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Taiji HAGINO
PRO
November 24, 2020
Technology
1
800
OpenShift Workshop
本資料はIBM Tech Dojoのコンテンツになります。
Taiji HAGINO
PRO
November 24, 2020
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Transcript
http://ibm.biz/os-ws-01 本⽇の資料
IBM Developer Dojo OpenShift 101 萩野たいじ (Taiji Hagino) Customer Success
Manager / Developer Advocate Technology, IBM @taiponrock #IBMDojo #OpenShiftWorldTour
⽬的 OpenShift概要について理解する ゴール OpenShift上にアプリをデプロイできるようになる このコースを学ぶ⽅の想定スキル コンテナ実⾏環境を初めて利⽤する⽅ 本セッションについて
IBM Cloudアカウント(無料)の取得 操作解説動画: https://ibm.biz/action1 事前準備がお済みでない⽅ IBM Cloud への登録はご⾃宅かスマートフォンのキャリア回線を使⽤して ⾏ってください ※同⼀のWiFi経由で複数⼈が同時に登録するとエラーとなる事があります
https://ibm.biz/BdfHqK
萩野たいじ (Taiji Hagino) Customer Success Manager | Developer Advocate IBM
Champion Program Japan Director IBM 特別⾮常勤講師 筑波⼤学 @taiponrock お気軽にフォローください! まもなく発売予定︓ Practical Node-RED Programing By Packt Publishing 元美容師で元⾳楽家。ソフトウェアエンジニアへ転⾝後、有限会社ア キュレートシステムを起業。その後、商社系SIerでのテクニカルエバ ンジェリスト経験を経て、IBM GlobalチームのDeveloper Advocate として DevRel(Developer Relations)を推進。現在はIBMの Customer Success Managerとして活動中。 著書 『開発者向けマーケティング DevRel Q&A』(インプレスR&D) 『はじめてのNode-RED』『Node-RED活⽤マニュアル』(⼯学社)など。
⽬次 1. コンテナ 2. Kubernetes 3. OpenShift 4. ハンズオンワークショップ
なぜ「今」 コンテナ/Docker/Kubernetesなどの テクノロジーが注⽬されているのか︖ 1. コンテナ
https://youtu.be/1PPPUPcUkSs コンテナとは︖
コンテナは仮想マシン(VM)に⽐べてリソース効率がよい スケールアウトが簡単 VM(仮想マシン)とコンテナ VM(仮想マシン型) コンテナ型 システム基盤 ホストOS 仮想化層 ゲストOS ゲストOS
ゲストOS Bin/Libs Bin/Libs Bin/Libs App1 App2 App3 システム基盤 ホストOS コンテナ・エンジン Bin/Libs Bin/Libs Bin/Libs App1 App2 App3
コンテナを使った開発の流れ Dockerfileなど Docker イメージなど コンテナ レジストリ マニフェストで コンテナ⾃体の 詳細を記述 開発者
コンテナ イメージ作成 イメージの 登録 開発者 アプリ実⾏ アプリ開発 3段階のプロセス
dockerを使った例 利⽤ Build Docker Runtime ソースや 構成情報 内部リポジトリー コンテナ・イメージ Pull
run/exec dockerHub コンテナ dockerHub オンライン上にイメージを保管しておくコンテナレジストリの1種です。 様々なイメージの取得、⾃作イメージの保管ができます。 Dockerの操作は、提供されているDocker コマンド(CLI)を活⽤します。ユーザーは、元になる Docker imageをコンテナ化することで、アプリケーションとして利⽤することができます。
コンテナレジストリ Container Registryはコンテナ・イメージを保管しておくための領域であり、Docker Hubはそのう ちの⼀つです。Container Registryは様々な種類があり、環境・⽤途によって使い分けが可能です。 種類 概要 例 Docker
Hub 様々なイメージが保管・公開されている。 公開されているイメージを取得したり、作成したイメー ジを保管したりすることができる。 料⾦を⽀払うことで、privateなレジストリとしても利⽤ 可能。 - クラウド・サービス 様々なクラウド・ベンダーなどが提供しているサービス。 各ユーザーのPrivateな領域として利⽤可能。 料⾦によって、サイズやアクセス回数の制限がある。 IBM Cloud Container Registry Amazon ECR GCP Container Registry Azure Container Registry OSS ユーザー固有の環境に独⾃で作成するRegistry。 環境・導⼊作業などは必要だが、基本的に⾃由に利⽤可 能。 NEXUS OCR (OpenShift Container Registry) また、各イメージはContainer Registryに作成された領域であるリポジトリ内に保存され、形式は下記の通りです。 <リポジトリ名>/<イメージ名>(:<tag>) (例: ibmcom/websphere-liberty → ibmcomリポジトリ内のwebsphere-libertyイメージ)
dockerコマンド操作 イメージをdocker hubからpull > docker image pull gihyodocker/echo:latest イメージをコンテナ化して実⾏ >
