2010 2015 2020 2025 2030 2035 2040 157万人 120万人 (予想) ・・・ 図 エストニアの人口推移 エストニアは人口減少の時代を迎えており、2040年 には1990年比で23.6%減少する見込みである。 人口減少により、国全体の購買力が低下し、世界 から見た市場としての存在感を失う。 外資系企業の撤退、海外投資減少を招き、国内 企業は売上規模や雇用を維持することができず、 若者が国外へ離脱するなど、国家基盤を維持でき ない恐れが生じる。 エストニアの人口減少問題 デジタル上の仮想国民 仮想国民制度によるメリット 国外 エストニア国内 X-Road 移民 外国人 労働者 ・治安の悪化 ・経済格差の顕在・固定化 インフラ、福祉基盤の維持 政策 懸念 ・技術移転問題 ・保険、送金、税務事務の課題 ・不法滞在対策 人口減少に対し、移民または外国人労働者政策が 模索されているものの、受け入れ側の懸念がある。 懸念の多くは、外国人の国内定住が起因の心理・ 社会・実務的事項である。 エストニアでは、デジタル政府の利点を活かし、一定 の審査要件を満たした外国人に対し、国外に居住 しながら、エストニアのデジタルサービスを利用でき る仮想国民(イーレジデンシー)制度を創設した。 仮想国民のメリット オンラインで 法人設立が 可能 居住せず電子 サービスの 利用が可能 電子署名での 契約が可能 (雇用・賃貸) エストニアのメリット 海外投資の 増加 人口増による 国内サービス 市場の活性化 治安対策、 収税、行政 手続き簡略化 現在、151ヵ国・4万人の申請者が集まり、3,500 社以上の起業に繋がっている。 日本からはすでに1,600人以上が仮想国民を取得。 (安倍晋三首相も登録している) あらゆる経済・社会活動がオンライン化され、 居住地・働き方を問わないライフスタイルを獲得 追加投資や治安悪化の懸念なく、人口と投資の 増加を享受できる