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拙作OSSライブラリvalidated-extendable.jsの紹介

 拙作OSSライブラリvalidated-extendable.jsの紹介

Yuki Takagi

November 09, 2024
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Transcript

  1. TABLE OF CONTENTS モチベーション なぜライブラリを作り 始めたか 機能 ライブラリでできること ・使用例 OSSにして良かった点

    OSSにしたことで得ら れた恩恵 苦戦した点 どの部分に時間をか けたか 既存ライブラリとの差 別化 類似ライブラリ・相違 点 まとめ 要約・感想 01 02 03 04 05 06
  2. モチベーション Zodを使ったコードとクラスベースなコード の融合 まとめ • Zodを使ったコードとクラスベースなコード、それぞれに特徴がある ◦ Zod: 宣言的なバリデーション ◦

    クラス: メソッドの定義 • しかし、両方のいいとこ取りをしようとする長いボイラープレートを書くことになる この課題を解決するためにライブラリを作る
  3. 苦戦した点 デュアルパッケージ化 • JavaScriptには大きく2種類のモジュールシステムが存在する ◦ ES Modules ◦ CommonJS •

    利用者側の環境によってどちらが使われるかが変わる • ライブラリの場合、両方に対応しているのが望ましい(デュアルパッケージ) 背景
  4. 苦戦した点 デュアルパッケージ化 • CJSとESM両方のビルドをdistに含 める • pnpm run buildで2種類のビル ドが実行されるようにする

    • package.jsonのexports ◦ CJSとして読み込まれたときと ESMとして読み込まれたとき で異なるファイルが読み込ま れるように指定できる 対応 package.json:
  5. 既存ライブラリとの 差別化 相違点 • オブジェクト型以外のスキーマもクラスにできる ◦ プリミティブ型(z.string(), z.number(), …) ▪

    値オブジェクトを定義するのに便利 ◦ ユニオン型(z.union(), z.enum(), …) ◦ 配列型 ◦ … • コンストラクタだけでなくプロパティのセッターでもバリデーションが行われる
  6. まとめ 今回のお話 • 最近小規模なTypeScript製ライブラリをOSSとして開発しNPMに公開した • ライブラリを使用することで Zodを使ったコードとクラスベースなコードの融合が可能 になった • OSSにしたことでライブラリのユーザーからフィードバックをもらえてクオリティの向

    上に役立った • 本格的なTypeScriptのパッケージを公開するのは初めてでデュアルパッケージ化 に苦戦した • 完成後に機能が被りまくりのライブラリを見つけてしまったが、それぞれにしかでき ないこともあった 感想 • 自分のような個人が開発する OSSでもフィードバックをくれるユーザーがいることに 驚いた • OSS開発は想像していた以上に気軽・身近なものなのかもしれない
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