docker container run -d -t -p 9000:8080 gihyodocker/echo:latest -d:バックグラウンドで実⾏ -p:ポートフォワーディング コンテナを停⽌ > docker container stop <コンテナID> コンテナを削除 > docker container rm <コンテナID> イメージを削除 > docker image rm <イメージID>
dockerコマンド集(主なもの) 概要 コマンド オプション イメージ取得 image pull {image}:{tag} イメージビルド image
build {image}:{tag} イメージ⼀覧 image list タグの付与 image tag {image}:{tag} {image}:{新tag} イメージ削除 image rm {image id} コンテナ起動 container run {image}:{tag} -p {host port}:{container port} ポート公開 -d バックグラウンド起動 --rm 停⽌時にコンテナ削除 コンテナ⼀覧 ps -a 停⽌状態含む全てのコンテナを取得 コンテナ停⽌ container stop {container id} コンテナ削除 container rm {container id} コンテナ内でコマンド実⾏ container exec {container id} {command} -it インタラクティブに操作 ステータス確認 stats --no-stream ⼀回のみ表⽰
コンテナのポータビリティ 👉 アプリケーション稼働に必要な依存ファイルを パッケージングできる 👉 物理サーバーに固定されない → 同じアーキテクチャの環境であれば ポータビリティが存在する 「僕の環境では動いた」
問題が発⽣しない システム基盤 (クラウド) ホストOS システム基盤 (オンプレミス) ホストOS コン テナ エン ジン App1 Bin/Libs App2 Bin/Libs App3 Bin/Libs コン テナ エン ジン App3 Bin/Libs
仮想マシン(VM)に⽐べてリソース効率がよい ポータビリティーが⾼い スケールアウトが容易 3段階のプロセスを使⽤することで、 よりアジャイルなDevOpsと継続的インテグレーション およびデリバリーが可能になる コンテナのまとめ
コンテナとコンテナオーケストレーションって︖ dockerだけじゃダメなの︖ 2. Kubernetes
https://youtu.be/zGXYRQ-8pU0 Kubernetesとは︖
コンテナーの運⽤実⾏と管理を⾏うオーケストレーションツール • コンテナーが⼤量になってくると管理しきれない部分をカバー • 複数のDockerホストの管理 • 死活監視 • スケジューリング •
スケーリング • 障害時のリカバリー • アプリ実⾏に必要なインフラリソースを管理 • 永続的なストレージ • ネットワーク • クレデンシャル情報 etc… • 宣⾔的設定モデル • 「あるべき状態」を記述すると、それを実現し続けようとしてくれる • 障害時も⾃動で復旧作業を実施 Kubernetesの特徴
Kubernetesの代表的な機能 スケールアウト 負荷分散 バージョン管理 (ロールアウト) ネットワーク管理 永続ストレージ管理 死活監視 ⾃⼰復旧 CPU
/ Memory リソース管理
Kubernetesで覚えておきたい概念 Pod Kubernetes における最⼩の管理単位 - Podの中には 1つ以上 の コンテナが含まれる -
Pod単位でスケールイン・スケールアウトする - PodごとにIPアドレスがアサインされる Pod IP 10.1.206.34 10.1.206.128
Kubernetesで覚えておきたい概念 ReplicaSet Podを管理するための定義 - Podの必要稼働数を定義 - K8sの Scheduler がどのノードにアサイ ンするかは考慮してくれる
Pod IP 10.1.206.34 10.1.206.110 ノード ノード ReplicaSet - 必要数2 - 現⾏ 2 Replicaset
Kubernetesで覚えておきたい概念 Deployment PodやReplicaSetを管理するための オブジェクト - Pod - ReplicaSet - ClusterIPs
- NodePort - (Ingress) Pod IP 10.1.206.34 10.1.206.110 Cluster IP 10.0.0.142 169.56.42.73 Ingress IP Deployment
Kubernetesで覚えておきたい概念 Service Kubernetes外から TCP/IPでアク セスするための定義 - K8sクラスタ内で⼀意となるポートがアサイン される - K8sクラスタのどのノードからアクセスしても
- 当該サービスにルーティングされる - L4ロードバランサー Pod IP 10.1.206.34 10.1.206.110 ノード ノード 30010 30010
コンテナーのオーケストレーション・ツール 理想状態を宣⾔すると、その状態を維持しようとする 3つの主要コンポーネント 👉 Pod 👉 Deployment 👉 Service Kubernetesのまとめ
PodはDeploymentによって作成され、管理されます。 Deploymentによって作成されたPodへのアクセスは、 Serviceを使⽤することで容易になります。
なぜKubernetesではなくOpenShiftを使うのか︖ そもそも2つの違いは︖ 3. OpenShift
https://youtu.be/KTN_QBuDplo OpenShiftとは︖
OpenShiftのしくみ OpenShift 4 Platform ⚓ 統合と⾃動化 ⚓ シームレスなKubernetesデプロイ ⚓ インストールの⾃動化
⚓ 1クリックでのプラットフォーム更新 ⚓ クラウドリソースのオートスケーリング
OpenShiftのしくみ 1. カタログからApacheを選んで、ウイザードに沿ってデプロイを指定します 2. OpenShiftは⾃動的にgithub上に格納されているテンプレート定義ファイル(json)を⼊⼿します 3. ⼊⼿したテンプレートの指定に沿って、Dockerhub上に公開されているApacheのコンテナイメージを pullします 4. ウイザードで指定された名前や環境などを加味してイメージをbuildのうえ、OpenShiftの内部レジスト
