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EKSの運用あれこれ バージョンアップ編

 EKSの運用あれこれ バージョンアップ編

2022/6/27(月) AWS好きエンジニア LT会 vol.2 #5

tetsunosato

June 27, 2022
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Transcript

  1. EKS考える事いっぱい • Kubernetesの概念もAWSのベストプラクティスも分かったうえで、適切に組み合わせる必要性 →の割に設計や構築のノウハウがあまり転がってなくて苦労してきた。 • クラスタ構成: シングルクラスタ/マルチクラスタ • データプレーン:EKS on

    EC2 or Fargate • クラスタ(&ネットワーク)構築方法:eksctl、CFn、Terraform etc • バージョンアップ: インプレース/ブルーグリーン • 各種アドオン: どれを採用…? • セキュリティ: マネージドサービスを組み合わせつつどこまでやる…?
  2. バージョンアップ: インプレース or ブルーグリーン インプレースバージョンアップ <メリット> • アップデートの作業が少なくすむ →クラスタが変わらないので、CI/CDツールの設定や 監視ツールのダッシュボードを直さなくてすむ

    <デメリット> • 問題が発生した際にバージョンを戻すことができない • EKSがデフォルトで適用している各種アドオン(KubeProxy等)のバージョンアップを自分たちでやる 必要がある Cluster v1.21 nodegroup v1.22 nodegroup node node node node
  3. バージョンアップ: インプレース or ブルーグリーン ブルーグリーンバージョンアップ <メリット> • 新バージョンの検証を行った上で切り替えることができる • 上手くいかなかった場合に戻せる保険がある

    <デメリット> • 切替手順が複雑 • 旧環境と新環境向けの資材を正しく管理しておく必要がある • クラスタが2つあることによるオペミスが起こりうる Green Cluster Blue Cluster v1.21 nodegroup v1.22 nodegroup node node node node
  4. バージョンアップ: 準備 • バージョンアップ作業でまずやるのが、事前の影響調査&スケジュール検討 <影響調査> • Kubernetes自体のバージョンアップの影響 • 各種機能のα、β、GA、非推奨、廃止の状況を確認。 •

    EKS、eksctl特有の変更要素 • 1.22時点ではまだdocker→containerdへは設定変更が必要。 • 各種アドオンのバージョンアップ要否 • 各種アドオンのインストール手順、リリースノート、変更履歴を漁って、バージョンアップ要否を決める。 →結構インストール手順はころころかわる →入れるアドオンが多ければ多いほどタイヘン • アプリケーションへの影響 • 二重稼働ができないジョブ等が動かない期間に実施(もしくは止める)
  5. バージョンアップ: ブルーグリーン切替手順 正直詳細な手順を書いてもすぐに陳腐化するので、作業者が「バージョンアップ慣れ」することが大事。大体の流れは以下。 • ArgoCD設定エクスポート • Green Cluster向け資材修正 • Green

    Cluster接続環境セットアップ • Cluster&NodeGroup作成 • ArgoCD設定インポート • 必要に応じてアドオン最新バージョンインストール • CI/CD設定変更 • CloudFrontビヘイビア変更 • 監視設定変更