは一日にしてならず● 練習無くして、試合でいい結果は残せない
まとめ
まとめ近代チームスポーツからも学べるものは多い!勝たねばならない時に勝てるチームを作りましょう!
おまけ身体は資本です!皆さん、適度にスポーツもしましょう!