リーにpushします 5. 引きつづき、OpenShiftはテンプレートの指⽰に沿ってイメージ・ストリームをpodにデプロイするよう K8s(のReplication Controller)に指⽰します 6. 最後にserviceやrouteを構成して外部ユーザーがアクセスできるようにします K8s イメージ・ストリーム ユーザー dockerHub Github等 内部レジストリー 利⽤ Build Deploy あなた integrated docker registry. コンテナイメージをビルドして実⾏(デプロイ)する、という点は Dockerの時と同じですね。ただしK8s基盤上で動かすことで コンテナの運⽤周りが⾶躍的に便利になってます。
Build Deploy K8s Runtime ソースや 構成情報 イメージ・ストリーム 利⽤ Build run/exec
Docker Runtime ソースや 構成情報 内部レジストリー イメージ ユーザー Pull dockerHub Github等 内部レジストリー 利⽤ ← 素のKubernetesの守備範囲 → dockerとOpenShiftの処理の流れの対⽐
OpenShiftコマンド操作 OpenShiftへログイン > oc login -u <ユーザーID> -p <パスワード> プロジェクト新規作成
> oc new-project <プロジェクト名> アプリケーション作成 > oc new-app <コンテナイメージ> アプリケーションを公開 > oc expose svc/<アプリケーション名> アプリケーションを削除 > oc delete all -lapp=<アプリケーション名> プロジェクトを削除 > oc delete project <プロジェクト名> OpenShiftからログアウト > oc logout
OpenShiftコマンド集(主なもの) 概要 コマンド オプション ログイン oc login -u developer -p
hoge ログイン oc login -u developer -p hoge プロジェクトの作成 oc new-project <project-name> プロジェクトの作成 oc new-project <project-name> アプリケーションの作成 oc new-app <app-name> アプリケーションの作成 oc new-app <app-name> サービスの公開 oc expose svc/<app-name> サービスの公開 oc expose svc/<app-name> ステータス表⽰ oc status ステータス表⽰ oc status オブジェクトの詳細表⽰ oc get all オブジェクトの詳細表⽰ oc get all デプロイメント構成(dc) の詳細表⽰ oc describe dc open-liberty デプロイメント構成(dc)の 詳細表⽰ oc describe dc open-liberty アプリケーション⼀式の 削除 oc delete all -lapp=<app-name> アプリケーション⼀式の削 除 oc delete all -lapp=<app-name> プロジェクトの削除 oc delete project <project-name> プロジェクトの削除 oc delete project <project-name> プロジェクトのリスト oc projects プロジェクトのリスト oc projects ログアウト oc logout ログアウト oc logout ログイン oc login -u developer -p hoge ログイン oc login -u developer -p hoge プロジェクトの作成 oc new-project <project-name> プロジェクトの作成 oc new-project <project-name>
https://youtu.be/cTPFwXsM2po KubernetesとOpenShiftの違い
OpenShiftは、Kubernetesとの互換性を維持しながら、CICD機能を強化、開発者に代わって、ビルド、 リポジトリ登録、デプロイを⾃動実⾏します。 KubernetesとOpenShiftの違い OPENSHIFT 機能拡張 OpenShift CICD利⽤ アプリケーション (コンテナ) Kubernetes
アプリケーション (コンテナ) Ubuntu / CentOS… Linux Kubernetes アプリケーション (コンテナ) コンテナ ランタイム Kubernetesの標準機能 で構築したアプリケーション どちらでも 動作可能 RHEL / RHCOS コンテナ ランタイム
None
Deploy: ソースコードからコンテナ作成とデプロイまでの⾃動化 Manage: Webコンソールとコマンドラインの両⽅から操作可能。 実⾏状態のメトリックス監視とログ分析も提供 運⽤: Ansible Playbookを使ってオートスケーリングが可能 Security: Project単位で簡単に管理可能
OpenShiftのまとめ
IBMが提供するOpenShiftの⼆つのスタイル
マネージドサービスのOpenShift ROKSは、業界をリードする商⽤コンテナ管理基 盤であるRed Hat OpenShiftのマネージド・サービ スです。ROKSを使うことで、お客様はOpenShift を⽤いたインフラの構築や維持、運⽤、および技 術習得の負担を減らし、ビジネス競争⼒の源泉と なるアプリケーションの開発と管理に専念できる ようになります。
Red Hat OpenShift on IBM Cloud (ROKS)
オンプレミスからIBM Cloud、さらには他社のパブリッククラウドまで、OpenShiftが動く環境ならどこでも使 えるアプリケーション開発/実⾏基盤です。 IBM Cloud Paks OpenShiftが動く環境ならどこでも使える 新規販売終了 後継サービスは WebSphere
Hybrid Edition
https://ibm.biz/oss2iws 4. ハンズオンワークショップ
None