Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
今のうちにデータを整理しておこう
Search
たまい
July 26, 2024
Technology
1
880
今のうちにデータを整理しておこう
たまい
July 26, 2024
Tweet
Share
More Decks by たまい
See All by たまい
業務ヒアリングと知識の呪い
tamai_63
0
450
どこよりも遅めなWinActor Ver.7.5.0 新機能紹介
tamai_63
0
650
技術サポートでよく見かけるパターンと便利な活用方法
tamai_63
0
690
WinActorの勉強を継続する方法
tamai_63
0
760
二刀流でWinActorを活用してみた話
tamai_63
0
240
APIを使わずWinActorでAIを使ってみた話
tamai_63
0
1.4k
Wで考えるDX 推進
tamai_63
0
600
タイパよく理想のジェンヌさんを作っちゃう話
tamai_63
0
550
グラデーション系のPowerPoint資料
tamai_63
0
120
Other Decks in Technology
See All in Technology
Formal Development of Operating Systems in Rust
riru
1
410
Unlearn Product Development - Unleashed Edition
lemiorhan
PRO
2
170
Oracle Base Database Service:サービス概要のご紹介
oracle4engineer
PRO
1
16k
「隙間家具OSS」に至る道/Fujiwara Tech Conference 2025
fujiwara3
6
4.2k
Amazon Q Developerで.NET Frameworkプロジェクトをモダナイズしてみた
kenichirokimura
1
180
知っててうれしい SQL について
greendrop
0
120
20241125 - AI 繪圖實戰魔法工作坊 @ 實踐大學
dpys
1
460
JAWS-UG20250116_iOSアプリエンジニアがAWSreInventに行ってきた(真面目編)
totokit4
0
120
Evolving Architecture
rainerhahnekamp
3
240
完全自律型AIエージェントとAgentic Workflow〜ワークフロー構築という現実解
pharma_x_tech
0
270
生成AI × 旅行 LLMを活用した旅行プラン生成・チャットボット
kominet_ava
0
140
OCI技術資料 : ファイル・ストレージ 概要
ocise
3
12k
Featured
See All Featured
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
5
200
Why Our Code Smells
bkeepers
PRO
335
57k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
44
13k
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1366
200k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
67
4.5k
RailsConf 2023
tenderlove
29
970
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
33
2.5k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
48
49k
Making Projects Easy
brettharned
116
6k
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
248
1.3M
Embracing the Ebb and Flow
colly
84
4.5k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
267
13k
Transcript
今のうち に データ を 整理 しておこう
目 次 1. 修正作業から見えた自動化が続かない理由 2. 手作業をそのまま自動化すると大変 3. 自動化の難易度を下げるには 4. データの整理は本当に必要か
5. まとめ
本日 言いたいこと 1. 自動化では 入力データ で作成の難易度が変わる 2. 入力データは データベース形式 で準備しよう
3. 事前準備として 業務見直し を行うことは 超重要 入力 出力 処理 データベース 具体的な事例も出しながら お話させていただきます!
1.修正作業から見えた自動化が続かない理由
1.修正作業から見えた自動化が続かない理由 他の人が作ったRPAが動かなくなったので 修正してほしいんです。 あと表のレイアウトを変更をしたいので 何の処理をしているか見てみたんですけど、 処理内容がよく分からなくて……。 引き継いだとはいえ、ドキュメントもないから RPAの修正とかしたくないんですよねぇ……。 なるほどです。 ちょっとRPAの処理内容を拝見いたします!
今まで手作業で集計していた表なんですけど。 手作業と同じ処理をRPAを使って実行していて、 赤枠の箇所にデータを入れて 報告する表を出力する作業をしているんです。 この表に7月~来年3月の項目を追加したいです。 RPAの処理との兼ね合いもあると思うので どう修正すればいいのか分からなくて。 1.修正作業から見えた自動化が続かない理由
……こんな感じでして。 1.修正作業から見えた自動化が続かない理由 繰り返し処理 1行読み取り、読取行を1行下に移動 B列 の値 集計月 「小計」なら 1行飛ばす 「小計」「空欄」
以外は処理なし 「空欄」なら 次の読取列へ 「空欄」なら 処理を終了 「空欄」以外なら 次の商品名へ ……な、なるほどぉ~……。 (確かに分かりにくい )
2.手作業をそのまま自動化すると大変
2.手作業をそのまま自動化すると大変 1つ飛ばす 読取行から2つ目の セルに「空欄」があ れば次の列へ 読取列から1つ目のセルが 「空欄」だったら終了 1つ飛ばす 1行ずつ読み取る 1行ずつ読み取る
1行ずつ読み取る 繰り返し処理 1行読み取り、読取行を1行下に移動 B列 の値 集計月 「小計」なら 1行飛ばす 「小計」「空欄」 以外は処理なし 「空欄」なら 次の読取列へ 「空欄」なら 処理を終了 「空欄」以外なら 次の商品名へ
3.自動化の難易度を下げるには
3.自動化の難易度を下げるには 機械が読み取りづらいデータの形が原因 • セル結合をしている • データが分断されている • 1セル1データとなっていない • 数値データの欄に⽂字列が含まれている
• スペースや改⾏等で体裁を整えている • 和暦に⻄暦の併記がされている …… など 参考)統計表における機械判読可能なデータ作成に関する表記方法(総務省)
3.自動化の難易度を下げるには 読み取りにくいデータ 読み取りやすいデータ 1行ずつ読み取る 表からデータ数 を取得する 1つ飛ばす 読取行から2つ目 のセルに「空欄」 があれば次の列へ
読取列から1つ目のセルが 「空欄」だったら終了 1つ飛ばす 1行ずつ読み取る 1行ずつ読み取る 1行ずつ読み取る
3.自動化の難易度を下げるには 繰り返し処理(データの数だけ) 1行読み取り、読取行を1行下に移動 表からデータの数を取得 データベース形式 1行ずつ読み取る 表からデータ数を 取得する 処理が簡単になった!
3.自動化の難易度を下げるには 繰り返し処理 1行読み取り、読取行を1行下に移動 B列 の値 集計月 「小計」なら 1行飛ばす 「小計」「空欄」 以外は処理なし
「空欄」なら 次の読取列へ 「空欄」なら 処理を終了 「空欄」以外なら 次の商品名へ 繰り返し処理(データの数だけ) 1行読み取り、読取行を1行下に移動 表からデータの数を取得 読み取りにくいデータ 読み取りやすいデータ 自動化 の 難易度 意外と下がります!
4.データの整理は本当に必要か
4.データの整理は本当に必要か データベース形式 データを整理しておくと… • RPAで処理しやすくなる • 関数で集計しやすくなる • VBAで集計しやすくなる •
ピボットテーブルなどの 機能が使用しやすくなる • BIツールなどでデータ集計 しやすくなる データ活用の 効率が上がる!
5.まとめ
まとめ 1. 自動化では 入力データ で作成の難易度が変わる 2. 入力データは データベース形式 で準備しよう 3.
事前準備として 業務見直し を行うことは 超重要 入力 出力 処理 データベース
ご清聴 ありがとうございました 自動化 しようぜ!